ヘアのお悩み
2023.7.14

20代でもスカルプケアをしたほうがいいってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を医師や専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「頭皮」について。20代でもスカルプケアをしたほうがいいってホント? 日華化学株式会社 デミ コスメティクスの藤井義宣さんと菅野麻衣さんにお話を伺いました。

Q:20代でもスカルプケアをしたほうがいいってホント?

最近ではスカルプケアを謳う商品も増え、健康な髪を育むには頭皮環境を整えることが近道だと耳にします。しかし、薄毛や白髪などの悩みがなくても、スカルプケアをしたほうが良いのでしょうか。そこで、この疑問を日華化学株式会社 デミ コスメティクスの藤井義宣さんと菅野麻衣さんに聞いてみました。

A:ホント

「実感がないうちからスカルプケアを取り入れることで 10年後、20年後が確実に変わります」(菅野さん)

スカルプケアは今すぐするべき?

「今悩んでいるという人はもちろんですが、悩みがない人こそ今からはじめるべきです。頭皮は顔や体の肌より鈍感で確認しにくい場所なので、乾燥やトラブルを起こしていても気づいていない人が多いです。現代人は理想的な生活習慣を送っている人というのはそう多くはないと思うので、10年後、20年後に一気に悩みが出てくるなんてことも。最近はヘアカラーもハイトーンカラーがブームで、ハイトーンのかたも増えている印象です。そうすると、頭皮にブリーチやカラー剤が付くこともあるので、頭皮がダメージを受けている可能性も高いです。髪の乾燥やダメージに対してケアはしていても、頭皮まで気にしている人が少ないのが現状だと思います。

ヘアカラーを楽しむのはとても素敵なことですが、同時に髪だけでなく頭皮のケアもしてあげてほしいです。今は悩みがなくても、早い段階からスカルプケアをしていただくのが健康的で美しい髪を保つ秘訣と心得て」(菅野さん)

頭皮タイプによってシャンプーも変えるべき?

「頭皮も顔と同じように肌質があり 乾燥しているタイプ、ベタつきがあるタイプなどタイプがあります。そのため、顔のスキンケアと同じ意識でシャンプーも選んでいただけると良いです。DEMI DO(デミドゥ)では頭皮のタイプに合わせてシャンプーなどスカルプケアが選べるように商品を展開しています」(藤井さん)

「それぞれの頭皮に合ったシャンプーを使えているかいないかでコンディションが違ってきます。頭皮に合うシャンプーを使っていると、皮脂の量を適切に保つことができるようになり、頭皮のコンディションが良くなるため、ヘアセットもしやすくなります。皮脂というのは足りないと乾燥してトラブルのもとになりますし、過多でもべたつきの原因になります。ベストな状態だと、頭皮から出た皮脂が髪を伝って、自然なツヤが出てきます。そのため、シャンプーも頭皮に合ったタイプを選んで、コンディションを整えるようにするのがおすすめです」(菅野さん)

シャンプーはしっかり泡立てないと意味がない?

「汚れを落とすという点だけ考えると、泡立てなくても汚れは落とすことができます。みなさんが普段、メイクを落とすために使っているクレンジングは泡立たないものが多いですよね。それと同じで、泡立たなくても汚れは落ちます。では、なぜシャンプーに泡立つものが多いかというと、摩擦によるダメージを抑えるため。頭皮はゴシゴシ洗ってしまう人も多いので、しっかりシャンプーを泡立ててから摩擦ダメージを与えないように洗うようにしましょう」(藤井さん)

「欧米ではオイルクレンジングなども馴染みがあり、泡で洗うというのは日本人的な感覚とも言えます。クリーム状の泡立たないタイプのシャンプーなどもあるので、泡立てるのが苦手な人はそういったタイプを使用するのも良いかもしれません」(菅野さん)

髪を乾かすこともダメージケアの秘訣

「濡れた状態の髪の毛は繊細で物理的なダメージを受けやすいです。髪が濡れたまま寝てしまうと、枕などで擦れてキューティクルが剥がれ、ダメージの原因になってしまいます。そのため、髪を洗ったあとはしっかり乾かしてダメージを受けにくい状態にしてください」(菅野さん)

日華化学株式会社 デミコスメティクス
化粧品研究部グループリーダー

藤井義宣

日華化学株式会社 デミコスメティクス
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菅野麻衣

文/土屋美緒

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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