黒髪・暗髪×ベリーショート、これで失敗しない!「実例15」
黒髪・暗髪を合わせたベリーショートを『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。短い分黒髪でも重くならず、おしゃれに決まるスタイルです。印象チェンジしたい方にもおすすめです。
「顔型別」に似合う黒髪系ベリーショート【3選】
【1】「丸顔さん」向け黒髪系ベリーショート
Point
長めの前髪は、骨格に合わせて長さを決め、例えば丸顔さんなら、少し長めにカットすると骨格をカバーできます。また、ニュアンスとなる“隠し前髪”を短めに内側につくるのもポイントです。【how to“ベース&カラー”】
えり足ギリギリの長さにカットしたショートヘア。サイドの髪は、耳たぶが出るくらいの長さに設定します。
カラーは無しで、地毛を活かします。
【how to“スタイリング”】
髪を乾かしたら、軽めのソフトワックスやバームワックスをクシャっと揉み込むだけの簡単スタイリング。スタイリング剤は、ツヤ感と束感が出るタイプがおすすめです。
担当サロン:grico(グリコ) 吉塚さとりさん
【2】「丸顔さん・面長さん」向け黒髪系ベリーショート
Point
短めヘアですが、前髪のアレンジで印象チェンジも可能。すっきり見せたいなら、丸顔もカバーできるシースルーに。重めに下ろしたモードっぽい仕上がりは、前髪のクセが気になる人や面長さんにおすすめのスタイリング。【how to“ベース&カラー”】
カットは、耳にかかるギリギリの長さのショートヘアに。えり足は短めにカットし、首長効果を発揮。前髪は、やや長めの目にかかるくらいに切ります。
カラーは、7レベルのオリーブベージュに。赤みをおさえる寒色ながら、くすみ知らずで肌なじみがいいのが特徴。透明感を楽しめ、柔らかさも感じられるヘアカラーです。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを根本からしっかり通すのがポイントで、ツヤをプラスするイメージでワンカール。前髪も根本からアイロンを入れ、ふんわりと立ち上げます。軽めのオイルでツヤ感のある質感に仕上げたら完成。簡単スタイリングなので、朝の時短を求める人はぜひトライを。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデンヨコハマ) 井上珠実さん
【3】「ひし形さん」向け黒髪系ベリーショート
Point
ひし形さんはもともと、黄金比のシルエットなので、顔にそってサイドや後頭部に丸みを出して小顔にみせます。サイドや顔周り、後頭部に段が入り、真ん中にボリュームがでるので、柔らかく見えます。【how to“ベース&カラー”】
ひし形顔さんはシルエットはきれいなので、それに沿ってカットをしていきます。ベースカットは襟足はタイトに、トップにレイヤーを入れてひし形にカット。
カラーは8トーンのグレーアッシュカラーで全体に透明感をだしてくれます。
【how to“スタイリング”】
表面のみ26ミリアイロンで平巻きにまきます。トップの方にボリュームが行きすぎないようにすることがポイントです。スタイリング剤はバームとオイルを混ぜて、全体的に揉み込みながらトップから束間をだします。
担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 鎌倉 彩さん
「前髪あり」黒髪系ベリーショート【4選】
【1】鼻先シースルーバングの色っぽショート
Point
前髪を、長めでシースルーにすることで、色っぽさを感じられるデザインを実現します。また、サイドへの毛流れがあることで、今どきのこなれ感もプラス。暗髪はシックな印象を与えられますが、大人世代に透明感は必須です。【how to“ベース&カラー”】
スタイルのポイントとなる前髪は、鼻先の長さでカット。より薄めのシースルーにカットします。サイドは耳が半分くらい出る長さに設定して、バックに繋げます。
カラーは、6レベルのベージュに。暗めなヘアカラーなので、透明感ベージュをチョイスして。赤みをおさえ、落ち着いた雰囲気をもたらします。
【how to“スタイリング”】
スタイリングは、毛先をストレートアイロンか、32mmのカールアイロンでワンカールするだけの簡単ヘアです。前髪は、乾かすときに、薄めにおろして乾かすとグッド。
最後にオイルを中間から毛先になじませます。オイルは、ツヤ感UPにもなるのでやや重めを選んで。
担当サロン:MINX harajuku(ミンクス ハラジュク) 須藤叶也さん
【2】長め前髪のすっきりマッシュショート
Point
耳にかければすっきり凛とした表情になり、印象をコントロールすることができます。前髪を長めにしているため、マッシュラインでも幼く見えません。また、えり足は、首に添わせて馴染むようにカットするのがポイントで、横顔美人を叶えます。【how to“ベース&カラー”】
カットベースはマッシュショート。トップにレイヤーを入れます。顔まわりを骨格に合わせてカットすることで、顔型を問わないマルチデザインです。前髪は、長めのシースルーバングに。
カラーは、8レベルのアッシュブラウンをチョイス。髪の赤みを消しながら、透明感のある髪色に。自然光に当たった時の透け感が秀逸です。
【how to“スタイリング”】
髪を乾かし、前髪とトップの髪をストレートアイロンで軽く内巻きに。毛先にカールが出るように巻くのがコツ。ツヤ感と束感を出すスタイリングバームをえり足から、サイドの毛先、全体、前髪の順番でつけたら完成です。
担当サロン:apish kokubunji (アピッシュ コクブンジ) 長谷川祐三さん
【3】おでこを少し出したウザバンのコンパクトショート
Point
おしゃれポイントは、長め前髪とカットラインを残している点。クールな印象で、ちょっぴり個性的なところも◯。【how to“ベース&カラー”】
前髪は目にかかる長めでカット。えり足はハイグラデーションの上にグラデーションを重ね、丸みのあるラインをつくります。サイドは頬の長さにカット。全体的にライン感を出すようにするのがポイントです。
カラーは、5レベルのグレーアッシュに。自然光に当たった時の透明感が秀逸で、赤みやオレンジっぽさを完全に消したい人におすすめ。
【how to“スタイリング”】
クセが気になる人はストレートアイロンをさらっと通してから、ジェルを全体的になじませウェット質感をつくります。ジェルは固まらないタイプがおすすめ。タイトに仕上げて、前髪は少しほぐすようにつまみ、パラっと下ろすとこなれ感がプラスされます。
担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン) 和田流星さん
【4】オン眉バングの個性的で可愛いベリーショート
Point
お洒落上級者におすすめで、ウェットでタイトな仕上がりが魅力です。前髪などの部分使いにジェルを取り入れてみて。【how to“カット”】
えり足ギリギリに長さでカットしたマッシュショート。全体に動きが出るようにレイヤーを入れます。しっかりおでこを出したオン眉バングは、ややラウンド状にカットします。
【how to“スタイリング”】
全体をオールバックに乾かし、前髪ともみ上げは細い毛束を取り、ストレートアイロンでゆるめに巻きます。前髪はフルバングで下ろすとキュートな印象になるため、やや上げることで大人らしさを演出。この秋、ウェットな質感をつくるならジェルがイチオシ。ジェルといっても、固まるタイプではなく“みずみずしい質感”になるタイプを選んで。根元付近からつけてコームでタイトにしてから、前髪ともみ上げをつまんで引き出し整えたら完成です。
担当サロン:Laf from GARDEN (ラフ フロムガーデン) 津田恵さん
「前髪なし」黒髪系ベリーショート【2選】
【1】センターパートのハンサムショート
Point
柔らかな丸みを描く重めのAラインシルエットと、センターパートの前髪が醸し出す中性的な雰囲気が魅力。あえての黒髪でピュアさを、ちょいウエットな質感でこなれ感を。〈カット〉
丸みのあるフォルムのショートがべース。前髪~サイドがつながるようにレイヤーを入れる。
〈パーマ〉
硬いorぺったりしやすい髪質の場合、ワンカールのパーマをかけるとスタイリングが楽に。
〈スタイリング〉
クールな印象のショートヘアだけれど、ゆるっと流れる前髪の隙間から見える横顔が色っぽい。 26mmのコテで毛流れに丸みをつけるように内巻きにして、軽め質感のオイルをなじませてツヤをON。
SIDE
BACK
担当サロン:FILMS Tamachi Shibaura 影山夏美さん
【2】面長カバーが叶う立ち上げ前髪のショート
Point
前髪を立ち上げて乾かすのですが、トップに高さを出し過ぎるのはNGなのが面長さんなので、立ち上げたら根元以外は抑えて目尻に沿わせる。【how to“カット”】
顔周りは、目にかかる長さでラウンドしてカット。癖を活かしたいのでテンションをかけずに(引っ張らない)でカット。ボリューム感を残したいので毛先を中心に軽く。
【how to“スタイリング”】
ワックスをもみ込んで、癖を活かしてたら目の荒いコームで梳かして整える。この時、癖を活かしつつ整えることがポイント。
担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 森谷やよいさん
「パーマ」動きのある黒髪系ベリーショート【3選】
【1】暗髪に良く合うS字カールパーマのショート
Point
可愛さとキリッとしたかっこよさを兼ね備えたこちらのショートウルフ。シャープなフェイスラインをより引き立てるデザインで、S字カールのパーマが顔まわりのニュアンスをつくります。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、ワンレングスボブ。アンダーは低めに、トップにはウルフっぽいレイヤーを入れます。前髪は、目の下2cmで長めにカットします。
カラーは、6レベルのナチュラルブラウンに。ほんのりブラウン味が出るカラーで、パーマの質感をキレイに見せることができます。また、暖色にすることで女性らしさをプラス。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、S字ウェーブになるよう20〜23mmのロッドをメインに、スパイラル巻きにします。コールドパーマなので、抜け感のあるナチュラルな仕上がりに。スタイリングは、パーマのカール感が出るクリームワックスがおすすめ。オールバックにかきあげるようになじませたら、指先でカールを散らすようにセットしたら完成です。
担当サロン:GARDEN ginza (ガーデンギンザ) 金澤侑さん
【2】前髪パーマのお悩み解消ショート
Point
ペタンとしがちな方は、前髪にパーマをかけて、毛流れを作る事で、柔らかさとボリュームが出たスタイルに。ニュアンスを出して、子どもっぽくならないようにしてます。【how to“ベース&カラー”】
襟足、耳周りまわりをスッキリ短めにしたショートスタイル。前髪のみに、パーマをかけて毛先に流れを出しています。そうするだけでもボリュームアップしたような、シルエットがきれいなショートができます。
全体は、7トーンのココアブラウンで染めてます。暗髪ですが、落ち着いた大人っぽさには◎。
【how to“スタイリング”】
全体を水でぬらし、ドライヤーで分け目がつかないようにか乾かします。バームをパール1つ分位取り、手のひらによく伸ばしてから、髪全体になじませて完成です。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
【3】ゆるめパーマの柔らか質感ショート
Point
ヘア全体にゆるめのパーマをすると簡単にスタイリングが出来る。パーマスタイルは顔型とも相性抜群。【how to“カット”】
目にかかる長さにカットした長めの前髪にカット。クシャッと動くようにしたいので毛先は軽めに。高さが出るようにレイヤーカットで表面に動きが出るようにカット。分け目を変えてデコ出しもできる。
【how to“スタイリング”】
根元を立ち上げて乾かしたら、毛束感を出しながらワックスを揉み込む。外ハネも作るとバランスが◎。
担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 森谷やよいさん
「ストレート」ちょっぴりモードな黒髪系ベリーショート【3選】
【1】ミニマムシルエットがおしゃれなハンサムショート
Point
凛とした芯のある女性を連想させるショートヘア。えり足はすっきり短くした方が、コンパクトにまとまり可愛くなります。【how to“ベース&カラー”】
カットは、サイドグラデーションがベース。サイドは、耳たぶが隠れるギリギリの長さに設定し、えり足は短めにします。
カラーは、4レベルのオリーブグレージュに。5レベルと4レベルの薬剤をミックスするのがポイント。発色がキレイになり、地毛感とは違った柔らかさと透明感を感じられます。
【how to“スタイリング”】
全体にオイルを軽くつけてから乾かします。ドライ後、ツヤ感を出すヘアバームをつけたらコームスルーを。タイトに仕上げつつ、キレイな面をつくります。最後に顔まわりの髪をほぐし、毛束のニュアンスを整えたら完成です。くせ毛や硬毛の人は、コスメストレートなどをかけても。
担当サロン:S.HAIR SALON(エス) 古谷貴洋さん
【2】ストレートが魅力のほの甘ショート
Point
目幅の前髪からサイドにつなげてこめかみを隠すと、顔周りがひし形になり、小顔に見える。厚めのバングで耳かけしてもラインがくずれないのも◎。〈カット〉
目の上の高さからのマッシュべース。サイドバングからサイドになめらかに前上がりにつなげることと、襟足をギリギリまで詰めることで全体的に丸いシルエットに。
〈スタイリング〉
アイロンで毛先に流れをつけ、オイルで前髪に束感を出したら完成。ストレート向き。
SIDE
BACK
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデンヨコハマ) 井上珠実さん
【3】グロッシーな大人のショート
Point
アイロン無しでスタイリング剤をなじませるだけで完成する簡単ヘアも嬉しいポイント。また、耳まわりがスッキリしているので、イヤーアクセ映えもします。【how to“ベース&カラー”】
グラデーションベースの丸みショート。ツヤ感を出すため、ノンレイヤースタイルに仕上げています。前髪は目ギリギリの長さで、バランスよく透けるよう狭めに設定します。
カラーは、ツヤ感と柔らかさを表現するトパーズブラウンに。落ち着いた色味で暖かみを感じるので冬にもオススメのカラーリングです。
【how to“スタイリング”】
髪を乾かし、オイル、もしくはヘアバームをなじませます。ウェットな質感にするとツヤ感が出ておしゃれに。全体の質感が同じになるようにつけるとグッド。よりツヤ感や後頭部の丸みが欲しい場合は、ストレートアイロンをさらっと通しても◯。
担当サロン:S.HAIRSALON kitahama(エス ヘアサロン キタハマ) 石塚大輔さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。