パーマのかけ直しのタイミングは2か月に1度がいいってホント? 髪のプロに真相を直撃【美容の常識ウソ?ホント?】
A:ホントです。
「とはいえ、パーマのかけ直しが2か月に1度がいいというのは、“パーマがとれてくるから”とか“髪が傷むから”が理由ではありません。たとえば、熱を加えるデジタルパーマなどでしたら2か月以上持ちます。でも、2か月くらいすると、髪が伸びて、ヘアスタイルが崩れてきてしまうのです。なので、髪型や髪質にもよりますが、スタイルの点から見て、パーマをかけ直すタイミングは2か月後くらいがいいといわれています。また、ショートヘアなど短い人は比較的早くヘアスタイルが崩れてくるので、パーマをかける間隔もその分短くなると思います」(清左洋一 氏・以下「」内同)
とれかけでボサボサ。ボサボサパーマを復活させる方法は?
「パーマにはスタイリング剤の使用が必須です。その際、パーマの残り具合で硬さやテクスチャーなど選んでみてください。」
・比較的パーマが残っている場合
あまり固まらないクリームタイプなど
・パーマの残りが少ない場合
キープ力強めのムースワックスやワックスなど
「タイプや機能の違う2種類のスタイリング剤を持っているといいでしょう。加えて、保湿系のケア剤も併用してください。また、“ボサボサ”の理由をパーマのせいだと思っている方がいますが、そのボサボサはホームケアをしっかりしていないからかもしれません。パーマをかけているときは自宅でのケアをていねいに行いましょう。」
パーマがとれかけてボサボサ……具体的にどんなケアをすればいいの?
「シャンプーやコンディショナーには”パーマヘア用”というものが出ていますので、そういったものを使うだけでも変わります。トリートメントをダメージヘア用に替えてもいいと思います。その他の方法として、カットをするとパーマが復活することもありますよ。たとえばウエーブヘアの場合、重さでパーマが伸びてしまうこともあるので、少しカットして軽さを出すだけで復活します」
パーマの残り具合って素人はどう判断したらいい?
「目安としては、もともとS状のようだったウエーブがC状に伸びてきたり、C状だったカールがJ状のようにゆるくなってきたら、かけ直しの時期と思っていいでしょう。スタイルにもよりますが、欲しいところに欲しいカールがなくなればタイミングですね。根元のボリュームが欲しい人は、J状になったらかけ直したほうがいいかな」
パーマがかかりにくい髪質ってあるの?
「確かに、かかりにくい髪質というのはあります。ですが、ハイダメージを負っている髪でない限り、基本的にパーマがかからない髪はありません。太い毛でも猫毛でも、パーマのかけ方やパーマ剤の強さを調整すれば大丈夫! ぜひ美容師に相談してみてください」

■Nicomaria from ZACC
文/野邑みえ(all the way)
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