健康・ヘルスケア
2020.2.4

糖質制限ダイエットをしても効果が出ない人がいるってホント?【美容の常識ウソ?ホント?】

A:ホント!

「ダイエットの定番になりつつある“糖質制限ダイエット”。その名前の通り、糖質制限を心がけた食事方法ですね。糖質制限ダイエットは摂取カロリーを制限しないため満足感のある食事を摂ることができます。ダイエットにありがちな空腹感をほとんど感じずにダイエットを進めることができるのがメリットです。ですが、効果が出ないという人がいるのはホントです。

脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があります。内臓脂肪は体の中、つまり名前の通り内臓につく脂肪です。一方、皮下脂肪は皮膚の下につく“つまむことができる脂肪”。女性は女性ホルモンの影響で皮下脂肪がつきやすく、皮下脂肪型の肥満の方が多いです。

糖質制限は、脂肪を燃やしてエネルギーに変えるのですが皮下脂肪よりも内臓脂肪の方が燃えやすいのです。ですので、糖質制限ダイエットの場合、男性に多い内臓脂肪型の方が効果が出やすいんですね。糖質制限ダイエットをしても効果が出ない人は、おそらく皮下脂肪型なのでしょう」(関口絢子氏・以下「」内同)

そもそも糖質制限ダイエットとは?

「糖質制限ダイエットとは、食事の糖質をできる限りカットする食事法です。糖質を枯渇させることで、糖の代わりに体の脂肪が燃焼されエネルギー源として使われるようになります。“糖エネルギーをメインに使う”から“脂肪酸エネルギーを使う”システムにシフトするのです。このとき、脂肪酸の一部は肝臓でケトン体という物質に変化します。糖質を制限し、この『ケトン体回路』のスイッチを入れるのが糖質制限ダイエットです。糖質制限ダイエットの効果が出ない理由には、糖を枯渇状態にできていないということも挙げられます」

“糖質制限”と“低GI” のごちゃ混ぜに注意!

「注意していただきたいのは、最近“糖質制限”と“低GI” がごちゃ混ぜになっていることです。“糖質制限ダイエット”はご説明したとおりですが、“低GIダイエット”とは、食品に含まれる糖質の吸収度合いによる食後の血糖値の上がり方を示す指標であるGI(グリセミック・インデックス)が低い食品を摂取すること。低GI食品は血糖値の上昇が緩やかになるので、肥満や糖尿病などの生活習慣病の予防につながると注目されています。

【低GIな炭水化物】

・そば
・春雨
・葉物野菜
・ブロッコリー
・ピーマン
・きのこ類
・りんご
・グレープフルーツ
・牛乳
・チーズ
・ヨーグルト

なぜ血糖値の急上昇がよくないのか? それは血糖値が急に上がると、それを抑えるためホルモンのひとつである『インスリン』が多く分泌されます。インスリンには、血液中に存在している糖分を脂肪細胞に取り込むよう促す働きがあるからです。糖質制限=低GIの食事をすること、と思っている人もいますがまったく違います。

“糖質制限ダイエット”は糖質をカットすることで『ケトン体回路』のスイッチを入れ、糖の代わりに脂肪を燃焼しエネルギー源として使う方法。“低GIダイエット”は血糖値の上昇が緩やかな食品を食べること。ダイエットは体質や生活習慣などによって効果は人それぞれです。“糖質制限ダイエット”では成果が出ない方は、“低GIダイエット”を試してみてもいいかもしれませんね」

 

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管理栄養士・料理研究家・インナービューティスペシャリスト
関口絢子
川村学園短期大学食物学科卒業。米国栄養カウンセラー・ヘルスケアプランナー。企業やWEBサイト・各種メディアや媒体を中心に、レシピやコラム、 企画提案などを行う。斬新なアイデアやニーズを捉えた企画が人 気を博し、CM用のフードコーディネートやフードスタイリング、商業 施設のフードプロデュースなど多岐に活動。毎日続けられる事をモットーに、簡単・おいしい・お洒落、そして美容と健康に直結したレシピを発信。
@ayakowellness
文/野邑みえ(all the way)

 

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