健康・ヘルスケア
2020.8.31

【HSP】「冷蔵庫の音や蛍光灯の点滅が不快」「負のニュースに具合が悪くなる」…情報や五感に関する“敏感さん”あるあると対処法とは?

他者の気持ちを敏感に感じとってしまうため気疲れしやすい、音など五感の刺激が人より気になる…それって「HSP(=ひといちばい敏感な人)」かも? 今回は『美的』読者の“敏感さん”から寄せられた、「こんなことに困ってます…」をご紹介! 情報・五感から読み解く「敏感さんあるある」と「対処法」について教えていただきました。

コロナ・事件、etc.負のニュースに引きずられ、具合が悪くなる

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「昔から殺人事件や虐待などのニュースが大の苦手。詳細まで知ることができません」(主婦・31歳)など、負のニュースが流れると刺激が強すぎて本当に具合が悪くなりがち。特に最近は新型コロナウイルス関連の報道が多く「先行き不安でうつっぽくなりかけました」(受付・25歳)という人も。残念ながら心温まるニュースばかりではないのが現実。情報感度が高い“敏感さん”はどう向き合っていけばいい?

→視聴時間やニュースをチェックする癖を減らし、極力情報を遮断。触れるなら専門家による科学的な情報に。意識的に休息もとって
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「まずは情報から距離をとること。自分で時間や量を制御することが大事です」(明橋先生)

「ニュースにもよりますが、断片的な印象で負の側面に引き込まれないよう、客観的な情報をきちんと入手しましょう。たとえば新型コロナウイルスだったら漠然と怖がるのではなく、きちんと勉強し科学的なメカニズムを理解した上で適切な対処を行う、など」(北川先生)

「疲れたら休息を。安心できるものに触れる、場所に行くなどもおすすめ」(佐々木先生)

 

冷蔵庫の音や蛍光灯の点滅など、特定の音や光、肌触りなどが猛烈に不快

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感覚の過敏さにも悩みの声が多数。
「蛍光灯の白い光が大の苦手」(主婦・29歳)

「エアコンの機械音がとても気になる。でも、ほかの人は全く気にならないみたいで衝撃を受けました…」(事務・24歳)

「デニムのような固い素材は、ゴワつきが気になってはけない」(企画・34歳)など、感覚の悩みは人それぞれ。繊細な気質は決して悪いことではないものの、感覚に関しては特に「つらい」と訴える人が多いよう。

→イヤホンや遮光メガネなどを活用して物理的に遠ざける工夫を。周囲の人に理解してもらうことも大事
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「自分にとって不快な感覚情報を減らす必要があります。ノイズキャンセラー機能つきのイヤホンや遮光アイテムなど影響を遮断する道具を賢く使って。触覚に関しては、触り心地の良いハンカチなどを常備しておくと安心できます」(佐々木先生)

「合わないものは合わないので、極力避ける、道具を使って軽減する。感覚の違いは理解されづらいので、自分はこんな音が本当に苦痛で頭が休まらないんです、など説明することも大事です」(明橋先生)

 

お話を伺ったのは…
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真生会富山病院 心療内科医 明橋大二先生
あけはし・だいじ/精神病理学、児童思春期精神医療専門。真生会富山病院心療内科部長を務めるほか、児童相談所嘱託医など子供の問題に多数関わる。HSPの子供版“HSC”の日本における第一人者で、著作も多数。
公式HPはhttp://www.akehashi.com

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STトータルセッション 主宰・臨床心理士 佐々木智城先生
ささき・ともしろ/星槎道都大学社会福祉学部准教授。臨床心理士、公認心理師、精神保健福祉士。札幌と帯広にある心理臨床サロン「STトータルセッション」(https://www.st-total-session.jp)にて、トラウマ、HSPを中心に心理療法を提供。オンラインも受付。

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心理オフィスK 主宰・臨床心理士 北川清一郎先生
きたがわ・せいいちろう/臨床心理士、公認心理師、産業カウンセラー、認定心理士ほか多数資格取得。横浜のカウンセリング専門機関「心理オフィスK」(https://s-office-k.com)の代表として、年間約1,200件のカウンセリングと多くの症例に触れている。

 

『美的』2020年9月号掲載
イラスト/高野 優 構成/加藤絢子(本誌)、有田智子

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