ヘアスタイル・髪型
2023.9.18

【実例19】大人っぽさを意識した、フレンチショートまとめ

丸みシルエットで女性らしさが出るフレンチショート。短くても色っぽさや美人感の出る髪型を掲載。顔型別や髪色別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

フレンチショートってどんな髪型?

フレンチショートに明確な定義はないのですが、「パリジェンヌっぽい」ショートヘアやショートボブの短めスタイルのことを指します。丸みのある女性らしいふんわりフォルムや、襟足を短くしたこなれ感を出したり、パーマやカラーでおしゃれにし上げることで、フランスの街をおしゃれに歩いていそうなヘアスタイルに。スカーフを使ったアレンジなども相性ぴったりでかわいいですよ。

「顔型別」のフレンチショートスタイル【4選】

【1】「面長・卵型・逆三角形型・ベース型」丸みシルエットで可愛さ抜群スタイル

Point

襟足は指一本分よりやや長めに設定してカットしています。襟足に浮き癖があるので浮く分長めにカット。サイドはリップラインに合わせて設定、バックからサイドは45度位のレイヤーを入れて少しシャープになる様に。トップを繋げていくと短くなりすぎてしまうのでハチより上の髪はツーセクションとしてあえて繋げず鼻下の辺りに設定。前髪の長さはギリギリ目にかからないように、薄めでもぷつっとした質感にしました。パラパラっとさせたいので三角ベースはやや小さめに、綺麗に放射状におろしてワンレングスに。


【how to”カラー&スタイリング”】
暗髪カラーの5トーングレーに設定で地毛っぽく。赤味オレンジ味を感じさせない様にブルー、グリーンなどの補色をいれてグレー味が引き立つ様にしました。肌の透明度が上がるオススメ暗髪カラーです。

全体に柔らかいストレートパーマをしているのでアイロンはなし。オイルを襟足、サイド、トップ、前髪の順につけて適度なオイリー感を。

担当サロン:Press. Salon (プレスドットサロン)  徳崎 ヨシヒデさん

 

【2】「丸顔・ベース型・面長・卵型・逆三角形型」くせ毛も活かせる美シルエットスタイル

Point

前髪をほおの高い位置の長さでカットし、サイドにつなげて毛流れをつけます。サイドはギリギリ耳にかかる長さで。バックにかけては緩くラウンドさせて丸くつなげます。トップのウェイトラインは、やや低めにするのが女っぽく仕上げるポイント。


【how to“カラー”】
カラーは10レベルのオリーブベージュをセレクト。トレンドのベージュの中でも甘さがなく、格好良さと柔らかい透明感のあるカラーリングです。


【how to“スタイリング”】
全体をストレートアイロンで後ろに流すイメージでワンカール。軽めのオイルを手に取り、オールバックをするようになじませます。手ぐしで根元を立ち上げ、振り落としてバランスを整えたら完成です。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデンヨコハマ)  井上珠実さん

 

【3】「面長」おでこカバーのひし形スタイル

Point

面長でこ広さんはシンプルなボブよりも少し丸みの出る位置が高くなるようにカットする事で、シルエットがひし形よりになり小顔効果が高くなります。前髪はあえてパツっと切る事で可愛らしい感じに仕上げました。もちろん、長めのシースルーバングにしたことで気になるおでこの広さもカバーしています。


【how to“カラー”】
カラーは温かみのある9トーンのピンクブラウンでカラーをしてツヤが出るように仕上げました。


【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを何パネルかに分けて内巻きに通すだけでOKです。仕上げにウェット感のあるオイルを全体的に馴染ませたら完成です!オイルは襟足から付けて、だんだん前に行き表面を付けて最後に顔まわりをつけるとバランス良く均一に付きますよ。

担当サロン:TheC hashimoto(ザ シー ハシモト)  橋本涼さん

 

【4】「ひし形」骨格の黄金比を活かした丸みスタイル

Point

ひし形顔さんはシルエットはきれいなので、それに沿ってカットをしていきます。ベースカットは襟足はタイトに、トップにレイヤーを入れてひし形にカット。


【how to“カラー”】
カラーは8トーンのグレーアッシュカラーで全体に透明感をだしてくれます。


【how to“スタイリング”】
表面のみ26ミリアイロンで平巻きにまきます。トップの方にボリュームが行きすぎないようにすることがポイントです。スタイリング剤はバームとオイルを混ぜて、全体的に揉み込みながらトップから束間をだします。

担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート)  鎌倉 彩さん

 

「前髪あり」のフレンチショートスタイル【4選】

【1】ワイドなフルバングの小顔効果スタイル

Point

カットベースは、あごラインのショートボブ。中間からグラデーションを入れ、丸みのあるシルエットに。前髪は、トレンドのワイドなフルバングにカット。ワイドにすることで、横幅をカバーしつつ、耳かけ時に、生え際に隙間ができないのも嬉しい。


【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのアッシュブラウンをセレクト。透明感があり肌のトーンUPも望めます。


【how to“スタイリング”】
スタイリングは、乾かすだけでもOK。アイロン仕上げなら、さらっとストレートアイロンで内巻きに。スタイリングオイルを下から髪を持ち上げるように揉み込み、手に残ったものを表面につけます。もみあげを少し出し、前髪はつまむように束感を整えたら完成です。

担当サロン:Laf from GARDEN(ラフフロムガーデン)  鈴木菖さん

 

【2】長めシースルーの外ハネスタイル

Point

輪郭が綺麗に見えるリップラインで長さを設定。バックも段差をつけ過ぎないショートでアレンジがしやすいスタイルに。長めのシースルーバングで、分けても降ろしても楽しめる2wayバング。


【how to“カラー”】
カラーは12トーンの肌馴染み良い、ベージュカラーで透明感をプラスして、より柔らかい大人女性らしいスタイルに仕上げました◎。


【how to“スタイリング”】
もみあげ、後ろの毛先を何ヶ所か、つまんでストレートアイロンで外ハネに。表面は内巻きにふんわりとワンカールし、ショートヘアでもくびれシルエットの完成!毛先にバームを揉み込み、ゆるっと動く毛先が可愛いショートボブスタイルの完成。

担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ)  森谷やよいさん

 

【3】襟足短めのすっきりスタイル

Point

えり足をすっきりと短めにカットした前下がりラインのグラデーションボブ。前髪を長めにすることで、大人っぽい雰囲気に。レイヤーを少しだけ入れ、動きを出します。


【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのラベンダーアッシュをチョイス。赤みをおさえつつ、透明感を出し、柔らかく見せてくれるカラー。


【how to“スタイリング”】
内巻きブローで、ストレートタッチに仕上げるとツヤ感がUPしてグッド。ブラシは、細めのロールブラシorデンマンブラシで。アイロンを使うなら、ストレートアイロンを選んで。最後に、シアバターをさらっと軽く中間〜毛先につけて、最後に手に残っているものを前髪になじませたら完成です。

担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン)  大山幸也さん

 

【4】色っぽさも出る美人スタイル

Point

・ベースは丸みのあるハンサムショート
・目にかかる長さの前髪はシースルーバングに
・耳前のサイドパート“逆三角”に作る

【SIDE】

【BACK】

担当サロン:LONESS ローネス 目澤沙友里さん

 

「前髪なし」のフレンチショートスタイル【3選】

【1】ぷつっと切ったセンター分けスタイル

Point

カットベースは、低めのグラデーションにすることで丸みを出しつつ、ライン感を緩和。前髪は目の下3cmで真っ直ぐにカットし、角を落とすことで柔らかさがありクールに寄り過ぎない仕上がりに。


【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのアッシュブラウンをチョイス。定番カラーとして人気で、髪の透明感を引き出してくれます。髪色を美しく見せ、赤みをおさえてくれるのも◯。


【how to“スタイリング”】
160℃のストレートアイロンを、全体的に軽く通します。バックは、やや内巻き、前髪は、骨格に沿わせるイメージでできるとグッド。毛先からスタイリングオイルをパラパラと髪が動くように軽くなじませます。最後に、毛束を裂くか、コーミングすると束感がつくりやすくなります。

担当サロン:Laf from GARDEN(ラフフロムガーデン)  山中さくらさん

 

【2】可愛さとかっこよさが出るパーマスタイル

Point

カットベースは、ワンレングスボブ。アンダーは低めに、トップにはウルフっぽいレイヤーを入れます。前髪は、目の下2cmで長めにカットします。


【how to“カラー”】
カラーは、6レベルのナチュラルブラウンに。ほんのりブラウン味が出るカラーで、パーマの質感をキレイに見せることができます。また、暖色にすることで女性らしさをプラス。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、S字ウェーブになるよう20〜23mmのロッドをメインに、スパイラル巻きにします。コールドパーマなので、抜け感のあるナチュラルな仕上がりに。
スタイリングは、パーマのカール感が出るクリームワックスがおすすめ。オールバックにかきあげるようになじませたら、指先でカールを散らすようにセットしたら完成です。

担当サロン:GARDEN ginza(ガーデンギンザ)  金澤侑さん

 

【3】センターで流した濡れ髪スタイル

Point

前髪は目にかかる長めでカット。えり足はハイグラデーションの上にグラデーションを重ね、丸みのあるラインをつくります。サイドは頬の長さにカット。全体的にライン感を出すようにするのがポイントです。


【how to“カラー”】
カラーは、5レベルのグレーアッシュに。自然光に当たった時の透明感が秀逸で、赤みやオレンジっぽさを完全に消したい人におすすめ。


【how to“スタイリング”】
クセが気になる人はストレートアイロンをさらっと通してから、ジェルを全体的になじませウェット質感をつくります。ジェルは固まらないタイプがおすすめ。タイトに仕上げて、前髪は少しほぐすようにつまみ、パラっと下ろすとこなれ感がプラスされます。

担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン)  和田流星さん

 

「暗め髪色」のフレンチショートスタイル【4選】

【1】内巻きのブルーアッシュスタイル

Point

カラーは4レベルのブルーアッシュに。地毛では表現できない透明感を出し、垢抜けた印象を与えます。


【how to“ベース”】
ベースのカットは、前髪を目の下に設定し、サイドから前上がりにつながるハンサムショート。後ろは丸みシルエットになるよう、サイドから緩やかなラウンド状にカットします。


【how to“スタイリング”】
スタイリングのポイントは、顔まわりをストレートアイロンで内巻きにすること。ゆるめのニュアンスがつくことで、おしゃれ感に差がでます。重めのオイルを根元近くから全体になじませ、ライン感を強調したらフィニッシュ。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデンヨコハマ)  井上珠実さん

 

【2】360度美人になれる大人スタイル

Point

・前髪は目にかかる長さでシースルーに
・顔周りにレイヤードを入れて、前上がりに
・後ろは丸みが出るように、重めに残す

【SIDE】

【BACK】

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA 豊田 楓さん

 

【3】韓国女優風重めスタイル

Point

・ベースはあごラインのワンレンボブ
・前髪は目より少し上のシースルーバング
・全体に内側を短く切り頭に丸く沿わせる

【SIDE】

【BACK】

担当サロン:LONESS ローネス 原 倫子さん

 

【4】耳かけでスッキリ印象の大人スタイル

Point

カラーは、8レベルのアッシュブラウンをチョイス。髪の赤みを消しながら、透明感のある髪色に。自然光に当たった時の透け感が秀逸です。


【how to“ベース”】
カットベースはマッシュショート。トップにレイヤーを入れます。顔まわりを骨格に合わせてカットすることで、顔型を問わないマルチデザインです。前髪は、長めのシースルーバングに。


【how to“スタイリング”】
髪を乾かし、前髪とトップの髪をストレートアイロンで軽く内巻きに。毛先にカールが出るように巻くのがコツ。ツヤ感と束感を出すスタイリングバームをえり足から、サイドの毛先、全体、前髪の順番でつけたら完成です。

担当サロン:apish kokubunji(アピッシュ コクブンジ)  長谷川祐三さん

 

「明るめ髪色」のフレンチショートスタイル【4選】

【1】ハイトーンの丸みシルエットスタイル

Point

カラーは元々のブリーチを生かし、16トーンのシアーベージュカラーでくすみ過ぎない、外国人風のカラーに仕上げました。


【how to“ベース”】
後頭部の丸みは残し、襟足は短めなコンパクトシルエットのショートに。お顔周りは前髪と繋がるように前上がりに切り込み、マッシュスタイルにカットしたことで小顔に見えます。


【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで全体に熱を通し、カールをつけ過ぎないストレートスタイルに仕上げました!前髪と繋がるお顔周りは、あえて耳掛けせず、カットラインを見せたスタイリングでお洒落見え◎。明るめカラーはパサついても見えやすいので、スタイリングオイルは必須!全体にたっぷり馴染ませたら完成です。

担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ)  森谷やよいさん

 

【2】くしゅっと感の外国人風スタイル

Point

カラーは、8レベルのアッシュをセレクト。透明感があり、外国人の地毛のような柔らかい質感を醸し出します。


【how to“ベース”】
ローレイヤーでカットしたショートスタイルがベース。前髪は長めのウザバングに。えり足は、丸みのあるフォルムに対して、程よく締める長さでカットします。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、23〜27mmのロッドを使い、ワンカールの緩めにかけます。スタイリングは、ドライ後、バーム系のワックスをクシュっと揉み込むだけ。簡単でお洒落にキマります。スタイリング剤は、ややセット力があるタイプを選んで。

担当サロン:grico(グリコ) 寺尾フミヤさん

 

【3】12トーンのショコラベージュで艶感スタイル

Point

カラーは12レベルのショコラベージュに。顔色がキレイに見える暖色で、明るめでもツヤ感を与えライン感をしっかり強調してくれる色味です。


【how to“ベース”】
前髪は目にかかるギリギリの長さでラウンド状にシースルーでカット。バックは丸みが出るようにグラデーションベースで。顔まわりは、ドライをしてからライン感が出るようにカットします。


【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、軽く通すようにツヤ感を出すのがポイント。軽めのオイル、もしくは、オイルスプレーを全体にしっかり馴染ませ、コームを通します。コームを使うとツヤ感が出るのはもちろん、ライン感を出してモードっぽい仕上がりになるのでぜひお試しを。また、顔まわりの髪は、前に引き出すようにセットしても、後ろに流してもと2AWYが可能です。

担当サロン:S.HAIR SALON(エス ヘアサロン)  古谷貴洋さん

 

【4】合わせやすいアッシュベージュスタイル

Point

カラーは、12トーンのアッシュベージュ。何にでも合わせやすいカラーなので大人女子にはオススメです。


【how to“ベース”】
ショートレイヤースタイル。丸みシルエットを作るために、トップに分け目がつかないように、ノーパートにして、ボリュームを出しやすくカット。全体的に丸みがあるシルエットにする事で、可愛らしいを出してます。


【how to“スタイリング”】
濡れた状態で、アウトバストリートメントをなじませて、ドライヤーでふんわり乾かします。トップ、前髪に40ミリくらいのマジックカーラーを巻いて、ボリュームを出したら、ワックスを揉み込み完了です。

担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー)  唐沢ゆりこさん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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