アートメイクは実は簡単に消せるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“アートメイク”について。アートメイクは数年後ならわりと簡単に消せるって…ウソ? ホント? メディカルブローのM.Yosidaさんにお答えいただきます。
Q:アートメイクは数年後ならわりと簡単に消せるってホント?
過去に入れたアートメイクのデザインが古く感じるようになった、アートメイクが変色してきた…などと、アートメイク除去を検討している人も少なくないかもしれません。 実は、アートメイクを除去するには条件があるのだとか。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問をM.Yosidaさんにぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ウソ
「アートメイクを除去したい場合には、いくつかの方法によって消すことができます。しかし、アートメイクに使用されている色素によっては、簡単に消すことができず、除去が困難になることもあります」(M.Yosidaさん・以下「」内同)
アートメイクを除去する方法
レーザー治療
「一般的にアートメイク除去に用いられているのがレーザーです。肌への負担が少なく、落としたい箇所にピンポイントで照射することができます。
しかしながら、レーザー治療ですべてのアートメイクを除去できるわけではありません。色素の色により除去の可否が分かれ、もっとも除去が効果的といわれているのが“青系と黒系の色素”です。1回で除去できる場合もあれば、数回レーザー治療が必要なケースもあります」
切除手術
「レーザー治療が困難な場合には、アートメイクを施した部分を切り取る“切除手術”という方法があります。
レーザー治療とは違い、回数を重ねる必要がありません。さらに、眉毛のアートメイクを除去したい場合には、まぶたのたるみも一緒に取ることもできるので、リフトアップ効果を得られる場合も」
除去液
「アートメイクと同じように専用の針で皮膚に傷をつけ、傷口に除去液を注入して色素を取り除く方法です。
レーザー治療の場合は、赤系の色素を取り除くのが難しいのですが、除去液を使用すれば、赤系の色素も取り除くことができます。しかし、アートメイクで使用される色素とは違って除去液は肌への負担が大きく、炎症を起こしてしまうこともあるため、おすすめはできません」
カラーチェンジ
「アートメイクを除去するのではなく、黒やブラウンのアートメイクの上から肌色の色素を注入して、アートメイクを目立たせなくするという方法もあります。その場で目立たなくなるので、すぐに効果を実感することができます。
ですが、レーザーが反応する色素は黒や青系のため、肌色の色素には反応しません。そのため、肌色の色素は一度入れたらレーザーでは除去できないため、安易に選択せず最終手段とするのがよいでしょう」
Point
◆レーザー治療…落としたい箇所にピンポイントで照射できる。とくに“青系と黒系の色素”に効果的◆切除手術…アートメイクを施した部分を切り取る
◆除去液…専用の針で皮膚に傷をつけ、傷口に除去液を注入して色素を取り除く。肌への負担が大きく炎症を引き起こす恐れがある
◆カラーチェンジ…アートメイクの上から肌色の色素を注入して、アートメイクを目立たせなくする。肌色の色素は一度入れたらレーザーでは除去できないため、安易には選択しないこと
アートメイク施術後すぐの除去
「アートメイク施術後すぐに、デザインが気に入らないからやっぱり消したい…という場合もあるかもしれません。その場合も上記の方法によって消すことは可能。ですがアートメイク直後は肌へ負担がかかっているため、傷口が回復してからでないと除去することはできません。最低でも1か月以上空ける必要があります」
- アートメイク直後は肌への負担が大きいため、傷口が回復してから除去を行う
- 最低でも1か月以上空けること
文/木土さや
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
型にはまらないオーダーメイドな似合わせ眉を得意とし、累計症例数は2500件を超える。
2020年12月にはメディカルブロー最高峰ランクのグランドマスタートレイナーに就任。
数多くの芸能人やVIPの施術も担当するメディカルブローを牽引するトップアーティスト。
メディカルブロー
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