ヒール、Tバックは控えた方がいい? “痔”に悩まないために心掛けたい生活習慣6つ
実は美的世代に急増中の“痔”。もしかして!?と思い当たる人、既に悩んでいる人、“大惨事”になる前の、今が向き合いどきです! 痔の原因は、朝食抜き、激辛&アルコール好き、便秘、ダイエット、妊娠・出産…etc.など様々。今回は“痔”を予防し、初期症状を和らげるための、日常の行動の中のちょっとした心掛けをご紹介します。
ちょっとした心がけで腸にも体にも優しい生活に! 行動編
■ 長時間座りっぱなしを避ける
長時間同じ体勢でいると足がむくむように、肛門周りの血流も滞りがちに。小マメに体を動かせない人は、肛門の筋肉を開いたり閉じたりするストレッチがおすすめです。
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シュピューラー・ジャパン ハイブリッドクッション(レギュラー) 縦400×横400×高さ80mm ¥5,000
■ Tバックをはかない
Tバックは直接肛門に触れるので、こすれるとうっ血が起こり急性のいぼ痔になるおそれが。毎日の着用は避けるようにして。
■ 下半身が冷える服装はしない
お尻は元々血流が悪く、冷えが重なることでうっ血すると“痔”の原因に。太い血管のある太もも付近にカイロを貼ったり、下着につける温熱パットも冷え対策に有効です!
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■ 毎日、湯船につかる
毎日42°Cくらいの湯船に10分程度つかるだけで、冷えやすいお尻も温まり“痔”の予防に。体全体が温まることで、ストレスにより乱れがちな自律神経も整い、下痢も防げます。
■ ヒールのある靴は1日おきに履く
ヒールの高い靴を履くと、歩く際の振動がお尻に響きやすくなり刺激に。“痔”の疑いのある人は症状を悪化させる危険性があるので、履いても1日おきにするなどの工夫を。
■ 適度な運動を習慣にする
移動中は階段を使うなど、適度に体を動かすことで腸の動きが活発になり、排便もスムースに。既に“痔”の人は体の冷えるウインタースポーツや、瞬間的に肛門を圧迫するゴルフのスイングなどに気をつけて!
教えてくれたのは…
医学博士・マリーゴールド クリニック院長 山口トキコ先生
やまぐちときこ/2000年にスタッフ全員が女性の肛門科を開業し、日本初の“痔”の女性専門医として活躍。丁寧な説明と、親しみやすい対応も人気!
『美的』2020年3月号掲載
イラスト/小迎裕美子 構成/中島麻純・島田七瀬・宍戸沙希(スタッフ・オン)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。