健康・ヘルスケア
2021.9.16

デリケートゾーンの形が日常生活に支障を出すってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“デリケートゾーン”について。デリケートゾーンの形によって日常生活に支障が出る場合があるって…ウソ? ホント? アヴェニューウィメンズクリニックの福山千代子先生にお答えいただきます。

Q:デリケートゾーンの形が日常生活に支障を出すってホント?

デリケートゾーンが下着に擦れて違和感がある、自転車に乗るとサドルが擦れていたい、ヨガの特定のポーズが痛くてできない…などの場合、性器の形が原因になっていることがあるとか…それって本当なのでしょうか。

さっそく、この疑問を福山先生にぶつけてみました! 果たして答えは…?

A:ホント

「小陰唇に左右差がある、小陰唇が大きすぎるといった場合は、日常生活に支障が出るケースもあります」(福山先生・以下「」内同)

Point

・小陰唇に左右差があったり、小陰唇が大きすぎると…日常生活に支障が出る場合がある

小陰唇とは?

「女性器のひだの部分を、“小陰唇”(しょういんしん)と呼び、尿道口や膣から細菌の侵入を防ぐ役割があります。人それぞれ目や鼻の大きさに違いがあるように、小陰唇の大きさも個人差があります」

小陰唇を小さくするための改善法は?

「残念ながら、小陰唇そのものをセルフケアで小さくすることはできません。しかし、下着に擦れて痛いという場合は、下着の素材や形を替え、少しでもデリケートゾーンへの当たりを少なくするということは可能です」

小陰唇を小さくする施術とは?

「小陰唇を小さくする、形を整えるためには、一般的に小陰唇形術や小陰唇縮小手術と呼ばれる手術を行います。

手術を行うことで、小陰唇の大きさによって起こっていた痛みや違和感がなくなるほか、小陰唇が左右対称になり、はみ出ていた部分の黒ずみは除去することができます。小陰唇が小さくなることで、汚れが溜りにくくなる、ニオイなども抑えられるという可能性もありますよ」

  • ・小陰唇を小さく、形を整えるための小陰唇形術や小陰唇縮小手術がある
  • ・小陰唇が左右対称になる、はみ出ていた部分の黒ずみを除去できるメリットがある
  • ・小陰唇が小さくなると、汚れが溜りにくくなる、ニオイが抑えられる可能性もある

手術の流れは?

「手術と聞くと、身構えてしまう人も多いかもしれませんが、当院の小陰唇形術は来院~お帰りまで、約2時間。歩いて帰宅することも可能です。

まず、事前にカウンセリングで希望のデザインを決めます。手術当日は、手術箇所に麻酔クリームを塗布し、20~30分の間麻酔が効くのを待ちます。(近くにお住まいの人は、あらかじめ自宅から麻酔クリームを塗布して来院することも可能です)その後、医師と前回のカウンセリング時に決めたデザインを確認し、改めてデザインします。

次に、局所麻酔注射を打ちます。(麻酔クリームが効いているため、痛みは軽減されています)そして、炭酸ガスレーザーでデザインしたラインを切開します。炭酸ガスレーザーは術中の出血が少なく、患者さんの負担を極力抑えることができます。

最後に丁寧に縫合し、チェックをして終了です。傷跡は目立ちにくく、溶ける吸収糸なので、抜糸の必要もありません」

術後の注意点は?

「術後は滲む程度の出血が1週間ほど続くことがあります。また、内出血が2週間ほど残る場合もありますが、徐々に消えていくので心配ありません。

シャワーは当日から、お酒は翌日以降、入浴は1週間後から可能です。術後1週間は、自転車やヨガなど陰部を圧迫する運動は避けてください。また、性交渉は経過を見ての判断となりますが、2~4週間後から可能です」


アヴェニューウィメンズクリニック 院長

福山 千代子先生

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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