くせ毛を活かした「21の髪型見本」と「アレンジ術」湿気に負けない!

湿度が高くくせが出やすい時期でも気にならない、くせを活かした髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。
ラフなセットでもおしゃれに決まる「ショート~ショートボブ」【5選】
【1】ニュアンスパーマで抜け感を出したショート
【how to“ベース&カラー”】
- 襟足は2cmの長さでレイヤーにカット。中間からトップにかけてはグラデーションでカットして重さを残す。
- 前髪はサイドを同じ長さに設定して、角をとる程度のレイヤーを入れて少しだけ軽くして、動きを出します。
- カラーは、8レベルのフォギーベージュに。気になる赤みやオレンジ色をくすんだグレーで打ち消すことにより、透明感や柔らかさのある色味に仕上げる。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマをかける場合、20mmのロッドで毛先から2回転平巻きのデジタルパーマをかける。
- パーマ無しでも26mmのアイロンを使って、毛先は外ハネ、中間は内巻きにして波ウェーブとすることでも同様のスタイルを楽しめる。
- スタイリング剤は、パサつきを抑えて保湿力のあるヘアオイルをチョイス。適量を手に馴染ませて、毛先からも揉み込むようにつける。ラフな動きと束感を整えたら完成。
担当サロン:GARDEN omotesando(ガーデン オモテサンドウ) 中村英太さん
【2】くせを活かせる優秀ヘア
【how to ベース&カラー】
- ベースはサイドグラデーションにカットし、顔まわりをマッシュラインで重めに。襟足はすっきりタイトにレイヤーでカットしたハンサムショート。
- 前髪は目の下の長さで重めにカット。
- カラーリングは、6レベルのブラウンベージュをセレクト。グレーがミックスされているため赤みを抑え、くすみのない透明感のある色味に。ファッションも問わず、どんなメイクにも似合うヘアカラー。
【how to スタイリング】
- 前髪はオールバックをイメージしながら、やや立ち上げるように全体を乾かしたら、スタイリングオイルを塗布。もみあげや前髪の産毛までしっかりつけるのがコツ。オイルはセット力がなく、さらっと仕上がるタイプを選んで。
- 26mmアイロンで毛先をランダムに巻いたら完成。クセを活かすなら、アイロンなしでも◎。
担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 鹿野瑠璃子さん
【3】ハネてるからこそおしゃれな外ハネショート
【how to“ベース&カラー”】
- センターパーツで分け、サイドの長さを鼻より少し長めに設定し、サイドグラデーションでカット。えり足は短めにすることで、すっきりとした印象に。
- カラーは、5レベルのグレイアッシュに染めることで、赤みやオレンジをおさえてツヤ感をプラス。暗めのカラーですが、日差しなど光に当たると透明感を演出。ハイトーンからのカラーチェンジにもおすすめ。


【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは18mmのロッドで毛先から2回転。ゆるいカール感が出るようかける。
- スタイリングは、根元に立ち上がりがつくようにドライ。
- 根元はしっかり乾かしますが毛先はやや湿っている状態で、オイルとシアバターを同量MIXしたものを毛先から揉み込むようにつける。毛先のハネ感を整えたら完成。
担当サロン:lora.garden(ロラ ドットガーデン) 英太さん
【4】パーマ&ウェット感でくせが気にならないマッシュショート
【how to“ベース&カラー”】
- 襟足の長さをやや残しサイドグラデーションにカット。
- トップは重めに、前髪はすっかり目が隠れるくらいの長さでカット。セニング&スライドカットで量感調整。
- カラーは11レベルのライトグレージュをセレクト。アッシュ系でありながら、グレーのニュアンスが加わり、光に透けるようなシアー感のあるカラーに仕上がっている。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは20mmのロッドをメインに使い、ランダムにゆるくかける。前髪は太めのロッドで内巻きに巻く。
- スタイリングは手軽で簡単!7割ほどドライヤーで乾かしてから、スタイリング剤を全体的につけてから、ムギュっと揉み込んでカール感を調整。スタイリング剤は、ウェットな質感とツヤ感を出すバームを選んで。
担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 河野沙耶佳さん
【5】くるんと丸まったニュアンスが可愛いパーマヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 顔まわりをエラが隠れる長さで前下がりのショートボブにカット。重さのポイントを低めにして、丸みのあるシルエットにすることが今っぽさの鍵に。
- 前髪は、眉上でぱっつんラインが残るように切る。ややワイドにすると耳にかけた時のバランスがよく、シースルーにもしやすくなる。
- カラーは8レベルのオレンジベージュに。日本人の肌色によく似合う暖色で、血色アップの効果あり。また、ベージュをプラスしているので柔らかさと抜け感のある仕上がりになっている。


【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは23~17mmのロッドを使い、毛先を1カール巻いてボディパーマをかける。
- スタイリングは、クリームタイプの軽めのワックスを全体にしっかり揉み込む。襟足は首に沿わせるようにし、最後に手に残っているワックスを前髪に塗布したら完成。より動きを出したい場合、8割ほど乾かして毛先が少し湿った状態でワックスをつけると◎。
担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 村上由希菜さん
ハネても気にならない無造作「ボブ」【4選】
【1】くせっぽいニュアンスでおしゃれに差がつくナチュラルボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 全体を肩につくくらいの長さでワンレンにカット。ライン感を残して今どきの仕上がりに。
- 耳横にボリュームが出るようトップに軽めのレイヤーを入れ、前髪はシースルーにする。
- カラーリングは春先にぴったりな8レベルのピンクブラウンをチョイス。ほんのりピンクを感じさせるので、髪の柔らかさを重視したい人に○。
【how to“スタイリング”】
- 生えグセの影響で右サイドはハネやすくなるので、乾かす時は、特に右側の根元に立ち上がりをつけるとキレイなフォルムに。
- ドライ後は、細めの19mmのアイロンで、センターパートに分けた前髪と顔まわりをリバースに1カール半ずつ巻き、しっかりめの流れをつくる。
- 全体は外ハネにワンカール巻き、最後にフロントからオールバックにするようにオイルをつけたら完成。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 和田流星さん
【2】ポイントパーマでくせを活かしたカジュアルボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 全体をあご下3cmの切りっぱなしのワンレンボブにカットし、ライン感が出るようにする。
- 前髪は長めのシースルーバングで、サイドにも流しやすいようにカット。
- カラーは肌色や洋服を問わず似合わせが可能なミルキーベージュに。柔らかさや透明感を演出する色味で、春らしく少し明るめの9レベルがおすすめ。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは顔まわりのみ、20mmのロッドでスパイラルにポイントパーマをかける。パーマと髪のクセが馴染んでふわふわのカール感に。
- 乾かす前にパーマをかけた部分にはムースワックスをもみ込み、その後、ドライヤーの風を上から当て、ストレート部分のボリュームを抑えながら乾かすだけ。アイロンなしでも可愛い外ハネスタイルに。
- 最後に、毛先にムースワックスかオイルをつけたら完成。
担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 和田かな子さん
【3】くせが気にならない無造作カールボブ
【how to ベース&カラー】
- ベースの長さは肩につくかつかないくらいで、結べる長さでカット。毛先に厚みを残し、前下がりに切る。程よくレイヤーを入れ、内側を毛量調整して軽さを出す。
- 前髪は目の上でカットし、顔まわりのラインがラウンドするように繋げる。
- カラーは10レベルのシナモンベージュに。柔らかくくすみのないベージュなので、肌の色をパッと明るく見せてくれる。


【how to パーマ&スタイリング】
- パーマはデジタルパーマで、ベースは平巻き、動きを表現する表面はフォワード&リバースのMIX巻きで。カールが重ならないようにすることで無造作な仕上がりに。
- スタイリングは、根本を立ち上げながら8割ほど乾かしたらスタイリング剤を塗布。おすすめはツヤ感と束感がつくれるGARDENオリジナルの“ミエル オイルバーム”。手に取り毛先→表面と揉み込むように塗布し、最後に前髪の束感を整えたら完成。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 本木亜美さん
【4】ハネてOK!エアリーな外ハネボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 肩上の長さで短めのボブにカットし、トップに骨格に合わせてレイヤーを入れる。顔まわりにおくれ毛をつくるのが小顔効果のポイントに。
- 前髪は目の上ギリギリの長さで空気感がある仕上がりに。カラーは、明るめの13レベルのベージュをチョイス。柔らかさと女性らしさが漂うカラーリング。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは18mm~23mmのロッドで内巻きカール&表面はMIXスパイラルに。
- アイロン仕上げの場合、26mmで外ハネに仕上げてから、トップをフォワード&リバースのMIX巻きにする。
- スタイリング剤はバームとオイルを混ぜて、全体に揉み込む。ポイントは前髪だけ、毛先1/3に塗布して軽やかにつくること。
担当サロン:MINX 銀座店 田中亜樹さん
くせ毛風だからおしゃれ見えする「ミディアム」【4選】
【1】くせ毛風カールの今どきミディ
【how to“ベース&カラー”】
- 全体を鎖骨下の長さでカットし、顔まわりにたっぷりレイヤーを入れてあごラインを包み込むようにする。ウルフの軽さを出しつつ、ベースの重さを残るのが今どきポイント。
- 前髪は目上ギリギリ、サイドをほお骨ラインでカットすることで目元の印象をアップ。
- カラーはアッシュブラウンを7レベルで。落ち着いた色味ですが、透け感を感じられるトレンド色。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは、えり足を細めのロッドで外ハネに、通常のロッドと円すいロッドをランダムなMIX巻きにします。異なるウェーブの表情が、くせ毛のようなラフな動きをつくる。
- 前髪もやや強めに巻きます。やさしいパーマ剤でじっくりかけることも柔らかい質感の鍵に。
- スタイリングは、固まらないタイプのソフトジェルを。パーマヘアなので、保湿力の高いものがおすすめです。毛先から揉み込んで全体になじませてから、手ぐしでほぐすようにスタイリング。前髪は表面のみ、クシャと揉み込んで。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 本木ヨシヒサさん
【2】くせ毛風ウェーブの大人カジュアルミディ
【how to“ベース&カラー”】
- 肩に触れる長さでやや前上がりにベースを切り、肩に当たるハネを活かす。表面は顔まわりからレイヤーを入れ、ベースの重さは残す。
- 前髪はシースルーにカットし抜け感を演出。前髪ありでも長めにすることで子供っぽく見えません。
- カラーは赤みを抑えた10レベルのアッシュベージュに。透明感があり柔らかい仕上がりにする。


【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは15~17mmのロッドを使い毛先が外ハネになるように巻く。表面は細かめに毛束を取り、17~23mmのロッドでスパイラルに巻きランダムなウェーブに。
- スタイリングは中間~毛先を少しウェットな状態にしてからトリートメントムースを塗布。最後に毛先を中心にオイルを揉み込むとより柔らかい質感に。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 本木ヨシヒサさん
【3】毛先のランダムさがポイントの柔らか印象ヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 全体を鎖骨下の長さでカット。レイヤーなしの切りっぱなしロブにする。
- 前髪は、眉下でラウンド気味に。カットでシースルーバングにしすぎると、扱いにくくなることもあるので、適度な重さを残しスタイリング剤で調整するのがおすすめ。
- カラーリングは、14レベルのハイライトを全体に入れてから、9レベルのラベンダーアッシュを重ねる。ラベンダーアッシュは、赤みをおさえ初夏にぴったりな柔らかさと透明感を引き出す色味。
【how to“スタイリング”】
- 32mmのアイロンで毛先を外ハネに巻き、トップは内巻きにワンカール。
- 前髪は軽く内巻きに。ルーズな動きを出したいので、ぐるんと巻かずに緩めに仕上げるのがコツ。
- 全体的にハイライトを入れているのでパサついて見えないよう、トリートメントタイプのオイルを選んで。毛先を崩しながら、くしゅっと揉み込んで大人可愛いく仕上げる。最後に前髪のシースルー感を整えたらフィニッシュ。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 鈴木彩乃さん
【4】バサッと感が色っぽいセミディへア
【how to“ベース&カラー”】
- 全体を胸上の長さで、前上がりラインにカット。切りっぱなしでパツっとカットするのがポイント。ローレイヤーを入れて動きと軽さを出す。
- 前髪もラインを残しますが、シースルーに整えることで色っぽくおしゃれに。また、ぱっつん前髪は、朝のスタイリングも楽々。
- カラーリングは、10レベルのミルクティーベージュに。日本人の肌色にマッチする万能カラーで、柔らかさと透明感を演出。
【how to“スタイリング”】
- ドライ後、32mmのアイロンで毛先をワンカール→中間を軽めのリバースに巻く。その後、巻いたカールを思い切って崩すのがコツ。
- スタイリング剤は、セミウェトな質感に仕上げるヘアオイルをチョイス。少量を毛先から塗布したら、中間、根元と全体に馴染ませる。最後に前髪の毛先につけて整えたら完成。
担当サロン:Violet 栄店(バイオレットサカエテン) 曽我拓摩さん
頑張らないバサッと感でOKな「セミロング~ロング」【4選】
【1】くせ毛を活かせるラフなセミロング
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨下5cmのワンレングスでベースをカット。チョップカットで質感調整して、毛束感とニュアンスをつくる。
- 柔らかく女性らしい印象のポイントとなる前髪は、緩やかなマッシュラインで甘さを表現し、薄めで長さをやや残して今っぽく仕上げる。
- カラーリングは、7レベルのオリーブグレージュ。寒色であっても、ツヤ感と透明感のある涼しげな色味。
【how to“スタイリング”】
- 動きを出すイメージでラフにバサバサっと乾かしたら、32mmのアイロンで毛先と表面を内巻きにワンカール。
- スタイリング剤は、伸びがよいクリームバターを塗布して毛束感をつくる。塗布のコツは、こめかみ辺りで上下に髪をブロッキングし、こめかみ下はボリュームダウンするように、こめかみより上は、ポニーテールを結ぶ要領でつけると表面がペタッとせずに動きのあるスタイルに仕上がる。
- 髪が乾燥しやすい人は、オイルを付けてからクリームバターを塗布するとまとめやすくなる。
担当サロン:drive for garden(ドライブフォーガーデン) 富山大介さん
【2】くせ毛みたいなカールの“たゆっとロング”
【how to“ベース&カラー”】
- 胸上でカットし、動きを出しやすくするため表面と顔周りを中心にレイヤーを。裾にはレイヤーを入れず、重たさを残すことが今っぽいロングに見せるコツ。
- 前髪は目力を強調するため眉下ギリギリでカット。サイドにつながるこめかみ部分の前髪をやや長くすることで、パッツン系でもなじみやすくなる。
- カラーは赤みを消しながら柔らかい印象に見せる9トーンのフォギーベージュ。明る過ぎず、しっとりした質感とも相性抜群。
【how to“スタイリング”】
- ハンドブローで整えながら乾かします。ストレートヘアの人は38mmなど太めのアイロンで毛先を軽くワンカール内巻きに。さらにトップの毛束を少量取り、根元付近を軽く巻くとクセ毛っぽい毛流れを作れる。もともとクセ毛の人はそのままでOK。
- オイルやシアバターなどを髪全体になじませ、しっとりした質感に仕上げる。前髪の毛先にもなじませ束感を作ると◎。顔周りの毛束を残し、軽く耳掛けをすれば完成。
担当サロン:NEUTRAL produced by GARDEN (ニュートラル プロデュースド バイ ガーデン) 太田 愛さん
【3】ゆるめパーマの艶感重視ロング
【how to“ベース&カラー”】
- ベースの長さ設定は美人ヘアの鉄則である“顔の等倍”にカット。アウトラインの重さを残しながら、顔まわりにレイヤーを入れる。
- 前髪はアゴくらい長さで薄めにカットする。
- 艶感があり赤みを抑えるアッシュラベンダーのカラーに、表面・顔まわり・襟足にハイライトを入れて柔らかさをプラス。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- 毛量の多い人、少ない人、直毛の人にはデジタルパーマを。太めのロッドで毛先を1.5回転巻いてゆるめのパーマをかける。
- パーマなしの場合、32mmのアイロンで全体を内巻きワンカール。表面を数カ所1cmくらい取り、根元付近からフォワードに巻いて柔らかい印象に。
- 巻き終わったら手ぐしでほぐしてから、艶感の出るバームを揉み込む。塗布する際、高い位置でポニーテールを結ぶようにするとキレイに仕上げることができる。
担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン) 菊池ステファニーさん
【4】バサッとした質感のウエーブロング
【how to“ベース&カラー”】
- 胸下5cm、耳後ろからサイドに向かって前上がりにカット。顔周りはもみあげ付近からハイレイヤーを入れる。ハチ上のトップにもレイヤーを入れ、巻いた毛先がふわっとひし形になるようにカットする。
- 前髪はトレンドのウザバングになるように鼻と目の間の長さでカット。毛量調整して隙間を作り、シースルーバングにする。
- カラーは12トーンのアッシュベージュ。明るめですがくすみ感があるので派手になり過ぎずおしゃれな印象に。また透け感のあるカラーなので巻いたウエーブが柔らかく見える。
【how to“スタイリング”】
- ロングは毛束を下に引っ張りながら乾かすのは絶対NG。トップにボリュームを出すため、毛束を持ち上げ左右に寄せながら乾かして。このとき地肌を指の腹で擦るように乾かすと、分け目がパカっと割れずふんわりしたトップに。
- 全体の毛先をまずはアイロンで外ハネに。裾を外ハネにすると、中間がゆる巻きでも“巻き髪感”が出て◎。それから毛束をざっくり取り、内・外ランダムに縦巻きにする。
- 巻き方にポイントがあり、まず毛束の中間にアイロンを挟んでくるっと縦巻きに。それからアイロンの挟みを離し、毛先に向かって少し滑らせたら、また同じように縦巻きに。毛束を一度に巻くのではなく、滑らせて巻くことで毛先まで巻き癖をしっかりつけることができる。
- 全体を巻き終わったら、軽い質感のオイルを中間から毛先に向かって巻きを崩しながらなじませる。ドライな質感を楽しむためオイルはあくまでも軽いものに。裾に空気を含ませるように整えて完成。
担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 白川雄副さん
くせ毛を活かす「ヘアアレンジ」【4選】
【1】ふわっくる前髪
Point
まるでくせ毛のような、くるくるっと柔らかに弾むカール感で、華やぎとしゃれ感のあるムードにシフト。ストレートアイロンで巻く際に2段に分けることで、立体感のあるカールを作れる。STEP1:前髪全体をくるんと内巻きにする
まず前髪全部をストレートアイロンで挟み、手首を利かせて前方向に巻き込んで。
STEP2:表面の髪をしっかり巻いてふわっと!
表面の髪は毛先を内方向に曲げるようにくりっと巻く。後は指先で根元から散らして。
【2】ボリュームを抑えつつくせ毛も活かすターバンアレンジ


tricca Daikanyama トップスタイリスト
小走祥菜さん
\How to/
STEP1:髪の表面だけ軽く巻いてラフな印象に
「スカーフを巻くときは、コテで軽く動きをつけるとラフな仕上がりに。ボリュームを出しすぎないように、巻くのは髪の表面のみ。巻き始めに段差がつかないように、毛束をねじってから巻いていきます。髪がボブで短めだから、コテは巻きが細めな26mmを使用。スカーフで根元の髪は見えなくなるので、ハチの下あたりまで巻けばOKです」(小走さん/以下「」内同)
「巻いたコテを外すときは、コテを縦方向に抜きます。これでゆるっとラフなカールに」
STEP2:オイルをもみ込んでツヤを出す
「膨らみを抑えながらツヤを与えたいので、オイルをなじませます。髪を握るようにもみ込むと、カールが取れません」
STEP3:もみあげを残してサイドの髪を耳にかける
「スカーフを巻いたときに、もみあげが見えるとラフ感が出るので、先にもみあげを出しておきます」
STEP4:スカーフを襟足に入れてトップで結ぶ
「スカーフを襟足に引っ掛けて、前髪の生え際でひとつ結びに。スカーフの素材にハリがある場合は、肩結びにして固定させて。ここでは長細いスカーフを使っていますが、正方形のものを三角に折ってから長細くなるように巻いて使っても」
「スカーフの先を、襟足近くに入れ込めば完成です」
完成!
スカーフのおかげで、サイドのボリュームがすっきりしつつ、こなれたスタイルに!表面のゆるいカールが休日のリラックス感を後押し。
【3】くせ毛風のラフなウェーブ感のリラックスアレンジ
\How to/
STEP1:ほつれ落ちそうなくらい緩めのウェーブヘアに
25~28mmのヘアアイロンで全体をしっかり巻く。 ライトな質感のヘアオイルを全体へ薄くなじませてほぐし、外国人のくせ毛風のラフなウェーブ感を作る。
STEP2:センターパートにして毛束をすくいねじっていく
分け目の根元から毛束を細めに取って1回ねじる。 すぐ下から毛束を細めにすくい、一緒に束ねてねじる。 これをこめかみまで繰り返す。反対側も同様に。
STEP3:後ろからアメピンを挿して固定する
毛流れに逆らい、後ろからアメピンを挿した方がくずれにくくなる。 他がラフなので、ねじった毛束はほぐさないで。 ヘアアクセもつけず、ナチュラルに装って。
完成。
【4】うねり前髪を活かしたアップアレンジ


ヘア&メークアップアーティスト
yumiさん
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Point
・くせの生かし率30%×黙らせ率70%のヘアアレンジ。・うねり前髪を生かしたボリューム感が表情をぱっと明るく。




\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
STEP1:コームを使い、分け目をセンターでジグザグにとる。
STEP2:前髪をブロッキングし、手のひらにワックスをなじませ、前髪を残して全体をまとめる。
STEP3:ゴムで結ぶ途中で毛束を折り返し、お団子に。毛先はゴムの内側へ入れ込む。
STEP4:前髪にソフトワックスをなじませて、毛束を細目にとり、残りの前髪を少しずつすくっては併せてねじっていく。耳のあたりで毛先をアメピンで留める。
STEP5:最後にマジェステをつけて完成!
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。