ぱっつん前髪を、最高にいかす「コツ」と「アレンジまとめ」
スタイル次第では大人っぽくなれるぱっつん前髪。簡単にできるアレンジ方法とぱっつんに合う髪型を掲載。長さ別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。
ぱっつん前髪【3種類】
ぱっつん前髪とは、前髪を一直線に水平に切った前髪の事。横のラインが出来る事で、面長さんも骨格補正もしつつ可愛い印象に。乾かして下ろすだけが多いのでスタイリングが苦手な人にもおすすめです!
【1】オン眉ぱっつん
前髪が短ければ短い程個性的になるオン眉。可愛さもより強調されます。もちがかなり良いので美容院になかなか行けない方にも人気!
【2】ウザバング風ぱっつん
長めのぱっつん前髪は可愛さもありつつ大人っぽさも出る前髪。少し隙間を作ると丸顔さんでも縦の奥行もでて綺麗な顔型に見えます。
【3】シースルーぱっつん
薄めでカジュアルなぱっつん。韓国風のスタイルとも相性抜群で薄く作る事でかきあげも出来る2wayバングに。面長さんは奥行を狭く、丸顔さんは奥行を広く、横幅狭くすると骨格補正もバッチリ。
こなれ感が出るぱっつん前髪【コツ2つ】
【1】斜めアシメにする
Point
短めの前髪なので生えクセなどは影響をうけやすいので注意。ぱっつんよりも少し大人な印象になるように斜めのアシメに切るのがポイント。担当サロン:ELEANOAH TOKYO(エレノアトーキョー) 浅井 剛史さん
【2】シースルーバングにして軽さを出す
Point
前髪は眉が隠れる長さのワイドバングに。骨格に合わせて微調整することで、小顔効果も。ラインは残しながら、重さを感じさせないシースルーバングにします。担当サロン:lora.garden(ロラ ドットガーデン) 児玉 善央さん
ぱっつん前髪のアレンジ方法
STEP1:髪をサイドに流して重めのオイルをつける
「ダウンスタイルのときは、髪を片側にまとめて下すと夏でも暑苦しく見えません。髪をサイドに流してからオイルを塗布するとつけやすい上、ヘアスタイルも整えやすくなります。オイルを手のひらに広げ、毛先から髪全体へ。手ぐしで髪をとかすようにすれば、髪の内側までまんべんなくつけらます」(立花さん・以下「」内同)
STEP2:前髪を斜めにしてすっきり感をUP
「後ろの髪と同様に、前髪も斜めに流すとすっきりとした印象になります。STEP1で手のひらに残ったオイルをなじませながら、斜めにします」
STEP3:こめかみの上下にヘアピンをさしていく
「ヘアピンを2本使って、片側のサイドの髪を押さえます。ひとつめのヘアピンは、こめかみの上に留めて、飛び出てくる短い前髪も一緒に留めます。もうひとつのヘアピンは、ひとつめのやや下あたりに。耳の付け根の上ではなく、こめかみの下くらいの位置だとバランスが良く、今っぽくなると思います」
完成!
重めのオイルのおかげで、しっとりツヤ髪に。片側がすっきりしているから、ロングヘアのダウンスタイルでも涼しげ。今っぽいヘアピン使いも、パールつきだから大人っぽく上品なスタイルが完成!
【SIDE】
ダウンスタイルのアクセントになっているヘアピンは、サイドの髪もしっかり押さえられる便利アイテム。
「ショート~ショートボブ」のぱっつん前髪スタイル【3選】
【1】内巻きの眉下ぱっつんスタイル
Point
前髪は眉下でまっすぐカットしてぱっつん前髪に。
【how to”カット&カラー”】
首後ろをあごラインの長さに設定し、前下がりのワンレングスにカット。量感もしっかりとって、軽い透け感のあるショートボブに。
少し暗めの7トーン、ショコラブラウンをオンカラー。こっくりとした色味が落ち着いて見えて可愛いです。
【how to”スタイリング”】
ストレートアイロンで全体のボリュームをつぶすように根本の方からいれていきます。毛先のみ、少しカールをつけて、オイルを全体に馴染ませたら完成です。
【2】外ハネオン眉ぱっつんスタイル
Point
前髪も同じくブラントに、ラウンドさせず水平にカットしてオン眉前髪に。
【how to”カット&カラー”】
あご上の長さに設定し、水平になるようぷつっとラインを残してカット。ぷつっと感を残すと、毛先に厚みが出やすいので、中間からしっかりと毛先はぼかさずに量をとるのもポイントです。
6トーンのグレージュカラー。暗いけれど重たく見えにくい、柔らかく透け感のあるグレージュはどの季節もオススメです。
【how to”スタイリング”】
ストレートアイロンでしっかり根元近くからボリュームを抑えるようにいれていきます。頭の形に沿ってウェーブっぽく巻くと全体のバランスがとりやすいです。最後は、少しウエット感を出すために、ワックスとオイルを混ぜて全体に揉み込んだら完成です。
【3】ぷつっとライン感の薄めスタイル
Point
前髪は浅めに分けとり、薄めにつくります。
【how to”カット&カラー”】
あご上の短めに設定し、水平になるようにカット。内巻きも外巻きもいけるように、ぷつっとラインは残しつつも、馴染むように毛先もカットしています。
4トーンのナチュラルブラウン。一見黒髪だが、光にあたると柔らかく透ける暗めのブラウンです。
【how to”スタイリング”】
毛先のみハネさせすぎず、ストレート気味の外ハネに巻く。毛先を中心に、全体にオイル揉み込んで完成。
担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 緒方創惟さん
「ボブ」のぱっつん前髪スタイル【3選】
【1】シースルーぱっつんの抜け感スタイル
Point
前髪はシースルーでぱっつん前髪にし、抜け感をプラス。
【how to”カット&カラー”】
長さはぱっつんのため毛先をそろえる程度に。レングスはギリギリ結べるくらいで肩につかないくらいの長さに設定。
ベースは5トーンのダークアッシュな暗髪に設定。耳下をダブルカラーし、チラ見せするイヤリングカラーを入れてベースの暗髪とコントラストをつけ、周りと差がつくアンニュイな雰囲気に。
【how to”スタイリング”】
毛先をストレートアイロンで外ハネにし、オイルとバームを混ぜ、艶感をだします。前髪の毛先だけ、ちょんちょんっと手に余ったバームをつけ束感を出したら完成です。
【2】切りっぱなしとシースルーが可愛いスタイル
Point
前髪は、シースルーワイドバングで可愛いらしさもあるヘア◎。
【how to”カット&カラー”】
レングスはリップラインに設定。切りっぱなしボブにし、サイドバングはあえて作らずモードな雰囲気に。
5トーンのダークブラウンで地毛風カラー。美白効果・白玉効果があり、濃いめのリップを合わせるとより美しさが引き立ちます。
【how to”スタイリング”】
全体的にストレートアイロンでやや外ハネにするイメージで軽く通すだけ。リップラインで切りっぱなしにカットしているのでちょうどそこのラインで動きをつけてあげると◎。仕上げはオイルをなじませれば完成。
担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 市原大翼さん
「ミディアム」のぱっつん前髪スタイル【3選】
【1】カールと束感が可愛いスタイル
Point
前髪は眉上1センチでカットして少し束感が出るようにしました。
【how to”カット&カラー”】
鎖骨下でカット。表面はほんのりレイヤーをいれつつ、すそはあつみが出るように重めにカット。パーマはリップラインから無造作に1.5回転のパーマをかけています。デジタルパーマでかけるのでダメージレスにご自宅でのお手入れも簡単。
12トーンのピンクベージュ。毛先はハイライトでナチュラルなグラデーションになるようにしています。
【how to”スタイリング”】
パーマをかけているので、スタイリング剤はバームとオイルを1:1でまぜてもみこむだけ。
担当サロン:Maria by afloat(マリア) 山田祐里さん
【2】重くないぱっつんのカールスタイル
Point
前髪はぱつっと重くなりすぎないように調整してます。
【how to”カット&カラー”】
元々根本に少し癖があるので重さを残しつつ後れ毛にレイヤーをいれ抜け感をだします。
10トーンのショコラブラウンなら、誰にでも似合うカラー。伸びてきても根元も気にならないので色持ちも抜群。また、女の子らしい柔らかい印象に見せるヘアカラーです。
【how to”スタイリング”】
32ミリのコテアイロンで毛先を内巻きワンカールで中間から外巻きに。お顔周りは巻きすぎないように注意しながら外巻きにします。
担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 田山穂波さん
【3】カールをつけたふんわりぱっつん前髪スタイル
Point
ぱっつん前髪は少しカールをつけてふんわり感を出すと◎。
【how to“ベース&カラー”】
伸ばしかけの髪型のマンネリにオススメなレイヤーカット。毛先に動きが出やすくなるのでスタイリングの幅が広がります。お顔まわりのおくれ毛は結んでもおろしてもどちらも可愛いのでオーダー数No. 1です。カラーは色味初心者さんやブリーチしないで色味を楽しみたい方にオススメの8トーンのカシスブラウンです。
【how to“スタイリング”】
全体を32mmのコテでレイヤーとグラデーションを活かして3段階に高さを変えてワンカールをします。お顔まわりのみ内巻きでゆるいカールを入れることで締まった印象を与えられるので小顔効果抜群です。スタイリング剤をつける時にふわふわにほぐすとただのワンカールから差がでるレイヤーを活かしたワンカールのふわふわなヘアスタイルになります。
担当サロン:Louwe 渋谷(ローウェ) reinaさん
「セミロング~ロング」のぱっつん前髪スタイル【3選】
【1】おでこを隠しの小顔スタイル
Point
薄めのぱつっとしたラインで前髪はカットします。このぐらいの量であれば、髪が少ない方でもおでこをしっかり隠せるぱっつん前髪が作れます。
【how to”カット&カラー&スタイリング”】
顔まわりをおくれ毛が出るように小顔カットにしました。全体はローレイヤーで毛先に厚みを残します。
カラーは9トーンのラベンダーグレージュに。人気の寒色系で寒い時期におすすめ。
38ミリのヘアアイロンで毛先を外ハネにして中間を全てリバースで巻きます。オイルをつけて艶を出します。
担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 小笠原剛さん
【2】重めぱっつんで目力アップスタイル
Point
レイヤースタイルのセミロングに、パツっと重めの前髪で目元にアクセントをつけたスタイル。もみあげのおくれ毛がかわいいポイントです。
【how to“ベース&カラー”】
韓国でも人気が広がってきているぱっつん重め前髪と、もみあげにアクセントをつけたセミロングのレイヤースタイル。アウトラインは前上がりにカット。パーマをかける場合は26〜29ミリのロッドでデジタルパーマで1.5回転の外ハネワンカールがオススメです。カラーは透明感のある10トーンのラベンダーグレー。柔らかな透明感にします。ナチュラルだけどカッコかわいい女性にします。
【how to“スタイリング”】
パーマで動きを付けているので、ヘアオイルを毛先に揉み込んで外ハネになるよう毛先をおさえたら出来上がり。もみあげのおくれ毛はアクセントになるので、バームワックスで束をつくるのがおすすめです。前髪に少し丸みをつけて毛先にバームワックスをつけ、櫛を通せば一気にカッコかわいいスタイルが完成します。
担当サロン:ELEANOAH TOKYO(エレノアトーキョー) 浅井 剛史さん
【3】眉下ぱっつんとウエーブで韓国風スタイル
Point
ぱっつん前髪でワイドバング気味に。長さを揃えることでキュートな印象。真っ直ぐに下すことで縦のラインを強調して丸顔カバーと小顔効果も出て◎。
【how to”スタイリング”】
顔周りは頬骨あたりでカットし、羽バングをつくることで丸顔をカバー。全て外巻きで巻くことで前からずっと流行っている韓国風女子にもなれます。
担当サロン:AFLOAT GINZA(アフロート ギンザ) 岡崎 崇言さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
顔まわりの似合わせカットが得意です。上品で大人可愛い韓国ヘア。名古屋で1番髪を綺麗にする美容師です。