食・レシピ
2015.1.7

そばorうどん…どっち?身体をみるみる冷やす「陰性食品」リスト

漢方には、“陽性食品”と“陰性食品”というものがあります。陽性食品は身体を温め、冷えを防いでくれるものです。陰性食品は身体を冷やす作用があり、夏や秋に食べると身体の熱を放出して、夏バテを防いでくれます。

一方で、寒い季節は、陰性食品がむくみや代謝低下のもとになることもあります。そのため、できるだけ摂らないようにしたいのですが、1年中食べているものの中には、陰性の性質を多く持つものもあります。

そこで、冬の時期に摂り過ぎは注意したい、陰性食品についてお伝えします。

 

■陰性or陽性どっち!? 似ていても大違いな食品

陰性食品の特徴は、一般的に青・白・緑の食べ物、水分が多い、南国で採れたものというのが挙げられます。では、次の場合はどうでしょうか。

・そばvs.うどん・・・そばは身体を温める陽性食品。うどんは陰性です。

・緑茶vs.紅茶・・・緑茶は陰性食品です。コーヒーも陰性です。陽性の飲み物としては紅茶、ココア、烏龍茶、ハーブティーなどがあります。

・白ワインvs.赤ワイン・・・同じワインでも、白は陰性、赤は陽性の性質になります。ビールは陰性で、ブランデー、梅酒は陽性のお酒だと言えます。

・大根サラダvs.おでんの大根・・・根菜は陽性の食品なのですが、大根は陰性に入ります。陰性の食品でも温めて食べると陰性の性質が減るとされているので、大根は温めて食べると良いでしょう。

 

■陰性を中和する方法

陰性の食品を摂るときは、陽性のものと組み合わせて摂ることで、陰性の性質を中和することができます。

例えばうどんは、ネギや唐辛子などの薬味と一緒に食べたり、緑茶はホットで飲む、白身の魚や脂味の多い肉は、味噌やしょうゆで味付けするなどというようにすると良いです。熱を加え温かい状態で食べるようにしましょう。

 

■スイーツの選び方

小麦粉、牛乳、生クリーム、白砂糖と、多くが陰性の食材でできているのがスイーツ。身体を冷やさない観点からスイーツを選ぶとすると、黒砂糖やハチミツを使用したものやチョコレート系のスイーツを選ぶほうがおすすめです。

さらにフルーツも、パイナップルやマンゴーのような南国のフルーツよりもリンゴ、ぶどう、いちご、ベリー類のほうが、陰性は減るとされています。

 

冷え症や寒がりな方は、知らずに陰性の食べ物を摂り過ぎているのかもしれません。陰性の食品を減らして、身体を内側から温めましょう。

 

初出:美レンジャー  ライター:庄司真紀

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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