食・レシピ
2016.5.1

トマトも「食べる日焼け止め」だった!シミに強い肌を作る食材5つ

“美白”……。それは、女性にとって永遠のテーマ。日焼け止めをこまめに塗ったり、外出時は欠かさずに日傘をさしたり、毎食後サプリメントを飲んだりと、涙ぐましい努力をしている方も少なくないはず。

では、食事の面ではどうでしょう。何か気を付けていることはありますか? 実は、食材には私たちが思っている以上に、“美白に働きかけるパワー”があるのです。

今回は、ビューティーフードアドバイザーの筆者イチオシの“美白強化食材”を、5つご紹介していきたいと思います。

 

■1:鮭

鮭には、老化の原因となる活性酸素の除去に役立つ“アスタキサンチン”が含まれます。そしてこのアスタキサンチン、ビタミンEの1,000倍もの抗酸化力を持つと言われていることをご存じですか? 加えて、メラニンの生成を抑える働きによって美白効果をもたらすと期待されています。

ただし、焼き過ぎはアスタキサンチンの損失につながるので要注意。皮まで食べて、さらなる美肌効果を狙いましょう。

 

■2:トマト

「美白といったらトマト」というくらい、トマトの美肌効果は有名です。それは、強い抗酸化作用を持ち活性酸素を除去、メラニン色素の生成に必要なチロシナーゼの量を減らすのに有効な“リコピン”を含んでいるから。

リコピンを継続的に摂ると、日焼けによる肌の赤みを抑えるなど”食べる日焼け止め”として働くようになるので、毎日取り入れたいところ。

加熱をしたり、油を使って調理したり、ミキサーで撹拌したりするとより効果的にリコピンを摂取できるようになるので覚えておきましょう。

 

■3:柑橘類

柑橘類もまた、美白に効果的な食べ物だと言えるでしょう。なぜなら、美白に働きかける栄養素・ビタミンCの働きを安定化させる“ビタミンP”が含まれるから。

それだけではなく、ビタミンPは、血行を促進させて新陳代謝を高める働きにも期待されており、「肌の生まれ変わりに大きく関係している」と言うことができます。

しかし、朝の柑橘類の摂取は……、控えたいところ。ビタミンPを含む柑橘類には、“ソラレン”という紫外線の感受性を高める成分が含まれるからです。柑橘類は、紫外線を浴びることの少ない夜に摂り入れると良いでしょう。

 

■4:りんご

りんごに含まれる“りんごポリフェノール”もまた、紫外線によって生成されるシミを抑制する効果があると言われています。それも、紫外線を浴びる前に摂取しておくことがより効果的であるという実験データが(アサヒグループ調べ)。

このりんごポリフェノールは、りんごの皮の部分に多く含まれるので、キレイに洗って皮をむかずに食べることをオススメします。

 

■5:クコの実(ゴジベリー)

最後に紹介するのは、ミランダ・カーも愛食しているスーパーフード“クコの実”。クコの実は、中国原産のナス科の落葉低木クコの木の果実で、強い抗酸化作用を持つことでも知られています。

β-カロテンはもちろん、注目の成分“ゼアキサンチン(カロテノイド)”を含んでおり、色素沈着を防いでシミの予防に役立つと期待されているのです。

ブルーライトを遮光する作用も確認されているそうなので、目の健康が気になる方にも有効です。

 

クコの実以外は、どれも身近な食材でスーパーや青果店でも手軽に購入することができますよね。食材の力も上手に取り入れて、シミを寄せ付けない肌を目指しませんか。

 

初出:美レンジャー  ライター:高木沙織

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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