「プラスゆで卵ダイエット」でキレイに痩せるとっておきの方法
定番ダイエットのひとつ、“ゆで卵ダイエット”。即効性が出やすいことで人気ですが、偏った栄養バランスに陥り、リバウンドしやすいのも事実。肌荒れや体調不良にもなりやすく私たち女性にはあまりおすすめしません。ここではゆで卵だけじゃなくって、ゆで卵をプラスして健康的に美しく痩せる、「プラスゆで卵ダイエット」方法を提案。ぜひ試してみてくださいね!
【目次】
・痩せやすい体を作る!効果的なゆで卵ダイエット☆テクニック
・超簡単!プラスゆで卵ダイエットレシピ
痩せやすい体を作る!効果的なゆで卵ダイエット☆テクニック
美しくキレイに痩せるにはたんぱく質が不可欠!そのワケと効果的なゆで卵の取り方を紹介します。
ゆで卵をサラダにオン!
教えてくれたのは・・・管理栄養士・株式会社エビータ代表取締役 浅野まみこさん
Q:そもそもサラダだけのダイエットは痩せにくいって、ホント?
ダイエット中はサラダを積極的に食べるという人は多いですよね。とにかくサラダ、野菜さえ食べていれば大丈夫!と思っている人も多いかもしれません。サラダには、生野菜をカットしたもののほか、ポテトサラダやマカロニサラダ、温野菜サラダなど種類もさまざま。コンビニなどでも、パック入りのものがいくつもあり、どれにしようか……と選ぶ楽しみもありますよね。しかし、生野菜サラダだけしか食べないダイエットは、逆に痩せないというウワサが……。本当でしょうか。
A:本当です!
「消費するエネルギーが増えると、痩せやすい体になります。しかし、野菜は、消費エネルギーが少ないのです。また、痩せるには脂肪燃焼が必要。そのためには体を温める必要があります。食事をすることで消費するエネルギーにも、体を温める作用がありますが、食べ物によって体温の上がり方が違います。そして、野菜はなかなか体温が上がりづらい食べ物のひとつなのです」(浅野さん・以下「」内同)
【サラダはタンパク質と合わせて食べるのが◎】
「逆に、もっとも体温が上がるのがタンパク質です。またタンパク質にはビタミンB群や鉄、亜鉛など、ビタミンやミネラルが多く含まれています。これらは代謝を高めるほか、筋肉や酵素を作る働きにも関与していますので、ダイエット中も積極的に摂取した方が良い食材です」
【ダイエット中に食べたいタンパク質の食材は?】
「卵や豆腐などは、脂質も少なく、ダイエット中におすすめのタンパク質です。野菜を食べる場合には肉、魚、卵、大豆製品などのタンパク質と合わせて食べるとよいでしょう。サラダに市販のハンバーグやゆで卵、豆腐をトッピングするだけでも大丈夫です。また、赤みの肉、レバー、魚の血合いの部分などには不足しがちな鉄分も豊富にふくまれるので、積極的に取り入れてください」
タンパク質を野菜サラダにプラスすれば、痩せやすい体を作れる上に冷え性対策にもなるということ。ボリュームもアップして食事の満足度も上がります。栄養バランスも良くなるので一石二鳥ですね。ぜひ参考にしてみて下さいね。
サラダだけのダイエットは痩せにくいってホント?真相を管理栄養士に直撃!
ゆで卵をおやつ代わりに!
教えてくれたのは・・・抗加齢医 田路めぐみ先生
【栄養が不足すると体は「省エネモード」に入ります】
食事の量をカットしているにもかかわらず、なかなか痩せられないことがあります。その原因のひとつは活動量。せっかく食事を減らしても体を動かさなければ、消費カロリーは摂取カロリーを上回らず、痩せられません。
「また、小食になると、活動に必要な栄養素が絶対的に不足します。特にタンパク質・コレステロール、それらに含まれるミネラル・ビタミン類など、必要な栄養素が入ってこない状態が長く続くと、ホルモンバランスが悪くなったり、体が代謝を落として『省エネモード』に入ってしまったりするため、痩せにくくなります」と田路先生。
特に、女性は食事や生理の影響から、通常でもミネラル不足になりがち。ミネラルが不足すると、疲れやすく活動性が下がり、酵素自体の動きが鈍ってきて、代謝が上手くできなくなります。
「むくみやすい方と寒がりな方は要注意。そもそも日本は鉄分が少ない土壌のうえ、代謝自体が普段から低い“省エネ型”体質の人が多い国なんです。代謝が落ちると物質の移動が滞りやすくなり、むくみ(水分貯留)につながりますから、ミネラルやビタミンををしっかり摂って、体内の循環をよくしていきましょう」(田路先生・以下「」内同)
ほかにも、ダイエット中は良質のタンパク質と脂質をしっかり摂る必要があると田路先生は言います。
【おすすめのおやつは茹で卵とミックスナッツ】
ダイエット中、もっともキツイのが甘い物の誘惑。仕事の合間にひと息入れたいときや小腹が空いたときは、どんなおやつを食べればいいのでしょう?
「タンパク質やミネラル・ビタミンが多い茹で卵がおすすめ! 一個の卵には、ヒヨコができてしまうくらいの細胞に必要な成分がギュッと詰まっているんです。糖質も少ない(白身はタンパク質、黄身はコレステロール)ので、腹持ちがよく、食べた後に血糖変動しにくい点もポイントです」
ほかにも、ミックスナッツや昆布などのおつまみ系も、ダイエット中のおやつにはぴったり。ただし、塩分やカロリーを摂り過ぎないよう量は控えて。逆に、糖質の多いおせんべいや、チョコ・ケーキ・あんこなどは避けましょう。
小腹がすいたらゆで卵!
教えてくれたのは・・・料理研究家・編集者 柳澤英子先生
【小腹がすいたときは低糖質のナッツ、卵、チョコを少量食べて空腹を紛らわせて!】
空腹感はしばらくすると消えるものですが、我慢できない場合は食べてOK。ただし、糖質が少ないことを基本に、歯応えのあるもの、少量でも栄養価の高いものを選びましょう。
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超簡単!プラスゆで卵ダイエットレシピ
ダイエット中の食事に取り入れてもらいたい、ゆで卵レシピを紹介します。
夏色コブサラダ
残り野菜に、サラダチキンとゆで卵を加えて包丁でチョップ! たんぱく質やビタミン、食物繊維も豊富で誰にも喜ばれる、欲張りサラダの完成です。
【材料(作りやすい分量)】
冷蔵庫の残り野菜(今回はパプリカ、紫玉ねぎ、ブロッコリー、アボカド、パセリ、レタスを使用)……適量
無塩ミックスナッツ……50g
サラダチキン……100g
ゆで卵……1個
ドレッシング(マヨネーズ大さじ2・酢小さじ1/2・みりん小さじ1/2)
【作り方】
(1)ブロッコリーは小房に分けてかためにゆでる。紫玉ねぎは薄切りにして水にさらし、水気を切る。
(2)材料をすべて包丁でチョップし、軽く混ぜ合わせてからコンテナに詰める。
(3)人数分のスプーンに少量ずつサラダを盛りつけお皿に並べ、ドレッシングをかける。
オイルサーディン&卵ピンチョス
かわいさ重視のピンチョス。サーディンの濃厚な味が後を引く
【材料(2人分)】
オイルサーディン(缶詰の中身)……20g
ゆで卵……2個
ミニトマト……1個
青唐辛子……少量
マヨネーズ……2g(少量)
粒マスタード……2g(少量)
こしょう……少量
【作り方】
(1)オイルサーディンを刻み、マヨネーズ、粒マスタードと混ぜ合わせる。
(2)ゆで卵を半分に、ミニトマトは横に薄切り、青唐辛子は輪切りにする。
(3)卵の上に1、トマト、唐辛子をのせて爪楊枝を刺し、こしょうを振る
ツナ・豆・野菜のスパイシー半熟卵ソースサラダBOWL
「ゆで卵を作るだけで、後は非加熱で簡単にできるメニューです。このボウルひとつで、酵素やビタミン、ミネラルなど、1日に必要な栄養素がとれます。カレー粉は脳の目覚めに効果的なので、特に朝におすすめ。1日のエネルギー代謝が活発に」(料理研究家の松見早枝子さん)
【材料(2人分)】
ツナ缶(ノンオイル)……1缶(75g)
ミックスビーンズ……100g
サニーレタス……4枚
アボカド……1/2個
ミニトマト……6個
(スパイシー半熟卵ソース)
☆半熟ゆで卵……2個
☆オリーブオイル……小さじ1
☆粒マスタード…小さじ1/2
☆カレー粉……少量
☆塩・こしょう……少量
【作り方】
(1)スパイシー半熟卵ソースを作る。小鍋に湯(分量外)を沸かし、卵を中火で6分ゆでる。冷水にとって殻をむき、ボウルに入れて白身が細かくなるまでつぶす。ほかの☆の材料も加えて混ぜる。
(2)サニーレタスは適当な大きさにちぎり、アボカドは1cm大の角切りに、ミニトマトは半分に切る。
(3)お皿にサニーレタスを盛りつけ、アボカドとミニトマト、ミックスビーンズ、缶汁を絞ったツナをのせ、1を上からかける。お好みでバゲットを添えても◎。
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