ヘアスタイル・髪型
2022.8.11

松下奈緒さん風に近づく【15の髪型実例】前髪なし×長さ別上品スタイル

松下奈緒さん風に近づくおすすめの髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介。前髪はなしがポイント!ショートボブからミディアム・ロングまで長さ別で松下さんのような上品でエレガントな印象になれる髪型を厳選。

松下奈緒さん風の髪型って?

松下奈緒さんといえば女優でピアニスト、上品でエレガントな印象。そんな松下さん風のポイントは前髪なしで大人の女性らしさを見せること。前髪は長めにして流す、かきあげにするなどして顔周りはすっきりとさせるのがポイントです。

フォルムが美しい「前髪なし×ひし形ショートボブ」【6選】

【1】サイドのふくらみは低めがポイント


【how to“ベース&カラー”】

  1. 前髪はあごライン、バックは長めに残しサイドに向かってやや前下がりにカット。かき上げたときにラフな毛流れができるよう、前髪にトップから軽くレイヤーを入れる。ふわっとしたひし形シルエットになるよう、後頭部にもレイヤーを。
  2. カラーは7トーンのアッシュブラウン。ベースは上品なブラウンですが、日本人の髪に出やすい赤みを抑えるアッシュ系をプラスすることでツヤ感や清潔感を演出。落ち着いたカラーなので短くても軽い印象は与えません。


【how to“スタイリング”】

  1. 顔周りは根元を立ち上げながら、後頭部は毛束を前に持っていきながら乾かすと立体感が出やすくなる。
  2. 全体の毛束の中間から毛先に向かって32mmのアイロンで軽くワンカール。やや低めのサイドでふわっとさせたいため、毛先でなく毛束の中間からアイロンを挟むのがポイント。ワックスやオイルを毛先にもみ込み束感を出す。
  3. 前髪は根元をかき上げ内側からキープスプレーを。すぐにペタッとなりやすい人は、サイドを少し持ち上げキープスプレーを吹きかけてもOK。重たい印象が苦手な人は、片側だけ耳掛けを。よりスッキリ感が出る。長め前髪&ひし形シルエットで作る大人のボブ。

担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん

 

【2】グラデーションカットで作る美フォルム

【how to“ベース&カラー”】

  1. 全体をあごとリップラインの間の長さでカット。サイドはやや前下がりで、顔周りに長さを残す。
  2. 襟足には厚みを残しつつ、頬からあごラインに向かってシャープな毛流れになるようグラデーションカット。
  3. 表面に動きを出しやすくするためレイヤーを入れ、リップラインでカットした長めの前髪を作る。正面から見たときは毛束がなじむので前髪なしの印象に。この毛束により顔周りに動きが出て、表情が明るく見える。
  4. カラーは8トーンのブラウンベージュ。好感度の高いツヤのある落ち着いたカラーです。短くても軽く見えず上品な印象に。

【how to“スタイリング”】

  1. トップを乾かすとき、まず毛束を右に寄せながら乾かし、次に左に寄せて乾かす。左右に揺さぶるように乾かすことでトップが潰れなくなり、センター付近で分けたとき立ち上がりやすくなる。分け目はセンターではなく6:4に。ちょっとずらした方が今っぽくおしゃれに見える。全体はハンドブローしたあと、手ぐしで毛流れを整えるとまとまりやすくなって◎。
  2. 表面の毛束にアイロンを挟み、毛先が軽く内巻きになるように滑らせる。
  3. 全体の毛先にシアバターをなじませ、頬ラインに立体感が出つつあごラインに沿って毛先がキュッとシャープになるように整える。顔周りの毛先に束感を作り軽く動かせば完成。

担当サロン:GARDEN harajuku(ガーデン ハラジュク) 髙橋 苗さん

 

【3】可愛らしさと上品さを兼ね備えたひし形ボブ

【how to “ベース&カラー”】

  1. アゴラインのワンレングスでカット。後頭部のボリュームと丸みシルエットをつくるため骨格に合わせたレイヤーを前下がりで入れる。
  2. 前髪は小鼻の長さでカットしてから、サイドに流した時、小顔を狙える頬の位置に落ちるように調整。
  3. カラーは8レベルのマロンブラウンに。暖色でも、寒色でもないニュートラルカラーで柔らかい印象とツヤ感を与える。

【how to “パーマ&スタイリング”】

  1. アイロンが苦手な人は太めロッドでCカールパーマをかけるのがおすすめ。また、ボリュームが出やすい人や硬毛、多毛の人はハチ上だけポイントでストレートパーマをかけると圧倒的に扱いやすくなる。
  2. ストレートアイロン、太めの32mmアイロンで仕上げる場合、根元から毛先までを“Cを描く”イメージで。
  3. さらっとしたナチュラルな質感にするとぐっとスタイルアップするので、セット力のないミルクトリートメントやツヤ出しスプレーがおすすめ。毛先中心になじませたら完成。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水 豊さん

 

【4】毛先をハネさせても◎な大人ヘア

【how to“ベース&カラー”】

  1. サイドはあご下4.5cmの前下がり、動きが出やすいよう長めにカット。後頭部は目のラインにボリュームが出るようカットすると、毛量が少なくても気にならず頭の形がキレイに見える。
  2. 襟足は首に沿うようにカット。前から見たとき襟足が少し見えた方がおしゃれな印象に。
  3. 顔周りは小鼻と口の間でサイドに流れるようにカットし、長めの前髪を作る。
  4. カラーは8トーンのラベンダーアッシュ。落ち着いた色ですが、透明感があり重たく見えない。

【how to“スタイリング”】

  1. トップを乾かすとき、分け目がパカッとならいよう根元を持ち上げながら乾かす。後頭部も根元を立ち上げるように乾かすと、自然とボリュームが出てふわっとした仕上がりに。
  2. 外ハネスタイルにする場合は、28mmのアイロンで毛先のみ、内外ランダムに巻く。特に顔周りはしっかり外ハネにすると軽やかな印象に。前髪は軽くリバース巻きに。
  3. ワックスよりツヤ感の出るクリームタイプのスタイリング剤を毛先にもみ込み、軽く耳掛けをすれば完成。

担当サロン:MINX 銀座中央通り店(ミンクス ギンザチュウオウドオリテン) 小林篤史さん

 

【5】耳掛けも決まる丸みショートボブ

【how to“ベース&カラー”】

  1. リップラインの丸みショート。
  2. 襟足をタイトに作り、ウエイトを低めにすることで扱いやすさもある女性らしいシルエットに。
  3. 11トーンのオリーブグレージュに15レベルくらいのハイライトを入れる。赤味が出やすい方にはハイライトを入れると寒色系のカラーがしやすくなる。

【how to“スタイリング”】

  1. 前髪が長めなのでパカっと割れないように、濡れている状態から左右にしっかり振りながら乾かす。
  2. ストレートアイロンを使い、自然な内巻きに。顔まわりだけタイトなカールが欲しいので、前の方に引き、軽く内に入れる。
  3. スタイリングはオイルでツヤを出す。

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 畑中正敏さん

 

【6】松下奈緒さん風ショートボブにすぐなれるスタイリング法

Un ami omotesando トップスタイリスト

津村佳奈さん

STEP1:前髪~トップをマジックカーラーで巻く


大きめのマジックカーラーで、前髪を後ろ向きに巻く。その後ろの毛束も同様に巻いて。さらに、ハチ上の髪を分けて、クリップで留めておく。

STEP2:毛束を横に引き出して


耳上の毛束を取り、根元をストレートアイロンで挟んで横向きに引っ張る。下向きに引っ張るとペタンとなり、上向きに引っ張ると広がるので注意!

STEP3:大きく内巻き


中間まで来たら、手首を大きくカーブさせるように返して内巻きに。両耳の上、両耳の後ろ、真後ろの5つを目安に毛束を分けて巻くとちょうどいい。

STEP4:シアバターを手にとる


すべて巻き終わったらマジックカーラーを外す。シアバターをほんの少し指先にとって、手のひらから指の間にまで薄く広げておく。

STEP5:シアバターを髪になじませて整える


前髪をかきあげるようにしながら、手に広げたシアバターをなじませる。その後、手グシを通しながらフォルムを整え、毛先を軽くつまんで束感を。

完成!


ふんわりエアリーなストレートタッチに

 

できる女感満点の「前髪なし×長めボブ・ミディアム」【5選】

【1】表面のレイヤーで大人っぽロブ

【how to ベース&カラー】

  1. 全体を鎖骨上3センチの長さでカット。頭のハチ上のみにレイヤーを入れて、上品な軽さを出す。
  2. 前髪は頬の長さでカットして、流れやすいように調えることで、伸ばし途中でもストレスフリーに。
  3. カラーリングは寒色系7レベルのオリーブベージュに。赤みやオレンジっぽさを打ち消しつつ、柔らかく透明感のあるベージュに仕上げる。

【how to スタイリング】

  1. 乾かしてから32mmのアイロンで外ハネにワンカール→レイヤー部分を内巻きにワンカールする。内巻きにする髪を毛先までしっかり巻き込むことが、キレイに仕上げる鍵に!スタイルの持ちも断然違う。
  2. 前髪はふわっと流れるように巻きにする。
  3. スタイリングはシアバターとオイルを同量MIXしたものを。根元は外して、中間から毛先に手ぐしを通すように塗布。セミウェットな質感にして、おしゃれ度アップを狙って。

担当サロン:GARDEN aoyama  (ガーデンアオヤマ) 豊田楓さん

 

【2】スッとまとまるローレイヤースタイル

3

スタイルのポイント

  1. 横幅を隠すように縦ラインを意識したシルエットでカット
  2. 髪が硬く、毛量が多めなのでレイヤーを入れすぎずまとまるようにカット(広がってしまうため)
  3. ふわっとしすぎないように低めのローレイヤー
  4. ボブは後ろのレングスと前髪を同じくらいの長さにすると大人っぽさも出てこなれ感

担当サロン:AFLOAT RUVUA (アフロート ルヴア) 髙橋 京佳さん

 

【3】内巻きで輪郭カバーした美スタイル

1

スタイルのポイント

  1. 長さを残し、やや前下がりでまとまりやすく、巻いたりアレンジしやすい長さ設定
  2. 顔周りは顎ラインでカットしながらトップにつなげてレイヤーを入れることにより、顔まわりに毛流れが出て重くならず華やかな印象に
  3. トップの表面分け目をまたぐように上げ、毛先3分の1をコテで巻き ふんわり感を出す
  4. ドライヤーは後ろから前に行くよう風を当て、内巻きになるように乾かす。ペタッと潰れないようふんわり若々しく
  5. 顔まわりがペタンコになる方にはレイヤーを入れるのでボリューム感が出やすくなる

担当サロン:AFLOAT GINZA(アフロート ギンザ) 山口剛平さん

 

【4】くびれレイヤーがポイントのミディ

【how to“ベース&カラー”】

  1. 全体を肩下のワンレンボブでカットし、低めにレイヤーを入れる。
  2. 前髪は長めにリップラインで設定。前髪とサイドは繋がずに、独立した前髪とするのが鍵。
  3. 毛先の厚みは残しながら、チョップカット&スライドカットで柔らかい動きが出やすいように調整する。
  4. カラーは、寒色でも、暖色でもないニュートラルな7レベルのダークラベンダーベージュに。クールな印象を与えるラベンダーのニュアンスが絶妙で、色が抜けた時もキレイな色をキープできる。

【how to“スタイリング”】

  1. 乾かす時は根元にドライヤーの風を当て、前方向に引っ張るようにする。ドライヤーの仕上げは冷風を当てるとツヤ感アップに。
  2. 前髪は太めのマジックカラーで巻き、全体は32mmのアイロンで外ハネにワンカール、レイヤーを入れた表面を内巻きにワンカール巻く。顔まわりと前髪はリバースに。
  3. スタイリング剤は、ツヤを出すオイルとキープ力のあるワックスを1:1で混ぜたものがベスト。髪を頭の上下で分け、最初にハチより下、次にハチより上につけると浮遊感がありふわっとした動きに仕上がる。最後に前髪に軽くつけ、全体を整えたら完成。

担当サロン:drive for garden(ドライブフォーガーデン) 中川崇広さん

 

【5】品のあるかきあげレイヤースタイル

【how to“ベース&カラー”】

  1. ベースは鎖骨下くらいのワンレングスでカット。トップと顔まわりにレイヤーを入れ、アウトラインは重さを残す。
  2. 前髪はどのパートでも分けられるようにセンターで分ける。ややラウンドにカットしたら、流しやすいように調整。
  3. カラーは、9レベルのショコラブラウン。落ち着いたブラウンで色持ちが良く、少しだけ暖色寄りなので、顔色が悪く見えやすい人にオススメなカラー。

【how to“スタイリング”】

  1. 髪が乾いたら、こめかみ上とこめかみ下にブロッキング。
  2. 32mm のアイロンを使い、こめかみ下を外巻きでワンカール。こめかみ上は、内巻きと外巻きのミックス巻きで。
  3. 前髪はリバース方向に外巻きカールを。レイヤーの動きがプラスされるので、さっとワンカールさせるだけでスタイルが決まる時短ヘア。
  4. 仕上げは、セミウェットな質感のヘアオイルを3滴ほど毛先から馴染ませる。前髪は手に残ったオイルを毛先に少量付けるだけでOK。髪の広がりが気になる場合は、スタイリング剤を少しずつ足してみて。

担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 吉武満里奈さん

 

美人度が止まらない「前髪なし×ロングヘア」【4選】

【1】ストパーで作るふんわりレイヤーヘア

【how to“ベース&カラー&パーマ”】

  1. 鎖骨下15cmでベースをカットしたローレイヤー。
  2. 前髪は長めに残し、全体とつなげている。前髪の分け目はセンターでカットして、左右どちらで分けた時でも自然な仕上がりに。
  3. カラーは地毛の明るさを生かし6レベルのベージュブラウンで染める。
  4. スタイルのポイントとなるストレート感は「SUGAMIストレート」で。酸性タイプの低ダメージのストレートパーマで、不自然な直毛ではなく素髪のようなナチュラルな仕上がりに。

【how to“スタイリング”】

  1. 濡れているうちに洗い流さないトリートメントをつけてから乾かす。
  2. 根元がふんわりするように乾かしたら、ブラシでブロー仕上げをするとさらにツヤ感アップ。くるくるドライヤーを使っても◎。
  3. 保湿効果のあるトリートメントオイルなどを塗布したらフィニッシュ。ロングストレートのキレイに見せる一番のポイントは“ツヤ感”なのでトリートメントも抜かりなく!

担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん

 

【2】ローレイヤーのうるサラロングヘア


【how to“ベース&カラー”】

  1. 胸ラインくらいのワンレングスベースでカットし、ローレイヤーを入れる。レイヤーは、顔まわりにニュアンスをプラスする程度で、量感は梳き過ぎずに重めで整えるくらいの方が、髪の面をキレイに見せることができる。
  2. 前髪はあご下7cmくらいの長めにカット。センターでカットすることで、センターパートでも、左右どちらかに分けてもOK。オールマイティに対応できる。
  3. カラーは、8レベルのアッシュベージュ。軽さのある色味なので8レベルでも重たく見えず、透明感を感じさせてくれる。

【how to“スタイリング”】

  1. 根元をふんわり立ち上げるため、頭皮を軽くこするようにドライヤーで乾かす。
  2. 乾いたらストレートアイロンを使って、ごくナチュラルな内巻きにします。よりキレイに仕上げたいなら、アイロン前にブラッシングを!
  3. 最後に、保湿力のあるトリートメントオイルを毛先になじませてツヤ感アップ。

担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん

 

【3】ゆるめカールが女性らしいひし形ロング

【how to“ベース&カラー”】

  1. ベースを胸上で前上がりのワンレングスにカットし、ローレイヤーを入れる。
  2. 前髪はリップラインとアゴの中間くらいの長さで、幅と奥行き共に厚めにカットする。前髪にもレイヤーを入れ、スライドカットで調整。ひし形シルエットを作る。前髪をこめかみあたりまでつなげることで、サイドとの馴染みがよくなり小顔見せにも。
  3. カラーリングは6レベルのアッシュベージュに。クールな印象を与える寒色系の色味で、大人女性なニュアンスをプラス。

【how to“パーマ&スタイリング”】

  1. パーマは26mmのロッドをメインに使い、ゆるめのデジタルパーマをかける。顔周りをリバースに巻くことで、流れと動きのある仕上がりに。
  2. スタイリングは、ばーっと乾かしてスタイリング剤をつけるだけでサロン帰りのような仕上がりに。
  3. ナチュラルで柔らかヘアのポイントは、ドライ時にサイドの髪をやや後ろ方向に持ち上げドライヤーの風をあてること。スタイリング剤はツヤ感と毛束感のでるオイル系、もしくはヘアバター系を選んで。

担当サロン:AFLOAT JAPAN(アフロート ジャパン) 長田貴良さん

 

【4】面長さんに似合うレイヤーストレート

s__53510152

スタイルのポイント

  1. 面長ストレートはなかなか難しいスタイルなのですが、顔まわりにしっかりレイヤーを入れてひし形を意識することが大事
  2. その顔周りの毛を延長で長めに設定してサイドと繋げるとひし形シルエットに
  3. ストレートのワンレンスタイルは大人っぽさ◎です

担当サロン:Surpass 星 晃介さん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事