ニキビの「種類別」対処法まとめ
ニキビの種類別、正しいケア法をご紹介します。画像で見るニキビの種類からできる原因、膿んでいくプロセスから。専門家に聞いた白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黃ニキビ別に対処法をたっぷりと。ニキビを悪化させないためにもまずは自分のニキビタイプを知って正しいケアを!
- 【画像】で診断!ニキビの「種類」
・【白ニキビ】
・【黒ニキビ】
・【赤ニキビ】
・【黃ニキビ】
- ニキビができる「原因&プロセス」
・ニキビができる「原因」
・ニキビができる「プロセス」
・ニキビが「膿む」プロセス
- 【白ニキビ】「4つのケア方法」
・【1】「基本的」なケア
・【2】「ピーリング&保湿」でしっかりケアを
・【3】「皮膚科」でのケア
・【4】「レチノール」を部分的に塗布
- 【黒ニキビ】「3つのケア方法」
・【1】「基本的」なケア
・【2】早期に「治療」をすることがカギ
・【3】「ビタミン類」を積極的に摂取
- 【赤ニキビ】「6つのケア方法」
・【1】「基本的」なケア
・【2】「抗炎症成分」が配合された化粧水がおすすめ
・【3】「日焼け止めと生活習慣」を見直そう
・【4】「サプリメント」でインナーケアも
・【5】「抗炎症&殺菌成分」の市販薬をチョイス
・【6】「コットンパック&ニキビ専用」アイテムでケア
- 【黃ニキビ】「4つのケア方法」
・【1】「基本的」なケア
・【2】「潰す」のはNG
・【3】「ノンコメドジェニックテスト済み」コスメでケアを
・【4】「皮膚科」でのケア
【画像】で診断!ニキビの「種類」
【白ニキビ】
「ニキビの初期段階。肌のターンオーバーがうまく行かず、角質が肥厚し、毛穴が詰まることで中に皮脂が溜まったまま、膨らんだ状態のもの。赤く腫れるような炎症はなく、毛穴が閉じたままで、皮膚が盛り上がっているのが特徴で、痛みはありません」(山屋先生・以下「」内同)
【黒ニキビ】
「白ニキビが進行し、毛穴の入口が開くことで毛穴に詰まったコメド(角栓)が空気にさらされ、酸化して黒く変色したもの。白ニキビ同様、炎症や痛みはありません」
【赤ニキビ】
「毛穴に溜まった皮脂を栄養として、アクネ菌が増殖し、炎症を起こして硬く盛り上がっている状態。触れると少し、痛みを感じる場合もあります」
【黃ニキビ】
「赤ニキビがさらに進行した状態。中心に白または黄色っぽい膿が見えます。皮膚が薄く、破れやすくなっています。ニキビがかなり悪化した状態なので、触ると痛みやかゆみを感じることもあります」
ニキビができる「原因&プロセス」
ニキビができる「原因」
美容皮膚科医 美容皮膚科タカミクリニック 副院長
山屋雅美先生
2004年に埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科にて従事。三井記念病院皮膚科、都内美容皮膚科にて勤務したのち、2011年タカミクリニックに勤務開始。2021年タカミクリニック副院長に就任。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療だけでなく、ニキビなどの皮膚疾患まで精通し肌質改善治療まで一貫して行っている。女性ならではの視点でのアドバイスにも好評を得ている。
- ストレスや睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ
- 偏った食生活
- スキンケア時の摩擦
「もともとの肌質がとても大きな要因になりますが、ストレスや寝不足によるホルモンバランスの乱れ、偏った食生活、スキンケア時の摩擦などにより、皮脂の過剰分泌や角質肥厚が起こることで毛穴が詰まります。そして、その詰まった毛穴に皮脂が溜まることで、ニキビは発生します。
さらに、毛穴に溜まった皮脂を栄養として、アクネ菌が増殖することで、ニキビの炎症を引き起こします」(山屋先生・以下「」内同)
ニキビができる「プロセス」
【ニキビができるまでの過程】
- 角質肥厚が起こる
- 毛穴が塞がる
- 毛穴に皮脂が溜まる(白ニキビ)
- アクネ菌が増殖して炎症が起こる(赤ニキビ)
- 膿が溜まる(黃ニキビ)
「ニキビができるまでの過程は、まず角質肥厚が起こることからはじまります。そのあと、毛穴が塞がり、毛穴に皮脂が溜まることで白ニキビができます。白ニキビが酸化したものが黒ニキビ。白ニキビからアクネ菌が増殖して炎症を起こしたものが赤ニキビ。赤ニキビが進行して、膿が溜まったものが黃ニキビになります」
ニキビが「膿む」プロセス
表参道美容皮膚科・副院長
三宅 真紀先生
レーザー治療・アンチエイジング治療のエキスパート。患者様の立場にたった、優しく丁寧できめ細やかなカウンセリングから、ひとりひとりに最適な治療を提案し、高い治療技術により確実に結果を出す。美容・スキンケア全般に豊富な知識を持ち、数多くの有名化粧品開発にも携わる。テレビ・雑誌などのメディアにも多数出演。
「ニキビのでき始めは、まずコメドといわれる白ニキビ、そして黒ニキビがあります。白ニキビの場合は毛穴に皮脂が詰まり、毛穴の先が閉じて出口がない状態です。黒ニキビの場合は、毛穴の出口は開いているものの、皮脂が酸化して黒く詰まっている状態です。しかし、白ニキビ・黒ニキビともまだ炎症は起きていません。
そこへアクネ菌が増えてくると、炎症が起こり、痛みを伴う赤ニキビになります。アクネ菌に加え、さらに黄色ブドウ球菌などの細菌が増えると、膿のある黄ニキビへと変化しますす。黄ニキビになってしまうと、周囲の組織もだんだん破壊され、場合によってはクレーター状の跡が残ります」(三宅先生)
【白ニキビ】「4つのケア方法」
【1】「基本的」なケア
美容皮膚科医 美容皮膚科タカミクリニック 副院長
山屋雅美先生
2004年に埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科にて従事。三井記念病院皮膚科、都内美容皮膚科にて勤務したのち、2011年タカミクリニックに勤務開始。2021年タカミクリニック副院長に就任。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療だけでなく、ニキビなどの皮膚疾患まで精通し肌質改善治療まで一貫して行っている。女性ならではの視点でのアドバイスにも好評を得ている。
- ニキビに触らないようにするというのが第一のケア
- 角質ケアを取り入れることもおすすめ
- 油分の多いスキンケアアイテムは避け、スキンケア時に摩擦を与えないように注意
「白ニキビの場合、刺激を加えると赤ニキビへと進行させてしまう可能性があるため、ニキビに触らないようにするというのが第一のケアです。顎や顎裏、こめかみに白ニキビが多発する場合は、ホルモンの影響が強いので、角質ケアを取り入れることもおすすめします。また、オイルやクリームの使用、スクラブ、拭き取りコスメの使用でも悪化することがあるので、油分の多いスキンケアアイテムは避け、スキンケア時に摩擦を与えないように注意しましょう」(山屋先生)
【2】「ピーリング&保湿」でしっかりケアを
表参道美容皮膚科・副院長
三宅 真紀先生
レーザー治療・アンチエイジング治療のエキスパート。患者様の立場にたった、優しく丁寧できめ細やかなカウンセリングから、ひとりひとりに最適な治療を提案し、高い治療技術により確実に結果を出す。美容・スキンケア全般に豊富な知識を持ち、数多くの有名化粧品開発にも携わる。テレビ・雑誌などのメディアにも多数出演。
- ピーリング石けんやピーリングローションで古い角質を除去する
- 肌が乾燥すると皮脂分泌が増えてしまうため、スキンケアは保湿はしっかり、油分少なめを意識する
- 化粧水は一度浸透させたら、2分ほど待って、再び化粧水を浸透させる“重ね付け”がおすすめ
- 保湿にコットンを使用する場合は、肌触りのよいコットンを選び、強く擦りすぎないように気をつける
「古い角質を除去するために、ピーリングのお手入れが効果的です。ピーリング石けんやピーリングローションを日々のお手入れに取り入れるだけでも、角質がたまりにくくなってきます。
また、肌が乾燥すると皮脂分泌が増えてしまうため、保湿はしっかり、油分少なめを意識して行ってください。保湿をするときは、化粧水の重ね付けがおすすめ。一度化粧水を浸透させたら、2分ほど待って、再び化粧水を重ねる。これを何回か繰り返すと、肌に十分なうるおいを与えることができます。
ちなみに、化粧水をつけるときは手とコットンどっちでも大丈夫ですが、コットンの場合は強く擦りすぎないように気をつけて。コットンパックのように使用したり、肌触りのよいコットンを選ぶこともポイントです」(三宅先生)
【3】「皮膚科」でのケア
- サリチル酸マクロゴールドピーリング:真っ赤なニキビが顔中に出ている人やアトピーの人でも使用できる低刺激なピーリング
- マスクピール:毛穴詰まりや過度な皮脂分泌に効果的
- ニキビができてしまっているからこそピーリングは必要!
「当院では、もともとニキビ肌のために開発された“サリチル酸マクロゴールドピーリング”と“マスクピール”をおすすめしています。“サリチル酸マクロゴールドピーリング”は、真っ赤なニキビが顔中に出ている人やアトピーの人でも使用できる低刺激なピーリング。“マスクピール”は、毛穴詰まりや過度な皮脂分泌に効果的です。
ニキビがひどい状態だからピーリングを避けるのではなく、ニキビができてしまっているからこそピーリングは必要です。ニキビが多いときは、2週間に1回のペース、落ち着いているときは1か月に1回のペースで行うと効果的ですよ」(三宅先生)
【4】「レチノール」を部分的に塗布
皮膚科専門医
慶田朋子先生
銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。東京女子医科大学医学部医学科卒業後、東京女子医科大学病院、聖母会聖母病院などを経て、2006年、有楽町西武ケイスキンクリニック開設。2011年、西武有楽町店閉店に伴い、銀座ケイスキンクリニックとしてリニューアルオープン。最新マシンと高い注射注入技術で叶える、切らないリバースエイジングに好評を博している。著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など。
「美的世代だとホワイトコメド(白ニキビ)の可能性があります。肌代謝を高めるレチノール配合のコスメを、ピンポイントで塗布するのもひとつの手。肌が弱い人は3日に1度の頻度で塗布し、カサつきが出たら使用を休みましょう」(慶田先生)
【黒ニキビ】「3つのケア方法」
【1】「基本的」なケア
美容皮膚科医 美容皮膚科タカミクリニック 副院長
山屋雅美先生
2004年に埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科にて従事。三井記念病院皮膚科、都内美容皮膚科にて勤務したのち、2011年タカミクリニックに勤務開始。2021年タカミクリニック副院長に就任。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療だけでなく、ニキビなどの皮膚疾患まで精通し肌質改善治療まで一貫して行っている。女性ならではの視点でのアドバイスにも好評を得ている。
「毛穴に余分なものが詰まっている状態なので、肌のターンオーバーを促進する角質ケアを取り入れましょう。角質ケアはスクラブやゴマージュなどの肌をこするタイプではなく、塗るだけなど、摩擦を与えずに使用できるタイプがおすすめです。黒ニキビは毛穴が開いている状態のため、自然に排出され、治癒することもあります」(山屋先生)
【2】早期に「治療」をすることがカギ
表参道美容皮膚科・副院長
三宅 真紀先生
レーザー治療・アンチエイジング治療のエキスパート。患者様の立場にたった、優しく丁寧できめ細やかなカウンセリングから、ひとりひとりに最適な治療を提案し、高い治療技術により確実に結果を出す。美容・スキンケア全般に豊富な知識を持ち、数多くの有名化粧品開発にも携わる。テレビ・雑誌などのメディアにも多数出演。
「炎症を起こしていない白ニキビと、炎症により痛みを引き起こしている赤ニキビとでは自宅ケアの方法も異なります。
白ニキビの場合は毛穴が詰まっている状態。なので、ピーリングケアはぜひ取り入れてほしいです。ピーリング石鹸やピーリングローションを使用して、古い角質を除去しましょう。
赤ニキビができているときは、炎症を抑える抗炎症成分が配合された化粧水を使用すると効果的です。
ニキビが出ている間もストレスですが、いずれ治ればきれいな皮膚に戻ります。しかし、クレーター状になってしまうと治すことが難しくなってきます。ニキビの最終的な問題は、跡が残るかどうか。そのためにも、白ニキビ・黒ニキビの段階で早期に治療をすることが大切です。症状が出たら、ぜひ早めに皮膚科を受診してくださいね」(三宅先生)
【3】「ビタミン類」を積極的に摂取
皮膚科医
小林智子先生
こばやし ともこ/医学博士。同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンター研究員。豊橋の山本皮フ科ほかで診療を行う。健康と食を医学的な立場で発信するサイト『ドクターレシピ』を監修。
「皮脂分泌を調整したり、代謝を促すビタミンB群や、抗酸化作用をもつビタミンCは充分に摂取したい栄養素。食事で補うことが難しければ、サプリメントの力も借りて」(小林先生)
【おすすめアイテム】
エーザイ チョコラBB(R)ピュア[ 第3類医薬品]
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ビタミンで肌あれが改善。活性型ビタミンB2が肌細胞の新陳代謝を、ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける。
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効率的に働くビタミンC。独自技術でビタミンCの吸収率を高め、体内でキープ。1包1,000mg配合。
【赤ニキビ】「6つのケア方法」
【1】「基本的」なケア
美容皮膚科医 美容皮膚科タカミクリニック 副院長
山屋雅美先生
2004年に埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科にて従事。三井記念病院皮膚科、都内美容皮膚科にて勤務したのち、2011年タカミクリニックに勤務開始。2021年タカミクリニック副院長に就任。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療だけでなく、ニキビなどの皮膚疾患まで精通し肌質改善治療まで一貫して行っている。女性ならではの視点でのアドバイスにも好評を得ている。
- まずは大人ニキビ用化粧品、もしくは敏感肌用化粧品のライン使いをおすすめ
- 1か月使用しても改善がなければ、クリニックで受診してみて
- 単発であれば、ビタミンC誘導体入りのニキビ用化粧水のコットンパックも試してみると良いでしょう
「まずは大人ニキビ用化粧品、もしくは敏感肌用化粧品のライン使いをおすすめします。それらを1か月使用しても改善がなければ、クリニックで受診してみてください。単発であれば、ビタミンC誘導体入りのニキビ用化粧水のコットンパックも試してみると良いでしょう。患部を刺激すると、炎症が悪化するので、なるべく触らないようにするのが得策です」(山屋先生)
【2】「抗炎症成分」が配合された化粧水がおすすめ
表参道美容皮膚科・副院長
三宅 真紀先生
レーザー治療・アンチエイジング治療のエキスパート。患者様の立場にたった、優しく丁寧できめ細やかなカウンセリングから、ひとりひとりに最適な治療を提案し、高い治療技術により確実に結果を出す。美容・スキンケア全般に豊富な知識を持ち、数多くの有名化粧品開発にも携わる。テレビ・雑誌などのメディアにも多数出演。
「炎症を起こしていない白ニキビと、炎症により痛みを引き起こしている赤ニキビとでは自宅ケアの方法も異なります。
白ニキビの場合は毛穴が詰まっている状態。なので、ピーリングケアはぜひ取り入れてほしいです。ピーリング石鹸やピーリングローションを使用して、古い角質を除去しましょう。
赤ニキビができているときは、炎症を抑える抗炎症成分が配合された化粧水を使用すると効果的です。
ニキビが出ている間もストレスですが、いずれ治ればきれいな皮膚に戻ります。しかし、クレーター状になってしまうと治すことが難しくなってきます。ニキビの最終的な問題は、跡が残るかどうか。そのためにも、白ニキビ・黒ニキビの段階で早期に治療をすることが大切です。症状が出たら、ぜひ早めに皮膚科を受診してくださいね」(三宅先生)
【3】「日焼け止めと生活習慣」を見直そう
『東京イセアクリニック』渋谷院院長
大山希里子先生
日本皮膚科学会会員、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会会員。 「患者さまとのコミュニケーションを大切にして真摯に向き合うこと」を理念に、日々の診療を行う。 皮膚科医として知識のグレードアップを怠らず、美容医療はもちろん化粧品などの知識も豊富。
「赤ニキビは炎症細胞が集まり血管が拡張、赤く見えている状態です。ニキビができている状態で日焼けをすると、ひどくなることに加えメラニンの活性化で色素沈着してしまう可能性が。日焼け止めをきちんとつけてセルフケアすることが大切です。
また、睡眠不足やストレス、偏った食生活も、ニキビをひどくしてしまう可能性があるため、生活習慣の見直しも重要になるでしょう」(大山先生)
【4】「サプリメント」でインナーケアも
「スキンケアには、色素沈着の予防と炎症の鎮静化、赤み緩和に効果のあるビタミンC、ビタミンA誘導体、ビタミンEの配合されたものを選びましょう。
サプリメントなら、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6などが配合されたものがおすすめです。皮脂の過剰分泌の抑制、ターンオーバー促進などの効果が期待できます」(大山先生)
【おすすめアイテム】
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ビタミンB群とはB1・B2、ナイアシンなど8種の総称。8種をバランス良く摂取できるサプリ。
【5】「抗炎症&殺菌成分」の市販薬をチョイス
薬剤師・美容家
花田真理さん
はなだ まり/薬剤師として調剤薬局、化粧品会社勤務を経て、独立。医師と薬剤師の共同開発ブランドを立ち上げ、化粧品の商品開発を行う傍ら、コラム執筆や美容記事の監修など、美容家としても活躍。
「まずは炎症を鎮める“イブプロフェンピコノール”とアクネ菌を殺菌する“イソプロピルメチルフェノール”の両方が配合された治療薬を。膿をすぐ治したい場合は『テラ・コートリル(R)軟膏』がおすすめ。炎症を抑えるステロイドと、菌を殺す抗生剤を配合。処方薬にも使われる成分ですが、使い続けると菌に耐性ができる、免疫力低下などの副作用が。使用は数日と短期間に留め、綿棒などで患部だけに塗って」(花田さん)
【おすすめアイテム】
資生堂薬品イハダ アクネキュアクリーム[第2類医薬品]
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炎症を抑えて殺菌しつつ肌に優しい。素肌と同じ弱酸性、ノンアルコールと安心のノンステロイド治療薬。ベタつかないジェルクリームタイプ。
ライオン ペアアクネクリームW[第2類医薬品]
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有効成分が赤ニキビの炎症を抑える。抗炎症&殺菌力を発揮しつつ、弱酸性で肌を守る。クリームを塗り広げると透明になるので、メイクも重ねられる。
【6】「コットンパック&ニキビ専用」アイテムでケア
トータルビューティアドバイザー
水井 真理子さん
肌を見るだけで、その人の生活習慣を見抜く程の経験値で、カウンセリングや美容アドバイスを展開。美容誌や講演など幅広く活躍中。
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「赤ニキビは炎症中の状態なのでコットンパックで鎮静を。日中はニキビ専用の美容液でケアを」(水井さん)
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繰り返すニキビをケア。
【黃ニキビ】「4つのケア方法」
【1】「基本的」なケア
美容皮膚科医 美容皮膚科タカミクリニック 副院長
山屋雅美先生
2004年に埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科にて従事。三井記念病院皮膚科、都内美容皮膚科にて勤務したのち、2011年タカミクリニックに勤務開始。2021年タカミクリニック副院長に就任。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療だけでなく、ニキビなどの皮膚疾患まで精通し肌質改善治療まで一貫して行っている。女性ならではの視点でのアドバイスにも好評を得ている。
「黄ニキビはニキビがかなり悪化した状態なので、抗生物質の塗り薬や飲み薬が必要となります。そのため、クリニックでの受診をおすすめします」(山屋先生)
【2】「潰す」のはNG
表参道美容皮膚科・副院長
三宅 真紀先生
レーザー治療・アンチエイジング治療のエキスパート。患者様の立場にたった、優しく丁寧できめ細やかなカウンセリングから、ひとりひとりに最適な治療を提案し、高い治療技術により確実に結果を出す。美容・スキンケア全般に豊富な知識を持ち、数多くの有名化粧品開発にも携わる。テレビ・雑誌などのメディアにも多数出演。
- 膿が溜まっているニキビ…アクネ菌が入っていた皮膚の毛包という部分が破壊されている状態
- 潰してしまうと、クレーター状の跡になりやすい可能性がある
- さらに、アクネ菌が皮膚内に残ってしまい、ニキビが悪化してしまう恐れもある
「膿が溜まっているニキビは、黄ニキビといって、アクネ菌が入っていた皮膚の毛包という部分が破壊されている状態です。真皮など周りの組織も破壊され始めているため、ここで潰してしまうとクレーター状の跡になりやすい可能性があります。
さらに、無理矢理潰してしまうことによって、アクネ菌が皮膚内に残ってしまい、ニキビが悪化してしまう恐れもあります」(三宅先生)
【3】「ノンコメドジェニックテスト済み」コスメでケアを
皮膚科医
小林智子先生
こばやし ともこ/医学博士。同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンター研究員。豊橋の山本皮フ科ほかで診療を行う。健康と食を医学的な立場で発信するサイト『ドクターレシピ』を監修。
「毛穴詰まりを防ぐには、適度に保湿して角質を柔らかく保って。ニキビ肌は皮脂が過剰なこともあり、油分などの保湿成分がアクネ菌のエサになる場合も。“ノンコメドジェニックテスト済み”なら、ニキビができにくい成分を配合して安心。予防にも、ニキビができたときにも使えます」(小林先生)
【おすすめアイテム】
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¥2,640 | 60g |
有効成分が毛穴にしっかり浸透。ニキビ予防や肌あれに有効な成分が毛穴になじんで浸透。毛穴詰まりも解消しつつ、しっとりした肌に導く。
【4】「皮膚科」でのケア
表参道美容皮膚科・副院長
三宅 真紀先生
レーザー治療・アンチエイジング治療のエキスパート。患者様の立場にたった、優しく丁寧できめ細やかなカウンセリングから、ひとりひとりに最適な治療を提案し、高い治療技術により確実に結果を出す。美容・スキンケア全般に豊富な知識を持ち、数多くの有名化粧品開発にも携わる。テレビ・雑誌などのメディアにも多数出演。
- 炭酸ガスレーザーで小さな穴をあけ、専用の器具で中身を圧出する
- 膿を出すことで治りを早くするだけでなく、レーザーの強い熱による殺菌効果もある
- 繰り返し同じ箇所が膨らんでニキビになるという人は、炭酸ガスレーザー治療がおすすめ
「炭酸ガスレーザーで小さな穴をあけ、そこに専用の器具を押し当て中身を圧出します。膿を出し、治りを早くするだけでなく、レーザーの強い熱によって殺菌ができるので、同じ箇所にニキビができにくくなるというメリットも。
ニキビが治ってもすぐにまた同じ箇所が膨らんでくる…という人は、一度炭酸ガスレーザーで中身を圧出、殺菌することをおすすめします。
また、膿を圧出したあとは、アクネ菌を殺菌する塗り薬の処方と、状態によっては抗生剤の内服を処方します」(三宅先生)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
2004年に埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科にて従事。三井記念病院皮膚科、都内美容皮膚科にて勤務したのち、2011年タカミクリニックに勤務開始。2021年タカミクリニック副院長に就任。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療だけでなく、ニキビなどの皮膚疾患まで精通し肌質改善治療まで一貫して行っている。女性ならではの視点でのアドバイスにも好評を得ている。