卵のコレステロールは体にどう影響する?気になる摂取量と栄養価
冷蔵庫に常備していることが多い“卵”。色んな料理に使えて、おかずがなくても卵さえあればどうにかなってしまう優れもの。ただし、コレステロールが気になりますよね…。果たして卵のコレステロールは体に良いのか、悪いのか。日本抗加齢医学会専門医の先生に伺いました!
【目次】
・卵の栄養
・卵の白身と黄身
・コレステロールは体に良い?悪い?
卵の栄養
たんぱく質以外に含まれる主な栄養
卵は必須アミノ酸とビタミン、ミネラルをバランス良く含む食材。
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卵の白身と黄身
どちらにコレステロールが含む?
教えてくれたのは…
抗加齢医 田路めぐみ先生
形成外科専門医。日本抗加齢医学会専門医。東京大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院など複数の臨床病院勤務を経て、2014年より松倉クリニック&メディカルスパ勤務。患者さんの状態やニーズに合わせて柔軟に治療法を選ぶ、総合的な診療を行う。
「一個の卵には、ヒヨコができてしまうくらいの細胞に必要な成分がギュッと詰まっているんです。糖質も少ない(白身はタンパク質、黄身はコレステロール)ので、腹持ちがよく、食べた後に血糖変動しにくい点もポイントです」(田路先生)
コレステロールは体に良い?悪い?
コレステロールは女性の体に大事
「女性ならではのふっくらハリのある肌やメリハリある曲線美は、ある程度の皮下脂肪と女性ホルモンの働きがあってこそ。そうした細胞の骨格(かたち)を守っているのは、タンパク質とコレステロールなどの脂質です。タンパク質と脂質は、ホルモンの原料にもなります」
「良質の脂質」とは、変性したり栄養が壊れてしまう高温加熱食品や加工・保存食品ではなく、生鮮食品から摂取できるビタミンや抗酸化物質を多く含む鮮度の高い脂質のこと。よい油といわれる魚の脂やオリーブ油などだけでなく、お肉や卵で増えるとされる悪玉コレステロール(LDL)も必要です。脂質はバランスが大事なのです!
必要なタンパク質とコレステロールを摂ることは、美肌だけでなく美バストを保つためにもマストなのです。
「乳腺はホルモンであるエストロゲンの刺激で大きくなってきますので、エストロゲンが足りなくなると萎んでしまいます。女性らしい体型を崩さずにほっそりしていくためには、最低限のコレステロールはキープすることが大切です」
体質的にコレステロールが下がりやすいという田路先生の場合、普段から卵や脂の乗ったお肉を積極的に摂るようにしているそうです。
「卵は健康な方なら毎日5〜6個食べても平気だと思います。お肉は鶏も豚も牛もミックスするのがいいですね。可能であれば、人工飼料で育てられたものではなく、有機飼育された安全なものを選びましょう」(田路先生)
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