健康・ヘルスケア
2020.7.22

「マスク皮膚炎」や「マスクニキビ」に有効な美容医療って?【女医に訊く#117】

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外出の機会が減り、マスクの着用が日常的になったこの時期は、美容医療に挑戦するチャンス。「マスク皮膚炎」や「マスクニキビ」に有効な施術について、皮膚科専門医の慶田朋子先生に教えていただきました。

美容クリニックを選ぶときのポイントとは?

マスクの刺激により、肌が赤くなってしまった場合やニキビができてしまった場合、跡を残さないためには、まずは皮膚科を受診して、早期に治療を開始することが大切。さらに美容医療を受ければ、ニキビ跡の改善やニキビができにくく、うるおい感やハリのある上質な美肌を叶えることができます。

「外出の機会が少ないうえ、みんながマスクをしているこの期間は、ダウンタイムもある施術にチャレンジするのもいいと思います。日光性のシミや脂漏性角化症のようなイボをまとめて取る方も多いですよ」と話すのは、皮膚科専門医の慶田朋子先生。

とはいえ、美容医療は保険適用外であるため、決して安い価格ではありません。クリニックを選ぶ際は、十分なカウンセリングを行ってくれるか、施術前に必ず治療内容と料金を提示してくれるか、医師の実績は信頼できるかを、事前にチェックしましょう。

「この時期、医療機関を訪れることに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、プライバシーといわゆるソーシャルディスタンスを確実にキープできるようなクリニックであれば、安心してかかっていただいていいと思います」(慶田先生)

炎症を鎮めて肌の再生を促す「プラズマシャワー」

美容皮膚科ではさまざまな施術が行われていますが、「マスク皮膚炎」や「マスクニキビ」におすすめなのが「プラズマシャワー」。イオン化し、プラズマに変化したガスを照射することで、肌内にイオンを拡散します。

「プラズマを照射すると、皮膚表面では強力な滅菌作用で、ニキビをはじめとするさまざまな皮膚トラブルを引き起こす細菌やウイルスを死滅させることができます。一方、真皮では線維芽細胞が刺激され、コラーゲン・エラスチンの産生が高まり、肌にハリや弾力をもたらします」(慶田先生)

最大の特徴は、施術後に塗布する薬剤の吸収を飛躍的に高めること。皮膚細胞を結合している細胞接着分子を一時的に切り離すことで、細胞間の隙間から悩みや目的に応じた高分子の薬剤(抗炎症・美白・皮膚再生など)を、肌に傷をつけずに、効率よく浸透させることができるのです。

「プラズマシャワー(初回トライアル¥20,000〜)では、数種類の薬剤を重ねて導入することもできます。痛みやダウンタイムもないですから、簡単にキレイな肌になりたいという方も満足していただけると思います」(慶田先生)

低価格で気軽に受けられる「フォトフェイシャル」

手頃な価格で受けられる「フォトフェイシャル」もおすすめです。光のエネルギーで肌トラブルの原因となるターゲットにダメージを与えるから、痛みはほぼナシ。メラニンの黒だけでなく、赤ら顔やニキビの赤みにも有効なうえ、繰り返すとハリも出て毛穴も引き締まるというマルチな肌質改善効果が人気です。

「当院では、最新のIPL照射機器『M22』を使った『フォトフェイシャルM22』というメニューを用意しています(初回トライアル¥23,000〜)。計8種類の波長変更フィルターが搭載されていて、シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔といったさまざまな肌トラブルを一台の機器で改善することができます」(慶田先生)

例えば、ニキビの場合に使用するのは「アクネフィルター」。400600nm8001200nmの二つの波長領域を照射することで、ニキビの炎症を抑え、ニキビによる赤みも早く軽減させます。

「フォトフェイシャルは、ケミカルピーリングで角質を滑らかにし、毛穴の詰まりを解消してから施術します。ニキビもできにくくなりますし、肌のバリア機能も高まりますから、マスク皮膚炎の方たちにも有効です」(慶田先生)

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皮膚科専門医
慶田朋子先生
銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。東京女子医科大学医学部医学科卒業後、東京女子医科大学病院、聖母会聖母病院などを経て、2006年、有楽町西武ケイスキンクリニック開設。2011年、西武有楽町店閉店に伴い、銀座ケイスキンクリニックとしてリニューアルオープン。最新マシンと高い注射注入技術で叶える、切らないリバースエイジングに好評を博している。著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など。■銀座ケイスキンクリニック

文/清瀧流美 撮影/黒石あみ

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