お悩み別ケア
2018.7.23

皮膚の老化ってどんな現象?皮膚科医が解説…老化の基本や“光老化”・“イボ”のメカニズム

年齢とともに現れてくれる“老化現象”。どうにか食い止めたいですよね。特に皮膚の老化は、見た目にも影響が出てくるので、早めの対策でできるだけ進行を妨げたいところ…。今回は、青山ヒフ科クリニック院長の亀山孝一郎先生に、皮膚の老化や光老化、イボのメカニズム、化粧品を選ぶ際に意識したい老化防止に有効な成分などを伺いました。

【目次】
皮膚の老化現象のメカニズムは?
肌老化の原因の約8割は“光老化”!
肌悩みのひとつ…“イボ”も光老化の一種
皮膚の老化防止に役立つ食べ物は?
老化を防ぐ化粧品…どんな成分が有効?

<お話を伺ったのは…>

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亀山孝一郎・・・表参道にある『青山ヒフ科クリニック』院長、皮膚科専門医、医学博士。北里大学医学部卒業。米国立保健衛生研究所(NIH)に招へいされ、メラニン生成の研究に従事。帰国後に発表した論文が話題となり、ビタミンC療法の第一人者と呼ばれるようになる。1999年、『青山ヒフ科クリニック』開業。2002年にオリジナル化粧品『ドクターケイ』を発表。肌トラブルから美容まで様々な悩みにトータルケアで応えている。

Q. 皮膚の老化現象のメカニズムは?

皮膚は全身の細胞とともに老化しますが、細胞の老化の原因としては、次の2つがあるそうです。

1. 代謝速度の低下
2. 活性酸素によるダメージの蓄積

「われわれ人間は、酸素を肺で取り入れ、糖や脂肪をミトコンドリアで燃焼させていて、このときに活性酸素が1〜3%生じます。活性酸素は非常に反応性の強い物質で、周りのいろいろな物質を錆びつかせて、その機能をおかしくしてしまう物質。この活性酸素の量を減らすこと、そして生じてしまった活性酸素量を速やかに低下させることが、老化防止の第一のポイントです。そして、第二のポイントは、適度な運動をして筋肉量を維持し、基礎代謝を上げることです」(亀山医師・以下「」内同)

肌老化の原因の約8割は“光老化”!

光老化とは、紫外線をはじめとした可視光線を浴びることによって、皮膚に現れるシミやシワ、たるみなどの肌トラブル全般のこと。光老化は、肌老化の原因の約8割といわれているそう。

「光老化を防ぐには、紫外線対策をきちんと行うこと、そして、やはり活性酸素を除去して代謝を上げることが大切です」

肌悩みのひとつ…“イボ”も光老化の一種

イボにもウィルス性など種類がありますが、中でも、シミが盛り上がってできる“老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)”は、紫外線による光老化の一種。

「メラニンには、紫外線により発生する活性酸素を消去して、肌の細胞を守り、発がんを防ぐ働きがあります。老人性疣贅のイボは、シミができた部分にメラニンを持った皮膚が何層にもでき、厚くなってしまった状態。つまり、メラニンというサンスクリーンが重なっている状態で、いわば究極の防衛反応なのです。そして、できてしまったイボは自然に消えることはないので、皮膚科などで治療して取るしか消す方法はありません」

イボができてしまったときは、より一層紫外線対策が重要になるということです。

皮膚の老化防止に役立つ食べ物は?

老化防止には、抗酸化作用のある食材を腹八分目に摂取することが大切です。

「抗酸化作用のある栄養素は、ビタミンC、A、B3(ナイアシン)、Eやβカロチン。カボチャはおすすめですし、アスタキサンチンを含むシャケなどもよいでしょう」

低糖質、低脂質の和食は、老化防止の観点からもおすすめとのこと。そして、糖質も老化の原因となるなるので、食事をするときは、先に野菜や肉などを食べ、血糖を上げるごはんやパンは後からゆっくり食べるのがコツです。

「糖質は筋肉でエネルギーとして使われるので、運動をして、筋肉量を維持しておくことも大切。ダイエット同じく、腹八分目の食事と適度な運動が、老化防止にも役立ちますよ」

老化を防ぐ化粧品…どんな成分が有効?

老化の原因には、上述の活性酸素の増加による肌の“酸化”(肌サビ)と“糖化”(肌焦げ)があります。

肌の酸化と糖化について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→「皮膚科医に聞く!“肌の酸化”が老けを促す…その原因や防止策、糖化との関係は?
→「肌の糖化は老化の元凶!“肌焦げ”が起こる原因や予防策を皮膚科医が解説

酸化と糖化は互いに影響し合い、負のスパイラルとなって老化を進行させます。

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「おすすめなのは、酸化と糖化にダブルでアプローチできるようなエイジングケア化粧品。たとえばドクターケイのエイジングケアアイテム、“ケイカクテルVプレミアムクリーム”には、新採用ビタミンC誘導体“ビスグリセリルアスコルビン酸”と、抗糖化成分の“セイヨウオオバコ種子エキス”を配合し、シワが改善するなどの効果が出ています」

●新採用ビタミンC誘導体“ビスグリセリルアスコルビン酸”によって乾燥ジワが改善

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水溶液2%を朝晩2回、6週間連用

●“セイヨウオオバコ種子エキス”によってシワの深さが改善

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西洋オオバコ種子エキスを3%含有したローションを左右の目の周囲に1日2回、12週間連用
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ドクターケイ『ケイカクテルVプレミアムクリーム』 30g ¥16,000(税抜)

 

日頃から紫外線ケアをし、食べるものや食べ方を意識し、適度な運動をして代謝を上げ、スキンケアアイテムでサポートする。ちょっとした生活習慣を見直すだけでも、皮膚の老化の進行を食い止めることはできそうですね。

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