ヘアアレンジ・髪型
2023.5.15

無造作ヘアのつくり方【実例17選】

\"\"

お洒落でこなれ感が出やすい無造作ヘア。日々のスタイリングが簡単な髪型も掲載。顔型別・長さ別で『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

無造作ヘアのスタイリング方法

【1】ショート編

Belle omotesandoスタイリスト

藤原愛莉さん

STEP1:トップに空気感を出す
「髪を真上に引き出したトップの毛の根元横に140度ほどに温めた32mmのアイロンをオン。その上に引き出した毛束をのせて、3秒ほど置くと、根元がふんわりと立ち上がりエアリーに」(藤原さん・以下「」内同)

STEP2:顔まわりの毛先を外ハネに
「顔まわりの髪の毛先から5cmの部分をランダムに挟み、毛先を外ハネに。前髪はストレートのまま残しておくほうがバランスよく決まります」

STEP3:バックの毛先も外ハネに
「STEP 2同様にバックの毛先から5cmの部分をランダムにアイロンで挟み、軽く外ハネに。こちらも、部分的にハネ感を出すことが垢抜けの秘訣」

STEP4:ワックスを手にとり揉み込む
「大豆ひと粒分のワックスを、両手によく伸ばしてから髪にオン。無造作に髪を握るようにして揉み込むとフワクシュな質感に」


完成!
トップのエアリー感と、毛先のランダムなハネ感がキュートな外国人風フワクシュスタイルの完成!ストレートな毛束を残すことがこなれて見える秘訣です。

 

【2】ボブ編

ヘアサロンtricca銀座店 スタイリスト

野口眞莉奈さん

STEP1:髪全体に水分を揉み込む
「水に濡れるとクセが強く出る髪質なので、水スプレーで髪全体を湿らせます。髪を揉み込むようにすると、均一に湿らせられますよ」(野口さん・以下「」内同)

STEP2:パーマ用のムースを揉み込む
「パーマ用のムースを毛先から揉み込むようになじませていきます。髪を握りしめるように揉み込むことで、パーマ感がしっかり出ます。スタイリング剤の中でも水分が多いムースを使うのがポイント!」

STEP3:前髪にヘアオイルをつけて毛束感を
「後ろの髪をパーマ風にして髪のラインにエッジを効かせたので、テンションを揃えるために前髪に毛束感を出します。少し重めのオイルをなじませたあと、少しずつつまんで束感を出していきます」

STEP4:片側の髪を耳にかけて軽やかな印象に
「パーマ風のダウンスタイルなので、重たく見えないように片側の髪を耳にかけます。そのあと、正面から見たバランスで、もみ上げを少し出したりします」

完成!
水とムースを揉み込んだだけで、ラフなパーマ風のウェーブヘアに。
ほんのりウェットな質感でこなれた感がUP!

 

【3】ミディアム編

S.HAIR SALON スタイリスト

紗良さん

STEP1:トップがふんわりするようにしっかり巻く

STEP2:カールをほぐすときは根元から冷風で!

STEP3:空気感をキープできるスタイリング剤を選ぶ

完成!
「髪が細くて巻きがもたないので、いつもストレートワンカール。スタイリング剤ひとつで、こんなにルーズな巻き髪になるとは!」(紗良さん)

 

【4】セミロング~ロング編

S. HAIR SALONスタイリスト

横井七恵さん

STEP1:中間から巻いてアイロンは下へ抜く

STEP2:根元からよーくほぐす

STEP3:表面の髪を小束に取って巻き足す

完成!
「巻き髪をうまくほぐせなくて、透け感が出ないんです。こんなに根元からクシャッとさせていいんですね! 巻き方も参考になりました」(横井さん)

 

「ショート~ボブ」の無造作ヘアスタイル【5選】

【1】くるくる無造作カーリーパーマで大人のほの甘ショート

Point

パーマのおしゃれ感でスタイリングいらず。柔らかなくせ毛や猫っ毛でボリュームを出したい人に特にオススメ。


【how to”カット&パーマ”】
前髪を目の下の長さからサイド・バックに斜めにつなげる長めのマッシュ。
根本から太めのロットで1回転半巻いてしっかりパーマをかけ、大きなくせ毛風ウェーブを作る。サイドは抑えてトップと後頭部に高さを出すのがポイント。

【SIDE】

【BACK】

担当サロン:SIX.  久保雄司さん

 

【2】くせ毛を活かしたウェーブでゆる束感ショート

Point

目にかからないギリギリで切り表面のレイヤーともつなげて切っているので自然とシースルー感が出るようにして 厚ぼったい前髪、顔周りにならないようにしてます。重い部分は量感調整してよりお顔に馴染むようにして小顔に◎。


【“スタイルポイント”】
無造作なゆるい束感が素敵なシースルーショート。耳まわり、襟足をスッキリさせ、丸みを保ちつつレイヤーでくせ毛を活かしながら動く束感を作りやすいようにカットしてます。ゆるくつけたカールを無造作にオイルで揉み込みオシャレ感アップ。

担当サロン:STATES omotesando(ステイツ オモテサンドウ)  山口雄也さん

 

【3】毛先を無造作に動かせた小顔効果ウルフボブ

Point

外ハネしやすい襟足の長さに、トップはふんわり骨格に合わせてカット。前髪からもみあげまで切り込んだ、お顔周りがポイント◎。全体的に動きのある軽い質感になるよう、量感調整にもこだわりました!


【how to“カラー”】
カラーは、ブリーチでハイライトを入れた後に、9トーンのオリーブグレージュでオンカラー。一見落ち着いて見えるけど、光に当たると透明感溢れる肌映えカラーに仕上げました。


【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで襟足は外ハネ、他はふんわりと内巻きに熱を通します。スタイリング用のオイルを全体に揉み込んで完成です。不器用さんでも挑戦しやすい簡単スタイリング◎。ウルフカットのくびれ感で小顔効果も◎。無造作に動く毛先が可愛いスタイルです。

担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ)  森谷やよいさん

 

【4】暗髪の透明感と毛先巻きでこなれ感ボブ

Point

顔まわりにレイヤーを入れ、巻いた時に動きが出るような軽いスタイルに。カラーがダークトーンなので前髪を薄めにつくり抜け感をプラス。


【how to“カラー”】
漆黒感が出ないようにベースの髪に合わせてブルーやネイビーを配合し落ち着いた印象に。暗めだけど、透明感がほしい、お仕事や学校であまり明るくはできないけどカラーにしたい!という方にオススメ。日本人特有の赤みをしっかりけずり、ブルーやネイビーをいれるので、光に当たると柔らかい透明感がでて大人っぽい印象になります。


【how to“スタイリング”】
26〜32mmくらいのコテで毛先は外はねにし、顔まわりやトップなどは動きが出るように無造作に毛先をまいてあげ、艶感がでるようにオイルなどで仕上げるのが今っぽいです。しっかり巻かなくてもこなれ感がでるので、コテ巻きが苦手な方や朝のお時間がない方にもやりやすいスタイリングです。

担当サロン:THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン)  鬼頭 亜実さん

 

【5】無造作カールでカジュアル抜け感ボブ

Point

お顔の形にあわせてトップの髪の長さが輪郭のどの位置に落ちるかをしっかり見極めてレイヤーカット。髪の中間から毛先にかけてスライドカットで束感をつくります。


【how to“カラー”】
カラーは赤みをおさえた10トーンのカーキグレージュ。赤みが出やすい方はカーキの他にラベンダー系のカラーをミックスする事で肌馴染みの良い美肌カラーに。


【how to“スタイリング”】
アウトラインの髪を外ハネにすることで、丸みボブの中にくびれができ、ヘアスタイルにメリハリが生まれます。前髪は毛先を巻くだけでなく分け目付近にマジックカーラーをまいて分け目をぼかすのがポイント。顔まわりはリバースにトップはフォワードに巻くことで輪郭の内側と外側にひし形のフォルムができるので輪郭やエラ張りもカラーしやすいスタイリングです。アイロンは32ミリ。スタイリングはバームとヘアオイルを1:1でミックスしたものを髪の中間から毛先にかけて全体になじませます。

担当サロン:Maria by afloat(マリア)  添田晃正さん

 

「ミディアム」の無造作ヘアスタイル【3選】

【1】髪質硬めでも柔らか可愛いミディ

Point

ワンレンの無造作ストレートヘア。髪質が硬く、柔らかく見せたい人は毛先に少しレイヤーを入れることで動きのある柔らかスタイルになります。


【how to“カラー”】
髪の毛が柔らかく見える8レベルのブラウンベージュで透明感カラーにしています。ブラウンベージュはどんな方にでも、どんなシーンにもマッチする万能カラーなのでおすすめです。


【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを使って毛先を軽く外はねベースにしていきます。そのあとのスタイリングは、オイルを毛先から揉み込むようにつけてウエットな無造作感を出せば完成です。

担当サロン:k-two Esola IKEBUKURO(ケーツーエソラ 池袋)  土佐 優奈さん

 

【2】触覚前髪が洒落感のくびれミディ

Point

伸びてきたウルフヘアは、たっぷり入ったレイヤーをそろえるために、全体をワンレングスにカットして揃えたあと、顔周りに軽くレイヤーを入れます。こめかみ、もみあげあたりは動きが出るように作ります。おでこにちらりとかかる前髪は、かき上げも可能。写真のように少しかかっていると、触覚前髪の無造作スタイルにも。


【how to“カラー”】
カラーはブリーチ毛で、7レベルのグレーと7バイオレットのパープルグレーの暗髪カラーにしました。


【how to“スタイリング”】
全体をストレートアイロンでストレートにし、もみあげに動きが出るように持ち上げるようにカールさせます。あとは根本からしっかりとオイルをつけたら完成。

担当サロン:NiL(ニル)  大石真里奈さん

 

【3】厚めバングとレイヤーカットで楽ちんミディ

Point

オン眉の前髪は眉上1センチで厚めに設定。チョップカットで束感を作りやすく。軽くカールをつけたらバームでスタイリングして束感を作る。


【how to“スタイリング”】
厚めバング無造作カールふわミディ。鎖骨上に長さを設定して裾は重めに。表面にレイヤーを入れて動きをつけるため、スライドカットで毛量調整。頬の高さから1.5回ミックスにパーマをかけてウエーブを作り面長をカバー。

担当サロン:Maria by afloat(マリア)  山田祐里さん

 

「セミロング」の無造作ヘアスタイル【3選】

【1】スモーキーグレージュと無造作パーマで外国人風スタイル

Point

ローレイヤースタイル。全体の毛先だけにローレイヤーが入っている為、ざっくり縦にワンカール巻くだけランダムなカール感がでて、可愛いスタイルです!


【how to“カラー”】
カラーは12レベルのベージュ系カラーにグレーを入れて黄色くなく明るめな「スモーキーグレージュ」カラー。ベージュベースなので退色しても嫌な明るさなにならず長持ちするカラーになります!


【how to“スタイリング”】
パーマをかけてもいいのですが、今回は、全体の毛先を32ミリのコテで縦内巻きにし、顔周りと耳上を外巻きミックスでより無造作なカールヘアにしています。スタイリング剤は、クリームにオイルを少量混ぜ、毛先中心に付けて最後に手ぐしを軽く通して完成です!

担当サロン:Press. Salon (プレスドットサロン)  飯塚 ゆうさん

 

【2】3段ウルフレイヤーで小顔効果スタイル

Point

前髪はシースルーにカットし、顔まわりは頬、顎ライン、鎖骨と3段になるようにレイヤーをたっぷり入れてカットしています。バックも顎ラインの長さに合わせてレイヤーを入れています。顔周りにかかる2段目部分のレイヤーが、しっかりと小顔効果を演出してくれます。


【how to“カラー”】
カラーはブリーチベースに8レベルのグレーとパープルをミックスしていれています。ブルべさんにおすすめのカラーです。


【how to“スタイリング”】
三段階に入れたレイヤーをそれぞれストレートアイロンで内に巻きます。スタイリングはオイルを全体に馴染ませて、コームで毛流れを整えれば完成です。巻くのが面倒な人は、そのままとかしてもスタイルが決まるので楽ちんですよ。

担当サロン:NiL(ニル)  大石真里奈さん

 

【3】ミックスパーマで動きを出したスタイル

Point

オン眉前髪は、眉上1センチで厚めに設定。前髪からサイドは顔まわりに沿うようにカット。前髪もゆるくワンカールパーマをかけて立体的に、動きも出しやすく。チョップカットで束感を作りやすく。バームでスタイリングして束感を作る


【how to“スタイリング”】
鎖骨下5センチに設定。レイヤーを入れて動きをだしやすくカット。頬から無造作にミックスパーマで動きをだす。パーマをかけることで骨格カバーもできるし、可愛いウエーブヘアができるのでスタイリングも楽に。

担当サロン:Maria by afloat(マリア)  山田祐里さん

 

「ロング」の無造作ヘアスタイル【2選】

【1】ラフに動かした毛先で外国人風スタイル

Point

ランダムさをだす為に、毛先はジグザグにカットし全体にレイヤーを入れていきます。その後スライドカットでところどころに動く髪を作り、前髪はリップラインでカット。髪が柔らかく、動きが出にくい方は、全体的に緩めにパーマをかけてあげるといいですよ。


【how to“カラー”】
カラーは7トーンのディープグリーンで赤味を完全に除去。濃いめカラーに慣れたカラー上級者や、絶対に赤味を消したい方にもオススメです。


【how to“スタイリング”】
パーマなしの場合、全体の毛先を外ハネに巻いた後、中間をリバースに巻いていきます。同じ幅で取らずにランダムな量で巻くのがポイント。その後ブラシで軽くくずし、仕上げにシアバターを全体に馴染ませて完成です。巻くのが面倒な方は、ラフに乾かすだけでも可愛い外国人風ヘアになれますよ。

担当サロン:NEHAN(ネハン)  町田雄一さん

 

【2】ひし形シルエットとふんわり感スタイル

Point

オン眉の前髪は、眉ぎり隠れる長さで幅は厚めに設定。大きめのカールでふわっと立体的にすることでおでこを完全にカバーして小顔見せ。


【“スタイルポイント”】
ヴェールウェーブブルージュひし形シルエット。鎖骨下5センチに設定 してナチュラルなグラデーションカットでまとまりやすく。低温デジタルパーマでダメージレスにリップ下から無造作なパーマをかけて柔らかく動きのある印象に。

担当サロン:Maria by afloat(マリア)  山田祐里さん

 

「顔型別」の無造作ヘアスタイル【4選】

【1】「丸顔」くびれひし形ミディで小顔効果抜群

Point

顔まわりをおくれ毛が出るように小顔カットにしています。薄めのぱつっとしたラインで前髪はカットし、シースルーに。全体はレイヤーカットで動きが出るようにします。


【how to“カラー&スタイリング”】
12トーンのアッシュベージュ。肌なじみもよく明るすぎないのもおすすめポイント。32ミリのヘアアイロンで毛先を外ハネにして中間を全てリバースで巻きます。オイルをつけて艶を出します

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート)  小笠原剛さん

 

【2】「面長」ぱっつん前髪と無造作パーマで骨格カバー

Point

鎖骨下でカット。表面はほんのりレイヤーをいれつつ、すそはあつみが出るように重めにカット。前髪は眉上1センチでカットして少し束感が出るようにしました。


【how to“パーマ&カラー&スタイリング”】
パーマはリップラインから無造作に1.5回転のパーマをかけています。デジタルパーマでかけるのでダメージレスにご自宅でのお手入れも簡単。パーマをかけているので、スタイリング剤はバームとオイルを1:1でまぜてもみこむだけ。カラーは12トーンのピンクベージュ。毛先はハイライトでナチュラルなグラデーションになるようにしています。

担当サロン:Maria by afloat(マリア)  山田祐里さん

 

【3】「エラ張り型」リップラインのウエイトで骨格カバー

Point

全体的にレイヤーを入れて毛流れを出します。顔周りもリップラインにウエイトが来るようにすることでエラ部分を隠すことができるのがポイント。計算されたシルエットの中で無造作に動いた毛先が輪郭をカバーしてくれます。


【how to“カラー”】
カラーは11トーントープグレージュ透明感のあるベージュ系。また柔らかな女性らしい印象を与え、軽やかさが垢抜け感のあるヘアスタイルになります。


【how to“スタイリング”】
38ミリのコテでリバースと平巻きのミックスに。頬の位置からくびれを入れることでえらをカバーして小顔効果も出るようにスタイリングしています。毛先もカールを入れることで角ばったエラ張り顔も柔らかく見えます。軽くバームをつけて無造作にスタイリングするとこなれ感がでてカワイイです。表面は艶が出ている方が印象が良く映ると思います。

担当サロン:Maria by afloat(マリア)  鳥居菜美子さん

 

【4】「四角型」毛先重めとグレージュカラーで小顔スタイル

Point

・毛先重め、ゆるレイヤーカットで自分で巻きやすく。
・かきあげバングで動きを出し大人可愛いスタイルに。
・ハイレイヤーでボリューム感を。


【“スタイルポイント”】
無造作ロンググレージュ。ゆるめにパーマをかけてふんわりと。レイヤーを低めに入れ動きをだす。毛先は重めにカットにすることで四角さをなくし小顔に。

担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート)  田山穂波さん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事