失敗しない、ハンサムショート【実例17】

クールでかっこいいだけじゃない、女性らしさ色っぽさもある最新のハンサムショートを『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。
今どきハンサムショートの【ポイントと魅力】
クールな印象となりやすいハンサムショートですが、カットラインを前上がりにすることで、バックにふんわり丸みを出します。丸みのあるシルエットは、女らしい雰囲気となり、幅広いファッションにもマッチします。ハンサムショートがベースでも、トップの髪の長さを残すことで女性らしい柔らかい雰囲気を演出でき、ラフな動きがあり今っぽい抜け感もプラスしてくれます。
「前髪あり」でもクールな印象になるハンサムショート【3選】
【1】長めバングの丸みシルエットショート
【how to“ベース&カラー”】
- えり足は短めに設定し、バックからグラデーションでカット。重さのある丸みシルエットを残しつつ、毛量調整をしっかりして軽さを表現。後頭部を補整してふんわり美フォルムにも。
- サイドはすっきりめにカット。
- スタイルの鍵となる前髪は、目の下の長さで透け感が出るようにつくる。
- カラーは、9レベルのグレージュに。寒色寄りの色味で、グレーの落ち着いた雰囲気とベージュのツヤ感&透明感をMIXした人気色。
【how to“スタイリング”】
- カットで丸みが出るようにしているので、アイロン無しでも決まりまる優秀ヘア。クセが気になるなら、ストレートアイロンをスーッと通す程度でOK。
- 前髪のみ、毛先をややカールがつくようにするとグッド。
- お洒落な質感をつくる重めのオイルを全体的に塗布し、前髪はパラっと手ぐしを通すようにつける。さらに、指でつまんで束感をつくることで抜け感のある仕上がりに。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 和田流星さん
【2】かっこよさもプラスしたマッシュヘア
【how to“ベース&カラー”】
- サイドは耳が半分くらい出る長さでサイドグラデーションにカット。襟足はすっきりくびれを作るようにし、トップに少しだけレイヤーを入れる。
- 前髪は目にかかる長さでシースルーに。
- カラーは7レベルのブランジュをチョイス。ブランジュは、透明感と柔らかさを兼ね備えた今年っぽいカラーリングで、色落ちしてもキレイ色をキープ。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- トップをふんわり仕上げたい人や直毛の人は、太めのロッドでパーマをかけるのがおすすめ。
- パーマなしなら26mmのアイロンで内巻きにさらっとワンカール巻いて、丸みのあるシルエットをつくります。前髪はマジックカーラーでナチュラルに仕上げて。
- スタイリング剤は、ウェット感と束感のでるオイルを全体的に塗布。前髪は毛先のみでOK。耳にかければすっきりとした雰囲気になるのでアレンジも楽しめるデザイン。
担当サロン:MINX 銀座店 大内ミカルさん
【3】ボーイッシュな雰囲気もあるおしゃれマッシュショートウルフ
【how to“ベース&カラー”】
- マッシュウルフベースでカット。
- 襟足はレザーを使ってレイヤーをいれて首にフィットするようにカットすることで、くびれができて外ハネの動きが出る。
- カラーは8~9トーンのマロンベージュ隠し味のブルーバイオレットを入れる事によって栗っぽいコクと艶が得られる。秋色にもおすすめの色。
【how to“スタイリング”】
- 癖を活かしたいので毛先のワンカールは伸ばしすぎないように優しく顔まわりは後ろに流れるように、襟足は外に跳ねさせるようにドライ。
- 全体が乾いたら癖毛の方は艶が出てスタイリング力もあるバームを手にとりよく伸ばして襟足から全体に馴染ませてつければ完成。
担当サロン:Tierra (ティエラ) 美侑さん
「前髪なし」大人っぽい印象のハンサムショート【4選】
【1】女性らしい柔らかさもあるハンサムショート
【how to“ベース&カラー”】
- サイドの長さをリップラインに設定。前下がりのラインになるようサイドグラデーションでカット。軽い動きが出るよう、トップに少しだけレイヤーを。
- バックの重さを低めにしつつ、襟足はすっきりすることで頭の丸みを強調して女っぽヘアに。
- カラーは10レベルのベージュブラウンに。ニュートラルな色味で透明感や柔らかい印象を与える。
【how to“スタイリング”】
- 根元の立ち上がりがつくようにドライヤーで乾かした後、ストレートアイロンを毛先中心にプレス。丸みがつくと可愛くなるので、さらっと通すイメージで。
- スタイリング剤はツヤ感重視で、シアバターをセレクト。全体になじませてから、オールバックにかき上げながら顔まわりにも塗布。
- 最後にトップが潰れないよう、部分的につまんでルーズな動きを出す。キープ力が欲しい場合、ハードスプレーシュッとひと吹きして。
担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 野沢伯行さん
【2】新しさのあるマニッシュなハンサムショート
【how to“ベース&カラー”】
- センターパートに分けサイドの長さを鼻くらいに設定し、サイドグラデーションでカット。
- 襟足の長さは後頭部の丸みを強調するために短めに。襟足もグラデーションで切り、表面に少しだけレイヤーを入れる。
- カラーは11レベルのフォギーベージュに。寒色寄りのベージュは、赤みやオレンジっぽさを押さえて透明感のある仕上がりが特徴。
【how to“スタイリング”】
- トップはふんわりさせたいので、地肌をこするようにドライヤーの風を当て、襟足はタイトに乾かす。
- 乾いたらストレートアイロンで毛先を流すように内巻きに。ボリュームが出ない方がかっこいいので、毛先のみでOK。
- スタイリング剤は、オイルを毛先に塗布したら指で後ろに流しながらおさえる。耳にかけるとパラっと前髪が落ちることで顔型補正をしつつ、ひし形の美シルエットに。
担当サロン:lora.garden(ロラ ドットガーデン) 英太さん
【3】ひし形シルエットがキレイなハンサムショート
【how to“ベース&カラー”】
- サイドの長さを耳下に設定したグラデーションボブでカット。バックは後頭部がふんわり丸みを帯びるようカットする。襟足は首がキレイに見えるようにラウンド状に。
- 前髪は頬からサイドに流れやすいようにレイヤーを入れる。
- カラーは10レベルのマロンベージュに。寒色でも、暖色でもないニュートラルな淡い色彩で、どんな肌色とも合わせやすい万能カラー。
【how to“スタイリング”】
- ドライ後、26mmのアイロンで毛先にゆるくカールづけをする。この時、カール感が強くならないよう中間からアイロンを通すようにCカールを目指して。
- スタイリング剤は、手肌にも使えるナチュラルな仕上がりのポリッシュオイルで。根元から毛先まで全体になじませツヤっぽさを出します。後頭部の内側にもしっかり塗布するのがポイントに。軽く耳にかけて、シルエットを整えたら完成。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水豊さん
【4】ハイライトで白髪カバーが叶う大人のハンサムショート
【how to“ベース&カラー”】
- 前髪長めのショートレイヤースタイル。
- カラーは、ベースは9トーンのアッシュブラウンに、14トーンのベージュのハイライトをたっぷりと入れて、白髪をぼかして隠す。
- ハイライトが沢山入ることで、おしゃれなスタイルになるので◎。また、透明感とニュアンスを出すことで、顔も明るく見えるのでおすすめ。
【how to“スタイリング”】
- ポマードに、オイルを混ぜて、手のひらでよく混ぜてから、全体に馴染ませる。
- 前髪の根元に押しつけるように、スタイリング剤をつけて、立ち上がらせれば完成。ウエット感の中に、きちんと束間も出るので、きれいにまとまり、動きのあるスタイルとなる。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
「パーマ」おしゃれに決まるハンサムショート【3選】
【1】長めバングのゆるやかカールショート
【how to“ベース&カラー”】
- えり足とサイドをすっきりカットしたレイヤーショート。
- 前髪は、鼻先くらいの長さで流れるようにカット。
- カラーは、寒色系の8レベルのマットアッシュをチョイス。しっかり赤みをおさえながら、柔らかい表情をつくる色味。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマをかける場合、太めのロッドで毛先にワンカールのパーマを。短いえり足もピンパーマをかけてなじみよくする。
- アイロンの場合、26mmのカールアイロンで毛先をワンカール。
- スタイリング剤は、セミウェットな質感となるようワックスとオイルのMIXがおすすめ。タイトにしたいサイドとえり足からつけて、中間~毛先にかけてもみ込む。髪の表面を動かすイメージで塗布すると繊細な毛束感が出てグッド!
担当サロン:Rougy (ロージ) 西森柊人さん
【2】ウェーブ感を出したハンサムショート
【how to“ベース&カラー”】
- センターパーツで分け、サイドの長さを鼻より少し長めに設定し、サイドグラデーションでカット。えり足は短めにすることで、すっきりとした印象に。
- カラーは、5レベルのグレイアッシュに染めることで、赤みやオレンジをおさえてツヤ感をプラス。暗めのカラーですが、日差しなど光に当たると透明感を演出。ハイトーンからのカラーチェンジにもおすすめ。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは18mmのロッドで毛先から2回転。ゆるいカール感が出るようかける。
- スタイリングは、根元に立ち上がりがつくようにドライ。
- 根元はしっかり乾かしますが毛先はやや湿っている状態で、オイルとシアバターを同量MIXしたものを毛先から揉み込むようにつける。毛先のハネ感を整えたら完成。
担当サロン:lora.garden(ロラ ドットガーデン) 英太さん
【3】アンニュイなしゃれ感のあるマッシュショート
【how to“ベース&カラー”】
- 襟足の長さをやや残しサイドグラデーションにカット。
- トップは重めに、前髪はすっかり目が隠れるくらいの長さでカット。セニング&スライドカットで量感調整。
- カラーは11レベルのライトグレージュをセレクト。アッシュ系でありながら、グレーのニュアンスが加わり、光に透けるようなシアー感のあるカラーに仕上がっている。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは20mmのロッドをメインに使い、ランダムにゆるくかける。前髪は太めのロッドで内巻きに巻く。
- スタイリングは手軽で簡単!7割ほどドライヤーで乾かしてから、スタイリング剤を全体的につけてから、ムギュっと揉み込んでカール感を調整。スタイリング剤は、ウェットな質感とツヤ感を出すバームを選んで。
担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 河野沙耶佳さん
「黒髪系」相性抜群!ハンサムショート【3選】
【1】抜け感のある旬なハンサムショート
【how to“ベース&カラー”】
- 前髪をほおの長さに設定した前上がりのハンサムショート。バックに重さと丸みが出て、女性らしい美シルエットをつくる。
- また、サイドの髪が自然に流れるようにカット。丸みのあるフォルムなので、クセによるボリューム感も活かすことができる。
- カラーは6レベルのブルージュをチョイス。アッシュ系の色味できれいめ印象を与え、地毛では表現できない透明感と抜け感のある仕上がりに。また、暗髪は伸びてもプリンにならないのも嬉しいポイント。
【how to“スタイリング”】
- ハンサムショートでも、乾かす時にオールバックにしないのが鍵。後ろから前に向かって、前髪は前に下ろすようにドライヤーで乾かします。
- 乾いたらストレートアイロンで、抜く時に後ろにすっと流すようにワンカール。
- 束感の出るオイルを全体につけてから、オールバックにかき上げます。前髪が自然に立ち上がることで、柔らかい髪の動きに。立ち上がりが足りない場合、ドライヤーで調整を。
担当サロン:lora.garden (ロラ ドットガーデン) 井上珠実さん
【2】知的で清楚な大人なハンサムショート
【how to“ベース&カラー”】
- 前髪長めのショートボブ。サイドと襟足は、スッキリと短めにカットし、前髪とトップの長さは、長めにして、シャープな印象に仕上げてる。
- カラーはあえてノーカラーで暗めに設定することで清楚さとクールさの両方を兼ね備え、落ち着いた雰囲気の大人ヘアに仕上がる。
- トップと前髪のみ軽くパーマをかけることで髪全体に動きが出て、ショートでも女性らしいスタイルになる。
【how to“スタイリング”】
- トップの根元に、立ち上がりがつくミストスプレーをふり、ドライヤーで分け目がつかないように乾かす。
- セミマットな質感がでるワックスで、全体的に揉み込みボリュームを出す。最後に前髪の毛先を摘んでワックスを少量つけて、束感を出す。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
【3】小顔見えが叶うノンカラーのひし形ショート
【how to“ベースカット”】
- リップラインのショートボブにカット。王道の小顔バランスでカットすることで、美シルエットにも。前髪は薄めのウザバングとすることで、左右に分けても、流しても、かき上げにもとアレンジが可能。
- 今回、ノンカラー、ノンパーマなので、ダメージ知らずの美髪をキープできる。
【how to“スタイリング”】
- ドライ後、ストレートアイロンを使って内巻きに緩やかな丸みをつける。カールづけは毛流れをつくる程度にし、巻き過ぎないことでシックで今どきな仕上がりに。
- スタイリング剤はオイルをチョイスし、もみ上げのおくれ毛と前髪にしっかり馴染ませ、ウェットな束感をメイク。手に残ったオイルをサイドやバッグにも塗布し、毛束感を整える。最後におくれ毛を残し、両サイドの髪を耳にかけたらフィニッシュ。
担当サロン:Laf from GARDEN (ラフ フロムガーデン) 津田恵さん
「丸顔さん」に似合うハンサムショート【2選】
【1】長め前髪のクールなショート
Point
・額を出す事で縦の幅を増やし理想の卵形に近づける。・額の両端は髪を少しおろして顔全体が大きく見えない様に。
・前髪がないと顔まわりが単調になりやすいので動きをつける。
スタイルのポイント
- サイドを刈り込んでスッキリする事でクールさを
- 前髪を長めに設定して子供っぽくなりすぎず大人な雰囲気も
- トップはふんわり縦のラインを
担当サロン:DELA by afloat(デラ バイ アフロート) 杉浦 友哉さん
【2】骨格カバーが叶う柔らかショート
Point
・厚めで隙間のない前髪にしてしまうと丸顔感を強調しかねないので、シースルーバングや流し前髪で隙間を作るようにして。・顎からおデコまでの縦ラインを作り横への丸さを強調しないように作る。
・前髪に繋がってコメカミや頬に落ちるサイドバングを作ることによってお顔の引き締め効果アップ。
・おデコが広くて気になる方は、毛先にだけ透け感が出るように調整。
・全体のカットシルエットは、レイヤーを入れひし形シルエットを作る事で、ボリューム&引き締め効果がでて丸顔をカバー。
・束感が出やすいように量感を調整し、毛先の抜け感を作ることによって全体のバランスを整える。
・ショートは耳にかけることも多いのでおくれ毛を作るのもオススメ!!
スタイルのポイント
- 頬より高い位置に丸みをもってきて骨格カバー
- 頭の形に合わせてレイヤーを入れどこから見ても立体的に
- 程よく量感調整し、全体の抜け感で柔らかく見せる
前髪カットのポイント
- シースルーバングを2WAYで縦に抜けるようにして横の丸さを中和させバランス良く
- サイドバングはコメカミに落ちる位置で引き締め効果を
- 全部流しても重く見えない幅と厚さで作る
担当サロン:STATES omotesando(ステイツ オモテサンドウ) 山口雄也さん
「面長」に似合うハンサムショート【2選】
Point
・面長さんは横にバランスをとると似合いやすいです。・癖を活かしたり、ニュアンスをつけてボリューム感を出す。
・トップの高さを控えて横デザインを意識します。
・ショートで前髪なしでも工夫をすれば簡単に楽しめます!
【1】おでこを程よく出したこなれショート
スタイルのポイント
- 前髪を立ち上げて乾かすのですが、トップに高さを出し過ぎるのはNGなのが面長さんなので、立ち上げたら根元以外は抑えて目尻に沿わせる
- ワックスをもみ込んで、癖を活かしてたら目の荒いコームで梳かして整える。この時、癖を活かしつつ整えることがポイント
- 顔周りは、目にかかる長さでラウンドしてカット
- 癖を活かしたいのでテンションをかけずに(引っ張らない)でカット
- ボリューム感を残したいので毛先を中心に軽く
担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 森谷やよいさん
【2】デザインカラーのマニッシュショート
スタイルのポイント
- 耳ラインで動きが集まるようにスタイリングし少しハネ感を加えると◎
- 前髪も立ち上げて乾かしたら、根元以外は抑えてニュアンスをつける
- 無造作な動きでボリュームを出す
- 顔周りは、耳ラインでカットして、毛先は軽めにカットにすることで動きが出しやすくなる
- 前髪とサイドを、つなげてカットするとスタイリングがしやすい
担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 森谷やよいさん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。