ヘアのお悩み
2024.6.20

くせ毛だからこそ、可愛い髪型【長さ別スタイル15】

ランダムに巻いたり外ハネ、パーマなど、くせを活かせる髪型をレングス別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

「ショート」のくせ毛を活かすヘアスタイル【5選】

【1】毛先がハネても気にならない外ハネショート

Point

甘さ加減が秀逸で、大人世代にもおすすめなデザインとなっています。ショートでも丸さがあるため、女性らしさが感じられ、さらに“顔まわりデザイン”で小顔効果も望めます。ショートからの伸ばしかけにも◯。

外ハネショート

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、グラデーションスタイル。襟足と耳まわりをすっきり引き締め、全体はレイヤーでふんわりと。顔まわりデザインは、骨格と顔型に合わせてカットすることで、小顔効果、横顔美人も狙えます。

カラーは、ラテベージュに。黄色味をおさえるラベンダーを加えることで、ツヤ感のある上品な髪色へ。落ち着いた印象を与えるので大人女性におすすめのヘアカラーです。

外ハネショート

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、外ハネにする襟足以外は、すべて内巻きに。トップは、ふんわり仕上げて。軽めのオイルかバームをなじませたらフィニッシュ。

担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 関真吾さん

【2】スタイリングが苦手な人におすすめの無造作ショート

Point

クシャッとしたラフな動きでどんな顔型にもマッチする優秀ヘアです。シャープな印象のなかに、無造作なカール感をプラス。抜け感のあるお洒落さも演出します。ハネ感やクセも活かすことができるショートヘア。

ショートヘア

【how to“ベース&カラー”】
ベースは、えり足1cm、サイドは耳下、前髪は、目にかかるくらいの長さのショートスタイルにカット。全体にローレイヤーを入れ、毛先の重さは残します。

カラーは、9レベルのアッシュベージュに。クリア剤をMIXすることで、寒色になり過ぎず透明感も高めるレシピとなっています。

ショートヘア

【how to“スタイリング”】
髪が濡れている状態で、トリートメント系のオイルを馴染ませます。その後、ドライヤーで乾かす際に、髪を揉み込みながらボリューム感を出します。ボリュームは出過ぎてもコンパクトにできるので、大きめに作っても。
柔らかめのワックスをトップのセンターラインをメインに馴染ませ、前髪の表面をクシャっとつくるのがコツ。ハネ感は可愛い動きになるので、キープしつつシルエットを整えたら完成です。

担当サロン:grico(グリコ) 寺尾フミヤさん

【3】パーマを使ったラフな動きのショート

Point

長め前髪のグラデーションスタイルで、パーマでラフな動きを出しているのがポイント。ウェーブではなく、毛先を動かすパーマという発想が新しく、起き抜けような抜け感がありながら、お洒落感と女性らしさをプラス。また、これまでとは違うドライな質感も新鮮です。

ショートヘア

【how to“ベース&カラー”】
カットは、襟足1cm、サイドの長さは耳下、前髪は鼻下の長さでグラデーションに。トップにはレイヤーを入れつつ、アウトラインには重さを残して外人っぽく仕上げます。

ハイライトを入れ、ヘーゼルベージュをオンカラー。ハイライトは、表面5mmを外し、トップメインで入れて、パーマの動きを活かすように。ヘーゼルベージュは、寒色でもまろやかな柔らかさが特徴。

ショートヘア

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜38mmのロッドを使います。毛先のラフな外ハネは、ねじって逆巻に。全体は、太めのロッドで平巻きにします。

スタイリング剤は、ややドライなワックスを選びます。中間から毛先にセット剤を馴染ませたら、弱風のドライヤーで、手を振って、髪を散らすイメージでスタイリングします。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

【4】顔まわりのクセが気にならないパーマショートボブ

Point

可愛いとキレイめを兼ね備えたこちらのパーマスタイル。スタイリングが楽なうえ、顔まわりのクセが気にならなくなります。可愛いらしいオン眉は、顔の表情が見えやすいメリットも。

ショートスタイル

【how to“ベース&カラー”】
サイドの長さを耳下に設定したショートボブ。えり足はグラデーションを、トップにはデザインレイヤーを入れます。前髪は、オン眉でラウンド状にカット。

カラーは、ツヤ感と温かみのあるピンクベージュを。表情を明るく見せ、顔色も映えるカラーリングです。

ショートヘア

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、17〜23mmのロッドを使い、ワンカール〜ワンカール強で。トップは根本まで巻き、ボリュームを出しやすくします。パーマ剤は、ゆるめのコスメパーマでダメージレスに。

スタイリングは、ドライな状態にバームミルクを50円玉サイズ、手にムラなく伸ばし、後ろから全体に揉み込みます。大きめにくしゃっと動かすとパーマのニュアンスが可愛く仕上がります。

担当サロン:TORA by grico(トラバイグリコ) バタコさん

【5】うねりやくせを活かせるパーマショートボブ

Point

気になるうねり、湿気でペタっとする、そんな悩みを解決してくれるのがこちらのパーマスタイル。立体感を出し、流れをつくるゆるめウェーブで、顔まわりのニュアンスが可愛くお洒落なのがポイント。

ショートボブ

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、リップラインのショートボブに。表面には角を取る程度のレイヤーを入れ、前髪は鼻先の長さでカットします。

カラーは、ラベンダーグレージュを7レベルで。暗めのカラーでも透明感があり、光に当たった時の透け感が秀逸。くすみ感のあるカラーですが、肌なじみがよく、肌をキレイに見せてくれます。

ショートボブ

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜14mmのロッドを使い、表面は中間巻き、トップは平巻きでデジタルパーマをかけます。柔らかい質感と髪へのダメージを考え、デジタルパーマを選んで。

ドライな状態で、オイル:ワックス=1:1でMIXしたものを揉み込むだけの簡単スタイリング。前髪は、ドライヤーで乾かす際に、立ち上がりをつけるとグッド。

担当サロン:Laf from GARDEN (ラフ フロムガーデン) 柏田彩乃さん

「ボブ」のくせ毛を活かすヘアスタイル【4選】

【1】くせ毛風ゆるふわボブ

Point

顔まわりレイヤーは、控えめに入れればカジュアル感を楽しめ、たっぷりレイヤーなら個性的な印象に。全体のレングスを変えなくても、なりたい雰囲気にイメージチェンジができるうえ、骨格カバー、小顔見せも叶えます。

ボブレイヤー

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あご下のボブ。顔まわりとトップにレイヤーを入れ、軽やかな表情をつくりやすくします。前髪は、眉が隠れる長さにカット。

カラーは、10レベルのアプリコットベージュに。暖色でも明度が高いので、透明感があり、暖色にチャレンジしたい人におすすめの髪色です。

ボブレイヤー

【how to“スタイリング”】
スタイリングは、26mmのカールアイロンで、波巻きにしてから、表面のみ細かめでリバース&フォワードのミックス巻きに。

軽めのオイルor動きが出るタイプのワックス+オイルを毛先中心に馴染ませ、ふわっとナチュラルな質感に仕上げます。

担当サロン:Violet表参道店(バイオレット オモテサンドウテン) 若井友紀さん

【2】ボリュームを抑えることもできる外ハネロブ

Point

インナーカラーがしっかり見えるよう、くびれ感を強調したボブヘア。ボリュームが欲しい人、ボリュームをおさえたいくせ毛さん、どちらにも対応できる優秀デザインなので、ぜひトライを。

くびれボブ

【how to“ベース&カラー”】
カットは、長めのボブベース。顔まわりメインでバックにつながるレイヤーを入れます。前髪は、目の上の長さでシースルーに。

インナーカラーは、ブリーチで17レベルまでリフトアップしてからベージュをオンカラー。全体は、赤みの無いブラウンで秋らしく。赤みを打ち消しているので、色落ちしてもきれいなブラウンをキープできます。

くびれボブ

【how to“スタイリング”】
32mmのカールアイロンで、全体を外ハネに。顔まわりはリバースに巻きます。
ブリーチによるパサつきを防ぐため、しっとり系のオイルをチョイス。全体にしっかり馴染ませたら完成です。

担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 川上友也さん

【3】無造作ニュアンスが可愛いカジュアルボブ

Point

ひし形で美人シルエットのボブ。ふわっとした質感でありながら、艶やかにも見せてくれるので、大人っぽいカジュアル感を楽しみたい人におすすめ。無造作なニュアンスと髪のクセが、程よく馴染むのでクセを活かすこともできます。

ボブスタイル

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あごラインの平行ボブ。えり足のラインをしっかり出すことで、きちんと感を演出。前髪は、鼻先の長さでカットし、流れやすいように調整します。また、動きを出しやすくするために、量感を整えながら、膨らまないように。

カラーは、6レベルのダークグレージュをチョイス。くすみ感があり、トーンを落として大人っぽいイメージに。寒色でもツヤ感がり、赤みをおさえます。

ボブヘア

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、全体を外ハネに。顔まわりをリバースに巻いてS字カールをつくると、ラフな動きでこなれ感のある仕上がりに。前髪は、ドライヤーで根本を立ち上げてから、毛束を持ち上げてアイロンでワンカールさせると後ろに流れやすくなります。ふわっとした質感になるオイルを手に馴染ませてから、もみ上げ、えり足、表面の順に指を通すように内側から塗布します。前髪は、髪を持ち上げてから毛先のみにつけると、束感がつくれ、ふわっと感がキープできます。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 東千夏さん

【4】アイロンが苦手な人におすすめのパーマボブウルフ

Point

ボブベースにたっぷりレイヤーを入れ、ウルフっぽい雰囲気をつくりながら、ふわふわっとした動きをプラス。スタイリングが簡単にキマるので、アイロンが苦手な人に◎。

ボブウルフ

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、肩の長さで前上がりのボブに。中間からトップにレイヤーを入れて動きを出し、アンダーはグラデーションで重さを残し、ウルフでも今っぽい表情に。前髪は、目にかかる長さで流しやすいようにつくります。

カラーは、8レベルのグレーベージュをチョイス。グレーとベージュのいいとこどりで、ヘアスタイルの柔らかい雰囲気をさらに引き立てる髪色に。赤みもおさえられ、色落ちしてもキレイな色をキープできます。

ボブウルフ

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、毛先から平巻きで2回転巻きます。17〜26mmのロッドを使い、髪の長さに合わせてロッドを選びます。

スタイリングは、8割ほど乾いた状態で、ツヤを与えるミルクバームを毛先から揉み込むだけの簡単ヘア。最後に動きを出しながら、全体のバランスを整えたら完成です。

担当サロン:TORA by grico(トラ バイ グリコ) バタコさん

「ミディアム」のくせ毛を活かすヘアスタイル【3選】

【1】ハネてるのが可愛いレイヤーミディ

Point

プツッとした今どきのライン感ミディ。時間がない時は、顔まわりを巻くだけでもかわいく仕上がるので時短を求める人にもおすすめです。

ミディ

【how to“ベース&カラー”】
ベースは、鎖骨の長さでワンレングスにカット。軽さが出るようトップにレイヤーを入れ、顔まわりは骨格に合わせてレイヤーを入れます。前髪は、眉下の長さでカットします。

カラーは、7レベルのラベンダーグレージュに。肌を白くきれいに見せられるカラーで、暗めにすることで、フェイスラインを引き締め小顔効果も望めます。また、色落ちしても柔らかなベージュカラーをキープします。

ミディ

【how to“スタイリング”】
スタイリングは、ストレートアイロンで(32mm、38mmでも)。肩に当たる長さで、ハネやすくカットしているので、全体は巻かなくてもOK。トップのレイヤーを持ち上げてワンカール巻いて、後ろに流すように動きをつけます。顔まわりレイヤーも引き出してワンカール。

オイルクリームやシアバターを手に取り、全体に馴染ませます。前髪は、手に残っているものを毛先につけ、コームでとかしてサイドへ流します。最後に透け感を整えたら完成。

担当サロン:THE GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 武田美奈さん

【2】うねりやハネを活かせるゆるふわミディ

Point

柔らかく見せられるレイヤーをトップに入れ、毛先には厚みを残しているので今っぽい表情をつくれるうえに扱いやすさも抜群です。スタリングも簡単なので、時短を求める人にもぴったり。

レイヤーミディ

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、鎖骨ラインのワンレングス。サイドからバックまでハチ上にレイヤーを入れて、柔らかい動きを出しやすくします。前髪は、厚くもなく、薄くもない厚みでカット。目尻からラウンドさせることで柔らかさをプラスします。

カラーは、8レベルのアッシュベージュに。透明感&柔らか見せで人気の寒色。赤みが強く出やすい多毛さんにもおすすめなヘアカラーです。

レイヤーミディ

【how to“スタイリング”】
32mmのカールアイロンで、サイドを2段に分けてリバースに巻きます。バックは、毛先をワンカール内巻きにしてから手ぐしで外ハネにするとグッド。トップは、真上に髪を引き出してワンカール半内巻きに。
やや重めのヘアオイルとクリームをMIXして、後ろから全体に馴染ませます。最後に、顔まわりと前髪にもつけたら完成です。

担当サロン:TORA by grico(トラバイグリコ)  バタコさん

【3】ランダム毛先のミディ

Point

外ハネと内巻きのミックスカールで、手が込んでいるように見えるこちらのミディ。アイロンが苦手でも、ワンカールでランダムな毛先の動きが出て、こなれ感がプラスされます。

【how to“ベース&カラー”】
カットは、鎖骨レングスのワンレングスに。顔まわりとトップにレイヤーを入れて、毛先に動きを出しやすくします。前髪は、束感がつくりやすい薄めに。目の高さでラインでカットしたサイドバングは、おくれ毛と繋げることで小顔効果も。

カラーは、トレンドの兆しがある暖色系をいち早く取り入れ、9レベルのウォームブラウンに。落ち着いた印象で、ツヤ感と透明感が欲しい人におすすめのカラーリングです。

【how to“スタイリング”】
32mmのコテで、毛先を外ハネにワンカール、表面と顔周り、おくれ毛は、毛束を上に持ち上げて内巻きにするのがポイントです。前髪は、マジックカーラーでナチュラルに。シアバターor軽めのオイルをなじませますが、スタイリング剤も巻いた位置でつけるとふんわり仕上がります。

担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 田中麻由さん

「ロング」のくせ毛を活かすヘアスタイル【3選】

【1】パーマ×ウルフの個性派スタイル

Point

ミディアムウルフにパーマをかけたこちら。顔まわりを切り込み、ちょっぴり個性的なデザインですが、おしゃれに差をつけたい人や思い切ってイメチェンし人はぜひトライを!地毛風カラーが、さらなるかっこよさをプラスしてくれます。

【how to“ベース&カラー”】
全体を鎖骨下1cmの長さでカット。前髪は目の上ギリギリの長さで重めに切り、顔まわりとつなげてレイヤーを入れます。バックにもしっかり高めにレイヤーをオン。

カラーは、3レベルのグレージュをチョイス。アメジストカラーを加えたグレージュは、ツヤ感のある仕上がりを叶えつつ、かっこよさを演出。

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、18mmの細めのロッドをメインに、根元からスパイラルパーマをかけます。

スタイリングは、ハーフドライの状態でパーマ用ムースorバームを全体に揉み込んでから自然乾燥させます。最後にバーム:オイル=1:1をなじませてもグッド。

担当サロン:S.HAIR SALON(エス) 佐藤陽香さん

【2】くせを活かせる柔らかパーマロング

Point

大きめなウェーブのようなパーマにすることで、柔らかい質感でかわいい雰囲気を演出します。気になるクセ毛を活かすことも可能。

柔らかロング

【how to“ベース&カラー”】
胸くらい長さでカットし、全体的にグラデーション、顔まわりにレイヤーを入れます。前髪は、リップラインからあごにかけてラウンドさせて切ることで、動きのある表情に。

カラーは、12レベルのマスタードベージュをセレクト。黄色味をあえて加え、肌写りがよく、こなれ感のあるお洒落カラーに仕上げます。

柔らかロング

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、32〜40mmのロッドを使い、毛先から根本までの平巻きに。前髪は、太めのロッドでリバースに巻きます。
スタイリングは、髪が乾いた状態でドライな質感のフォームを毛先から持ち上げるように馴染ませるだけ。くしゃくしゃと揉みこんで、カールを整えたら完成です。

担当サロン:grico(グリコ) 吉塚さとりさん

【3】スタイリング方法がポイントのレイヤーロング

Point

ストレートアイロンで、クセが気になる場合は中間から外ハネに。

【how to“ベース&カラー”】
胸上のロングレイヤーにカットし、顔まわりからサイドにかけて独立したレイヤーを入れます。前髪は、やや厚みを出し、目尻にかけてラウンドさせてカット。

カラーは、8レベルのアッシュベージュに。青みを感じやすいアッシュでも明るめにすることで重い印象にならず、透明感をUP。肌色を選ばない万能カラーで、黄色っぽさを打ち消す効果もあります。

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、クセがないなら毛先のみ外ハネに。顔まわりは、内巻きにすると華やかな仕上がりになります。クセが気になる人は、縮毛矯正をかけるとお手入れが楽々に。最後に手ぐしを通しながらシアバターやオイルをなじませたら完成です。

担当サロン:MINX ginza central(ミンクスギンザセントラル) 河野沙耶佳さん

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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