健康・ヘルスケア
2013.8.30

合わない寝具は不眠のもと!快眠できるマットレス選びのコツ5つ

今や5人に1人が不眠だといわれていて、快眠の助けとなる寝具がたくさん開発されています。みなさんでも売り場で試してみたり、実際に使っている方もいるのではないでしょうか。 良い寝具は睡眠の質を上げる一方、合わない寝具が睡眠の妨げになっているケースもあります。

そこで『パラマウントベッド睡眠研究所』の睡眠アンバサダー・山品善嗣さんに、正しいマットレス選びのポイントをお聞きしました。

 

■1:寝心地を比較する

いくつかのマットレスを寝比べて、寝心地を比較します。寝具の硬さなどの好みは人によって異なるので、自分が心地よいと思う硬さや素材を試してみましょう。

 

■2:寝返りがしやすいかどうか

売り場では横になるだけでも気が引けるものですが、自分に合ったマットレスを手に入れるためには仰向けで寝るだけではなく、うつ伏せに寝てみたり、横向きに寝たり、いくつもの姿勢で寝てみることが必要です。

ゴロゴロ回転しているうちに体と相性のよいマットレスが分かってきます。 寝返りには、血液や体液を循環させたり、こもった熱や湿気を逃して体温の調整し、また睡眠サイクルを円滑にするという重要な意味があります。

だからこそ寝返りのしやすさは、寝心地と同じくらい良いマットレス選びにとって欠かせないポイントなのです。

 

■3:狭い幅のマットレスはNG

寝返りが快適にできる最低限の幅は100cmほどです。これよりも幅が狭いマットレスは避けた方が良いでしょう。

 

■4:体の弾力性と同じくらいの硬さで

硬すぎるマットレスは体に余計な負担を与えるので避けるべき。反対に柔らかすぎても寝返りがスムーズにしにくくなります。体の弾力性に近い硬さのマットレスを選ぶと良いです。

 

■5:へたりにくく長く使える素材

せっかくの寝心地を長持ちさせるためにも素材選びは重要。一般的に綿系の素材はへたりやすい素材で、ウレタン素材はへたりにくい素材です。ですがウレタン素材の場合、密度によってへたり具合は変わってきますので、グレードの高いウレタンを選びましょう。

 

歩き疲れていたり、疲労困憊の時にお試しするのは要注意。横になっただけで何でも気持ちよく感じてしまうので、自宅で寝てみたらそうでもなかったということになりかねません。実はなかなか眠れないという人でも、ホテルや検査入院だとよく眠れるという人が少なくないそうです。

山品さんも、「普通は環境が変わると眠れなくなるものですが、不眠の人の中には“自宅=眠れない場所”という意識付けが出来上がっている場合があります。必ずしもホテルや病院のベッドが良いのではなく、こうした意識の有無だったり、防音や空調などベッド以外の環境が影響しているのです」と言っています。

有名ホテルと同じ寝具を揃えても、自分に合っていない限り、快眠のサポートにはならないかもしれませんのでご注意を。

 

初出:美レンジャー  ライター:庄司真紀

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事