ヘアアレンジ・髪型
2021.4.24

【基本~応用】女性のオールバック、色っぽ&かっこいいアレンジのやり方

ハンサムおしゃれが叶う女性のオールバック。女性の場合、きっちり固めるのではなく、程よくふんわり感を出すのがポイントです。基本のやり方とアレンジ、『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルをご紹介します。

女性のオールバックの【魅力3つ】

  • 色っぽさとハンサムさが叶うヘアスタイル。
  • ウェットな質感とクールな印象のオールバックはおしゃれ感を底上げ。
  • おでこや顔まわりをしっかり出すのでハードルが高そうに見えますが、実はチャレンジしやすいデザイン。

【基本】の女性のオールバックのやり方2つ

【1】ダウンスタイルのオールバック

ヘアサロンchobbi スタイリスト

wacoさん

Point

「かっちり固めたオールバックは色気不足になるので、トップはふんわりとさせながら後ろに流すようにしています。直毛すぎて動きが出にくい髪質ですが、スタイリング剤とドライヤーがあれば、オールバックは可能!」(wacoさん/以下「」内同)

STEP1:髪全体にバームとオイルを混ぜてなじませる
「髪に動きをつけやすくするために、バームとオイルを1:1で混ぜたスタイリング剤を全体になじませます。オイルだけだとバーコードのように髪が割れてしまいやすいので、ワックスを混ぜて、ツヤと毛束感を出します」

STEP2:毛先を内巻きにして女らしさを出す
「オールバックは襟足部分がくびれていて毛先が外ハネになるのが一般的ですが、女らしさを出すために、私は毛先を軽く内巻きに。コテで手首を返すくらい、軽く巻いて、柔らかな印象にします」

STEP3:ドライヤーでしっかりとオールバックに
「手ぐしで前髪とサイドの髪を後ろにとかしながら、ドライヤーを当ててオールバックのスタイルに。仕上げに冷風を当てると、しっかり後ろに流れます」

STEP4:もみあげを出して色っぽさのエッセンスに
「サイドの髪を全部後ろに流すとすっきりとしますが、髪が少し耳にかかるだけで色気も出る気が。少しだけ毛束を耳前に持ってきます」

STEP5:トップのふわふわとした毛を抑える
「トップからふわふわと飛び出す毛は抑えた方がすっきりと見えるので、マスカラ型のジェルでピンポイントに抑えていきます」

完成。ふんわりとしたトップと内巻きの毛先で、柔らかなオールバックスタイルに。バームとオイルで出したツヤ感と動きのあるスタイルが、女性らしさをバックアップ。

\使用アイテム/

右/「トリートメント効果が高く、ベタつかずまとまりの良い髪に」
リッカ リレイ トリートメントバーム

価格容量
¥2,750(税込) 40g

左/「キレイなツヤを与えてくれるオイル」
Dr.Jr.イフイング TOKIO IE OUTOKARAMI PLATINUM OIL. TREATMENT

価格容量
¥3,520(税込) 100ml

「固まらないのに髪の浮きを抑えられるマスカラ型のヘアジェル。ピンポイントに髪を抑えるのにとっても便利です」
ミルボン エルジューダ ポイントケアスティック

価格容量
¥1,650(税込) 15ml

【2】まとめ髪のオールバック

tricca Daikanyama トップスタイリスト

小走祥菜さん

\How to/

STEP1:前髪~後頭部にミックスしたグリースとオイル
「短い髪をすっきりとひとまとめにするために、メンズ用のグリースに、ヘアオイルを1:1で混ぜ合わせたスタイリング剤を使います。グリースはメンズ用ですが、ホールド力が高くてツヤ感も出るので、今っぽい質感を作るのにぴったり。ヘアオイルを加えると、髪になじませやすくなります」(小走さん・以下「」内同)

STEP2:前髪にスタイリング剤をなでつけてオールバックに
「STEP1で混ぜ合わせたグリースとヘアオイルを手のひらに広げ、前髪をかきあげてからなでつけます」

STEP3:後頭部の髪にはもみこんでふわっとさせる
「STEP2で手のひらに残ったスタイリング剤を、後頭部にもつけます。後頭部はペタッとさせたくないので、もみこむようにつけて、ふわっとさせます」

STEP4:もみあげを出して女らしく
「髪をひとまとめに結ぶ前に、もみあげを少し出しておきます。これがタイトなオールバックでも女らしくさせるコツです」

STEP5:結んだ毛先にバームで動きを出す
「髪をヘアゴムでひとまとめに結んだら、毛先にバームをつけて動きを出します。手のひらにバームを広げ、片手で結び目を押さえて、もう片方の手で毛先を握るようにもみ込みます」

完成。
程よいウェット感と、もみあげのおくれ毛が女らしい。クセ毛で広がりやすい髪質とは思えない、すっきりとしたマニッシュなひとまとめ髪に。

サイドから見ると…
後頭部はグリースとヘアオイルを混ぜたスタイリング剤をもみこんでふわっとさせたおかげで、立体感のある仕上がりに。 短い前髪が少し浮いても、グリースのホールド力でくずれ落ちる心配はナシ。

\使用アイテム/

右:メンズ用のグリース。ホールド力が高いのにかっちりと固まらないから扱いやすい。
アリミノ メン フリーズキープ グリース

価格容量
¥2,200(税込) 100g

左/:サラっとなじみが良く、ベタつかないのにツヤが出るオイル。ここでは、グリースをのばしやすくする役割も。
ナプラ N. ポリッシュオイル

価格容量
¥3,740(税込) 150ml

「レングス別」女性のオールバック【2選】

【1】ダークなヘアカラーと相性抜群!オールバック「ボブ」

【how to“ベース&カラー”】

  1. アゴよりやや長めのワンレングスボブでカット。レイヤーは入れずに、切りっぱなしのおしゃれな質感を活かす。
  2. 前髪は頬骨くらいの長さで、かき上げも下ろしもできるようにする。
  3. カラーリングは、太陽の光に当たるとほんのり透ける5レベルのブラウンアッシュに。伸びた時に根元が気にならなのもメリット。

【how to“スタイリング”】

  1. 前髪が立ち上がるようドライヤーの風でオールバックに乾かす。
  2. ドライ後、ストレートアイロンでサラっと外ハネにする程度に伸ばすだけ。外ハネにし過ぎないのがポイント。
  3. 最後にウェットな質感に仕上がるヘアオイルを全体にしっかり馴染ませ手ぐしでオールバックに。ルーズな毛束感を調整すれば、クールで今っぽボブの出来上がり。根元にはオイルをつけないように注意して。

担当サロン:drive for garden( ドライブフォーガーデン) 吉田有花さん

 

【2】クールに決まるオールバック「ロング」


【how to“ベース&カラー”】

  1. ベースをワンレングスでカットしたら、低めにレイヤーを入れる。毛量調整は毛先の厚みを残しながら、内側を中心に行う。
  2. 前髪はサイドより短めにカットして、やや軽い印象に。ふわっと7:3くらいのパートで分けてもいいし、オールバックにしても決まるデザイン。
  3. カラーは自然なメリハリをつけるハイライトを細かく全体的に入れた後、10レベルのスモーキーベージュを重ねる。赤味を抑えるカーキ系で、透明感のある仕上がりになっている。

【how to“スタイリング”】
  1. 根元に空気感が出るように全体を乾かす。
  2. ドライ後34mmの太めアイロンで、ランダムに内+外カールを巻いて大きく緩やかなウェーブ感を作る。
  3. スタイリング剤は、ツヤ感と束感を作るオイルワックス、もしくはクリームワックスを塗布してセミウェットな質感で色っぽい仕上がりに。ナチュラルな女性らしい雰囲気にするなら前髪を7:3に分けて。クールに決めたいならオールバックがオススメ。

担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 石見優衣さん

 

簡単にオールバック風を楽しめる「アレンジ」【5選】

【1】コームでできるオールバック風

\How to/

  1. 少量のソフトワックスを手に広げ、前髪をかきあげる。
  2. シンプルなコームで、髪が落ちてこないようにセンターから適当に留める。こめかみ部分は髪で隠すのが素敵に見えるコツ。


【2】オールバック風きちんとポニー

人気ヘアスタグラマー

玉村麻衣子さん

Point

シンプルなひとつ結びは、前髪も上げてオールバック風にして顔周りを明るく、清潔感&信頼感を意識して。

\玉村さんのヘアアレンジのコツ/
「耳辺りから毛先までを緩く巻いておくと、アレンジした際に柔らかいニュアンスのある仕上がりに。1本結びでもこなれて見えます」(玉村さん)

\How to/

STEP1:手ぐしでざっくり髪をまとめ、落ち着き感のある耳くらいの高さでひとつ結びに。ゴムを隠すように毛束を巻きつけてピンで留める。

STEP2:トップからサイドの髪を所々手で引っ張り出して、立体感&こなれ感をプラス。前髪も後ろに流してスプレーで固定して。

STEP3:指先にスプレーを少量とり、耳横にかかるように毛束を引き出して。耳横に髪を少し残すことでよりこなれ感が出て、小顔見せ効果も。

完成。


【3】オールバック風ハーフアップ

\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/

\How to/

STEP1:耳上の髪を取り、ざっくり手ぐしでハーフアップにまとめる。

STEP2:毛束を押さえながら、耳前の後れ毛を出し、トップの毛を引き出す。

STEP3:毛束をねじって、地肌に沿うようにピンを挿してねじりを固定する。


【4】オールバック風シニヨンハーフアップ

\How to/

  1. 前髪はオールバック、耳上からハーフアップにまとめて輪結びに。
  2. 毛先を結び目に巻きつけてピン留めし、こんもりしたお団子を作る。


【5】二段で作るオールバック風ひとつまとめ

\How to/

STEP1:前髪をラフにかきあげてゴムで結ぶ
前髪全体を上げてトップで結びポンパドールに。次のプロセスで髪を引き出すので、きつめに結びしっかり固定。

STEP2:ポンパドールの髪を思いきり良く引き出す
結び目を指で押さえ、髪を上につまみ出す。この量が少ないとボリューム不足になるので大胆に引き出してOK。

STEP3:全体をざっくりまとめてひとつに結ぶ
顔周りの髪を少し残し、ポンパの毛先ごと全体をまとめて結ぶ。サイドの髪も引き出して耳に緩くかぶせて。

完成。



女性のオールバックにおすすめな「スタイリング剤」

ビューティーエクスぺリエンス ロレッタ ハードゼリー

ツヤ感が高くてセット力もハードだけどべタつかないスタイリングジェル。

価格容量
¥2,200(税込) 300g

no3 デューサーヴェール 3

髪を柔らかく自由に動かして、ナチュラル感のあるアレンジスタイルが作れるソフトスプレー。固まりすぎずに髪をホールド。

価格容量
¥1,650(税込) 170g

マンダム ギャツビー ムービングラバー スパイキーエッジ

価格容量
¥759(編集部調べ・税込) 15g

※一部サロン専売品が含まれます。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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