ヘアスタイル・髪型
2023.12.20

【毛量多い人向け】ポニーテールの巻き方とアレンジ

毛量多い人向けのポニーテールの巻き方をご紹介します。巻くだけでなくくるりんぱや三つ編みを加えるのがおすすめです。しっかりまとまり、膨らみも抑えられますよ。

毛量多い人は巻くのがおすすめ

毛量の多い人はただ結ぶだけだと後ろ姿が重い印象に見えがち…。巻くことで軽やかさや華やかさがアップします。また、くるりんぱをプラスするのもおすすめです。ハーフアップのくるりんぱをしてからポニーテールをするという「2段ポニーテール」。より軽やかに見えるように、毛先に動きを出す髪の巻き方もポイントです。

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【基本】毛量多い人向け巻き方

人気インスタグラマー

星 玲奈さん

Point

髪をバラけさせる
一気に巻くとカールがまとまってしまうため、少なめの毛束でランダムに巻く。巻いた後にしっかりほぐすことも大事。

スタイリング剤はハードスプレーのみ!
「キープ力は高いのに、白い粉が出なくて使いやすい」というスプレーを愛用。ベースから仕上げまでできるスグレもの。

結ぶ前にくずしておく
髪を集めながら部分的に髪を引き出してくずし、結ぶ前にある程度形を作っておく。結んでからくずすより、こなれた感じに。

\How to/

STEP1:32mmのアイロンで、リバースとフォワードのミックス巻きに

STEP2:表面は少ない毛束でランダムに巻く

STEP3:髪がバラけるようにスプレーをかける

髪の内側から空気を入れてカールをほぐしながら、ハードスプレーを吹きつける。

STEP4:分け目を曖昧にする
分け目を曖昧にボカすと、たちまちこなれた雰囲気に。髪を横分けにして、根元にスプレーを。

こんな感じ! 分け目が曖昧になり、根元がキープされてトップに高さが出るためフォルムが決まりやすくなる。

STEP5:まとめるときに髪を引き出す
髪を後ろにまとめる。まとめるときにサイドと襟足はタイトに、後頭部はふんわりさせてから結ぶ。

STEP6:毛束をギュッと引っ張る
ゴムで結んだ毛束を左右に分けて、ギュッと引っ張る。結び目が緩みにくくなり、形がキープできる。

こんな感じ! サイドはタイトだけど、トップや後頭部はふんわり。表面に作った筋っぽい毛束も、こなれた印象。

STEP7:後頭部の丸みを調整
ほぼフォルムはでき上がっているので、最後は後頭部の丸みを調整。バランスを見て髪を引き出す。

STEP8:ゴムを隠す

\毛束を巻きつけて/

\ピン留め/

STEP9:毛束の根元をキープ
後頭部の膨らみとのバランスをとるために、結んだ毛束の根元も高さが出るようにスプレーでキープ。

STEP10:毛束をエアリーに
毛先にもボリュームを出しつつ、毛束を裂くようにして空気を入れる。スプレーを吹きつけて完成。

完成!

「くるりんぱ」ですっきりまとまる巻き髪ポニーテール【2選】

【1】ゆる巻きベースのくるりんぱローポニー

SINCERELY ディレクター

唐沢ゆりこさん

\How to/

STEP1:アイロンで巻く
32ミリのカールアイロンでゆる巻きしたあと、ゴムで半分結びます。

STEP2:下の髪も結んでくるりんぱ
残った髪を、先ほど結んだ髪の上で結んでくるりんぱする。

STEP3:上の髪をくるりんぱした髪に通す
くるりんぱした髪を写真の右側部分を左に持って行くようにねじり、ねじってできる輪っかの部分にSTEP1で作った髪を、外に向かって持ってくるように通す。輪っかの間に指を入れて、髪の束を持ってくるイメージ。

全体をほぐしたら完成。


【2】毛先をランダム巻きしたくるりんぱポニー

美容系『You Tube』クリエイター

yurika mul(ユリカ エムユーエル)さん

\How to/

STEP1:毛先が動くように髪の内側と外側の巻き方を変える
「32mmのコテを使い、毛先から耳の下くらいまで髪全体を巻きます。ポニーテールした毛先に動きが出るように、“髪の外側は内巻き、内側は外巻き”というように、巻く向きを変えるのがコツ」(yurika mulさん・以下「」内同)

STEP2:ハーフアップは髪を取る位置がポイント!
「両耳の上から斜め上に向かってサイドとトップの髪を取り、ハーフアップに。ポニーテールを高めの位置で結びたいので、ハーフアップの位置も高めにして、細いヘアゴムで結びます」

STEP3:ハーフアップした髪をくるりんぱする
「STEP2の結び目の上に指を入れて、ハーフアップの毛先を入れてくるりんぱに」

「これでハーフアップのくるりんぱができました」

STEP4:ハーフアップと後ろの髪をひとまとめに
「くるりんぱしたハーフアップの毛束と後ろの髪をひとつに。軽やかに見せたいので、耳の後ろくらいの高さで、ヘアゴムで結びます」

「ひとまとめにしたヘアゴムの結び目を手で押さえながら、トップやサイドの髪を少しずつつまみ出し、ラフなニュアンスを作っていきます」

STEP5:旬のスカーフつきゴムを重ねて軽さをプラス
「STEP4でひとまとめに結んだゴムの上に、ヘアアクセサリーを。旬であるスカーフがついたヘアゴムなら、手軽に使える上、ヘアスタイル全体にスカーフの動きが加わってより軽やかな仕上がりになります」

完成!
ポニーテールをハーフアップくるりんぱと2段にすることで、毛束の太さがすっきり。結び目の高さ、毛先の動き、旬のスカーフ…といった今っぽさが詰まった軽やかなポニーテール完成です。

「三つ編み・ねじり編み」で膨らみを抑える巻き髪ポニーテール【3選】

【1】毛先をワンカールにした三つ編みハイポニー

スタイリスト

土佐 優奈さん

\How to/

STEP1:毛先を巻く
全体を緩く毛先をワンカールにしておきます。

STEP2: トップの前髪を三つ編み
顔の中心部分に前髪を持っていき、まずはおでこの広さの1/3ぐらいの量を三つ編みにします。

最後まで結んだら、ビニゴムで結んでください。

STEP3:残り4つも三つ編みに
全部で5つ作りたいので、右と左で残り2つずつ作ります。

こんな感じに。

STEP4:全部まとめて結ぶ
全部をまとめてポニーテールにしたら完成です。

完成
スッキリまとまり、アウトドアやフェスにもおすすめ。

サイド

後ろ

【2】外巻きベースのねじりポニー

\How to/

STEP1:全体を外巻きにする
細めに毛束を取って外側にねじり、コテで挟んで外巻きに。ニュアンスをつけるだけなので、キレイに仕上げなくてOK。多少巻いていない毛束があっても大丈夫!

STEP2:トップの表面を軽く巻く
せっかくのアレンジも、トップがペタっとしていると完成度が急降下。ふわっとボリュームを出すために、ガイド部分の毛束を細かく取り、写真のようにひと巻きして!

巻き終わるとこんな感じ!

STEP3:セミウエットスプレーを振る
アレンジをおしゃれに見せるキモは、後れ毛&結んだときに表面に出る毛束感。必ずスタイリング剤を仕込むのを忘れずに。表面だけでなく、内側からもスプレーを。

STEP4:くしゃっともみ込む
STEP3のスタイリング剤を髪全体になじませるように、くしゃっともみ込む。これをすることで、ゴムやピンの留まりが良くなり、アレンジに適した質感に。

STEP5:低い位置でひとつに結ぶ
顔周りの後れ毛を分量多めに分け取ったら、全体を低めの位置でまとめてゴムで結ぶ。ムードのある雰囲気にしたいときには、“後れ毛たっぷり”がおすすめです。

STEP6:全体の毛束を引き出す
全体の毛束を引き出し、表面が波打つようなニュアンスをつける。特に後頭部付近を大胆に引き出しボリュームを出すと、結び目がキュッとタイトに見えてメリハリUP。

STEP7:毛束を2本取り、ねじる
端1/4くらいの毛束を取って2本に分けたら、それを毛先までねじる。後でくずすので、きつめにねじっておくのがコツ。うまくいかないときは、ワックスを軽くつけると◎。

STEP8:細かく毛束を引き出す
毛束の先端を持ちながら、ねじった部分を所々細かく引き出す。ざっくりとでもOKですが、写真のように繊細に引き出すと、またひと味違う女らしい仕上がりに。

STEP9:ゴムに巻きつけピンで留める
毛束をゴムに巻きつけてピンで固定する。STEP8で繊細に毛束を引き出したことで、ゴムに巻きつけたときにフラワー状の立体感が出て、バックスタイルがより女性らしく。

完成!


【3】毛先ワンカールのねじり編みローポニー

アートディレクター/ヘアメイク

毛利仁美さん

\How to/

STEP1:軽く巻く
お好みと時間に余裕があれば、毛先をワンカール巻きましょう。巻いたら軽く全体にバーム(人差し指の先に軽くひとすくいで十分)とオイル(10円玉分ぐらい)をミックスして、髪になじませておきます。この作業が髪のまとまり感をキレイに出すには、絶対に必要です。

STEP2:ローポニを作る
左右耳前の毛を残してポニテを作る。この時ポニテの浮遊感の毛は残しておくのがポイント。


STEP3:サイドの髪をねじる
残した耳前の毛を後ろにねじり編んでいく。ねじる方向は、各サイド後ろに引っ張りながら内側にねじっていきます。ねじったら軽くほぐしましょう。ほぐすときは、ねじった先の髪を片方の手でしっかり押さえて、別の手で優しく下に引くようにしてほぐすのがポイント。

STEP4:ゴムで留める
ねじった髪を、最初に作ったポニーテールの根元に巻き付けたら全部の髪をビニゴムで結びましょう。巻き付け方は、左側は右側にかぶせるように、右側は左側にかぶせるように。ねじった髪を、結んだゴムに少しかぶせるようにすると結び目が隠せます。

完成。慣れれば、5分で出来ますよ。

「高さ別」巻き髪ポニーテール【3選】

【1】ランダム巻きべースの高めポニー

人気ヘアサロン『N.Mist』

YU-Uさん

\ランダム巻きをべースに!/

Point

鉢下を全体的に緩く巻き、後ろの表面には3毛束くらい縦巻きのくるっと立体的なカールをプラス。柔らかい毛流れが出て、こなれ感アップ。

\How to/

STEP1:片サイドの髪を残し、ざっくりとポニーテールに。残しておいた髪は中間をゴムで結び、くるりんぱにする。毛先を通す穴を下にずらしながらさらに2回くるりんぱして編んだようなニュアンスに。

STEP2:STEP1の毛束を緩くほぐし、ポニーの結び目に巻きつけてピンで留める。

完成!

【2】ランダム巻きべースの低めポニー

美眉アドバイザー

玉村麻衣子さん

顔まわりに引き出した髪がふんわりと柔らかい印象に。ヘアワックスとヘアスプレーのW使いで、このふんわり感を1日中キープ。

\How to/

STEP1:ハチくらいの高さまで髪をランダムに巻く
「毛先からハチくらいまで、コテでランダムに巻いていきます。ランダムに巻くことで、ポニーテールにした毛先に動きが出ます」(玉村さん・以下「」内同)

STEP2:髪全体にヘアワックスをなじませる
「ひとつにまとめやすいように、髪全体にヘアワックスを。ヘアワックスを手のひらに広げたら、髪をもみ込むようになじませます」

STEP3:逆毛を立ててトップにボリュームを
「ヘアゴムで結ぶ前にトップに逆毛を立てておくと立体感を作りやすいので、コームで逆毛に」

STEP4:髪全体にヘアスプレーをしてボリュームをキープ
「STEP2とSTEP3で出したボリュームをキープするために、髪全体にホールド力のあるヘアスプレーを仕込みます。髪を潰さないように、遠目の位置からシューッとスプレーするのがポイント」

STEP5:結ぶ位置は耳下の高さの低い位置
「手ぐしで髪をまとめたら、ヘアゴムで結びます。結ぶ高さは耳下の延長線上。この高さは後頭部の髪を引き出しやすく、立体的に見えます」

STEP6:後頭部の髪を思いっきり引き出す
「横から見たときに後頭部に丸みが出るように、髪をたっぷりとつまみ出します。つまみ出したあと、もう一度後頭部にヘアスプレーをしてホールドを」

STEP7:顔まわりの髪はつまみ出しながらヘアスプレーを
「顔まわりのふんわり感は、髪をつまみ出したときにヘアスプレーをして作ります。これで引き出した髪をしっかりホールドできます。仕上げに結び目にヘアカフをして、ヘアゴムを隠します」

横から見ると…
たっぷりと引き出した後頭部の髪のおかげで、絶壁感ゼロ。美しい立体ヘアに仕上がっている。

【3】ゆる巻きベースの低めポニー

acca 伊勢丹 新宿店 店長

野田さつきさん

\How to/

STEP1:ヘアオイルをつけて乾燥を防ぐ
「ヘアオイルを髪全体になじませて乾燥ケアを。オイルを手のひらと指の間にもなじませて、手ぐしで髪をとかすようにまんべんなく塗布します。髪を巻いた後につけるとせっかくのカールが手ぐしで取れやすくなるので、巻く前につけるのがお約束」 (野田さん・以下「」内同)

STEP2:髪を巻きつけてから挟んでカールをしっかり出す
「ゆるっとしたポニーテールが気分だから、毛先をコテで巻いて動きをつけます。コテは26mmを愛用。毛先からこめかみまでをコテの芯に巻きつけてから挟むと、カールが強めについて持ちがUPします」

STEP3:もみあげを出してから耳の高さでポニーテールに
「もみあげで縦のラインを作ると顔の丸さをカバーできるので、髪を結ぶ前に少し引き出しておきます。結ぶ位置は耳の真ん中くらいの高さで。耳より低い位置で結ぶとトップにボリュームが出しにくくなってしまうので、この高さがベストです」

STEP4:飾りを上にしてふたつめのヘアゴムをつける
「ヘアゴム1本だと髪のボリュームに埋まってしまうことがあるので、STEP3の結び目の下に並べるように、ヘアゴムをもう1本重ねます。飾りを結び目の上に置いてから結んで行くと、飾りがきちんと上を向きますよ」

STEP5:トップの髪をグッとつかんで引き出す
「顔を縦長の印象にするために、トップにしっかりと高さを出します。片手で結び目を押さえながら、もう片方の5本指でトップの髪をつかんで持ち上げます。少しずつ引き出すよりボリュームを出しやすいですよ」

STEP6:サイドの髪を耳にかけてラフに
「耳をしっかり見せると顔の輪郭が強調されるので、サイドの髪を引き出して耳にかけます。少しラフな雰囲気になって、今っぽい仕上がりになります」

ゆるっとやわらかく、女性らしいポニーテールの完成!
高さのあるトップと下ろしたもみあげ、耳にかけた髪のおかげで、顔の丸さを感じさせない仕上がりに。

後ろから見ると…
ルーズな雰囲気ながらもふたつのヘアゴムできっちりと固定。重ねた飾りが華やぎ感をUP。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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