健康・ヘルスケア
2019.3.13

寝不足だと太るってホント?真相を快眠セラピストに直撃!

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“睡眠”について。寝不足だと太るってウソ? ホント? 快眠セラピスト・三橋美穂さんにお答えいただきます。

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Q:睡眠不足は太るって高くなるってホント?

「時間が許されるのなら、1分1秒でもとにかく長く寝たい!」。心から、そう願っている方も少なくないはず。しかも、巷では睡眠不足は太る原因になるというウワサも……。本当でしょうか。

さっそく、この疑問を三橋先生にぶつけてみました! 果たして先生の答えは……?

A:本当

「睡眠がしっかりとれていると、脂肪を分解する働きのある成長ホルモンや、コルチゾール、食欲を抑えるレプチンの分泌が増し、反対に食欲を増進させるグレリンの分泌が減少します。睡眠不足の場合は、これと真逆の状態となり、食欲を増進させるグレリンが増え、食欲をコントロールしにくくなる=太りやすくなってしまうのです。

さらに、睡眠不足になると、脳機能が低下し、不安感が強くなります。4時間半の睡眠時間が5日間続くと、脳はうつ症状に近いくらい機能低下が起こるという研究結果もあります。睡眠以外に脳を休める方法はないのですよ」(三橋先生・以下「」内同)

常夜灯が目に当たっていると睡眠十分でも太る!

「寝るときの環境も肥満に大きく関係しています。みなさん、眠るとき寝室の照明は真っ暗? それとも、常夜灯を付けていらっしゃいますか? 常夜灯に豆電球が使われている場合、ちょっと心配です。

豆電球の光は思っている以上に強く、あお向けで眠っていると、光源が目にダイレクトに当たります。刺激が強いため、たとえまぶたを閉じていても脳に届き、睡眠の質を高めるメラトニンの分泌が減少してしまうのです。その結果、食欲を増進させるグレリンが増えて、太りやすくなってしまいます。どうしても真っ暗だと不安で寝付けないという方は、フットライトを取り入れるなどして、目に直接光が当たらないように注意してみてください」

 

 profile
三橋 美穂
快眠セラピスト
睡眠環境プランナー
寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでの20年間に、1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、特に枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うか分かるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディ―ネートなども手がける。著書に『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100』(かんき出版)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破した。
スリーピース・カフェ

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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