SDGs
2024.4.23

廃棄物ゼロはどうやって可能に?【クイズ!美容ブランドのSDGs】vol.7 SHIRO編

11 住み続けられるまちづくりを12 つくる責任つかう責任13 気候変動に具体的な対策を15 陸の豊かさも守ろう

初めて聞いた時は、読み方も意味もよくわからなかった“サステナブル”や“SDGs”。最近では耳慣れてきたと思います。私たちの好きなコスメブランドも、精力的にサステナブルな活動に取り組んでいます。各ブランドがどのような活動を行っているかを知って、自分も地球ももっともっと美しくなるヒントを見つけてみませんか? 今回は、スキンケアやメイクアップ、フレグランス、ホームケアのアイテムから、カフェやトータルビューティサロン、工場付帯施設、一棟貸しの宿泊施設まで手がけているエシカルビューティブランド『SHIRO』からクイズを出題!

クイズ! 美容ブランドの【SDGs】−SHIRO編−

クイズを始める

「ものづくり」と「お店づくり」で廃棄物ゼロを目指す取り組みを本格化


「自分たちが毎日使いたいものをつくる」という想いのもと、厳しい自然が育んだ素材の力を最大限に引き出す製品を提案している『SHIRO』。 使用する自然素材は、栄養価が高いにも関わらず、つくる工程で生まれる副産物であることや、見た目などから規格外として廃棄されてしまっていたものを積極的に使用 しています。さらには、いずれ廃棄してしまう紙資源を受け取らない選択枠として、2020年に通常商品と外箱なしの製品を用意し、外箱なしを選ぶと割引を受けられる“エシカル割”を導入してきました(現在はすべてパッケージレスになっているため、割引は終了)。今ではエシカルコスメを代表するブランドとして支持されています。

ブランド誕生15周年を迎える2024年、 廃棄物ゼロを目指し“捨てない工夫”に注力する「SHIRO15年目の宣言」 を表明。今まで通り自然成分を余すことなく使用することはもちろん、フレグランスの香料やメイクアップに使う色素、そして容器なども大切な資源として捉え、製品などに生かしていく工夫をしています。

店舗のリニューアルやディスプレイなども廃棄物ゼロを目指し、余剰材や端材、廃材などにクリエイティブを加えながら使用。さらに、 北海道・長沼町に4月26日(金)にオープンする一棟貸しの宿泊施設「MAISON SHIRO」も、森の未来を考え、間伐材を使って建てられました 。ものづくりと同じように森に入り、森の未来を考える木こりから直接木を買い、従来とは異なる“森の都合”に合わせた方法で作られた建物となっています。

SHIRO』の世界観に魅了されている人は多いでしょう。その素敵な世界観は、地球の循環を真剣に考えたブランドづくりから生まれています。

『美的』読者が取り組みやすい『SHIRO』のSDGsはコレ!

製造工程における検品時や、倉庫や店舗での作業をする中で、容器に小さなキズがあるものやロゴなどの印字が少しかすれたものが見つかることがあります。中身の品質には問題ないので、店舗でテスターとして使用してきましたが、2024年からは通常品として販売することに。『SHIRO』で買い物をするときは、こういった製品もひとつの個性として受けとめ、ぜひ手に取ってみてください。

また、おすすめのお出かけスポットも2か所あります。

ひとつが、北海道・砂川市にある「みんなの工場 」。
『SHIRO』の製品をつくる工場に、ショップやカフェ、キッズスペースなどが併設されています。ショップではオリジナルのフレグランスづくりが体験できるブレンダーラボや、限定フレグランスをご用意。工場エリアは、研究開発室や素材の前処理室、調合室、充填室、包装室などが見えるように、ガラスで仕切られています。ありのままに開いた工場で、『SHIRO』のものづくりを見学できます。そして、施設の外壁には間伐材を、床には虫食いなどで建材として使えない木材を採用。その他にも、工場排水を再利用したり、浄化した後に川へ流したり、カフェの生ゴミなどはコンポストで堆肥にするなど、施設を通して循環を感じることができます。

もうひとつは、北海道・長沼町に4月26日(金)にオープンする一棟貸しの宿泊施設「MAISON SHIRO」。
蒸留施設やプライベートサウナを完備し、インテリアや家具、ブランドの歴史を紡いできた小物など、すべてのものから『SHIRO』の暮らしを体感できるバケーションハウスです。森の都合に合わせて、建築からこだわった宿泊施設ですが、特に楽しみなのがバスルーム。


バスタブは、首の付け根あたりから後頭部を縁に乗せてリラックスできるよう、こだわったR形状になっています。また、宿内では『SHIRO』のスキンケアやフレグランス製品だけでなく、 「MAISON SHIRO」のためにつくったシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープなどのアメニティも楽しむことができ、心身ともに贅沢な時間が過ごせます


さらに、宿泊したときに食べきれなかったパン(朝食セットは有料)や未使用の歯ブラシ、スリッパなどを持ち帰れるように、ランドリーバッグがもらえるという点も『SHIRO』を感じられるポイント。繰り返し使えるように、通気性が良く、水に強く、超軽量ながら強度のある素材にこだわっているそう。

GWやバカンスの予定に、ぜひ!

サステナブルとSDGsについておさらい!

【サステナブルとは】

・“持続可能な”という意味。
・ “地球の環境を壊さず、未来の世代も美しい地球で平和に豊かに暮らしていける社会の実現”という世界中の人たちの共通目標。
・国連が1987年にこの言葉を使い始める。

【SDGsとは】

2015年に掲げられた“持続可能な開発目標”のこと。
・年々と地球自然の枯渇や環境問題への危機感が高まったのがきっかけ。
2030年までに持続可能でより良い世界を目指す。
・目標は、環境問題のみならず、貧困、経済成長、ジャンダーといったさまざまな課題が  網羅されている。
2024年の今、SDGsの目標達成は後半戦。

つまり、サステナブルな社会の実現に向けて、SDGsという取り組みが行われているのです。

構成/越後有希子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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