ヘアスタイル・髪型
2021.12.23

ボブは「ミックス巻き」でもっと可愛くなる!やり方基本・おすすめスタイル

内巻き&外巻きでランダムなカールを作るミックス巻きでボブはもっと可愛くなる!基本のやり方からミックス巻きがかわいいおすすめの髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介。

“ふわくしゅ”が叶う!ボブのミックス巻きの【基本】のやり方4STEP

DAMIAスタイリスト

増田怜奈さん

【髪プロフィール】
髪質:毛量は多めで硬さはふつう、直毛
髪型:あご下ボブ
ヘアカラー:アッシュ系ブラウン
パーマ:なし
髪コンプレックス:直毛で重たい印象に。丸顔が目立ち、地味な印象を与えがち

STEP1:まずは耳横からリバースに巻く

髪をこめかみ位置でざっくりと上下にブロッキング。ボリューム&華やかさがほしい顔まわりの髪をリバース巻きにします。

「中間部分をヘアアイロンで挟み、毛先にアイロンを滑らせながら根元まで巻きつけ、3秒間ほど置いてオフしましょう」(増田さん・以下「」内同)

STEP2:次に耳の後ろをフォワード巻き

ボリュームを抑えたい耳うしろの髪はフォワード巻きに。STEP1同様に、ヘアアイロンで中間部分を挟み、毛先にアイロンを滑らせながら根元まで巻き込み、3秒間置いてオフ。

こめかみ上とバックも同様に、リバース巻き、フォワード巻きをランダムに繰り返していきます。

STEP3:表面の髪を所々またリバース巻きに

表面の髪をランダムに少量ずつとり、根元までリバース巻きに。

「ボリュームがほしい部分だけ巻けばOKです」

STEP4:スタイリング剤をつけて仕上げ

コームの先端でトップの分け目をジグザグにつけて、ふんわりと空気感を出します。

「これをすることで、骨格をカモフラージュできますよ」

カール部分を手のひらで軽く持ち上げ、グロススプレーを軽くひと吹き。艶やかさと毛束感が出て、こなれた雰囲気に仕上がります。

ストレートボブだと目立ちがちな骨格や顔立ちが、フワクシュな質感で見事にカモフラージュされています。

「キレイにカールをつけすぎようとしないで、ランダムに仕上げるのが垢抜けた印象に仕上がるポイントです。仕上げに片サイドを耳にかけると、さらにバランスよく見えますよ」


「ミックス巻きがかわいいボブ」のおすすめスタイル【7選】

【1】内巻きと外巻きを重ねた波ウェーブボブ

【how to“ベース&カラー”】

  1. アイロンで巻いた時に、顎ラインになるようにワンレングスでカット。
  2. 前髪は、頬の長さで自然と流れるようにカットする。
  3. カラーは、ブリーチをしてから14トーンのミルクティーベージュに。ダメージが気になるブリーチですが、最新カラーは、トリートメント効果が高くダメージレスだそう。絶妙な透明感や柔らかさは、ブリーチあってこそ表現できる淡い色味。

【how to“スタイリング”】

  1. 髪が乾いたら、26mmのアイロンでアウトラインから、内巻き→外巻きと交互にカールをつけて波ウェーブに仕上げる。さらに、表面の動きが欲しいところは細めの毛束を取り、リバース&フォワードでミックス巻きを。
  2. 前髪はリバースで流れるように。
  3. 少量のヘアオイルを髪をほぐしながら付ければ、今っぽいハーフウェットな質感のスタイルになる。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 阿部由菜さん

 

【2】内外交互に1.5回転&顔周りはリーバスに

【how to“ベース&カラー”】

  1. あご下でカットした平行ラインのワンレンベース。
  2. 耳後ろからバックの裾のボリュームを抑えるとおしゃれに見えるため、襟足の毛をサイドより1cm短くカットする。浮遊感ある毛束を作りやすいよう、表面にほんのりレイヤーを。
  3. カラーは落ち着きのある、9トーンのグレーマット。マットでくすませると、アッシュでくすませるよりも柔らかな質感になり毛先にヌケ感ができる。

【how to“スタイリング”】

  1. トップの立ち上げは乾かし方にコツあり。まず、ぬれた状態で分けたい方向と反対側に毛束をもっていき、8~9割乾かす。それから分けたい方向に毛束を持っていくと、ふわっとした立ち上げトップに。
  2. 裾は全体を表面と内側の毛束に分けます。それぞれざっくり毛束を取り、アイロンで内外交互に1.5回転巻く。顔周りの毛束はゆるくリバース巻きに。しっかり巻かず、ラフに巻くのがポイント。
  3. シアバター系のワックスを手のひらになじませ、全体の毛束を持ち上げながら巻きをしっかりほぐす。裾に空気を入れるようにスタイリングすると、浮遊感ある三角形のシルエットに。

担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 川渕恭兵さん

 

【3】内外MIXのパーマで作る大人ボブ


【how to“ベース&カラー”】

  1. 表面にレイヤーを入れた、肩上のグラデーションボブベース。
  2. 前髪は8:2で分け、リップラインでカットします。前髪とサイドを繋げないことで、顔周りの動きを出しやすくなる。
  3. 全体の毛先から中間にかけて細めのロッドで内外MIXしてパーマを。毛先がランダムに動き大人っぽくなる。
  4. カラーは8トーンのパールブラウンで、内側のみ11トーンのブラウンで。パッと見はツヤのある上品ブラウンですが、内側の毛先からチラッとハイトーンカラーを覗かせることで都会的な遊び心をプラス。


【how to“スタイリング”】

  1. ドライヤーでまず根元をしっかり乾かす。毛先はパーマで作ったカールを持ち上げながら軽く乾かして。毛先にカール用ムースを揉み込みランダムな動きを出す。裾に外ハネをプラスして、全体が丸いシルエットにならないように意識する大人っぽい印象に。
  2. 前髪は根元を持ち上げキープスプレーを吹きかけ、毛先はサイドに流す。片側を耳にかけてすっきりさせれば完成です。あえて左右をアンバランスにし、キメ過ぎないように作るのが色っぽさを引き出すポイント。

担当サロン:Sui(スイ) 中村育美さん

 

【4】ランダムなカールを重ねてエアリーに

【how to“カット&カラー”】

  1. 全体をあご下ラインのボブにカット。
  2. 前髪はまゆ下のシースルーに。
  3. エアリー感を演出する極細ハイライトを入れ、ピンクベージュをオンカラー。細めにすることで主張しすぎずに立体感アップを実現。バイオレットをMIXしたピンクベージュは、柔らかさと女性らしさを感じさせる秋におすすめのカラー。

【how to“パーマ&スタイリング”】

  1. スタイルの鍵となるパーマは、17~25mmのロッドを使う。アウトラインは毛先ワンカール、それより上は空気感が出るようにランダムなSカールに。
  2. スタイリング剤は、オイルやジェルといった濡れ感や束感が出るものを選ぶ。
  3. パーマの質感を残すため、スタイリング剤はつけすぎないこと。中間~毛先に塗布するだけなので、スタイリングが苦手でも可愛く決まる。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 歳嶋建国さん

 

【5】ミックス巻で雰囲気抜群の美人ボブ

【how to“ベース&カラー”】

  1. アゴ下の長さで平行ラインのボブにカット。切りっぱなしのぱつっとした質感はそのまま残す。
  2. 前髪はリップラインでシースルーに。この前髪がニュアンスのある動きを表現しながら、骨格を補整。
  3. カラーリングは、夏色のカーキベージュを8レベルで。赤みを打ち消すカーキが深み与えつつ、透明感のある色味に仕上げる。

【how to“スタイリング”】

  1. 26mmのアイロンで毛先を外ハネにし、表面の髪は根元を外してリバース&フォワードでランダムに巻く。
  2. スタイルのポイントとなる前髪は、サイドに流さず顔側に髪を下ろし、毛先をワンカールすることで軽いニュアンスのある仕上がりに。
  3. ドライワックス:オイル=1:1でMIXしたものを中間から毛先にワシャワシャと揉み込む。

担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 村上由希菜さん

 

【6】外ハネと内巻きを交互に作るランダムカールでふわり

【how to“ベース&カラー”】

  1. カットはあご下3cmのレングスで、やや前下がりのワンレングスボブ。ボリュームのコントロールがしやすいよう、トップにレイヤーを入れる。
  2. 前髪はサイドに流れるように斜めラインでカットし透け感を調整。
  3. カラーは、大人女性におすすめのアッシュベージュに。どんな人にも似合う万能カラー。

【how to“スタイリング”】

  1. カールアイロンでも、ストレートアイロンでも、髪を上下2分割にし、下段を外ハネワンカール、上段は波ウェーブに。波ウェーブは毛先を外ハネと内巻きを交互につくることでランダムなカール感を出す。
  2. カールアイロンの場合、毛束の毛先から外ハネ→内巻きがキレイに仕上がり、ストレートアイロンの場合、中間からアイロンの挟む角度を変えると美しい波ウェーブに。
  3. スタイリング剤は、ウェットにならないバーム系で。細毛さんは少しセット力のあるソフトワックスがおすすめ。今季はマットな質感で攻めるのが◎。カールをほぐさないように毛先から根元まで揉み込みながら塗布したら完成。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水豊さん

 

【7】ミックス巻き&外ハネのWテクで浮遊感を演出

【how to“ベース&カラー”】

  1. 全体を肩くらいの長さでワンレングスボブにカット。切りっぱなしのままだと重さが残るので、毛先を中心に毛量調整をして軽さを出す。レイヤーを入れていないので内巻きにする時も簡単。
  2. 前髪は目の上ギリギリのシースルーに。
  3. カラーは12レベルのベージュをチョイス。温かみがあり落ち着いた印象のベージュは、大人でもハイカラーに取り入れやすい色味。

【how to“スタイリング”】

  1. ツヤ感が重要なので、乾かす前には洗い流さないタイプのトリートメントを。特にハイカラーの場合、パサつき防止として必須アイテム。
  2. ドライ後、32mmのアイロンで外ハネ→フォワード&リバースのMIX巻きに。カールは中間~毛先メインでOK。
  3. 巻き終えたら、ヘアオイルを毛先中心に塗布し、手に残っているものを前髪の毛先に馴染ませる。浮遊感が活かせるよう、オイルはつけ過ぎないことがポイント。

担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン) 田中柚衣さん

 

「ショートボブ」もミックス巻きでアップデート【4選】

【1】太めカールのミックス巻きで表面を立体的に

【how to ベース&カラー】

  1. 前髪を目にかからない長さに設定し、顔まわりをマッシュラインで繋いでから流しやすくするためにレイヤーを入れる。
  2. ベースはショートボブにカットし、全体にもレイヤーを。襟足をギリギリの長さにすることで、自然な丸みのあるフォルムに。
  3. カラーリングは、ハイライトに9レベルのウォームブラウンをオンカラー。暖かみがあって柔らかい質感、さらには活発な雰囲気のある色味。

【how to パーマ&スタイリング】

  1. パーマは太めのロッドを使いフォワード&リバースのミックス巻きに。前髪は大きく1カール巻く。
  2. ノンパーマなら、26mmのアイロンでフォワード&リバースに巻いて毛先の動きをしっかりつける。
  3. スタイリングはややセット力のあるミルクワックスやソフトワックスを毛先から揉み込み、全体の質感を揃えて整える。最後に前髪の毛先に塗布したらフィニッシュ。

担当サロン:drive for garden(ドライブフォーガーデン) 西川真矢さん

 

【2】毛先は内外ランダムに顔周りはしっかり外ハネで大人カジュアル

【how to“ベース&カラー”】

  1. サイドはあご下4.5cmの前下がり、動きが出やすいよう長めにカット。後頭部は目のラインにボリュームが出るようカットすると、毛量が少なくても気にならず頭の形がキレイに見える。
  2. 襟足は首に沿うようにカット。前から見たとき襟足が少し見えた方がおしゃれな印象に。
  3. 顔周りは小鼻と口の間でサイドに流れるようにカットし、長めの前髪を作る。
  4. カラーは8トーンのラベンダーアッシュ。落ち着いた色ですが、透明感があり重たく見えない。

【how to“スタイリング”】

  1. トップを乾かすとき、分け目がパカッとならいよう根元を持ち上げながら乾かす。後頭部も根元を立ち上げるように乾かすと、自然とボリュームが出てふわっとした仕上がりに。
  2. 外ハネスタイルにする場合は、28mmのアイロンで毛先のみ、内外ランダムに巻く。特に顔周りはしっかり外ハネにすると軽やかな印象に。前髪は軽くリバース巻きに。
  3. ワックスよりツヤ感の出るクリームタイプのスタイリング剤を毛先にもみ込み、軽く耳掛けをすれば完成。

担当サロン:MINX 銀座中央通り店(ミンクス ギンザチュウオウドオリテン) 小林篤史さん

 

【3】内巻き&外ハネを混ぜたミックスカールの軽やかボブ

【how to“ベース&カラー”】

  1. ベースをあごラインのワンレングスにカットし、ボリュームと軽さを出すためにレイヤーを入れシルエットを整える。
  2. 前髪は三角ベースで狭めにとり、シースルーバングに。骨格をカバーするため、前髪の目尻横に短めのおくれ毛をつくる。
  3. カラーリングは、9レベルのアッシュベージュをセレクト。アッシュよりベージュを多くミックスすることで、浮遊感と春っぽさを感じられる透明感のある色に仕上げている。

【how to“スタイリング”】

  1. ドライ時は、トップのボリュームがふわっとするようにドライヤーの風を当てる。また、毛先は手ぐしを通しながら、ドライヤーの風を上から当てることでツヤのある仕上がりに。
  2. 全体が乾いたら26mmのアイロンで内巻きと外ハネをランダムに巻く。この時、巻き込むカール加減&毛束の量は均一に揃えて、カールの方向だけランダムにするとバランスよく仕上がる。
  3. 巻いた毛束をほぐし、オーガニック系のバームを下から上にボリュームを出すように毛先→中間→根元付近と塗布し、最後に手に残っているスタイリング剤を前髪につけたらフィニッシュ。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水豊さん

 

【4】ミックス巻きを取り入れた外ハネボブ


【how to“ベース&カラー”】

  1. 肩上の長さで短めのボブにカットし、トップに骨格に合わせてレイヤーを入れる。顔まわりにおくれ毛をつくるのが小顔効果のポイントに。
  2. 前髪は目の上ギリギリの長さで空気感がある仕上がりに。カラーは、明るめの13レベルのベージュをチョイス。柔らかさと女性らしさが漂うカラーリング。


【how to“パーマ&スタイリング”】

  1. パーマは18mm~23mmのロッドで内巻きカール&表面はMIXスパイラルに。
  2. アイロン仕上げの場合、26mmで外ハネに仕上げてから、トップをフォワード&リバースのMIX巻きにする。
  3. スタイリング剤はバームとオイルを混ぜて、全体に揉み込む。ポイントは前髪だけ、毛先1/3に塗布して軽やかにつくること。

担当サロン:MINX 銀座店 田中亜樹さん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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