丸顔にシースルーバングは似合う?サイドバングも重要!作り方を解説

丸顔さんにシースルーバングがおすすめなワケを髪のプロが教えてくれました。似合わないと抵抗がある方へのコツやセルフでできる切り方もご紹介します。シースルーバングでお悩み解消が叶いますよ。
丸顔さんはシースルーバング×後れ毛サイドバングがおすすめ!

パーソナリティ むらなか さちこさん
娘が小学校に上がり、保育園で禁止されていたヘアアクセサリーが解禁。それを機にキッズのヘアアレンジにハマり、改めて美容の楽しさを実感。くるくるの天然パーマでもキマるアレンジメントや、スタイリング剤など、随時インプット中。
シースルーバングは縦のラインができ卵形に見える
むらなか:前髪アレンジ、パターンが増えて、私も楽しかったです♪
斉藤:前髪だけでも印象がけっこう変わるからおすすめ。丸顔さんは前髪の形を少し工夫するといいかもしれません。もしがっつり前髪があるなら、スタイリングでシースルーバングに。取り入れている方も多いけれど、肌が見えない方が多い。束感を出して間隔をあけて、肌をより透かしてあげると一気に大人っぽい印象に。肌を透かすことで顔に縦のラインができ、卵形に見えるんです。前髪の毛量が多い方は、左右に分けてこめかみ辺りで目立たないようにピンで留め、前髪を薄く引き出してシースルーにしてもかわいい。
むらなか:確かに丸顔さんは前髪しっかりめの方が多いかも!
サイドバングが後れ毛になり小顔効果になる
斉藤:あと、最近流行っているのは、サイドに段差を入れる姫カット。抵抗がある方は、サイドバングからサイドのレイヤーへつなげた毛束を作っておけば、それが後れ毛になるし、小顔効果にもなる。ちなみに、こめかみと頬骨の上を髪で隠すと小顔見えします。なので、丸顔に限らず、ここが隠れるような前髪の形やアレンジにするといいですよ。
むらなか:すごい、絶対します!
シースルーバングが似合わない?丸顔さんに似合わせるコツは?
【コツ1】大人のシースルーバングは気持ち重めにする
大人世代のシースルーバングは、気持ち重めにすることで、おでこのシワやくすみをカバーします。また、縦長印象を演出するデザインなので、丸顔が気になる人にも。
担当サロン:MINX harajuku(ミンクス ハラジュク) 大竹祐紀さん
【コツ2】長めにすると幼く見えない
毛先に程よく重さを残すことで、今っぽい表情のボブに。丸顔さんのカバーもでき、前髪ありでも、長めで抜け感のあるシースルーなので幼く見えません。
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 尾山貴教さん
【コツ3】骨格に合わせたシースルーワイドバングもおすすめ
骨格に合わせたワイドバングとのコンビネーションが、ほんのり個性的なワンランク上のデザインに。ガーリーすぎないボブを求める人におすすめです。前髪は骨格に合わせややワイドなシースルーに。シンプルなデザインですが、前髪で少しだけ個性を出しています。
担当サロン:GARDEN omotesando(ガーデン オモテサンドウ) ほのかさん
【基本の作り方】崩れにくいシースルーバングのセット法

K-two GINZA スタイリスト
谷口翠彩さん
『K-two GINZA』でサロンワークを行いながら、メイクアップアーティストとしても活躍。プロダクトの開発も手掛ける。
「生え際の皮脂や湿気の影響を受けやすい前髪は、スタイリング剤選びが大事。つけすぎるとその重みで形がつぶれるので、キープできる剤を少しずつ、分けて使って」(谷口さん)
【HOW TO】
STEP1:ベース剤をつけてマジックカーラー
カールキープができるベース剤を薄くなじませてから、大きめのマジックカーラーを根元に当てて内巻きに。少し時間をおく。
STEP2:キープスプレーでコーミング
時間をおいて前髪に丸みがついたら、マジックカーラーを外す。固まるスプレーを吹きつけたコームでとかし、シースルーに。
完成
担当サロン:K-two GINZA
【切り方】シースルーぱっつん前髪のセルフカット法

kumu代表
松浦布右真さん
前髪とおくれ毛で小顔、ミディアム×レイヤースタイルが好評!スタイリングが苦手な方もそのままでも可愛く、簡単巻きも伝授するので、美容が好きになるサポートをさせて下さい。
丸顔さんは可愛くなりすぎずにカジュアルに、面長さんは横の印象ができて小顔効果も。韓国好きさんにも人気な前髪。「シースルーぱっつん」前髪のセルフカットのやり方を、人気美容室のスタイリストさんに教えていただきました。
用意するもの
- ケープ
- ハサミ
- スプレー水
- コーム
- ドライヤー
【HOW TO】
STEP1:スプレー水をON
前髪を根元から濡らす。指先を湿らせて擦るだけでもOK。
STEP2:サイドの髪をねじる
ドライヤーを当てながら指で擦るorコームで左右に前髪を揺らし水分を飛ばす。両側にしっかり振ることがポイント。
STEP3:真ん中からカットスタート
前髪を3分割にして真ん中からカット。髪を持つ指とハサミが地面と並行になるよう意識する事がポイント。
STEP4:両サイドもカット
両サイドの髪の毛をカット。この時に真ん中よりも外側が2から3mm長くなるくらいに少しハの字の向きに切ることを意識すると、小顔効果と失敗防止になります。
STEP5:バランスを整える
顔にハサミを押し当てて4から5回に分けてちょっとずつガタがついてる部分をカット。押し当てる事でハサミが安定して真っ直ぐ切れます。前髪を巻く方は巻いてからこの工程をすると、切りすぎも防止できます。
完成
気分でオイルをつけてあげると束感ができてシースルー感もUPします。生え癖を直してから切る事が大事なのでポイントを押さえて切ってみてください。
担当サロン:kumu (クム)
シースルーバング×サイドバングの後れ毛は相性抜群
目尻が隠れるように作ったサイドバングで小顔効果UP!
前髪の幅を狭く取り、サイドバングを目尻が隠れるようにすることで小顔効果UP!
【how to“ベース&カラー”】
カットでベースは顎ラインのボブ。アイロンでワンカール巻いたときに顎ラインになるようやや前下がりに切るのがポイントです。トップと顔まわりにレイヤーを入れ、毛先に今っぽい重さを残しつつ毛量調整をします。
透明感のあるベージュブラウンを10レベルで。明度をやや明るめに設定し、無彩色であるモノトーンを加えます。無彩色にすることで、柔らかい質感と透明感を楽しむことができます。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、耳まわりのみ外ハネにするのがふんわり感の鍵に。ほかは内巻きに巻きます。まとまり重視で重めのオイルを内側から空気を含ませるようになじませます。分け目を少し変えると自然なボリューム感が出て、小顔効果にも!
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 尾山貴教さん
結んだときのアクセントにもなるサイドバング
サイドバングをあごラインで切り、フェイスレイヤーとつなげます。前髪は抜け感のあるシースルーに。シンプルなスタイルですが、顔まわりを巻けば華やかなイメージにアレンジも可能。結んでもフェイスレイヤーがアクセントになってかわいい。
【how to“ベース&カラー”】
ベースを胸上の長さで前上がりラインにカットし、レイヤーを欲しい場所から顔まわりにたっぷり入れます。
カラーは9レベルのラベンダーアッシュをチョイス。ナチュラルなアッシュカラーを楽しめ、肌なじみも抜群。黄色っぽさをおさえ、透明感とツヤ感を与えます。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを中間〜毛先に入れ、自然なカール感に仕上げます。顔まわりはレイヤーを出すように毛先をワンカール巻くとグッド。軽めのオイルをさらっとなじませたら出来上がり。
担当サロン:S.HAIR SALON(エス) 横井七恵さん
「レングス別」丸顔さんにおすすめのシースルーバングスタイル【6選】
【1】「ショート」コンパクトな丸みスタイル
短めヘアですが、前髪のアレンジで印象チェンジも可能。すっきり見せたいなら、丸顔もカバーできるシースルーに。重めに下ろしたモードっぽい仕上がりは、前髪のクセが気になる人や面長さんにおすすめのスタイリング。
【how to“ベース&カラー”】
カットは、耳にかかるギリギリの長さのショートヘアに。えり足は短めにカットし、首長効果を発揮。前髪は、やや長めの目にかかるくらいに切ります。
カラーは、7レベルのオリーブベージュに。赤みをおさえる寒色ながら、くすみ知らずで肌なじみがいいのが特徴。透明感を楽しめ、柔らかさも感じられるヘアカラーです。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを根本からしっかり通すのがポイントで、ツヤをプラスするイメージでワンカール。前髪も根本からアイロンを入れ、ふんわりと立ち上げます。軽めのオイルでツヤ感のある質感に仕上げたら完成。簡単スタイリングなので、朝の時短を求める人はぜひトライを。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデンヨコハマ) 井上珠実さん
【2】「ショートボブ」すっきり印象の耳かけスタイル
前髪の作り方次第で、どんな人にも似合せが可能なスタイルなのです。シースルーバングで、縦長を強調し、丸顔をカバー。さらに、前髪をワイドにつくり、サイドバングに繋げているので、面長さんの補正もできる優秀デザインです。
【how to“ベース&カラー”】
えり足の長さをリップラインにカットしたショートボブ。全体を前下がりラインにすることで、すっきりとした印象に。前髪は、眉下でシースルーにカットします。
カラーは、8レベルのモノグレージュに。グレーとベージュのいいとどりをしたヘアカラーで、くすみ感がなく、柔らかく透明感のある仕上がりを叶えます。
【how to“スタイリング”】
全体をハンドブローで乾かし、前髪だけ真下に下すイメージでブローできるとグッド。ブラシは、デンマンでもパドルでも手持ちのものでOK。スタイリング剤は、髪質に合わせて、細毛さんは軽め、広がりやすい人は重めのオイルを。中間から毛先中心になじませ、サイドの髪を耳にかけたら、ワンポイントとなるもみ上げを引き出し、洒落感をプラスしたら完成。
担当サロン:Joemi by Un ami(ジェエミ バイ アンアミ) 小倉太郎さん
【3】「ボブ」フェイスレイヤーありのストレートスタイル
骨格に合わせて入れるフェイスレイヤーは、顔まわりの表情を明るく見せ小顔効果も望めます。また、前髪のつくり方で、丸顔さんや面長さんのカバーもできる優秀ヘアです。
【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、アゴ下1cmのボブ。トップにグラデーションを入れ、顔まわりにはローレイヤーを入れます。前髪は、顔型に合わせたシースルーに。
カラーは、9レベルのピンクベージュに。ベージュをMIXすることで、ピンクカラーでも透明感があり、柔らかさと明るい印象の仕上がりを叶えます。
【how to“スタイリング”】
基本的にはハンドブローでOK。ドライヤーで乾かすとき、髪を前方向に向かって毛流れをつくるとナチュラルな内巻きになります。アイロンを使わない方が質感を柔らかく見せられるメリットも。全体にオイルをなじませ、顔まわりは、バームで束感を整えます。首元や顔まわりは根本付近から塗布し、最後に目の細いコームで全体をコーミングするとなじみがよくなり、まとまりもよくなります。
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 尾山貴教さん
【4】「ミディアム」ひし形シルエットのくびれスタイル
人気のフェイスレイヤーで、今っぽく色気も感じられるくびれミディ。ひし形シルエットにすることで、丸顔さんも、面長さんも骨格補正が可能です。
【how to“ベース&カラー”】
ベースは、鎖骨下2cmのボブにカット。トップは角を取る程度のレイヤーを入れ、顔まわりにもレイヤーを入れます。もみあげは、短めに独立させ、前髪は、眉下の長さでシースルーに。トレンドのワイドバングは、ややラウンドさせるとなじみがよくなります。
カラーは、6レベルのバイオレットカラーに。ちょっぴり赤みを感じる暖色系で、透明感や肌なじみがよく、顔色をきれいに見せられます。色持ちもよく、日差しによる褪色にも強いヘアカラーです。
【how to“スタイリング”】
26mmのコテで、毛先を外ハネに。表面はふんわりと内巻きに、もみあげも内巻きにします。重めのオイルを全体になじませ、ウェットな質感で毛束感を整えたら出来上がり。
担当サロン:MINX aoyama(ミンクス アオヤマ) 大城ちはるさん
【5】「セミロング」たっぷりレイヤーのこなれスタイル
前髪は、プツッとライン感のあるやや重めのシースルーに。おくれ毛の長さを骨格に合わせて調整できるので、丸顔さん、面長さん顔型問わず小顔見せを叶えます。
【how to“ベース&カラー”】
カットは、鎖骨下10センチのレングスで、レイヤーを入れて顔まわりのニュアンスが可愛くなるように。前髪は、黒目の延長線上の幅で、目と眉の間の長さにカットします。
カラーは、細めのハイライトを入れ、10レベルのアッシュベージュをオンカラー。赤みを打ち消したベージュで、肌をキレイに見せられ、特にブルベさんにおすすめです。
【how to“スタイリング”】
32mmのアイロンで、全体を外ハネに。顔まわりは耳横の位置でアイロンを床と平行に入れて波巻き、表面はリバースに巻いて外側に流します。スタイリングは、ウェットな質感にならないよう軽めのオイルをチョイス。毛先と顔まわりはしっかりめに、前髪は毛先1/2くらいになじませ束感を整えたら完成です。
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 川上春香さん
【6】「ロング」韓国風波巻きウェーブのスタイル
ロングヘアは波巻きウェーブが今季の気分。ストレート仕上げに飽きた人やイメージチェンジも叶え、柔らかいS字ウェーブで大人の韓国風スタイルに。
【how to“ベース&カラー”】
カットベースはバストラインのワンレングス。引き続きトレンドのシースルーバングを長めにつくり、サイドに流れるようにします。顔まわりはあごラインにおくれ毛をつくります。
カラーは艶のあるダークアッシュに。こちらは6レベルの明度ですが、8レベル以下ならアッシュでもツヤ感を楽しむことが可能。赤みを出さないようにブラウンをMIXするのがポイントです。
【how to“スタイリング”】
38mmのカールアイロンで毛先から内巻き→外ハネを交互に巻き、S字カールのウェーブ巻きに。前髪は毛先のみアイロンを通します。ツヤ感が必須なので、髪のクセが気になる人は縮毛矯正をすると仕上がりがキレイになります。スタイリング剤はオイルorバームを選び、ベタっとならない程度に軽くなじませます。最後に前髪の束感を整えたら出来上がり。
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 加茂愛仁さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ヘアケア企画や多くのヘアカタログを手掛ける、ヘア企画のプロフェッショナル。ヘアの悩みや、自分に合いそうな美容師さんのアテンドなど、エディター陣からも頼りにされている。プロレスと宝塚、猫好きとしても知られている。