健康・ヘルスケア
2017.11.14

空中ヨガに隠ヨガ…私にはどれがいい?ヨガの種類と長所短所を解説

たくさんあるヨガの種類。名前を聞いてどのようなクラスなのかイメージできるものもありますが、正直なところ「え? 何それ?」と思うものもありますよね。ヨガを始めたいと思っても、どれが自分に向いているのかわからない方は多いでしょう。

そこで今回は、ヨガインストラクターである筆者が、さまざまなヨガの特徴についてお話ししていきたいと思います。ヨガのクラス選びの参考にしてみてくださいね。

 

汗をかいてスッキリしたいならホットヨガ

室温39度前後、湿度60%前後の環境でおこなう“ホットヨガ“の魅力といえばまず真っ先にあげられるのが、日常生活ではありえないくらい汗をドバッとかくことによる気持ちよさや、“動いた感“でしょう。それによる老廃物の排出にも期待できます。

また、温かい環境で体を動かすため筋肉が温まって可動域が広がったり、血行が促されて冷え症の改善に役立ったりするのも嬉しいところ。

ただし、レッスン前のメイクを落とす時間やレッスン後の汗を流すためのシャワー、その後のスキンケアの時間を含めるとレッスン時間とあわせて1時間半~2時間要します。着替えもマストなので、荷物が多くなってもよい日に受けるとよいでしょう。

 

ユラユラ感に心も体もほぐれる空中ヨガ

天井から吊るされた“ティシュー”というハンモックを使い、浮かんだ状態でポーズをとるのが“空中ヨガ“。“エアリアルヨガ“とも呼ばれています。

ティシューに体を預けておこなうため、無駄な“力み“が取れてリラックスしながらポーズをとることができます。ポーズの最中は、ハンモックの布が体に心地良い圧迫感与え、マッサージや指圧に似たような効果が得られるのは空中ヨガならでは。さらには、ティシューが体を支えてくれて逆転のポーズ(逆立ちなど頭を下にするポーズ)も比較的簡単にできたりします。

空中ヨガは、ティシューを扱う腕の力や、ティシューの上で体を安定させる体幹力があるとよりスムーズに行えます。ヨガや運動経験があって、かつ、いつものヨガとは一味違ったレッスンを受けたいという方にオススメです。

 

ひたすらリラックスしたいならリストラティブヨガ

次に紹介するのは、“リストラティブヨガ“。枕のような形をしたボルスターという道具に身をゆだねたり、ヨガブロックやブランケットを使用したりして体を緩めながらリラクゼーション効果を得ることを目的としたクラスです。

蓄積した疲労やストレスの解消、リラックス効果を得たい方はもちろん、動きが控えめなので運動経験がない方でも安心して受講できるでしょう。

もう一つ、比較的リラックス要素のあるヨガがあります。中国の陰陽論の考えを用いた“隠ヨガ“です。体をめぐる気の通り道に意識を向け、座位や仰向け、うつ伏せのポーズを中心に深い呼吸と合わせておこないます。ポーズのホールド時間が長いため、自分自身を内観したり、筋膜や腱、靭帯を緩やかに伸ばしたりする効果も期待できます。

その他、筋肉をつけたい方やしっかり動きたい方には“パワーヨガ“または“パワー系ヨガ”と呼ばれる、筋肉トレーニングの要素が含まれるものがオススメです。スピーディーな動きが特徴で、筋力アップに効果的。

 

レッスン環境や使う道具、ポーズのホールド時間。ヨガにもさまざまな種類やスタイルがあるので、気になるクラスをみかけたらスタジオに問い合わせてみましょう。自分のペースに合ったヨガで、レッスンを楽しんでくださいね。

 

初出:美レンジャー  ライター:高木沙織

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事