ヘアアレンジ・髪型
2023.12.30

ヘアピン、基本の留め方とこなれ感アレンジ【18選】

簡単に髪を留めてくれるヘアピン。そんなピンを活用したオシャレな髪型を掲載。長さ別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

ヘアピンの「基本と留め方」

『nico…』代表

溝口和也さん

写真下のように、短い辺が波形のものは、たくさんの毛を留めるのにベスト。ストレート形は頭皮から浮きにくい。先端に玉がついているものは頭皮を傷つけない安全設計なので、ぶきっちょさんなら玉つきを。

長さ

美容師さんが使う基本的な長さは約5.5cmのもの。アメピンの中でもスモールピンと呼ばれる少し短いものは約4cm。留める位置や毛量で使い分けて。

アメピンは、目立たないように黒が主流(写真下)。最近はカラーをした髪に合わせてブラウンも登場。髪色に合わせて選んで。

持ち方

アメピンの間に指を入れると、指を抜いたときにずれてくずれの原因に。カーブしている根元部分を開くように持つのが正解!


向き

先端のカーブが髪の間から出ないように、長い辺を上にして留めるのが主流。でも、長い辺を下にするとたくさんの毛を留められて安定するから、初心者はこちらでも!

基本の留め方【前髪編】

STEP1:トップの毛を後ろにもっていく
トップの毛は、前髪を留めたアメピンを隠すのに必要。アメピンですくってしまわないように、ヘアクリップで後ろへ。

STEP2:コームで前髪の流れを整える
前髪を流したい方向へコームでとかす。この一手間で、短い前髪も留まりが良くなり、清潔感もUP。

STEP3:長い辺を上にしてアメピンを挿す
生え際より少し耳側に留めるのがベスト。アメピンは長い辺を上にすると、短い辺のカーブしている先端が見える心配なし。

STEP4:挿す方向は、前髪に対して垂直に
前髪と垂直に挿すとアメピンがずれにくく、しっかりと留まる。最後にSTEP1で後ろに分けたトップの毛をかぶせて。


基本の留め方【後れ毛編】

STEP1:後れ毛を留めたい部分の毛流れに沿わせて持ち上げます。

STEP2:アメピンの先端を開き、後れ毛をしたから挟みます。
なるべくアメピンの根本の方を挟んでください。アメピンの根本を指先で押しながら、毛流れに沿って髪の奥まで入れ込みます。

基本の留め方【ねじった髪編】

STEP1:ねじり終わりにアメピンを挿す
左サイドの毛は右回り、右サイドは左回りにねじる。ねじり終わった髪の表面に、アメピンの短い辺の先を平行に挿し込む。

STEP2:髪の流れに合わせてアメピンを倒す
短い辺を挿したまま、アメピンを右に倒す。ねじった髪の流れと同じ向きに倒すことで、しっかりと留まる。

STEP3:下の毛をすくいながら挿し込む
アメピンの長い辺の先で、ねじった毛束の下にある髪をすくいながら、頭皮に沿うように挿し込んで。

基本の留め方【お団子編】

STEP1:ポニーテールにした毛先を右にねじりながら、結び目に巻きつけていきます。

STEP2:ねじった毛先にアメピンの短い辺を垂直に挿し、アメピンを外側へ倒して髪の奥へ入れ込みます。

STEP3:片手でお団子を抑えながら、先ほどアメピンを挿したところから少しずつ間をあけてアメピンを3か所に挿し、固定します。

「ショート~ボブ」ヘアピンアレンジ【6選】

【1】ウエット感ポンパドールアレンジ

Fujiko PR

大谷奈央さん

STEP1:髪全体にワックスをつけて膨らみを抑える
「ポンパドールを作る前に、髪全体にヘアワックスをなじませてウェットな質感に。広がりも抑えられます」 (大谷さん・以下「」内同)

STEP2:前髪とトップの髪をふたつに分けて取る
「前髪とトップの髪を両手で取ります。このとき、自然に左右ふたつの毛束になるように取り分けます」

STEP3:ふたつに取り分けた髪をねじって交差させる
「STEP2で取り分けたふたつの毛束を、それぞれ1度ねじってから交差させます」

STEP4:毛流れに逆らうようにヘアピンで留めて固定する
「STEP3で上にかぶせた方の毛束の流れに逆らうように、ヘアピンを差し込んで留めます」

STEP5:髪の境目と前髪の生え際にダークブラウンのパウダーでラインをぼかす
「トップの髪を取った境目のラインがくっきり見えると幼い印象になるので、髪用のダークブラウンのパウダーをポンポンっとつけてラインをぼかします。また、フェイスラインが卵型に見えるように前髪の生え際にものせると、大人らしい丸みの顔立ちに」

完成!
今っぽいウエット感でポンパドールがこなれた印象に。
理想的な卵型フェイスで顔立ちまでも美しく。

【2】ねじり前髪のこなれ感アレンジ

美容賢者

Belle omotesandoスタイリスト

https://www.biteki.com/wp-content/uploads/2022/07/reIMG_0062.jpg

動きとボリュームが出にくい猫っ毛&直毛のショート。目の下まで伸びた中途半端な長さの前髪を乗り切るための、子どもっぽく見えないおしゃれアレンジを模索中…。

STEP1:前髪にワックスを揉み込む
「大豆ひと粒分のワックスを、両手によく伸ばしてから、前髪を持ち上げるようにしっかり揉み込みます」(藤原さん・以下「」内同)

STEP2:前髪を上向きにねじる
「前髪をざっくりと7:3分けにして、7側の髪を上向きにねじります。その際、生え際の髪を少し残しておくと、こなれた印象に。小顔効果もありますよ!」

STEP3:アメピンで固定する
「ねじった前髪の毛先近くをアメピンで固定します。コーディネートに合わせて、カジュアルな日はカラータイプを、フェミニンな日は黒いアメピンを選ぶのがおすすめです」

STEP4:逆サイドの髪は内側にねじる
「逆サイドの髪は、こめかみ上で内側にねじってアメピンで固定。同様に生え際の髪を少し残しておきます」

STEP5:トップの毛を引き出す!
「仕上げにトップ部分を少し引き出してねじり目をゆるませます。高さとルーズ感を出すことで、こなれた感がアップ」

完成!
中途半端な長さの前髪を快適に過ごせるねじりアレンジ。前髪の両端を残しておくことで、こなれた感と小顔効果をダブルで得られます。

【3】編み込みツイストアレンジ

ヘアサロンtricca銀座店 アシスタント

高桑えむさん

STEP1:毛先をコテで外ハネに
「サイドは編み込みとツイストで華やかになりますが、後ろから見たときに寂しい印象にならないように、毛先をすべて外ハネにして動きをつけておきます。26mmのコテを使って、1カールさせます」(高桑さん・以下「」内同)

STEP2:サイドの髪を1回編み込む
「前髪の上と頭頂部の間の、ハチの上の髪を取り、前後で二等分にします」

「前の毛束が上になるようにクロスさせます」

「クロスした毛束の下の髪を取り、上の毛束と合わせます」

STEP3:2つの毛束を3回ねじる
「STEP2で1回編み込んだ毛束を、今度はツイストしていきます。それぞれの毛束をねじりなから、3回ツイストさせます」

STEP4:耳上のところにヘアピンで留める
「耳上の位置で、ヘアピンを2本使って留めます。留める向きを少し変えると、ホールド感がUPします」

完成!
サイドの髪の膨らみが抑えられて顔周りがすっきり!
簡単な編み込みとツイストのおかげで、大人っぽく華やかな印象に。

【SIDE】
編み込み&ツイストがカチューシャのように見えておしゃれ♪
外ハネにした毛先のおかげで、どこから見ても華やか。

【4】ボリュームダウン&小顔効果アレンジ

tricca Daikanyama トップスタイリスト

小走祥菜さん

STEP1:前髪~髪全体にバームをなじませる
「手のひら全体にバームをのばしたら、手ぐしで前髪をとかしながらバームをなじませます。前髪の内側からもなじませると、全体にまんべんなくバームがついて、崩れにくさがUP」(小走さん・以下「」内同)

「前髪以外は、髪をもみこむようにバームをなじませていくと、均等につけられます」

STEP2:こめかみの産毛を取り出す
「前髪を左右に分けたら、こめかみの産毛を出しておきます。根元からきっちりと上げてしまうと少し古い感じになってしまうので、ルーズ感を演出します」

STEP3:前髪を後ろへ引っ張りながらツイストを
「左右に分けた前髪の片側からツイストしていきます。前髪の根元近くからツイストし始めると幼い印象になるので、スタート地点が頭頂部くらいになるように、毛束を後ろへ引っ張りながら行います。これが大人っぽく仕上げるコツ!」

STEP4:毛流れと逆方向にヘアピンをさす
「ツイストした毛束と逆方向から、一番外側の髪をピンですくい取り、そのまま髪の内側へピンを押し込みます。これで、しっかりと前髪が固定します。反対側の前髪も同様にツイストしたら完成です」

完成!
程よいウェット感とルーズ感が今っぽい!サイドの髪を耳にかけないのも、大人らしさをキープするコツ。

【5】骨格カバーお団子アレンジ

ヘアサロンtricca銀座店 スタイリスト

野口眞莉奈さん

STEP1:髪の表面と襟足にヘアオイルを
「髪が短いので、まとめたスタイルをキープするために、ヘアオイルをなじませます。表面にヘアオイルをつけておくと、最後に髪をつまみ出しやすくなります」(野口さん・以下「」内同)

「襟足にもヘアオイルをなじまると、短い髪でもまとめやすくなります。手のひらと指の間にヘアオイルを広げて、手ぐしで襟足の髪をかき上げるようになじませます」

STEP2:毛先をサイドの毛流れに沿わせておだんごに
「髪を手ぐしでラフにひとつにまとめたら、ヘアゴムで結びます。最後の毛束を通し切らずにおだんごに。毛先は、サイドの毛流れと同じ方向に持ってくると、すっきりとしたおだんごに見えます」

STEP3:極少量の毛束を3か所からつまみ出す
「髪をつまみ出して、ラフな印象にします。つまみ出す毛束は、極少量にするのがポイント。猫っ毛でもふわっと立体的になります。つまみ出す位置は、ハチより内側のトップ、後頭部の上の、結び目の上の3か所。結び目の上もつまみ出すことで、絶壁感がしっかりとカバーできます」

STEP4:もみ上げ&襟足の毛束を少し残してヘアピンで留める
「もみ上げ&襟足の髪を少しだけ引き出して、女性らしさを演出します」

「サイドの髪が短くて崩れやすいため、ヘアピンで固定します」

STEP5:ストレートアイロンでもみ上げに動きを
「STEP4で引き出したもみ上げを、ストレートアイロンで巻きます。もみ上げの長さが短くて顔との距離が近いので、コテよりもストレートアイロンを使う方が火傷の心配がなく、カールも失敗しません」

完成!
あご下の長さのボブでもすっきりとしたおだんごに。
もみ上げや襟足の後れ毛のおかげで、女性らしさもキープ!

【SIDE】
極細くつまみ出した毛束のおかげで、立体感のある仕上がりに。
動きのある後れ毛がこなれた印象をバックアップ。

【6】髪の膨らみを抑えたアレンジ

ヘアサロンkate スタイリスト

MIYOさん

STEP1:ヘアトリートメントをまんべんなくたっぷりとなじませる
「髪をタイトにするために、ヘアトリートメントをたっぷりとなじませます。使うのは、セラムとオイルを1:1で混ぜ合わせたもの。乾燥ダメージをケアしながら、しっとり感が長続きします。髪をかき分けるようになじませると、内側にもきちんと塗布できます」(MIYOさん・以下「」内同)

STEP2:ブラシでタイトに髪を整えてアメピンを留め始める
「ブラシで髪をとかしたら、手を添えてタイトさをキープしたまま、アメピンを留め始めます。留める位置は、耳下のすぐ後ろからスタート」

STEP3:アメピンを1/3ずつ重なるようにライン状に留めていく
「襟足の少し上がいちばん膨らみやすいので、アメピンをラインになるように留めていきます。STEP2で1本目を留めたら、2本目は1本目の幅1/3がかぶるように留めると、しっかりと髪を抑えることができます。留める高さや向きを少しずつずらして、アレンジ感をUP。右サイドは右から、左サイドが左から、真後ろまで留めていきます。このとき、STEP2で髪に添えた片手は離さないようにするのが、美しいタイトスタイルに仕上げるコツです」

STEP4:1本だけ反対方向からアメピンを留めてホールド感を高める
「基本的に右サイドは右から左にアメピンを留めていきますが、1本だけ左側から留めると、膨らみを抑える力がUP。アレンジのアクセントにもなって一石二鳥です」

完成!
マニッシュなタイトスタイルの出来上がり!
アメピンでしっかりと留めているので、1日中タイトなスタイルをキープ。

【BACK】
膨らみやすい襟足上をホールド。
ゴールドピンを使っているから、おしゃれアレンジに仕上がっている。

「ミディアム」ヘアピンアレンジ【7選】

【1】ギブソンタックでこなれ感アレンジ

\ベースの作り方/

STEP1:全体を外巻きにする
細めに毛束を取って外側にねじり、コテで挟んで外巻きに。ニュアンスをつけるだけなので、キレイに仕上げなくてOK。多少巻いていない毛束があっても大丈夫!

STEP2:トップの表面を軽く巻く
せっかくのアレンジも、トップがペタっとしていると完成度が急降下。ふわっとボリュームを出すために、ガイド部分の毛束を細かく取り、写真のようにひと巻きして!

巻き終わるとこんな感じ!

STEP3:セミウエットスプレーを振る
アレンジをおしゃれに見せるキモは、後れ毛&結んだときに表面に出る毛束感。必ずスタイリング剤を仕込むのを忘れずに。表面だけでなく、内側からもスプレーを。

STEP4:くしゃっともみ込む
スタイリング剤を髪全体になじませるように、くしゃっともみ込む。これをすることで、ゴムやピンの留まりが良くなり、アレンジに適した質感に。

\ギブソンタックの作り方/

STEP1:表面を波巻きにする
ストレートアイロンを使用。トップの表面の髪を挟んだら、山を作るように手首を返し、くせがついたら下にずらして谷を作る。左右どちらもこれを毛先まで繰り返す。


表面だけにこの波がつけばOK!

STEP2:ひとつに結びクリップで固定
前髪をセンターに分けたら、全体を下の方でまとめてゴムで結ぶ。3か所クリップで固定すると、ギブソンタックが簡単に、キレイにできる!

STEP3:ゴムを下げる
ゴムを毛先の方までスライドさせてストップ。このときゴムが緩くなりすぎないよう、あらかじめきつめに結んでおくと失敗がない。

STEP4:ゴムを巻き込みながら丸める
ゴムが見えなくなるように、くるくる丸めてロール状に。毛先もきちんと収納する。クリップがあることでキレイにまとまり仕上がりに差が!

STEP5:ピンで固定し、クリップを外す
巻き込み部分のロール状の髪を拾いながら、地肌に沿わせてピンを挿す。ピンは3か所程留めればOK。最後に仕込みのクリップを外して完成!

完成!



【2】動きを抜け感出しアレンジ

STEP1:サイドのねじりはほどけそうなくらい、大胆に引き出して
両サイドとバックの3つに髪を分け、ワックスを仕込んでからサイドの髪を耳上くらいから後ろに向かってねじる。同時に、ほどけそうなくらい大胆に引き出してニュアンスあるねじりに。

STEP2:グルグル外巻きにした“ロール”を押さえながらしっかりほぐす
両サイドにゆるっとしたねじりができたら耳後ろくらいでピンで仮留め。その毛先と残りのバックの髪を合わせて下から外巻きにくるくる巻き上げピンで固定。できた“ロール”を押さえて毛束を引き出し、ほぐす。

STEP3:“ロール”をしっかり押さえながら後頭部を引き出したるませて形良く
“ロール”をしっかり押さえながら後頭部の毛を引き出す。トップの毛は引き出さず、下にボリュームを出すことで形の良いAラインに。

完成!
前髪は自然にパラリと落ちる感じでOK

【SIDE】

【3】トリプルポンパアレンジ

STEP1:前髪でふたつ&トップでひとつ毛束を取る
前髪・前髪・トップと、取る毛束の位置をズラしているのがポイント!こうすることで立体感のあるポンパドールに。

STEP2:毛束をそれぞれひとねじりしてピンで留める
全部の毛束をまっすぐ上に上げると単調になるので、1と3の両サイドの毛束はつむじに向かって斜めに上げて。

STEP3:3つそれぞれの毛束から髪を引き出す
ピンを押さえつつ、髪を引き出す。やりすぎかも? というくらい大胆に引き出すと動きが出て上級者な仕上がりに。

完成!

【TOP】

【SIDE】

【4】後れ毛がこなれ感アレンジ

SHEA トップデザイナー

佐藤比香瑠さん

STEP1:髪にシアーバターを付ける
まずは髪にシアーバターを付けます。これをすることで髪がまとめやすくなります。

STEP2:お団子を作る
高い位置にお団子を作り、シリコンゴムでとめる。

STEP3:毛先の髪を入れ込む
毛先の毛をゴムに巻き付け、さらにシリコンゴムでとめる。

STEP4:ピンで留める
とめてあるゴムを隠すようにお団子を崩しながらアメピンでとめる。

STEP5:トップを引き出す
引き出すときは、鏡を見ながら全体のフォルムがきれいなるようにちょっとずつがおすすめ。

STEP6:おくれ毛を巻く
顔まわりや襟足のおくれ毛を出し、26mmのコテで強めのカールをつける。

完成!

【SIDE】

【BACK】
ひと手間加えるだけで、凝ったお団子ヘアが出来上がります。

【5】ピンでとめたハーフアップアレンジ

kyle(カイル)トップスタイリスト

日比野 愛さん

STEP1:サイドの髪を取る
サイドの髪を耳前の所でブロッキングします。

STEP2:ツイストしていく
ツイスト(ねじり編み)で編んでいきます。強めに編んで、編み終わった後にルーズにほぐすと崩れにくいです。

STEP3:後ろに持って行く
後ろに持ってきて、ねじった最後の方をアメピンでとめます。コツは、まず地肌に向かってピンを立てながらさして、編み目と平行になるように留めます。

STEP4:反対側も
反対側も同様にSTEP1から3の工程のように行う。最後に毛先を中に入れ込みます。少しねじり部分をほぐすのがいいのですが、最初きつめにネジっているので、崩す部分の横を少し押さえながら、人差し指と親指でつまみながら少しずつ引き出すと崩れにくいです。

完成!
ちょっとしたお呼ばれにもOKな可愛いねじりハーフアップの完成♪

【6】どんな場面でも使えるお団子アレンジ

STEP1:トップをブロッキング
サイドを残し、トップを分けてブロッキングします。トップは落ちてこないようにクリップでとめておきましょう。

STEP2:下部分を三つ編みお団子に
下の部分を三つ編みしてアメピンでとめながらお団子にします。少しルーズに崩すと可愛いです。その際、毛先はゴムで留めておいてください。三つ編みお団子にすることで崩れにくいというメリットも。もちろん可愛さもアップ♪

STEP3:残り部分をツイストに
上の部分を外してツイスト編み(ねじり編み)していきます。

完成!
ツイスト編みした髪をお団子のまわりに巻きつけてアメピンでとめて完成♪

【7】前髪をサイドにしたかき上げアレンジ

美容ライター

越後有希子さん

STEP1:伸ばしかけで最も邪魔な前髪の中央だけ持ち上げる
「伸ばしかけの前髪をうっとおしいと感じるのは、両目の間に髪があるから。だから、中央部分の髪だけつまみ上げれば、ストレスがかなり軽減します!」(越後さん・以下「」内同)

STEP2:つまみ上げた中央の前髪をねじっていく
「STEP1でつまみ上げた前髪をねじります。この時、毛束を真後ろに持っていくのではなく、トップの髪の毛流れに沿わせると、仕上がりが自然に見えます」

STEP3:ヘアピンを後ろから刺して留める
「STEP2でねじった毛流れを止めるように、後ろからヘアピンを刺します。これならヘアピン1本でしっかりと留まります」

STEP4:もみあげを残しながらサイドの髪を耳にかける
「前髪の中央がすっきりしたので、サイドの髪も耳にかけてすっきり感をUP。もみあげを残すと女らしく見えると習ったので(笑)、髪を少しだけつまみ出しておきます」

完成!
“前髪を上げています感”はないのに、伸ばしかけでもうっとおしくありません♪

「セミロング~ロング」ヘアピンアレンジ【5選】

【1】サイドをとめたボリュームダウンアレンジ

STELLAR HOLLYWOOD PR

立花朋実さん

STEP1:髪をサイドに流して重めのオイルをつける
「ダウンスタイルのときは、髪を片側にまとめて下すと夏でも暑苦しく見えません。髪をサイドに流してからオイルを塗布するとつけやすい上、ヘアスタイルも整えやすくなります。オイルを手のひらに広げ、毛先から髪全体へ。手ぐしで髪をとかすようにすれば、髪の内側までまんべんなくつけらます」(立花さん・以下「」内同)

STEP2:前髪を斜めにしてすっきり感をUP
「後ろの髪と同様に、前髪も斜めに流すとすっきりとした印象になります。STEP1で手のひらに残ったオイルをなじませながら、斜めにします」

STEP3:こめかみの上下にヘアピンをさしていく
「ヘアピンを2本使って、片側のサイドの髪を押さえます。ひとつめのヘアピンは、こめかみの上に留めて、飛び出てくる短い前髪も一緒に留めます。もうひとつのヘアピンは、ひとつめのやや下あたりに。耳の付け根の上ではなく、こめかみの下くらいの位置だとバランスが良く、今っぽくなると思います」

完成!
重めのオイルのおかげで、しっとりツヤ髪に♪
片側がすっきりしているから、ロングヘアのダウンスタイルでも涼しげ。
今っぽいヘアピン使いも、パールつきだから大人っぽく上品なスタイルが完成!

【SIDE】
ダウンスタイルのアクセントになっているヘアピンは、サイドの髪もしっかり押さえられる便利アイテム。

【2】無造作感のねじりアレンジ

STEP1:ほつれ落ちそうなくらい緩めのウェーブヘアに
25~28mmのヘアアイロンで全体をしっかり巻いた後、ライトな質感のヘアオイルを全体へ薄くなじませてほぐし、外国人のくせ毛風のラフなウェーブ感を作る。

STEP2:センターパートにして毛束をすくいねじっていく
分け目の根元から毛束を細めに取って1回ねじる。すぐ下から毛束を細めにすくい、一緒に束ねてねじる。これをこめかみまで繰り返す。反対側も同様に。

STEP3:後ろからアメピンを挿して固定する
毛流れに逆らい、後ろからアメピンを挿した方がくずれにくくなる。ほかがラフなので、ねじった毛束はほぐさないで。ヘアアクセもつけず、ナチュラルに装って。

完成!

【SIDE】

【BACK】

【3】三つ編みをまとめたアレンジ

美的.com編集部

高橋彩花

STEP1:髪をセンターでラフに分ける
「髪を左右に分けてから編み込み〜三つ編みにしていくので、まずは髪をセンターで分けます。分け目が見えると幼い印象になるので、ジグザグとラフに取ります」(高橋・以下「」内同)

STEP2:サイドの髪をゆるっと編み込む
「STEP1で左右に取り分けた髪を片側から編み込んでいきます。編み込み始めはハチの下あたりから。ゆるっと編み始めることで、大人らしい印象になります」

STEP3:後ろの髪と合わせて三つ編みに
「STEP2で耳下まで編み込みをしたら、左右に分けた後ろの髪半分と一緒に三つ編みに。毛先まで三つ編みにしていきます」

STEP4:ヘアゴムで結んで毛先を丸める
「STEP3で三つ編みにした毛束をヘアゴムで結びます。最後の毛束はヘアゴムに通しきらず、先を丸くします。あとでアップスタイルにしたときに、毛先がつんつん出てこないためのひと工夫です。反対側もSTEP2から同様に行います」

STEP5:三つ編みの先を反対の襟足の下へ
「右側の毛束の先を、左側の襟足に入れてヘアピンで留めます」

「左側の毛束は、右側の毛束の外側から襟足に入れてヘアピンで留めます」

完成!
正面から見ると、サイドの膨らみが自然と抑えられてスッキリ。
でも、襟足から覗く三つ編みのアップスタイルでエレガントな印象に。

【BACK】
ゆるっと編んだ編み込みのおかげで、大人の余裕を感じる仕上がりに。
三つ編みのアップスタイルなら、後ろ姿が華やか。

【4】ねじっただけ大人っぽいアレンジ

ビーチバレー選手

宮川紗麻亜さん

STEP1:前髪の分け目をキレイに取る
「前髪を7:3くらいの分量になるように分けます。おでこを全開にすると幼い印象になりやすいので、前髪の分け目をまっすぐキレイに取ってきちんと感を出します」(宮川さん・以下「」内同)

STEP2:毛量の多い方の毛束をねじっていく
「前髪をツイストするのはSTEP1で分けた毛量の多い方だけ。もう片方はストレートのままにした方が、すっきり感をキープできてデイリー使いしやすいスタイルになります」

STEP3:ツイストした毛束をヘアピンで留める
「STEP2でねじった毛束を、耳の後ろの位置でヘアピンをさして留めます。毛束と垂直になるようにヘアピンをさすと、安定感があります」

STEP4:後ろの髪は耳の高さで結ぶ
「前髪を上げて軽やかな印象にしているので、テンションが揃うようにポニーテールは少し高めの位置に。ヘアゴムでまとめた後、ラメ入りのシュシュをつければ、華やかさと安定感がUPします」

完成!
おでこを全開にしても、ツイストのおかげで幼い印象にならずエレガント。
ツイストはゆるめにねじるのも大人っぽく仕上げるポイントだそう。

【SIDE】
耳の高さでまとめたポニーテールで、すっきりと上げた前髪の軽やかさを後押し。華やかなシュシュのおかげで、エレガントさはキープ。

【5】絶壁カバー可愛いアレンジ

美眉アドバイザー

玉村麻衣子さん

STEP1:髪全体にヘアワックスをもみ込む
「髪をひとまとめにしやすいように、ヘアワックスをなじませます。手のひらに広げてから、髪をくしゃくしゃっともみ込むようにすると、髪全体に均一にふわっとつけられます」(玉村さん・以下「」内同)

STEP2:髪をまとめる高さはあご〜耳上の延長線上
「高い位置でまとめる場合は、襟足の髪を引き出して後頭部に丸みを出して絶壁をカバーします。襟足の髪をしっかり引き出せるように、まとめる位置はかなり高めに。あご〜耳上の延長線上がベストです」

STEP3:結んだ最後の毛束はヘアゴムの途中でストップ
「STEP2でまとめた髪をヘアゴムで結びます。最後の毛束はヘアゴムを通しきらず、親指1本分が入る輪の状態にします」

STEP4:おだんご部分の髪をつまみ出してラフな印象に
「おだんご部分の髪を少しずつつまみ出し、ボリュームを出しておきます」

STEP5:ヘアゴム下の髪を引き出して丸みを出す
「ヘアゴムの結び目の下の髪を引き出して丸みを出し、絶壁をカバー。漢字の“小”の字をイメージして、ヘアゴムの真下はやや多めに、さらに左右の髪も少し引き出すと、キレイな丸みが出ます」

STEP6:毛先をヘアゴムに巻きつけてヘアピンで留める
「STEP3で残しておいた毛先をねじりながらヘアゴムに巻きつけたら、ヘアピンをヘアゴムの中に入れ込むように留めます」

STEP7:トップの髪ともみ上げの毛をつまみ出す
「トップの髪ともみ上げの髪を少しずつつまみ出してカジュアルダウンします。もみ上げをふわっと出すと、小顔効果にもなりますよ!」

完成!
大人の女性らしい愛らしさと柔らかさのあるおだんごスタイルが完成!
高めの位置でまとめても子どもっぽくならないのは、トップもおだんご部分ももみ上げもふんわりとラフに崩しているおかげ。

【SIDE】
結び目から襟足にかけて、キレイな丸みのある頭に。
どの角度から見ても柔らかさのある女性らしいスタイル。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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