アホ毛が発生する原因と対策方法｜ヘアケア＆アレンジ法も

頭からピョンと現れるアホ毛。鏡に映った自分の姿にハッとすることも多いのでは？せっかくスタイリングしたのにアホ毛が出てくると気分が下がりますよね。今回は、アホ毛対策方法と予防するためのケア、そしておすすめグッズをご紹介します。

【原因】アホ毛が発生する理由とは？

「通称“アホ毛”とは、短くて立ってしまっている髪のこと。トップの分け目や顔まわりの生え際から飛び出ていることが多いです。これは、生えかけの短い髪や、痛んで切れて短くなった髪なので、飛び出てしまいやすいのです」（毛利さん）

いくつかの原因が考えられる中、「くせ毛は表面が均一でなく、チリついて見えます。アホ毛は、食生活とホルモン状態に関係があるかも」（伊熊さん）、「生活を見直し栄養を巡らせて」（角さん）とインナーケアに着目。

また、「アホ毛は乾燥しているとさらに目立つから、保湿が必要」（Manaさん）。

【対策方法】アホ毛・浮き毛をおさえるやり方

【1】洗髪後のドライで土台を整える

日々のドライで美しく見える髪の土台を作る
ドライのときに、なるべくキレイな状態にしておくとそのあとのスタイリングも楽になる。洗髪後の開いたキューティクルを早く整える上でも、素早いドライは大切。

【How To】

（1）左右の方向から風を当てる
トップは「十字」を描くように乾かすのがポイント。まずは左方向から風を当て、右方向から風を当てて乾かす。

（2）後ろから風を当てる
半分くらい乾いたら、縦方向に風を当てる。つむじの後ろから風を当て、根元をこすりながら乾かすとふんわり。

（3）表面は45度上から風を当てる
中間～毛先はまとめながら乾かす。最後は冷風にし、髪に対して45度上から風を当ててキューティクルを整える。

【2】毛流れに沿ったドライヤー＋ヘアオイルでスタイリングする

Q.トップのアホ毛を落ち着かせたい。でも、スタイリング剤でベタッとするのはイヤ！
A.ドライヤーを当てる向きでだいぶ抑えられます！

「髪が少し飛び出ているだけで全体の印象がパサついて見えたり、ボサボサとした印象を与えたりするので、抑えてあげる必要があります。コツは、髪を乾かすときのドライヤーの向き。多くの人がドライヤーを前から当てがちですが、そのせいで短い髪は反発して立ち上がりやすくなってしまうのです。ドライヤーを毛流れに沿って当てると、立ち上がりにくくなりますよ」（毛利さん・以下「」内同）

【How To】

（1）アホ毛の根元から濡らす
「スタイリング前の髪が乾いている状態で”アホ毛”が気なる場合は、その部分だけ霧吹きなどで髪の根元からしっかりと濡らしましょう。毛流れのクセがついてしまっているので、しっかりと濡らすのがポイントです」

（2）ドライヤーを毛流れに沿って当てる
「短い髪でも毛流れに沿って乾かすと、浮かずに周りの髪となじみやすくなります。毛流れと同じ方向にドライヤーの風を当てましょう。これだけでアホ毛の立ち上がりがだいぶ収まりますよ」

＼これはNG！／

「ドライヤーを前から当てている人が多いですが、これがアホ毛を立ち上がらせてしまう原因です！」

（3）ヘアオイルをごく少量つける
「浮きやすい髪を自然に抑えるなら、ヘアオイルがおすすめ。このとき使うのは、スタイリング効果の高いヘアオイルがいいです。”アウトバストリートメント”と書いてあるものは髪のダメージ補修効果が高く、”ヘアオイル”と書いてあるものはスタイリング効果が高いので、商品名をチェックしてみて。手のひらにごく少量広げて、毛流れに沿ってなでつけるようにしてください」

「ヘアオイルをたくさんつけてしまうとペタッと潰れやすくなります。もしたくさん取り出してしまった場合は、毛先につけるか、ティッシュオフして、手のひらにほんのりオイルの湿り気があるくらいの量で髪の表面をなでて」

【3】ハードスプレーを使う

＼教えてくれたのは…uka ヘアスタイリスト・製品開発　保科真紀さん／

Q. ダメージのせいでアホ毛が…。どう対処したらいい？
A. 【即効ケア】スタイリング剤を駆使してアホ毛を寝かす

「髪が乾燥して静電気が起こるとアホ毛が目立ちやすくなります。すぐどうにかしたい場合は、キープ力のあるハードスプレーやスティックを使い、気になる部分を押さえて」（保科さん）

コームにハードスプレーを吹きつけ、側面を使ってアホ毛をなでつけるように押さえる。スプレーがつきすぎず、ゴワつかないテク。

【4】スティックやヘアマスカラを使う

＼Zoom／
ヘアセットが終わっても、外出するときには既に、頭のてっぺんから元気よくぴょんぴょんと現れているアホ毛。

＼ブラシやスティックでなでると／

Perfect！

＼こんな使い方も！／
毛先を中心に塗った後、髪全体にもみ込めば、トレンドのウエットスタイルに♪ さらにツヤをプラスしたいときには重ねづけを。

【対策グッズ】外出先でアホ毛をなおせる便利グッズ

【1】SOMEWHERE Gee Stick

「天然由来成分約96％でオーガニック成分も配合されているから、肌についても安心なスタイリング剤。コンパクトサイズで、常にポーチに入れています」（LOAVE トップスタイリスト yokoさん・以下「」内同）

〈レビュー〉
「前髪や後れ毛がパサついてきたりアホ毛が気になったときに、どこにいてもこれでサッと直せて便利。シースルーバングの人には特におすすめです」

【2】ステラシード アハロバター ポイントフィクサージェル

4.5cmの大きめなブラシで、広範囲の髪の毛をしっかりとキャッチ。オーガニックシアバターが配合され、ダメージケアまでもかなう。

＼自然なツヤ感を演出し印象度アップ！／

【3】カネボウ化粧品 ケイト バングスキープフィクサー

マスク着用により、顔上半分への注目度が増していることに着目。湿気が原因の前髪くずれやアホ毛を防ぐ。

＼一度につく液量が多くピタッとまとまる！／

【4】マンダム ルシードエル ＃マルチアレンジスティック エクストラハード

“湿気シールド処方”により、汗や湿気によるヘアスタイルのくずれをしっかりと予防。タイトなスタイリング時に使いたい1品。

＼ガンコなアホ毛も整う高いセット力！／

【5】ホーユー ミュミュ エスティック

ベタつきのないサラサラな使用感。アルガンオイルやヒマワリ種子油などの保湿成分を配合。優しく香り立ち、練り香水としても活躍。

＼何もつけていないかのような軽い仕上がり／

【6】コスメテックスローランド エアリー＆イージースティック ヘアバーム

まとめ髪やふんわりとした濡れ髪も簡単に作れて、ヘアスタイルの幅を広げてくれる。美髪成分配合による、UVカット効果もあり。

＼程よいツヤ感であか抜けた印象に／

【7】アンドハニー メルティ マトメイク スティック スーパーホールド4.0

アホ毛や後れ毛を瞬時に整える、マスカラタイプのジェル。

【8】クラシエホームプロダクツ いち髪 ヘアキープ和草スティック （ナチュラルキープ）

浮き毛や前髪、まとめ髪に直接なでつけて整えるスタイリング＆キープ成分配合のバーム。ベタつかず固まらない質感。スティックタイプなので手を汚さず、ピンポイントで整う。

〈レビュー〉
「もっと重くなるかと思いきや、意外にも使いやすいテクスチャー。うねりで表面がポワポワしていたりアホ毛が出ていたりするのを一瞬で抑えてくれるので、くせ毛の私にぴったり！ 手になじませて後れ毛につけたりもでき、梅雨時期の必須アイテムになりそう」（MINX 銀座店 ディレクター・田中亜樹さん）

【9】MiMC ONE（エムアイエムシーワン） スタイリングハーブバーム

ケアも同時にかなえる、スティックタイプのヘアスタイリングバーム。ブラック＆ブラウンの2タイプは手軽に白髪のカバーができ、クリアタイプはアホ毛を落ち着かせたり、ツヤ出しにおすすめ。ツバキやアルガン、オリーブなどの植物オイルにより、乾燥を防いでくれる。

スタイリングハーブバームの詳細はこちら

【予防方法】アホ毛を出にくくするための方法

【1】うねりケアができるヘアケア商品を使う

毎日のシャンプー＆コンディショナーをうねりケア用に変えること。私自身、その進化に驚かされたのですが、本当にうねうね・チリチリ髪がさらっと仕上がります！

＼ホームケアにおすすめのアイテム／

花王 セグレタ プレミアムスパフォーム シャンプー、同 コンディショナー 

セグレタ プレミアム スパフォーム シャンプーの詳細はこちら

【2】アウトバストリートメントで落ち着かせる

重すぎないオイルでボリュームを抑えましょう。

「大人髪には、質感の軽いものを選ぶのが正解。ナチュラル系のオイルは重くてベタつきを感じる人もいるので、使用量に注意して。ライオン系は艶重視のオイルを。シャンコン後、タオルドライをしてからなじませます」（伊熊さん）

【How To】

（1）広がる内側にしっかり！
少量を手になじませてから、広がりがちなハチ周りの内側に、根元から数cm離してつける。

（2）表面は手のひらで挟んで
オイルを少量、再度手に広げる。両手で毛束を挟み、ハチ下から毛先に滑らせて塗布を。

【3】ブラッシングやマッサージで血流を高める

「短く立ってしまうアホ毛は、ヘアサイクルの乱れから。地肌の血流の滞りや栄養不足が原因なので、ブラッシングやマッサージを習慣にして巡りを良くしましょう」（伊熊さん）

アホ毛・浮き毛をおさえる【ヘアアレンジ】

【1】トップのボリュームでアホ毛を隠す「お団子アレンジ」

【How to】

（1）スタイリング剤をしっかりなじませる
指先でひとすくいしたバームを手のひらにしっかりのばして、フロントからオールバックで毛先までなじませる。パサつきが気になる場合は、バームを一気につけず少量ずつ足していくこと。

（2）ダブルのお団子を作る
顔周りともみあげの毛を残し、ハチラインより上の髪をハーフアップにして毛先を引き抜かない輪結びにする。ハチラインより下は、上の結び目と近い高い位置で同じような輪結びに。襟足のみつかど（襟足の両端のいちばん下がった部分）の毛束を引き出し、後れ毛にする。

（3）トップの毛を引き出す
結び目を押さえながら、トップの毛束をランダムにつまみ出して高さを出す。顔周りやもみあげ、襟足の後れ毛がパサついている場合は、ほんの少しバームをつけた指先でなぞって束感を出して。

＼できあがり／

＼SIDE／

＼BACK／

【2】短くてもOK！ アホ毛やくせ毛を隠す「ハーフアップアレンジ」

【How to】

（1）トップを結ぶ
耳上部分を3等分にして結びます。まずはトップを。

この時、地肌から少し離して結ぶのがポイントです！

（2）両サイドも
残りの両サイドも結びます。

3か所結ぶとこんな感じ。

（3）くるりんぱする
それぞれをくるりんぱします。結び目上部分を、半分に割ったらその間に結んだ毛先を外から内に入れるイメージがくるりんぱ。

（4）3つを結ぶ
それぞれのくるりんぱを少し引き出したらまとめて結びます。

＼できあがり／

＼SIDE／

※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。