健康・ヘルスケア
2020.10.9

汗っかきでも冷え性体質の場合があるってホント?真相を医師に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日々の生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は“冷え性”について。汗っかきでも冷え性体質の場合があるって…ホント?  西洋・東洋医学の両観点から冷え性を診察する、御苑アンジェリカクリニックの神藤慧玲先生にお話を伺いました。

%e6%96%b0%e9%80%a3%e8%bc%89%e3%83%98%e3%83%83%e3%83%80%e3%83%bc-3

Q:汗っかきでも冷え性体質の場合があるってホント?

猛暑から一気に秋に突入しました。汗は代謝のよさの証という認識があるから、夏場にたっぷり汗をかけていたから自分は冷えとは無縁と思っていたら、過ごしやすいというよりもむしろ肌寒くて体が冷えているような……。それを裏付けるように、汗っかきな人ほど冷え性体質の可能性がある、というウワサが。本当でしょうか。さっそく、この疑問を神藤先生にぶつけてみました。果たしてその答えは?

A:ホント

「汗っかきなのに冷え性というの人のほとんどは、”冷えのぼせ”というタイプの冷え性に当てはまります。顔や背中などの上半身がカーッと熱くなって汗をかくのに対し、手足の先が冷たいのが特徴です」(神藤先生・以下「」内同)

汗っかき=血行が良いわけではない

「人間は平熱を保つために余計な熱を手のひらや足の裏から放散して体温調節を行います。そのため、末端が冷えている”冷えのぼせ”の方は他の部位から発汗することでしか熱を放散できず、汗がダラダラと流れ出てきます。これにより、汗をかくから血行が良い=冷え性ではないと勘違いしてしまうのでしょう」

女性に多い“循環不全”とは?

「冷えにより末端の血管がキュッと締まり、熱が体の中心に集まってしまうことで血流が全身に行き渡らず循環不全の状態に陥ります。このように、本来ならば全身に巡るべき血液の流れが滞ることを東洋医学では”瘀血(おけつ)”と呼び、とくに女性に多い体質として知られているのです」

あなたは大丈夫? 冷えのぼせ体質チェック!

■とくに上半身に汗をかき、手足の末端に冷えを感じる

■他の人が暑いと感じていないのに自分ばかり汗をかいている

■クーラーに弱い

■肩こりがある

■頭痛持ちである

■むくみやすい

■月経痛がひどい

■月経血にドロっとした塊が混じっている

「上記のチェック項目のうちいくつか該当する人は要注意です。冷えのぼせ体質の可能性大!

冷えによって血管が収縮すると手足を始めとする末端へ血液が巡らないため、頭痛や肩こり、月経血がスムーズに排出されないなどの症状として表れます。それだけでなく脳が緊張状態になるためイライラしたり集中力が続かないといった弊害も…。

汗をかいた後は羽織りや靴下などで簡単な防寒をすることも大切ですが、冷えを根本から解消するためにも全身運動を取り入れていただきたいですね。冷えのぼせ体質は体を動かす機会が少なく筋肉が衰えている人が多いので、ランニングやヨガなどでインナーマッスルを鍛えて全身の血流を良くしていくことをオススメします」

御苑アンジェリカクリニック院長

神藤慧玲(しんとう えり)先生

千葉大学医学部を卒後後、千葉県内・東京都内の大学病院をはじめ北里研究所病院東洋医学研修や慶愛クリニックにて臨床経験を積み、2017年新宿御苑前に「御苑アンジェリカクリニック」を開院。西洋医学と東洋医学の知見を生かして婦人科系、冷え、妊活外来、鍼灸治療など、あらゆる角度から最適な治療を提案。

御苑アンジェリカクリニック

夏場の体調不良は冷えが原因ってホント?真相を医師に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

記事を読む

文/井上ハナエ

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter Pocket

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事