健康・ヘルスケア
2020.1.22

体質改善の第一歩|冷えを防ぐ入浴法&ファッションを教えます!【女医に訊く#92】

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時間がないから…と、入浴をシャワーだけで済ませたり、オシャレを優先して真冬に足首を出したりしてはいませんか? 生理痛や便秘、肌あれなどの不調を防ぐためにも、体を冷やさないことは大切です。今回は、冷えを防ぐ入浴法とファッションについて教えていただきました。

毎日腹巻き着用&湯舟に浸かりましょう!

生理痛が酷いとき、カイロでお腹を温めてラクになった経験はありませんか? 体が冷えると影響されやすいのが内蔵。これは血行不良により臓器の不調が起こるためで、子宮や卵巣の場合、悪化すると生理が遅れたり止まったりすることもあるそう。

「あらゆる臓器の鍵を握るのは血流です。認知症にならないように手足を動かしましょうといわれるのも、手足を動かして脳の血流をよくするため。女性に多い便秘も、冷えにより腸の血流が悪くなって起こりますから、腸内環境をよくすることと同時に腹巻やカイロで腸を温めることも必要なのです」と話すのは内科医の石原新菜先生。

ちなみに肌(皮膚)は人体最大の“臓器”。肌下の血流が悪いと、細胞に必要な水分や栄養、酸素などが届かなくなり肌のターンオーバーが乱れるため、シミやシワ、乾燥などの肌トラブルが起こりやすくなります。

「美肌のためにはきれいな血液をめぐらせることが大切。ただし、常に顔を温めているわけにはいきませんから、全身を温めて血流を上げるしかありません。基本はお風呂と腹巻き! シャワーだけで済ませるのは絶対にダメ。腹巻きは24時間365日の着用が理想的です」(石原先生)

半身浴も全身浴も、汗が出るまで入りましょう

間違った半身浴で寒い思いをしたことはありませんか?

お風呂の目的は温まること。体が温まったかどうかは汗でわかります。

「半身浴も全身浴も、お湯の温度と浸かる時間がポイントです。みぞおちまで浸かる半身浴なら3840℃のお湯に30分程度、肩まで浸かる全身浴なら42℃くらいのお湯に10分程度が目安。どちらも汗が出るまで入りましょう」(石原先生)

日中に冷えを感じるときは、足浴や手浴もおすすめ。手のひらや足の裏には毛細血管が張り巡らされているため、手足を温めると体全体が一気に温まります。

冬も夏も服装は「頭寒足熱コーデ」が基本!

「人間は頭寒足熱。頭が涼しくて足は温かいというのが健康な状態です」と石原先生。

下半身が冷えて上半身との体温の差が開きすぎると、下半身は冷えているのに上半身や顔がカッカと熱くなる「冷えのぼせ」の状態に。イライラや焦燥感などの症状が出やすくなるそう。ファッションは下半身を温める「頭寒足熱コーデ」を心がけましょう。

トップスは腹巻き+肌着+脱ぎ着しやすいカーディガンやパーカーなどの羽織ものが基本。ざっくりしたニットを着る場合は、適度にフィットする機能性インナーを中に着て、熱を逃がさないようにしましょう。ボトムスはスパッツやレギンス、タイツなどを1枚プラスしてしっかり温めて。足元はレッグウォーマーやソックスの重ねばきで足首を冷やさないようにします。

「靴下を3~4枚重ねて冷えとりするのが流行りましたが、足先がキツくなって足の指が動かなくなると、血行を妨げて冷えを悪化させてしまいます。重ねばきするなら、5本指ソックスに厚手ソックスを重ねて。足の裏に専用カイロを貼ってもOKです」

大切なのは血行を妨げず、下半身を冷やさないこと。足首が出るピチッとしたスキニージーンズに足先がタイトなハイヒールを合わせて、首にストールをぐるぐる巻くようなファッションは、頭寒足熱とは正反対のコーデですから注意しましょう。

 

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内科医
石原新菜先生
イシハラクリニック副院長。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。2006年帝京大学医学部卒業後、同大学病院の研修医を経て、父・石原結城實のクリニックへ。漢方医学を中心にさまざまな病気の治療に当たる。『やせる、不調が消える 読む冷えとり』(主婦の友社)など、冷え、ショウガに関する著書多数。■イシハラクリニック

文/清瀧流美 撮影/フカヤマノリユキ

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