食・レシピ
2021.1.12

きのこ、キムチ、ヨーグルト…菌食品ならどれでも「菌活」になるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

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日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は免疫力アップなどでも注目されている「菌活」について。きのこの菌、キムチの菌、ヨーグルトの菌、などなど、菌系の食品はさまざまありますが、どれも菌活効果は全部同じってホント? 「菌ケアドクター」の異名をもつ下川穣さんにお答えいただきます。

Q:きのこ、キムチ、ヨーグルトどれでも「菌活」になるってホント?

しいたけなどのきのこ類、キムチやヨーグルトなどの乳酸菌などが含まれる発酵食品は、その「菌」が体に良いと言われています。では、菌系の食品ならどれを食べても「菌活」になるのでしょうか。さっそく、この疑問を下川さんに聞いてみました!

A:ウソ

「きのこは菌類、キムチやヨーグルトの菌は細菌類なので、まずこの時点で分類学的に違います。そして、キムチは乳酸菌系、ヨーグルトはビフィズス菌。このふたつは似ていると言えば似ていますが、韓国人とブルガリア人くらいの差があります。そのため、菌活の効果も変わってきます。

きのこの菌は腸内細菌などとは違い、腸内細菌の餌となるもの。ある研究ではきのこを食べると乳酸菌やビフィズス菌など腸内の善玉菌が増加して、内臓脂肪の蓄積も抑制されたという結果が出ています。そのため、菌活のサポートをする存在ではあるものの、“腸内で育てる菌vとは違うので、いわゆる“菌活”の菌とは少し別の話になります」(下川穣さん・以下「」内同)

菌類と細菌の違いは

「菌類は真核生物、細菌類は原核生物といって、“核”を膜が取り囲んでいるかいないかによって分類されています。菌類はきのこやカビ、酵母などを指し、細菌類は大腸菌や乳酸菌、納豆菌なども含まれます」

細菌とウイルスも違う

「最近もウイルスも、どちらも肉眼で見ることはできない微生物。ですが、細菌は単細胞生物で、ウイルスは遺伝子をタンパク質の殻をもっただけの構造。細菌のように栄養を摂取してエネルギーを生産するような生命活動はしません。

具体的に言うと、細菌は細胞をもち、栄養と水があれば増殖することができます。それに対してウイルスは、生きた細胞の中でしか増殖できず、宿主がいることで増殖します。ウイルスのほうが細菌よりもはるかに小さいというのも特徴。同じ微生物というくくりでも、パンダと狼くらい違うんです。

細菌にも、ウイルスのように人の体に入ることで病気を起こすような有害なものもいますが、有用なものも多いです。良い細菌は積極的に取り入れていきたいですよね」

 

KINS 代表取締役社長

下川穣

1985年41日生まれ。福岡県出身。岡山大学歯学部卒業後、歯科医師を経て、都内医療法人の理事長に就任。クリニックで慢性疾患に悩んでいる患者さんたちの根本治療を目指していく中で、より多くの人の力になるため起業を決意し、201812KINSを設立。“菌ケアすることが当たり前である世の中”にするため、様々な活動をしている菌ケアドクター。

 

株式会社KINS

Instagram @yourkins_official  @yutaka411985

 

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文/土屋美緒

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