肌質別スキンケア
2021.12.8

ニキビは種類によってケア方法を変えたほうがいいってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

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日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「ニキビ」について。ニキビは種類によってケア方法を変えたほうがいいってホント? 美容皮膚科医の山屋雅美先生にお話を伺いました。

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「ニキビ」について。ニキビは種類によってケア方法を変えたほうがいいってホント? 美容皮膚科医の山屋雅美先生にお話を伺いました。

Q:ニキビは種類によってケア方法を変えたほうがいいってホント?

ニキビには白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビと種類があります。それぞれ、ケア方法は変えなければいけないのでしょうか? さっそく、この疑問を山屋先生に聞いてみました。

A:ホント

「ニキビができているときの基本ケアというものがあります。まずはそれを行った上で、それぞれのタイプに合わせたスキンケアを行うのが良いでしょう」(山屋雅美先生・以下「」内同)

ニキビの種類と特徴

「まずは、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ、それぞれの特徴を見ていきましょう」

【白ニキビ】

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「ニキビの初期段階。肌のターンオーバーがうまく行かず、角質が肥厚し、毛穴が詰まることで中に皮脂が溜まったまま、膨らんだ状態のもの。赤く腫れるような炎症はなく、毛穴が閉じたままで、皮膚が盛り上がっているのが特徴で、痛みはありません」

【黒ニキビ】

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「白ニキビが進行し、毛穴の入口が開くことで毛穴に詰まったコメド(角栓)が空気にさらされ、酸化して黒く変色したもの。白ニキビ同様、炎症や痛みはありません」

【赤ニキビ】

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「毛穴に溜まった皮脂を栄養として、アクネ菌が増殖し、炎症を起こして硬く盛り上がっている状態。触れると少し、痛みを感じる場合もあります」

【黃ニキビ】

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「赤ニキビがさらに進行した状態。中心に白または黄色っぽい膿が見えます。皮膚が薄く、破れやすくなっています。ニキビがかなり悪化した状態なので、触ると痛みやかゆみを感じることもあります」

ニキビはどうやってできる?

「ニキビができるまでの過程は、まず角質肥厚が起こることからはじまります。そのあと、毛穴が塞がり、毛穴に皮脂が溜まることで白ニキビができます。白ニキビが酸化したものが黒ニキビ。白ニキビからアクネ菌が増殖して炎症を起こしたものが赤ニキビ。赤ニキビが進行して、膿が溜まったものが黃ニキビになります」

【ニキビができるまでの過程】

  1. 角質肥厚が起こる
  2. 毛穴が塞がる
  3. 毛穴に皮脂が溜まる(白ニキビ)
  4. アクネ菌が増殖して炎症が起こる(赤ニキビ)
  5. 膿が溜まる(黃ニキビ)

ニキビができる主な原因は?

「もともとの肌質がとても大きな要因になりますが、ストレスや寝不足によるホルモンバランスの乱れ、偏った食生活、スキンケア時の摩擦などにより、皮脂の過剰分泌や角質肥厚が起こることで毛穴が詰まります。そして、その詰まった毛穴に皮脂が溜まることで、ニキビは発生します。

さらに、毛穴に溜まった皮脂を栄養として、アクネ菌が増殖することで、ニキビの炎症を引き起こします」

Check
  • ストレスや睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ
  • 偏った食生活
  • スキンケア時の摩擦

ニキビができているときの基本ケア

「すべてのタイプにおいて、ニキビができているときのケアを行うことが基本です。その上で、それぞれのタイプに合ったスキンケア方法をプラスして行うようにしましょう。

ニキビができているときはまず“触らない”、“つぶさない”というのが基本のケアです。

“触らない”というのは、単純に触れないことに加え、摩擦を与えないということでもあります。拭き取り、スクラブ、洗顔ブラシ、マッサージなどのケアも控え、肌に摩擦を与えないようにしましょう。化粧水をつけるときもコットンは使わず、ハンドプレスで浸透させるのがおすすめです。

“つぶさない”というのは、ニキビを潰すと、周辺の皮膚まで傷をつけてしまい、そこに雑菌が付着して炎症を起こす可能性もあるためです。さらに、ニキビ跡が残るリスクもあるので、やらないようにしましょう」

Point

・患部を触らない、摩擦を与えない

・拭き取り、スクラブ、洗顔ブラシ、マッサージなどのケアは控える

・コットンは使用せず、ハンドプレスで化粧水を浸透させる

・無理につぶさない

ニキビができているときのスキンケア

「“落とすケアに時間をかけ過ぎない”、“水分多めで油分は少なめの保湿”というのがスキンケアの基本になります。

 “落とすケアに時間をかけ過ぎない”については、ニキビができやすい人は落とすケアに時間をかけ過ぎる傾向にあります。そのため、クレンジングは1分以内、洗顔は30秒以内を目安に済ませるようにしましょう。クレンジングは洗浄力が強すぎず、弾力のあるゲルグレンジングを使用するのがおすすめです。一般的にオイルクレンジングより、ゲルやミルクタイプのほうが、洗浄力がマイルドで、肌にやさしいと言われています。オイルクレンジングはよく落ちる反面、洗浄力や脱脂力が強いため、肌の乾燥を招き、より皮脂の分泌を増やしてしまう可能性があります。さらにメイクオフの際に滑りが良いため、肌をこすり過ぎてしまう可能性もあるので、ニキビがある肌には不向きです。洗顔はたっぷりの泡でやさしく洗うようにしましょう。

“水分多め、油分少なめの保湿”については、化粧水はたっぷりとつけて水分を補い、油分が軽めのゲルや乳液タイプの保護アイテムで保湿するのがベストです。乾燥対策はしつつも、油分が毛穴を詰まらせる原因にもなるため、保護アイテムは油分が少ないものを選ぶのがルールです」

Point

・クレンジングは1分以内、洗顔は30秒以内

・クレンジング剤はゲルやミルクタイプを選ぶ

・洗顔はたっぷりの泡で洗い、こすらない

・たっぷりの化粧水+軽めの油分のゲルや乳液タイプの保護アイテムで保湿

白ニキビのケア方法

「白ニキビの場合、刺激を加えると赤ニキビへと進行させてしまう可能性があるため、ニキビに触らないようにするというのが第一のケアです。顎や顎裏、こめかみに白ニキビが多発する場合は、ホルモンの影響が強いので、角質ケアを取り入れることもおすすめします。また、オイルやクリームの使用、スクラブ、拭き取りコスメの使用でも悪化することがあるので、油分の多いスキンケアアイテムは避け、スキンケア時に摩擦を与えないように注意しましょう」

黒ニキビのケア方法

「毛穴に余分なものが詰まっている状態なので、肌のターンオーバーを促進する角質ケアを取り入れましょう。角質ケアはスクラブやゴマージュなどの肌をこするタイプではなく、塗るだけなど、摩擦を与えずに使用できるタイプがおすすめです。
黒ニキビは毛穴が開いている状態のため、自然に排出され、治癒することもあります」

赤ニキビのケア方法

「まずは大人ニキビ用化粧品、もしくは敏感肌用化粧品のライン使いをおすすめします。それらを1か月使用しても改善がなければ、クリニックで受診してみてください。単発であれば、ビタミンC誘導体入りのニキビ用化粧水のコットンパックも試してみると良いでしょう。患部を刺激すると、炎症が悪化するので、なるべく触らないようにするのが得策です」

黃ニキビのケア方法

「ニキビがかなり悪化した状態なので、抗生物質の塗り薬や飲み薬が必要となります。そのため、クリニックでの受診をおすすめします」

 

美容皮膚科医
美容皮膚科タカミクリニック 副院長

山屋雅美先生

2004年に埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科にて従事。三井記念病院皮膚科、都内美容皮膚科にて勤務したのち、2011年タカミクリニックに勤務開始。2021年タカミクリニック副院長に就任。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療だけでなく、ニキビなどの皮膚疾患まで精通し肌質改善治療まで一貫して行っている。女性ならではの視点でのアドバイスにも好評を得ている。

美容皮膚科タカミクリニック

文/土屋美緒

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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