【実例14】ショートカットのヘアセット術まとめ

ショートカットのヘアセットって難しい?朝、簡単に決まるセット法を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介!ストレートアイロン、コテ、スタイリング剤を使ったおすすめスタイリング法をご紹介。
ショートカットのヘアセットに「持っておきたい」ものって?
ストレートアイロン
短いショートカットヘアは挟みやすいストレートアイロンがマストハブ!全体を軽く通すだけで髪が落ち着き、顔周りや前髪のスタイルも作りやすいです。
26mm~29mmなど細めのコテ
短い毛は細めのコテの方が巻きやすいので20mm台のコテを1本もっておくと便利です。
質感を変えられるスタイリング剤
ワックスやオイルなどドライ~ウェットまで質感を変えて楽しむために数種類のスタイリング剤を持っているとヘアセットの幅が広がります。
「ストレートアイロン」を使ったセット法【7選】
【1】自然な内巻き&オイルで艶っぽく
【how to“ヘアセット”】
- 前髪が長めなのでパカっと割れないように、濡れている状態から左右にしっかり振りながら乾かしましょう。
- ストレートアイロンを使い、自然な内巻きにします。顔まわりだけタイトなカールが欲しいので、前の方に引き、軽く内に入れます。
- スタイリングはオイルでツヤを出しましょう。
ちなみにベースカットとカラーは?
- リップラインの丸みショート。
- 襟足をタイトに作り、ウエイトを低めにすることで扱いやすさもある女性らしいシルエットに。
- 11トーンのオリーブグレージュに15レベルくらいのハイライトを入れます。赤味が出やすい方にはハイライトを入れると寒色系のカラーがしやすくなります。
担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 畑中正敏さん
【2】スッと流れるオールバックショート
【how to“ヘアセット”】
- ハンサムショートでも、乾かす時にオールバックにしないのが鍵。後ろから前に向かって、前髪は前に下ろすようにドライヤーで乾かす。
- 乾いたらストレートアイロンで、抜く時に後ろにすっと流すようにワンカール。束感の出るオイルを全体につけてから、オールバックにかき上げる。
- 前髪が自然に立ち上がることで、柔らかい髪の動きに。立ち上がりが足りない場合、ドライヤーで調整を。
ちなみにベースカットとカラーは?
- 前髪をほおの長さに設定した前上がりのハンサムショート。バックに重さと丸みが出て、女性らしい美シルエットをつくる。
- また、サイドの髪が自然に流れるようにカット。丸みのあるフォルムなので、クセによるボリューム感も活かすことができる。
- カラーは6レベルのブルージュをチョイス。アッシュ系の色味できれいめ印象を与え、地毛では表現できない透明感と抜け感のある仕上がりに。また、暗髪は伸びてもプリンにならないのも嬉しいポイント。
担当サロン:lora.garden (ロラ ドットガーデン) 井上珠実さん
【3】ゆるめに巻いたベビーバングとジェルで作るウェット質感がおしゃれ
【how to“ヘアセット”】
- 全体をオールバックに乾かし、前髪ともみ上げは細い毛束を取り、ストレートアイロンでゆるめに巻きます。
- 前髪はフルバングで下ろすとキュートな印象になるため、やや上げることで大人らしさを演出。
- ウェットな質感をつくるならジェルがイチオシ。ジェルといっても、固まるタイプではなく“みずみずしい質感”になるタイプを選んで。
- 根元付近からつけてコームでタイトにしてから、前髪ともみ上げをつまんで引き出し整えたら完成です。
ちなみにベースカットとカラーは?
- 個性が際立つオン眉ショートのこなれ感ヘア。えり足ギリギリに長さでカットしたマッシュショート。
- 全体に動きが出るようにレイヤーを入れます。
- しっかりおでこを出したオン眉バングは、ややラウンド状にカットします。
担当サロン:Laf from GARDEN (ラフ フロムガーデン) 津田恵さん
【4】ハチ上にアイロンを通しバームを馴染ませる
【how to“ヘアセット”】
- 全体がふんわりするように根元に風をしっかり当てながらドライ。
- ストレートアイロンをハチ上だけ入れる。
- 全体にバームを馴染ませるのですが、薄めの前髪なので一番最後に付けるのと、前髪の表面ではなく内側がら軽くかき上げるようにつける。すると、前髪が薄くてもぺたんこになりにくくなります。後は耳掛けなどをして全体のバランスを整える。
ちなみにベースカットとカラーは?
- 耳が出るくらいのハンサムマッシュショート。丸みを残しつつ襟足をタイトにし頭の形を綺麗に見せる。
- 10トーンのアッシュグレージュで赤味を抑えて透明感が出やすくなる。
担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 畑中正敏さん
【5】全体に真っすぐ流しスタイリング剤は内側から
【how to“ヘアセット”】
- ストレートアイロンで、全体を丸みがつかないように通し、前髪はリバースに流す。
- 重めのオイルを4プッシュほど、ボリュームダウンさせるよう内側からつける。スタイリング剤の塗布量が多めなので、必ず内側からつけるのがコツ。手に残ったものを前髪、表面になじませたら完成。髪がぺたんとしやすい人は、スタイリング剤をオイルとバームをMIXしたものに変えるとグッド。
ちなみにベースカットとカラーは?
- ベースのカットはマッシュスタイル。前髪を頬骨の高さに設定し、サイドと平行ラインで繋げる。
- バックのウェイトラインは低めにして、丸みのあるシルエットに仕上げる。
- カラーリングは、8レベルのピンクブラウンに。ほんのりピンクを感じさせるブラウンが、肌を明るく見せながらツヤ感を引き出す。色落ちしてもキレイが続くので、リピーターの多い人気色。
担当サロン:GARDEN omotesando(ガーデン オモテサンドウ) 雲林院優さん
【6】スーッと通す程度でオイルは重めに
【how to“ヘアセット”】
- クセが気になるなら、ストレートアイロンをスーッと通す程度でOK。
- 前髪のみ、毛先をややカールがつくようにするとグッド。
- お洒落な質感をつくる重めのオイルを全体的に塗布し、前髪はパラっと手ぐしを通すようにつける。さらに、指でつまんで束感をつくることで抜け感のある仕上がりに。
ちなみにベースカットとカラーは?
- えり足は短めに設定し、バックからグラデーションでカット。重さのある丸みシルエットを残しつつ、毛量調整をしっかりして軽さを表現。後頭部を補整してふんわり美フォルムにも。
- サイドはすっきりめにカット。
- スタイルの鍵となる前髪は、目の下の長さで透け感が出るようにつくる。
- カラーは、9レベルのグレージュに。寒色寄りの色味で、グレーの落ち着いた雰囲気とベージュのツヤ感&透明感をMIXした人気色。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 和田流星 さん
【7】アイロンで毛先を軽く丸めてしっかりバームを
【how to“ヘアセット”】
- ドライはトップがふんわりするように指でつまみながら乾かす。
- ストレートアイロンで毛先を軽くまるめてあげると大人可愛さアップ。
- 最後にバームをしっかり揉み込んで完成。
ちなみにベースカットとカラーは?
- グラデーションのボブベースで動きのあるショートボブを作る。
- カラーはブリーチをして明るめのベージュをかぶせている!濃く入れすぎない事が大人ヘアにはポイント。
- シースルー2WAYの前髪は左右に分けても、一方向に流すこともできて◎。
担当サロン:AFLOAT SHONAN(アフロート ショウナン) 赤荻 樹 さん
「コテやカーラー」を使ったセット法【3選】
【1】26mmのコテでさらっとワンカールにウェット感じのあるオイル
【how to“ヘアセット”】
- パーマなしなら26mmのアイロンで内巻きにさらっとワンカール巻いて、丸みのあるシルエットをつくります。前髪はマジックカーラーでナチュラルに仕上げて。
- スタイリング剤は、ウェット感と束感のでるオイルを全体的に塗布。前髪は毛先のみでOK。耳にかければすっきりとした雰囲気になるのでアレンジも楽しめるデザイン。
ちなみにベースカットとカラーは?
- サイドは耳が半分くらい出る長さでサイドグラデーションにカット。襟足はすっきりくびれを作るようにし、トップに少しだけレイヤーを入れる。
- 前髪は目にかかる長さでシースルーに。
- カラーは7レベルのブランジュをチョイス。ブランジュは、透明感と柔らかさを兼ね備えた今年っぽいカラーリングで、色落ちしてもキレイ色をキープ。
担当サロン:MINX 銀座店 大内ミカルさん
【2】26mmのコテで作るCカールにポリッシュオイルを
【how to“ヘアセット”】
- ドライ後、26mmのアイロンで毛先にゆるくカールづけをする。この時、カール感が強くならないよう中間からアイロンを通すようにCカールを目指して。
- スタイリング剤は、手肌にも使えるナチュラルな仕上がりのポリッシュオイルで。根元から毛先まで全体になじませツヤっぽさを出します。後頭部の内側にもしっかり塗布するのがポイントに。軽く耳にかけて、シルエットを整えたら完成。
ちなみにベースカットとカラーは?
- サイドの長さを耳下に設定したグラデーションボブでカット。バックは後頭部がふんわり丸みを帯びるようカットする。襟足は首がキレイに見えるようにラウンド状に。
- 前髪は頬からサイドに流れやすいようにレイヤーを入れる。
- カラーは10レベルのマロンベージュに。寒色でも、暖色でもないニュートラルな淡い色彩で、どんな肌色とも合わせやすい万能カラー。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水豊さん
【3】マジックカーラーでふんわり巻きにツヤ感バーム
【how to“ヘアセット”】
- ナチュラルなふんわり感を出すため、前髪とトップはマジックカーラーで巻いておく。顔まわりの毛先を外ハネに、そのほかは軽く内巻き1カールに。
- スタイリング剤はツヤ感のあるバームをチョイス。空気を含んだようにふわっと動きをつけるとおしゃれになるので、下から上にかき上げながら塗布。襟足は浮かないようにしっかりめに。前髪の束感を整えたらフィニッシュ。
ちなみにベースカットとカラーは?
- 前髪は巻いて目にかからない長さに設定し、幅とのバランスを見ながらシースルーに。サイドは頬にかかる長さにすることで小顔効果も狙える。
- 襟足は首にフィットするようにカットすることで“くびれ”をつくり女性らしい雰囲気に。
- カラーは全体を6レベルのグレーアッシュに染めながら、顔まわりにハイライトを入れる。さらに、ハイライト部分にはミルクティーベージュをオンカラー。
担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン) 佐伯美祐さん
ワックスやオイルなど「スタイリング剤」だけのセット法【3選】
【1】分け目をぼかすようにドライしてバームとオイルをW使い
【how to“ヘアセット”】
- 乾かす際に、分け目をぼかすように根元を立ち上げながら乾かします。
- スタイリングはヘアバーム、オイルを使い、もみあげ、襟足はたっぷりと付け、トップは根本からふんわりつけます。
- 毛先を摘んで毛流れを作ると動きが出てメリハリがつきますよ。
ちなみにベースカットとカラーは?
- 黒髪だと重たくみえるし、明るすぎてもお仕事や、学校ではダメという方、暗いけどほんのり色味が入っておしゃれな明るさが人気です!
- 8トーンのココアラベンダーカラーで艶感をたっぷり出し、落ち着いた大人ヘアに。
- カットは全体的に丸みを作りながら、動きも出るようにレイヤーを入れて、多少長さにばらつきを出しますが、まとまり感も出したいのでほどほどに。
- 前髪は目の上ギリギリのシースルーが大人っぽさが出るのでオススメ。
担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 菅原 英さん
▼ 関連記事
初出:清楚な横顔美人の大人ショートヘア
【2】ドライで毛流れを浮き立たせトリートメントバームを毛先に
【how to“ヘアセット”】
- 乾かす際に、必ず毛穴を起こすように乾かし、毛流れを浮き立たせる。
- 毛先にトリートメントバームをつければ、毛流れも強調できる。ふんわり感を作って、ボリュームを出してあげることが毛量が少ないときには重要なスタイリング方法。バームもつけすぎると、ペタンとしてしまうので注意。
- 前髪根元部分だけに奥行きがでるようにスプレーを振れば立体感のあるかきあげスタイルの完成。
ちなみにベースカットとカラーは?
- 産後や抜け毛、切れ毛で髪が不揃いの場合でも、隠すようにきれいにカットをして整えてあげれば大丈夫。
- 特におでこの生え際が後退していると思うので、前髪を作って隠してあげるのもおすすめ。
- 直毛さんは、必ずパーマで毛先にカールを!カラーは、柔らかさを感じる8レベルのグレージュで優し気に。
担当サロン:DELA by afloat(デラ バイ アフロート) 青木拓也さん
【3】ミストスプレーをつけてドライしセミマットワックスを
【how to“ヘアセット”】
- トップの根元に、立ち上がりがつくミストスプレーをふり、ドライヤーで分け目がつかないように乾かす。
- セミマットな質感がでるワックスで、全体的に揉み込みボリュームを出す。最後に前髪の毛先を摘んでワックスを少量つけて、束感を出す。
ちなみにベースカットとカラーは?
- 前髪長めのショートボブ。サイドと襟足は、スッキリと短めにカットし、前髪とトップの長さは、長めにして、シャープな印象に仕上げてる。
- カラーはあえてノーカラーで暗めに設定することで清楚さとクールさの両方を兼ね備え、落ち着いた雰囲気の大人ヘアに仕上がる。
- トップと前髪のみ軽くパーマをかけることで髪全体に動きが出て、ショートでも女性らしいスタイルになる。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
ヘアセットが楽になる「パーマ」スタイル【4選】
【1】硬い、ぺったりしやすい髪質ならワンカールパーマで楽に
柔らかな丸みを描く重めのAラインシルエットと、センターパートの前髪が醸し出す中性的な雰囲気が魅力。あえての黒髪でピュアさを、ちょいウエットな質感でこなれ感を。
Point
クールな印象のショートヘアだけれど、ゆるっと流れる前髪の隙間から見える横顔が色っぽい。 26mmのコテで毛流れに丸みをつけるように内巻きにして、軽め質感のオイルをなじませてツヤをON。〈カット〉
丸みのあるフォルムのショートがべース。前髪~サイドがつながるようにレイヤーを入れる。
〈パーマ〉
硬いorぺったりしやすい髪質の場合、ワンカールのパーマをかけるとスタイリングが楽に。
SIDE
BACK
担当サロン:FILMS Tamachi Shibaura 影山夏美
【2】太めのロッドでワンカールパーマ、短い襟足にもピンパーマ
【how to“ベース&カラー”】
- えり足とサイドをすっきりカットしたレイヤーショート。
- 前髪は、鼻先くらいの長さで流れるようにカット。
- カラーは、寒色系の8レベルのマットアッシュをチョイス。しっかり赤みをおさえながら、柔らかい表情をつくる色味。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマをかける場合、太めのロッドで毛先にワンカールのパーマを。短いえり足もピンパーマをかけてなじみよくする。
- アイロンの場合、26mmのカールアイロンで毛先をワンカール。
- スタイリング剤は、セミウェットな質感となるようワックスとオイルのMIXがおすすめ。タイトにしたいサイドとえり足からつけて、中間~毛先にかけてもみ込む。髪の表面を動かすイメージで塗布すると繊細な毛束感が出てグッド!
担当サロン:Rougy (ロージ) 西森柊人さん
【3】ゆるいカール感がでるパーマでスタイリングを楽に
【how to“ベース&カラー”】
- センターパーツで分け、サイドの長さを鼻より少し長めに設定し、サイドグラデーションでカット。えり足は短めにすることで、すっきりとした印象に。
- カラーは、5レベルのグレイアッシュに染めることで、赤みやオレンジをおさえてツヤ感をプラス。暗めのカラーですが、日差しなど光に当たると透明感を演出。ハイトーンからのカラーチェンジにもおすすめ。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは18mmのロッドで毛先から2回転。ゆるいカール感が出るようかける。
- スタイリングは、根元に立ち上がりがつくようにドライ。
- 根元はしっかり乾かしますが毛先はやや湿っている状態で、オイルとシアバターを同量MIXしたものを毛先から揉み込むようにつける。毛先のハネ感を整えたら完成。
担当サロン:lora.garden(ロラ ドットガーデン) 英太さん
【4】平巻きワンカールパーマで美フォルムショートに
【how to“ベース&カラー”】
- えり足の長さを1~2cmくらいに設定し、後頭部にふんわり丸みのあるグラデーションでカット。サイドはやや前下がりに切る。
- 前髪はリップラインの長めに設定。
- カラーは光に透けるような軽さのあるフォギーブラウンに。ブラウンとグレーをミックスしたニュートラルカラー。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは18~24mmのロッドを使い、平巻きワンカールでゆるめパーマをかける。
- スタイリング時はツヤ感を出すため、乾かす前にヘアオイルorヘアミルクを塗布してからドライ。乾かす時、前髪だけかき上げるようにオールバックにすることに気をつけて。
- 最後に、少量のシアバターを中間~毛先にまんべんなくつけたらフィニッシュ。
担当サロン:drive for garden(ドライブフォーガーデン) 今野佑哉さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。