健康・ヘルスケア
2019.2.18

疲れるとデリケートゾーンが臭くなるってホント?真相を医師に直撃!

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“ニオイ”について。疲れているとデリケートゾーンの臭いが強くなるって……ウソ? ホント? 内科医で認定産業医の桐村里紗さんにお答えいただきます。

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Q:疲れるとデリケートゾーンが臭くなるってホント?

デリケートゾーンの悩みは、なかなか人に相談できないもの。でも、「体調によってデリケートゾーンの臭いが違う気がする」、「デリケートゾーンの臭いがキツいと感じるときは、体が疲れていることが多い」と気になっている人も……。疲れているとデリケートゾーンって臭くなるものなの?

さっそく、この疑問を桐村先生にぶつけてみました! 果たして先生の答えは……?

 

A:本当

「デリケートゾーンの主なニオイの原因は、膣内に暮らす常在菌によるものです。

健康な場合は、デーデルライン桿菌(かんきん)という乳酸菌の一種が生息していて、膣内を酸性にして、雑菌から膣内を守っています。デーデルライン桿菌は、セックスなどで膣内に環境雑菌が入ってしまった場合にも殺菌してくれます。デーデルライン桿菌でしっかりと守られている場合、ちょっと酸っぱいニオイがしますが、そんなに悪臭ではありません。

ところが、疲れて免疫力が弱ってしまうと、膣内の環境が悪化して、便に含まれる大腸菌や腸球菌などの菌が膣内に入りやすくなります。すると、おりものがお通じ臭いという危機的な事態にも。

加齢や洗いすぎもデリケートゾーンのニオイの原因に

さらに、年齢とともに膣内が乾燥する場合や、ニオイが気になるあまりにアルカリ性の石鹸やビデでしょっちゅう膣内を洗浄してしまう場合にも、膣内の環境が乱れて雑菌が繁殖しやすくなります。

ニオイが気になる人ほど、膣内を洗いすぎてしまう傾向にありますが、デーデルライン桿菌を洗い流すことは逆効果です。環境の雑菌が繁殖して膣炎になると、ドブ臭いニオイがしてくる可能性もあります。おりものシートを長時間つけて蒸れることも悪化の原因になりますよ」(桐村先生・以下「」内同)

 

しっかり睡眠で免疫力アップ!お腹や足を温めるのが効果的

「ストレスや疲労は、免疫力低下の大敵です。いちばん大切なことは、しっかり睡眠をとること。夜更かしをせず、朝寝坊せず、規則正しい睡眠時間を確保することが免疫力アップの要です。

また、女性の場合は、冷えによっても女性ホルモンの分泌が乱れ、免疫力低下の原因になります。特に子宮卵巣のあるお腹を冷やさないこと。足を温めることでも血液が温まり、お腹が温まります。冷たい食べ物も食べ過ぎないように注意しましょう」

年齢によるニオイにはホルモン治療やレーザー治療も

「年齢による膣内の乾燥は、女性ホルモン低下と加齢現象に伴い、膣内の細胞が萎縮してしまうことが原因。細胞自体の萎縮なので、一般的には生活習慣では後戻りさせることが難しくなります。不快感に悩む女性も多く、治療には、女性ホルモンを局所に補う膣用の坐薬や女性ホルモン配合の外用剤などがあります。最近では、細胞の萎縮を改善するレーザー治療(モナリザタッチなど)が高い治療効果を上げていますよ」

内科医・認定産業医/tenrai株式会社 代表取締役医師
桐村 里紗先生
予防医療を“ライフスタイルデザイン”再定義し、生活者の行動変容を促すコンテンツ開発を行う。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)など ■tenrai株式会社

文/木土さや

 

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