首が短くなった気がしたら要注意!あなたは「亀さん化」していない?
スマホ&PC作業時間増加中の皆様に緊急アラート!鏡を見て、首が以前よりも短くなった気がしたら要注意。首が前に出て、背中は丸まる「亀化」現象が起こっている可能性大。放置すると、体型がくずれていくだけでなく、顔のたるみなどほかの部分にも影響が出てくる危険が。
注意報発令中!?あなたも亀さん化していませんか?
\あれ?亀さんっぽい?/
警戒レベル★★
□ 腰痛
首と肩の痛みと3点セットなのが腰の痛み
運動不足や姿勢の悪さ、緊張感が続く生活習慣によって生じる肩や首のこり。このふたつがこる人は、腰の筋膜もねじれて痛みを抱える人が多いのだそう。
□ 顔のくすみ
首&肩のこりは呼吸を浅くし、くすみの原因にも
首や肩がこると呼吸が浅くなり、代謝が落ちて酸素が上手に行き渡らなくなるデメリットも。その影響で起こるのが顔のくすみ。就業後に顔がくすむなら、こりの対策を心がけて。
警戒レベル★★★
□ 肩がもりっとしてきた
肩の位置が上がると首が短くなる可能性も!
PCやスマホ作業でなりがちな猫背や、緊張感が続くと力が入って上がってしまうのが肩。首肩のこりを放置して、肩上がりのクセがついてしまうと、首のシワが増えたり、短くなってしまうことも!
□ 下着のハミ肉
ハミ肉は亀さん化の黄色信号のサイン
太っていないのにブラジャーのハミ肉を気にするようになったら、背中が丸まって肩胛骨の位置がずれている証拠。猫背をできるだけ回避し、首と肩のこりをほぐすようにして亀さん化回避が必要。
警戒レベル★★★★
□ 背中が丸まっている
丸い背中の原因は肩胛骨が外側にずれているから
座り時間が増えて、使うことが減ったのが背中の筋肉。その影響で前側に縮むクセがつき、背中は丸まり贅肉も増加。丸まると肩胛骨が外側にずれるため、亀さんのように大きな背中を作ってしまう要因にも。
□ 首が前に出ている
重い頭を支えている首は姿勢の影響で“前へ前へ”
座り姿勢が長くなると頭が重い分、猫背になりがち。猫背は背骨が後ろに倒れやすいため、首を前に出すことでバランスをとるから、首はどんどん前へ。座り時間分=亀さん化現象も加速することに。
□ たるみ
“首のこり”と“猫背”のWパンチで生まれる
首と連動してこりが強まるのが頭。頭がカチコチになると顔が引き上がらずたるみが生じるので、こりの放置はNG。また猫背で前側に縮まる力が強くなると顔は必然的に下がるので猫背にも注意を。
リラックス下手な生活習慣が最大の要因
亀さんシルエットを作るいちばんの要因は“自律神経の乱れ”と話すのは、整形外科医の竹谷内康修先生。
「姿勢を作るのは神経。交感神経が優位になると、体は緊張しておのずと首や肩にグッと力が入ります。要所要所にリラックスタイムを作って神経と体のこわばりを解いてあげることがベストですが、そこで要注意なのが“スマホを見ること”です。見るときに無意識に集中力が高まり、リラックスできていない状態なので、肩や首はこわばったまま。5〜10分程度でいいのでノースマホでホッとできるひとときを過ごしたり、体を伸ばしてほぐしてみたりしましょう。体の歪みを考えると、理想は30分に1回は体を動かすこと。立つだけで背筋はスッと伸びるので、多忙なときは立つだけでも良いと思います。神経のスイッチをオフにする習慣が身につけば、するっと脱・亀さん化できるはずです」
『美的』2022年6月号掲載
イラスト/green_k 構成/むらなかさちこ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
整形外科医・カイロプラクター。首や肩に悩む人が全国から通う、頸椎症のプロフェッショナル。著書『頸椎症の名医が教える竹谷内式首トレ』(徳間書店)も大好評。