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健康・ヘルスケア
2022.12.30

ティーンのお悩み、ヨガで解消! 親子でファースト・ヨガ|biiku

コロナ禍で、デジタル化が急速に進み、生活スタイルにも大きな変化が。いつでもどこでも誰かと繋がれる一方、運動不足に睡眠不足、心もモヤモヤ……。実はこれ、大人だけのお悩みではなく、ティーンのお悩みでもあるのです。そこでbiikuは、ホットヨガスタジオLAVAの協力を得て、心身ともに成長過程にある10代の子供たちに「ファースト・ヨガ」をお届け。ビギナーでも無理なく取り組めるプログラムです。子供と一緒に、ママはもちろん、日頃の疲れが抜けないパパも是非!

母だけじゃない。令和のティーンも不調がいっぱい…!?

デジタル社会を生きる子供たち。スマホを見続けることによる肩こりや、部活、宿題などによる平日の睡眠不足、生活リズムの乱れによって起こりがちな肌あれ、生理痛、PMS(月経前症候群)によるイライラ……さまざまな不定愁訴に悩んでいることが読者ヒアリングで明らかに。不調やホルモンの揺らぎに悩むのは、母世代だけではなさそうです。

令和の子供たち、どんな悩みを抱えている?
〜読者親子アンケートより〜

部活(オーケストラ)に日々の勉強に大忙しの毎日で“お手入れ”がいつも後回しに。睡眠も足りていないようです(母47歳/娘15歳)

娘は「あと2キロ痩せたい!」というのですが、まだまだ成長期。これ以上ダイエットするべきではないと思っています。体のことって、どう伝えれば理解してもらえるのでしょうか? 毛穴が気になる、ニキビがひどい……肌に関しても、お悩みのデパートです(母45歳/娘15歳)

生理との付き合い方。運動系の部活で、深刻に悩んでいます(母43歳/娘14歳)

ダイエットがうまくいかないと悩んでいるようです。生理前後の不安定な肌と心の状態をなんとかしてあげたい(母44歳/娘16歳)

2021年に行われた全国の小学4年生から高校3年生までの男女9270人を対象にした調査※でも、年齢が上がるとともに平日の睡眠不足が増し、特に女子は男子よりも睡眠不足による「疲れやすさ、イライラ、気分の落ち込み、昼間の眠気」を強く感じていることがわかりました。
※「子どもの生活リズムと健康・学習習慣に関する調査」早稲田大学柴田重信研究室・ベネッセ教育総合研究所 共同調査

とはいえ、スマホはもはや手放せないツールだし、宿題などのタスクを消してしまうこともできないもの。そこで提案したいのが、日常のなかで無理なく実践できる「親子でファースト・ヨガ」。ヨガというと、静かな空間で自分に向き合って……と、特別な環境や準備が必要そうに思えるけれど、「そんなことはありません。私も4歳の娘がいる家の中で、ときには飛び乗られたりしながらもヨガを楽しんでいます」と、ホットヨガスタジオLAVAトップインストラクターの小森悠(はるか)さんは言います。

体を動かしているうちに、心の風通しも良くなっていく

そもそも、ヨガとは何でしょう。なんとなく、“意識高い系の人”や“スピリチュアルな人”が行っているイメージがあったり、呼吸法などルールが多そう、と思ってしまいますが……。

「ヨガは、古代インドで心身の健康を保つ修行法として誕生しました。“瞑想できる体”を作るためにさまざまなポーズがありますが、現代ではそのポーズ、動きを生活に取り入れて心身を整える、つまり生活の知恵のひとつ、と捉えてください」と小森さん。

ヨガの良さは、体と心の両方を整えてくれることだそう。「私たちは“ポーズ”と呼んでいますが、ポーズ通りに動くことが大事なのではなく、動くことによって自分が心地よさを感じることをヨガでは最優先にします。また、動きながら、体の緊張がゆるむこと、無理をしないでいいことを意識していると、『無理をしがちだったかも』などと自分のメンタルの緊張にも気づき、ほぐしていくことができるのです」(小森さん)。

ポーズをとった瞬間にその場で「ほぐれた」「すっきりした」と体感できるため、またやりたくなる。続けているうちに体の凝りに早めに気づき、姿勢を変えてリセットする、という予防習慣も得ることができます。

小森 悠(こもり はるか)
LAVAトップインストラクター。自然体の自分でいられるヨガに魅力を感じ、販売業からヨガインストラクターに。バレエ、ダンス、陸上などの経験を活かし、その丁寧な指導は“体を変えるレッスン”と評され、柔軟性の向上や疲労回復ができると多くのファンを生む。妊娠、出産を経て2021年復職。各地でレッスンを開催する他、オンラインヨガサービス「UCHIYOGA+」を担当。4歳の女の子のママ。Instagram はこちら。LAVA公式HPはこちら
ウェア  SUKALA(ホットヨガスタジオLAVA)

忙しいティーンこそ、一日の流れに組み込めるヨガを

朝が早く、夜も早寝が難しい、そんな忙しいティーンにも、一日中やることがいっぱいの親世代でも、日常のなかに取り入れられ、そして楽しく実践し、続けられるヨガを!というbiikuのリクエストに、小森さんがスペシャルプログラムを考案。 次回から、一日の流れに自然に組み込めるヨガを御紹介します。

その内容は、「寝起きを良くする」「休み時間に巻き肩姿勢をリセット」など、ベッドの上やリビング、椅子に座った状態で手軽にできるもの。現在お悩みの不調にアプローチしつつ、全身をほぐしていくことによって気持ちも前向きにしてくれるメニューがそろいます。

「大人は仕事に家事、子供たちは勉強や部活と、頑張ろうとするあまりに集中し続けてしまい、肩が凝り、呼吸が浅くなり、夜の眠りも妨げる……という悪循環にはまりやすいものです。でも、ヨガを習慣にすると、“このまま体を固めてしまっていると良くない”と感じて、自然に伸びをするようになっていきます。私も、緊張するようなシーンでは、“ゆるやかに吸い、ゆるやかに吐く”というふうに呼吸をするだけで落ち着く感覚が得られます」(小森さん)。

体が伸びやかに広がり、心もリラックスしていく「親子でファースト・ヨガ」。次回は目覚めのタイミングで取り入れたい「寝起きのヨガ」をお届けします。お楽しみに!

Yoga for Everyone! 1日を“整える”ヨガを5回にわたって更新

Vol.2  寝起きのヨガ  こちらへ!ベッドの上で、寝姿勢からゆるやかに体勢を変え、体を徐々に目覚めさせます。筋肉をほぐして血行を促す3つのポーズを、朝が苦手な子供&ママ・パパに。

 

Vol.3  休み時間に「巻き肩リセット」ヨガ  こちらへ!

PCにタブレット、スマホを使いこなす令和のティーン。気付けば肩が内側に巻き込まれている!? デジタルライフに付き物の“巻き肩”をゆるめるポーズに加え、家事や仕事に集中するママ・パパの固まった背中をほぐすポーズを。

 

Vol.4  リラックスタイムに「スマホ首」解消ヨガ  こちらへ!

中学生は約7割、高校生は9割以上がスマホや携帯電話を所持。首から頭が前に落ち込んでしまう“スマホ首”は、大人だけのトラブルではありません。一日を終えたタイミングで、ソファや椅子でリラックスしながらスマホ首のリセットを。体の緊張をほぐすポーズも合わせて紹介。

 

Vol.5  就寝前の“単調な”ヨガ  こちらへ!

ぐっすりと穏やかな眠りのために、就寝前には、今日一日の考え事や悩み事を手放して、体の緊張も解き放ちたい。リラクセーション効果の高いポーズで、体もアタマも“おやすみなさい”。

 

Vol.6  番外編:母娘のためのフェムケアヨガ  こちらへ!

娘がティーンになれば、母はそろそろ更年期。思春期も更年期もホルモンバランスが不安定ゆえ、冷えや重だるさ、心のモヤモヤなど、ツラい症状が出やすいもの。体も心もポジティブに整える3つのポーズを、ぜひ母娘で御一緒に。

 

撮影/坂本ようこ イラスト/田中麻里子 文/柳本 操 構成/佐野有子
●この特集で使用した商品の価格はすべて税込み価格です。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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