洗顔・クレンジング
2024.12.28

クレンジングのタイミングはいつ?お風呂の入浴前・入浴中・入浴後どれが正解?

メイクを落とすベストなタイミングはいつ?帰宅後すぐ、お風呂の中別それぞれのメリットと落とし方をご紹介します。基本のクレンジングの順番、仕方とともに自分に合ったやり方を選んでみて!

メイクを落とすベストな「タイミング&順番」

クレンジングの「順番」

メイクせずに朝や日中に日焼け止めを塗っただけの場合でも、基本的には夜にクレンジングを行いましょう。ただし、今は洗顔料で落とせる日焼け止めもあるので、自分が何を使っているかによってクレンジングをするかしないか判断して。

「ダブル洗顔不要」と記載されているクレンジングを使う場合は洗顔料を省いても大丈夫ですが、洗顔料には肌に残ったクレンジング剤を落とす役割もあるので、どちらかと言うと使った方が◎。ただし、クレンジングである程度の肌の汚れが落ちているため、洗顔は優しく軽めに行いましょう。

ポイントメイク落としを使う「タイミング」

トータルビューティアドバイザー

水井 真理子さん


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  • 濃いメイクから落とすのが基本なので、全顔の前に

「落ちにくいマスカラの成分や、ラメやパールなどが肌全体に広がってしまわないように、目元は先に落として。その方が最終的に、肌全体を優しくキレイにオフできます」(水井さん)

【帰宅後】すぐにクレンジングする「メリット&落とし方」

【1】酸化皮脂を「押さえ込み」

国際エステティシャン

大杉みどり先生

「過酷な日中を過ごした肌は、酸化したメイクや皮脂、汚れ、自分の汗も混ざって、いわば雑巾のような状態…。一刻も早く洗い流すのに越したことはありません。お風呂にすぐに入らない場合は、保湿もかなう乳液メイク落としでオフすれば面倒にならず効率的!」(大杉先生)

【Point】

  • 肌をスッキリさせながら保湿できるアイテムを厳選

【おすすめアイテム】
花王 キュレル 乳液ケアメイク落とし[医薬部外品]

価格容量
¥1,650(編集部調べ) 200ml

100%乳液処方の優しい使用感。コットンにとり拭き取るだけで、保湿&メイクオフが同時にかなう。

【2】即・保湿してダメージを「減らす」

美容家

深澤 亜季さん


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「冬から春にかけて特に意識しているのは、帰宅したらすぐにクレンジングすることです。なぜかというと、外で過ごしてダメージを受けた肌を、一刻も早く保湿したいから。〝クレンジングは入浴のときについでに〟という人も多いと思うのですが、そうするとおうちに帰ってからお風呂に入るまでの数時間、疲れて乾燥した肌で過ごすことになりますよね? 私は、帰宅したらすかさず肌を即効保湿してリカバリーさせたい。そのためにまずは洗面所へ直行!がルーティンです」(深澤さん・以下「」内同)

肌に花粉や汚れが付着したまま長時間すごすと刺激の原因に。 “帰宅したらすぐ洗う” はトラブル予防のためにもいい

「付着した汚れを物理的に落とせるのはもちろんのこと、肌は、潤っているときほどバリア機能が高まって、ダメージを受けにくくなります。だから、なるべくこまめに保湿するほど、肌がルンルン♪になる、というのが私が自信を持って言える美肌への答え。普段から、なるべく肌を乾燥させないように、そして保湿できるチャンスはなるべく逃さないように心がけています。たとえば、毎夜のルーティンはこんな感じです」

【How to】

  1. 帰宅後すぐに顔を洗って1度目の保湿
  2. お風呂に入る前にクリームを追加塗り(蒸気やお湯による肌の乾燥を防ぎ、パック効果も得られます!)
  3. お風呂上がりに2度目の保湿
  4. (余裕のある日は)寝る前にさらに追加保湿

【3】「汗ばむ肌」から汚れを即オフ

トータルビューティアドバイザー

水井 真理子さん


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とにかく帰宅後すぐメイクオフ。パターン別に複数のクレンジング料を用意せよ
汗ばんだ夏の肌にはホコリが付着しやすくなります。皮脂の量も増え、酸化によるくすみリスクも高まります。帰宅したら手を洗うのと同様に、顔についた汚れもオフする習慣を。暑い日は、帰宅したらすぐにシャワーを浴びたい日も多いはず。お風呂の中でもサッとメイクを落とせるクレンジング料を常備して。一方で、帰宅してもすぐにはお風呂に入れない日も。そんな日でもとりあえず、拭き取りクレンジングで顔を清潔に。

【4】「ウイルス対策」としても

皮膚科医

小林ひかり先生

帰宅したらすぐに全身丸洗い。花粉やPM2.5を居住スペースにもち込まない
「できればシャワーを浴びて髪についた花粉も洗い流すと理想的。コートやマフラーなどは玄関で脱いで、室内にもち込まないように」(小林先生)

【お風呂】でクレンジングする「メリット&落とし方」

【1】肌が濡れていない「入浴前」がおすすめ

\教えてくれたのは…ビューティリサーチ&クリエーションセンター シニアビューティ セラピスト 北方一恵さん/

トータルビューティアドバイザー

水井 真理子さん


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Q. お風呂でクレンジングをするとき、「入浴前・入浴中・入浴後」、いつが正解?
A. 汗などで肌が濡れていない、「入浴前」がおすすめ

「クレンジング料の種類にもよりますが、手や顔が濡れていたり、浴槽の湿度によって洗浄力が弱まる場合も」(北方さん)

「入浴中は汗を出したいので、先にメイク汚れを落とした方が◎」(水井さん)

【2】濡れるのも気にならず「首までも」クレンジングが◎

美的専属モデル・美容研究家

有村 実樹さん


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お風呂なら、髪が濡れても問題ないし首までクレンジング料をのばせます。手や肌についた水気を抑えてからクレンジングを。

【3】湯気で「毛穴」を開かせ、汚れを落としやすく

美容好き芸人

あきば美容研究生

僕のおすすめは「お風呂から上がる直前」です。理由としては、湯船につかると体が温まると同時に毛穴が開きやすくなり、より毛穴の汚れを落としやすくなるからです。ただ、お風呂場でやるとどうしても雑になってしまって、洗い残しが発生する、という意見も聞きます。どちらにしても丁寧に行ってあげてくださいね。また、疲れたり、飲んで帰ってきた日など、「お風呂に入る体力は残ってないけど、せめてメイクだけは最後の力を振り絞って落としたい…!」なんていう日には拭き取りのタイプがベストです。あなたの生活のリズムと肌への心地よさで合うものを選んでくださいね。

【4】W洗顔不要アイテムで「時短」にも

お風呂の湯気で毛穴を開かせてから、W洗顔不要クレンジングでメイクオフ。

【How to】

  1. 始めは頬など肌の面積が広い部分から。
  2. 目元などメイクの濃い部分は最後になじませると、汚れが広がらずに落とせます。

\摩擦を与えないよう優しくなじませて/


プロ直伝!正しい「クレンジング方法」【9STEP】

「人間肌診断機」こと、国際エステティシャン

大杉みどり先生

\人生を変えるクレンジング、伝授します!/

【STEP1】適量よりも多めを手にとる

量をケチってクレンジング料が足りないと、必要以上に肌をこすってしまい刺激になりがちに…。肌のことを考え、しっかりとメイクを落とすことを考えると、適量よりも多めくらいがちょうどいい。

【STEP2】ハンコを押すように顔全体に広げる

まずは両頬と額&あご、広い面にハンコを押すような要領で、オイルを顔全体に広げる。くるくる広げる前のこのハンコこそ、肌をこすらず傷つけずにクレンジングをこなすための重要なプロセス!

【STEP3】1プッシュ追加しくるくるなじませる

手にクレンジングを1プッシュ追加しさらに滑りを良くして、顔全体に広げていく。指の第2関節までを使うような感じで大きく円を描きながらのばし、凹凸のある細かい部分も丁寧かつ優しくなじませていって。

【STEP4】口角までしっかりと洗う

意外と汚れを落とし切れていないのが口角!口角にくすみがたまっていると、老けた印象に見えるので、口角は“お”と発しながら口を開いた状態でクレンジングをしっかりなじませるのがポイント。

\老け見えを防ぐポイント!/

【STEP5】目元&口元は最後になじませる

ポイントメイクはクレンジング前に落とす(濡らして軽く絞ったコットンにオイルをとり、メイクをなじませるように優しく落とす方法がおすすめ)のが基本ですが…どうしても面倒ならここで。人さし指&中指で眉とアイシャドウ、アイラインを、親指&人さし指でまつげを、さらに薬指でリップを、くるくるなじませて。


\ポイントメイクを別で落とすのが面倒なら、百歩譲ってこの方法!/

【STEP6】一度手を洗ってさっぱりさせる

乳化を始める前に、一度手を洗ってさっぱりさせておくことも重要。手にクレンジングがついてぬるぬるしていたら、顔の乳化が完了した合図がわかりにくく、いつまでたっても乳化が終わりません!

【STEP7】ぬるま湯でくるくるして乳化させていく

お湯の温度はちょっとぬるめの32~34℃くらい。ぬるま湯に手を浸し、まんべんなく顔全体を濡らし、また手を洗い流し、さらにお湯を足して優しくくるくる…を繰り返していく。白くなっただけで満足せず、肌についたお湯がサラサラするまで乳化させて。

\クレンジングは乳化が命! 妥協すべからず/

【STEP8】Tゾーンやあごは念入りに

鼻周りや額、あご、耳の前、生え際など皮脂が多い部分はすぐにサラサラせず乳化に少し時間がかかるので、念入りに何度かぬるま湯をつけてくるくるして、を繰り返して。鼻の入り組んだ凹凸も、洗い残しがないよう念入りに。

【STEP9】摩擦レスを心掛けながら念入りに洗い流す

すすぎも摩擦レスを心掛けながら、乳化の3~5倍の時間をかけて念入りに洗い流して。ほぼ肌には触らない強さで、ちゃぽっちゃぽっとぬるま湯をかけながら洗っていくのがポイント。最後は冷水ですすいで、肌を引き締めて。

\すっきり洗い流して〆は冷水で!/

正しいクレンジングをすれば、透明感&ツヤがみなぎる肌に
乳化がしっかりでき、念入りなすすぎでメイク&汚れを完全に巻き取れていれば、W洗顔不要のクレンジングでOK!

「肌を傷つけない正しいクレンジング法を毎日コツコツ続ければ、くすみのないツヤツヤ美肌に」(みどり先生)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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