ヘアスタイル・髪型
2024.5.30

直毛さんのパーマを長持ちさせる方法とおすすめスタイル【11選】

直毛さんでもパーマってかかる?パーマが取れやすい原因や対策を掲載。パーマがかかったおすすめの髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

直毛さんはパーマがかかりにくい?

Nicomaria from ZACC スタイリスト

清左洋一(せいざ よういち)さん

「確かに、かかりにくい髪質というのはあります。ですが、ハイダメージを負っている髪でない限り、基本的にパーマがかからない髪はありません。太い毛でも猫毛でも、パーマのかけ方やパーマ剤の強さを調整すれば大丈夫! ぜひ美容師に相談してみてください」(清左さん)

パーマが取れやすい原因「3つ」

LETTER hiroshima代表 /トップスタイリスト

平岡 健太さん

【1】髪を下に引っ張って乾かしてしまっている
「パーマヘアを乾かすときに、下に引っ張ってしまうのはNGです。下に引っ張ることでパーマが伸びてしまい取れやすくなってしまうので注意しましょう。乾かす場合は、髪を持ち上げるように意識すると良いですよ」(平岡さん・以下「」内同)

【2】そもそもかかっていない
「通常しっかりとかけたパーマは簡単には取れません。1~2日や1週間~2週間でスタイルを再現できないようになるのであれば、そもそもパーマがかかっていない可能性が高いです。その場合は、すぐに担当した美容師さんに相談してやり直すことをおすすめします」

【3】2か月程度でパーマはゆるくなる
「1度かけたパーマは取れることはありません。しかし、通常2か月程度でゆるくはなってきます。かけ直す頻度としては、パーマをかけた部分をカットするのであれば、2か月後にパーマチェンジでもいいでしょう。

また、そのまま髪を伸ばしていきたいという場合は、持ちの良いデジタルパーマがおすすめ。これからどのようなスタイルにしていきたいのかが、パーマの種類の選び方のポイントです」

パーマを長持ちさせる方法「4つ」

HAIR SALON FOCUS マネージャー

篠塚 純さん

【1】定期的にパーマをかけなおす

「1か月に1回はヘアサロンでメンテナンスをすることをおすすめしています。」(篠塚さん・以下「」内同)

【2】パーマをかけた当日のシャンプーは注意する

「自宅でシャンプーをする場合は、スタイリング剤を落とす程度に軽くシャンプーをし、お風呂から出たら濡れたまま放置せずに、すぐにドライヤーで髪を乾かせば大丈夫ですよ」

【3】ヘアケア用品を変えてみる

Nicomaria from ZACC スタイリスト

清左洋一(せいざ よういち)さん

「シャンプーやコンディショナーには”パーマヘア用”というものが出ていますので、そういったものを使うだけでも変わります。トリートメントをダメージヘア用に替えてもいいと思います。」(清左さん)

【4】タオルドライをしっかりする

LETTER hiroshima代表 /トップスタイリスト

平岡 健太さん

パーマをキープするためのスタイリングのポイントは、一般的なコールドパーマの場合は濡れた状態でしっかりタオルドライすることが大切です。タオルドライ後は、スタイリング剤をつけて自然乾燥しましょう。

「ショート」のパーマスタイル【3選】

【1】毛先を動かした色っぽスタイル

Point

カットは、襟足1cm、サイドの長さは耳下、前髪は鼻下の長さでグラデーションに。トップにはレイヤーを入れつつ、アウトラインには重さを残して外人っぽく仕上げます。


【how to“カラー”】
ハイライトを入れ、ヘーゼルベージュをオンカラー。ハイライトは、表面5mmを外し、トップメインで入れて、パーマの動きを活かすように。ヘーゼルベージュは、寒色でもまろやかな柔らかさが特徴。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜38mmのロッドを使います。毛先のラフな外ハネは、ねじって逆巻に。全体は、太めのロッドで平巻きにします。

スタイリング剤は、ややドライなワックスを選びます。中間から毛先にセット剤を馴染ませたら、弱風のドライヤーで、手を振って、髪を散らすイメージでスタイリングします。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

【2】可愛さとかっこよさを出したウルフスタイル

Point

カットベースは、ワンレングスボブ。アンダーは低めに、トップにはウルフっぽいレイヤーを入れます。前髪は、目の下2cmで長めにカットします。


【how to“カラー”】
カラーは、6レベルのナチュラルブラウンに。ほんのりブラウン味が出るカラーで、パーマの質感をキレイに見せることができます。また、暖色にすることで女性らしさをプラス。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、S字ウェーブになるよう20〜23mmのロッドをメインに、スパイラル巻きにします。コールドパーマなので、抜け感のあるナチュラルな仕上がりに。
スタイリングは、パーマのカール感が出るクリームワックスがおすすめ。オールバックにかきあげるようになじませたら、指先でカールを散らすようにセットしたら完成です。

担当サロン:GARDEN ginza(ガーデンギンザ) 金澤侑さん

【3】うざバングとカラーで柔らか質感スタイル

Point

ローレイヤーでカットしたショートスタイルがベース。前髪は長めのウザバングに。えり足は、丸みのあるフォルムに対して、程よく締める長さでカットします。


【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのアッシュをセレクト。透明感があり、外国人の地毛のような柔らかい質感を醸し出します。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、23〜27mmのロッドを使い、ワンカールの緩めにかけます。スタイリングは、ドライ後、バーム系のワックスをクシュっと揉み込むだけ。簡単でお洒落にキマります。スタイリング剤は、ややセット力があるタイプを選んで。

担当サロン:grico(グリコ) 寺尾フミヤさん

「ボブ」のパーマスタイル【3選】

【1】ウルフっぽい動きをふんわりさせたスタイル

Point

カットベースは、肩の長さで前上がりのボブに。中間からトップにレイヤーを入れて動きを出し、アンダーはグラデーションで重さを残し、ウルフでも今っぽい表情に。前髪は、目にかかる長さで流しやすいようにつくります。


【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのグレーベージュをチョイス。グレーとベージュのいいとこどりで、ヘアスタイルの柔らかい雰囲気をさらに引き立てる髪色に。赤みもおさえられ、色落ちしてもキレイな色をキープできます。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、毛先から平巻きで2回転巻きます。17〜26mmのロッドを使い、髪の長さに合わせてロッドを選びます。

スタイリングは、8割ほど乾いた状態で、ツヤを与えるミルクバームを毛先から揉み込むだけの簡単ヘア。最後に動きを出しながら、全体のバランスを整えたら完成です。

担当サロン:TORA by grico(トラバイグリコ) バタコさん

【2】ゆるふわとウザバングスタイル

Point

カットベースは、あご下1cmの切りっぱなしボブ。顔まわりにレイヤーを入れて動きを出しやすくします。前髪は、目下ラインの長めでカットし、ラウンドっぽく繋げます。


【how to“カラー”】
カラーは、10レベルのラベンダーベージュをチョイス。ベージュ系と青紫をMIXし、温かみがあり透明感のある仕上がりに。色落ちした時に黄色くならないのもグッド。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、26〜32mmのロッドで毛先から中間まで平巻きにすることで、ボリューミーにならずにゆるめのウェーブ感を叶えます。前髪は、太めのロッドで、根本まで巻き込みます。

スタイリングは、8割ほど乾かしてから、ミルクバームを揉み込むだけの簡単ヘア。スタイリング剤は、バームやジェリータイプなど、程よいセット力があるタイプを選んで。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

【3】オン眉の重めスタイル

Point

サイドの長さを耳下に設定したショートボブ。えり足はグラデーションを、トップにはデザインレイヤーを入れます。前髪は、オン眉でラウンド状にカット。


【how to“カラー”】
カラーは、ツヤ感と温かみのあるピンクベージュを。表情を明るく見せ、顔色も映えるカラーリングです。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、17〜23mmのロッドを使い、ワンカール〜ワンカール強で。トップは根本まで巻き、ボリュームを出しやすくします。パーマ剤は、ゆるめのコスメパーマでダメージレスに。

スタイリングは、ドライな状態にバームミルクを50円玉サイズ、手にムラなく伸ばし、後ろから全体に揉み込みます。大きめにくしゃっと動かすとパーマのニュアンスが可愛く仕上がります。

担当サロン:TORA by grico(トラバイグリコ) バタコさん

「ミディアム」のパーマスタイル【2選】

【1】多毛さんでも重めニュアンススタイル

Point

カットは、鎖骨ラインでグラデーションスタイルに。トップにのみレイヤーを入れ、さらにスライドカットで浮遊感をプラスします。前髪は、リップラインを基本に、丸顔さんは長め、面長さんなら短めと骨格に合わせてカットします。


【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのココナッツベージュに。ベージュの柔らかさに加えて、しっとりとした質感で深みがある色味です。赤みをおさえたニュートラル色なので、アッシュからのカラーチェンジにもぴったり。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、26〜38mmのロッドを使い、毛先から2回転の平巻きに。トップのみ、根元まで巻き込むことでふんわりとした柔らかいカールを叶えます。

スタイリングは、ソフトワックスにオイルを少し混ぜ、中間から毛先に揉み込みます。オイルをMIXすることで、ツヤ感とゆるっとしたニュアンスが出しやすくなります。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

【2】伸ばしかけが可愛いしゃれ感スタイル

Point

ベースは鎖骨ラインでカットし、ローレイヤーを入れます。さらに、独立したデザインレイヤーを入れ、こなれ感のある動きを演出。前髪は、間引くイメージで薄めに。


【how to“カラー”】
カラーは、9レベルのミントアッシュをチョイス。アッシュよりも透明感があり、落ち着いたトーンで涼しげな印象を与えます。濡れ感スタイリングともベストマッチです。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは23〜30mmのロッドで毛先を1回転半の平巻きに。トップのデザインレイヤーのみ、根元まで巻き込んでパーマをかけます。硬毛さんには柔らかさを、軟毛さんにはふんわり感を与えてくれます。

スタイリングは、髪を8割ほど乾かしたら、保湿力のあるオイルを全体になじませます。最後に、ドライな質感をつくるシーソルトスプレーを重ね、おしゃれな質感にするのがポイントです。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

「セミロング~ロング」のパーマスタイル【3選】

【1】ゆるパーマの抜け感スタイル

Point

全体を胸上の長さでグラデーションにカット。パーマの動きが出やすいようにトップのみにレイヤーを入れます。前髪は、あご下3cmで長めに薄くつくります。


【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのラベージュカラーに。グレージュにラベンダーをMIXしたヘアカラーは、透明感のある上品な印象で、大人女性におすすめ。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、32〜38mmのロッドで中間から毛先を平巻きに。トップは根本まで巻き込みます。前髪は、中間からリバースに巻きます。

スタイリングは、8割ほど乾かしてから、しっとりタイプのオイルを馴染ませ、最後にシーソルトスプレー(ドライな質感をつくる)で動きを出します。セミセットな今っぽい質感を目指して。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

【2】クセを活かした甘め柔らかスタイル

Point

胸くらい長さでカットし、全体的にグラデーション、顔まわりにレイヤーを入れます。前髪は、リップラインからあごにかけてラウンドさせて切ることで、動きのある表情に。


【how to“カラー”】
カラーは、12レベルのマスタードベージュをセレクト。黄色味をあえて加え、肌写りがよく、こなれ感のあるお洒落カラーに仕上げます。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、32〜40mmのロッドを使い、毛先から根本までの平巻きに。前髪は、太めのロッドでリバースに巻きます。

スタイリングは、髪が乾いた状態でドライな質感のフォームを毛先から持ち上げるように馴染ませるだけ。くしゃくしゃと揉みこんで、カールを整えたら完成です。

担当サロン:grico(グリコ) 吉塚さとりさん

【3】パーマで柔らかい雰囲気を出したスタイル

Point

ベースカットは、鎖骨下のワンレングス。表面から中間にレイヤーを入れ、動きを出しやすくします。前髪は、眉下の長さで、やや幅広に。サイドにかけてラウンドさせてカットします。


【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのアッシュベージュに。赤みやオレンジっぽさを打ち消す人気色で、動きのあるスタイルと好相性。透明感も特徴で、色が落ちてもキレイな色が持続します。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜26mmのロッドを使い、毛先から2回転半巻き込み、コールドパーマをかけます。

スタイリングは、毛先は少しウェットな状態まで乾かしたら、スタイリング剤を揉み込みます。動きを出しつつツヤ感も欲しいので、ヘアオイルとクリームワックスを混ぜたものを、しっかり手の平に伸ばしてからつけて。前髪は、ブローもしくは、アイロン仕上げでも。

担当サロン:TORA by grico(トラバイグリコ) バタコさん

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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