ナチュラルロング10選!自然な毛流れのトレンドスタイルを紹介
ナチュラルなロングヘアを『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからまとめました。ナチュラルな動きが作れるレイヤーロングやナチュラル仕上げのロングをご紹介。さらに、自然なボリュームアップが叶う前髪のセット方法もご紹介します。
ナチュラルでトレンド感のある「レイヤー」ロング【5選】
【1】スタイリングが苦手な人にも!アイロン要らずのレイヤーロング

ナチュラルで簡単だけど、柔らかくかわいいロングスタイルをご紹介します。アイロンを使わずにできるのもポイントです。
トレンドのレイヤースタイルにしたいけど、スタイリングが難しそうで挑戦できない、という人にチェックしてほしいのがこちら。顔まわりを中心としたやりすぎないレイヤーヘアとなり、まとまり重視で柔らかい動きを叶えます。
乾かすだけでもサマになるようにカットされているため、アイロン要らずでこなれヘアを演出。オンもオフもおしゃれを楽しみたい人におすすめです。また、前髪からの自然な毛流れと曲線美が、女性らしさをプラスしながら小顔効果も発揮します。
【how to“ベース&カラー”】
ベースを胸上でカットし、顔まわりに切り込みすぎないローレイヤーを入れます。前髪は目にかからない長さに。ラウンドさせてサイドにかけてくびれるようにカットします。
ヘアカラーは9レベルのアッシュブラウン。アッシュ系でもくすみ感がなく、透明感のあるブラウンに。ベージュより色持ちがいいため、褪色してもキレイな髪色が持続します。

【how to“スタイリング”】
乾かす前に洗い流さないタイプのオイルをなじませ、髪を手で内側にくるっと一回転させるように乾かします。トップの根本は立ち上がりをつけ、耳まわりはふわっとさせるのがポイント。最後に軽めのオイルを手に取り、内側から手ぐしを通すようになじませます。手に残ったオイルを前髪の中間から毛先につけたら完成です。
担当サロン:grico(グリコ) Rihoさん
【2】ポイント使いのアイロンワークで簡単!フォワード巻きの韓国風ロング

顔まわりのフォワード巻きが新鮮な韓国風艶っぽロングヘア。難しい巻き方ではないので、アイロンが苦手な人にもおすすめです。
顔まわりに今どきな柔らかい動きのあるこちらのロング。引き続きK-Beautyが人気ですが、今季は耳より前に動きを出すのが気分。一見、複雑なアイロンワークに見えますが、巻いているのは耳前のみ。それもフォワード巻きなので簡単に色っぽヘアをつくることができます。
髪の動きがある顔まわりにあるデザインなので、前髪は細めの束感で抜け感を出すのが鍵。ロングヘアでも新しさがほしい人やナチュラルヘアの中にトレンドを取り入れたい人におすすめです。
【how to“ベース&カラー”】
カットベースを胸の位置でつくり、全体にローレイヤーを入れます。前髪は目にかかる長さで切り、サイドバングは結んだときにこめかみが分かれない長さでカット。もみ上げはあご下で切ります。
ヘアカラーオリーブベージュを9レベルで。イエベさんにおすすめの寒色系になります。また、赤みが気になる人にも◯。

【how to“スタイリング”】
全体を太めの(45mm)ロールブラシでブローしてから、耳前のみ38mmのコテでフォワード巻きに。ブロー仕上げでツヤのある柔らかいベースをつくり、今っぽい毛流れをアイロンでプラスします。フォワード巻きはシンメトリーを気にしなくてOKなので、スタイリングも楽々。前髪はストレートアイロンを通します。
最後に柔らかい質感を出せる艶出しスプレーを吹きかけ、前髪だけ毛先をつまんで細めの毛束感に整えたら出来上がり。ヘアピンを合わせてもかわいい!
担当サロン:MINX shibuya smart salon (ミンクスシブヤスマートサロン) 鈴木マユウさん
【3】前髪の悩みも解消するシースルーバングと“こなレイヤー”のロング

こなれ感+レイヤーの“こなレイヤー”が魅力のロングスタイル。ワンカール巻くだけで、ふわっと揺れるナチュラルな動きが作れ、大人の雰囲気を演出します。レイヤー&おくれ毛のニュアンスがあるので、結んでもかわいい!
前髪を作りたいけど、生えぐせや分かれぐせがあるから……、という人にこそチャレンジして欲しいのが極薄のシースルーバング。生えぐせを活かせ、ストレスフリーで前髪を作った人からは喜びの声が続出だとか!
凛とした女性らしさと色っぽさ、どちらも欲しいという人におすすめのスタイルです。
【how to“ベース&カラー”】
カットベースを胸ラインでカットし、全体にローレイヤーを入れます。おくれ毛を兼ねるもみ上げは、あご下2cmでカットします。前髪は眉下の長さで薄めにカット。極薄く作ることで、前髪の生えぐせを活かすことができます。
カラーは透明感をプラスするラベンダーグレージュを6レベルで。黄色っぽさを打ち消し、ほんのりモードな印象に。秋冬のカラーにもぴったりです。

【how to“スタイリング”】
スタイリングは、上下を2ブロックに分けてから、それぞれを32mmのアイロンで毛先をワンカール。トップは髪を真上に引き出しワンカール巻くとふわっとした動きを作れます。軽めをオイルを全体になじませたら出来上がり。
担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん
【4】簡単につくれてかわいい!たっぷりレイヤーの抜け感ロング

トレンドの顔まわりレイヤーがたっぷり入っているこちらのロングヘア。ストレート仕上げのかわいいデザインで、スタイリングも楽々です。また、印象チェンジを叶える姫カットは、毛先に軽さを出してナチュラルな雰囲気に。おしゃれにも差をつけられます。
顔まわりレイヤーと姫カットで、似合せスタイルを実現するデザイン。
【how to“ベース&カラー”】
胸下の長さでベースを前上がりにカットし、耳前にしっかりレイヤーを入れたトレンドスタイルに。さらに、骨格に合わせたソフトな姫カットをつくります。前髪は薄めにカット。
カラーは、6レベルのアッシュグレージュをチョイス。やや暗めのカラーながら透明感があり、色落ちしてもオレンジっぽくならずに色持ちがいいのが特徴です。

【how to“スタイリング”】
スタイリングは、ストレートアイロンを全体に軽く通すだけ。最後に、軽めのオイルを毛先になじませたら、簡単でかわいいスタイルの出来上がりです。
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 川上春香さん
【5】キレイめフェミニンな、顔まわりすっきりのハッシュカットロング

短く切り込んだ”ハッシュカット”と自然な毛流れのサイドバングがポイントのロングヘア。抜け感、柔らかな動き、暖色と今っぽさを取り入れたデザインです。
顔まわりを短く切り込み、たっぷりレイヤーを入れた“ハッシュカット”。韓国アイドル発祥のスタイルで、フェイスラインをすっきり小顔に見せられ、抜け感を演出しながら柔らかい印象を与えます。顔まわりに軽やかな動きがあるのでロングでも重くならず、今っぽい表情に。
シースルーバングからサイドへの自然な毛流れもポイントで、凛としたかっこよさとふわっとしたフェミニンさが共存。アイロンワークがシンプルなので、簡単スタイリングを求める人にもおすすめです。
【how to“ベース&カラー”】
ベースは胸下でカット。ハッシュカットのポイントとなる顔まわりは短めに、胸と鎖骨の間からレイヤーを入れます。ベースとの繋がりはありませんが、なじむようにカットしているので挑戦しやすいデザインに。前髪は目にかかるくらいのシースルー、サイドバングはほおが隠れる長さにカットします。
カラーは6レベルのブラウンをチョイス。赤みのあるブラウンで、温かみがあり柔らかさとツヤ感をプラスします。

【how to“スタイリング”】
38mmのアイロンで全体をふわっと大きめカールの内巻きに。顔まわりはリバースに巻いて毛流れを出します。軽めのオイルをなじませた後、手ぐしや粗めのくしで全体をほぐしてあげると面が整いツヤ感がUPします。
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 外山海成さん
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「韓国風」がかわいいナチュラルロングヘア【2選】
【1】面長さんにもおすすめ!たっぷりレイヤーの韓国風甘めロング

ロングスタイルで印象チェンジをしつつ、トレンドを取り入れたい人にチェックして欲しいこちら。毛先に重さを残しフロントにたっぷりとレイヤーを入れた韓国風ヘアは、ワンカールでつくれるためアイロンが苦手でも可愛い仕上がりを叶えます。
顔まわりを包み込むような曲線が柔らか印象を演出するロングレイヤー。ウェイトのコントロールが自在なので、面長さんにもおすすめです。また、毛先に厚みを残しているため、前髪はシースルーで抜け感を出すのが、今っぽくベストバランスに。
【how to“ベース&カラー”】
カットベースは胸上のワンレングス。耳より前はハイレイヤーに、バックはローレイヤーにし、あえて前後に繋がりのないレイヤーを入れます。また、もみ上げをおくれ毛にしているのもポイントです。前髪はぱつっとしたライン感で甘さを出しながら、シースルーで抜け感をプラス。
カラーは、9レベルのアッシュブラウンをチョイス。透明感のあるアッシュにブラウンをMIXすることで秋冬らしいツヤ感を演出します。

【how to“スタイリング”】
32mm もしくは38mmのカールアイロンで、フロントのレイヤー部分はアイロンを縦〜斜めに、バックは床に平行にアイロンを入れてそれぞれ内巻きにワンカール。アイロンの角度を変えることで、カットラインに合わせることができ仕上がりがキレイに。また、アイロンは低温(140〜150℃)にすることも鍵で、柔らかいカールの質感をつくることができます。
スタイリング剤は、束感メイクできるしっとり系のバームを毛先から中間になじませます。さらっとナチュラルに仕上げたいときは軽めのオイルを選ぶとグッド。
担当サロン:Violet(バイオレット) 内田圭悟さん
【2】暗めロングヘアでもブラウンベージュで柔らか印象になる韓国風スタイル

韓流風スタイルが手をかけないと再現できない…、そう思っている人に朗報です。こちらのロングスタイルは、簡単なアイロンワークで簡単に韓国風ヘアに!また、巻いた後にカールを崩すから、やり過ぎ感がなくどんなファッションにも似合う巻き髪を叶えます。
ヘアカラーは肌ベースを選ばないブラウンベージュが、女性らしく柔らかい印象に。また、さらなる色っぽさを引き出す短めのおくれ毛は、下ろしてもアップヘアでもニュアンスを加えてくれます。ボリューム感自在なのでペタっとしやすい人には特におすすめです。
【how to“ベース&カラー”】
ベースを胸下でカットし、耳前の顔まわりにたっぷりレイヤーを入れます。骨格を隠す長さのおくれ毛をつくり、ニュアンスをプラス。前髪はシースルーにカットします。
カラーは8レベルのブラウンベージュをセレクト。肌なじみがよくイエベ・ブルベを問いません。柔らかい雰囲気はもちろん、暖色系をMIXしているためツヤ感も抜群です。

【how to“スタイリング”】
38mmのカールアイロンで(胸上のレングスの場合32mm)、毛先を内巻きにワンカール、顔まわりはリバースに巻きます。巻いた後にブラシを通すことで柔らかいナチュラルな仕上がりに。巻きすぎないようにするのがコツ。前髪は軽めにワンカール巻きます。
スタイリング剤は、手ぐしを通しても柔らかカールをキープできるシルエットワックスがおすすめ。全体的にスプレーし、さらに顔まわりにしっかりつけたら完成です。
担当サロン:LONESS omotesando(ローネス オモテサンドウ) 大雄恵理さん
「ナチュラル系カラー」のロング【3選】
【1】ナチュラルブラウンの小顔見せも叶えるスタイリッシュロング

今どき感をプラスする顔まわりにしっかりめにレイヤーを入れたロングスタイルをご紹介。軽やかで柔らかい毛流れをつくり、顔を小さく見せることもできます。
レイヤー人気が続いていますが、レイヤーはより軽く、ベース重めが次なるトレンドの予感。こちらのロングもしっかりレイヤーが入っていますが、毛先にはそれなりの厚みを残しているのがポイント。アイロンでワンカール巻くだけでふわっとした軽やかな動きが出せるのも嬉しい。
前髪は長めの2WAYに。前髪からの毛流れで頬骨をカバーしつつ、レイヤーのカール感でフェイスラインに空間をつくるW効果で小顔見せを狙えます。再現性の高いデザインなので、スタイリングが苦手という人にもおすすめです。
【how to“ベース&カラー”】
ベースを胸上でカットし、フロントは肩くらいからたっぷりレイヤーを入れます。全体にはつなぐ程度のレイヤーをオン。毛先が軽くなり過ぎないよう、スライドカットやセニングで毛量調整をします。前髪は長めの2AWYバングに。
カラーは10レベルのナチュラルブラウンをセレクト。やや赤みをおさえたブラウンで、ツヤ感があり大人の女性らしさを引き立てます。

【how to“スタイリング”】
太めの38〜45mmのコテを使い、毛先をワンカール。サイドバングはバックに流します。巻いたらブラシやコームを通し、レイヤーの落ちる位置を整えます。毛先中心にバームorオイルをなじませ、表面を艶出しスプレーで仕上げたら完成です。
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 外山海成さん
【2】ナチュラルアッシュカラーのシンプルでもお洒落なレイヤーロング

重たく動きの出にくいロングは、顔まわりにたっぷりレイヤーを入れて印象チェンジを!長さを変えずに雰囲気を変えられ、トレンド感も上がるデザインに。また、前髪はシースルーにすることで、より抜け感を演出できます。
シンプルなスタイルですが、顔まわりを巻けば華やかなイメージにアレンジも可能。結んでもフェイスレイヤーがアクセントになってかわいい。柔らかい動きがあるので優しさや女性らしさが欲しい人におすすめです。
【how to“ベース&カラー”】
ベースを胸上の長さで前上がりラインにカットし、レイヤーを欲しい場所から顔まわりにたっぷり入れます。サイドバングをあごラインで切り、フェイスレイヤーとつなげます。前髪は抜け感のあるシースルーに。
カラーは9レベルのラベンダーアッシュをチョイス。ナチュラルなアッシュカラーを楽しめ、肌なじみも抜群。黄色っぽさをおさえ、透明感とツヤ感を与えます。

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを中間〜毛先に入れ、自然なカール感に仕上げます。顔まわりはレイヤーを出すように毛先をワンカール巻くとグッド。軽めのオイルをさらっとなじませたら出来上がり。
担当サロン:S.HAIR SALON(エス ヘアサロン) 横井七恵さん
【3】グレージュカラーで上品に!グラデーションで作るぷっつんロング

カットラインを強調する切りっぱなしデザイン。人気スタイルですが、モードっぽく見えすぎることも……。こちらのスタイルは、切りっぱなしロングにグラデーションでほんのり動きを出しているのがポイント。洒落感のあるぷつっとしたカットラインは残しつつ、柔らかさや女性らしさをプラスします。
凛とした強さと柔らかさが共存するロングヘア。カラーは、上品で透明感のあるオリーブグレージュがベストマッチ。大人のロングヘアをお洒落に楽しみたい人におすすめです。
【how to“ベース&カラー”】
ベースカットは、胸下のロングスタイル。毛先にグラデーションを入れて、柔らかい動きを出しやすくします。前髪は、眉下ギリギリラインで、束感が出るように間引いてカット。顔型に合わせて、前髪の幅を調整するのが◯。
カラーは、9レベルのオリーブグレージュに。赤みをおさえ透明感がありながら、上品さもあるカラー。ロングヘアでも軽やかに。

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、毛先をナチュラルな内巻きに。やや重めのオイルを崩しながらつけるのがコツ。ラフでランダムな動きがつきやすくなります。
担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん
ナチュラルなふんわり感が出る韓国女優風前髪の作り方
カーラーとクリップが一体化したものは、ひとつあるといろいろな前髪になれるスタイリングツール。ヘアサロン「SHIMA」の原 涼香さんに詳しい使い方を教えていただきました。
前髪をアイロンで巻くと熱によりしっかりクセづいて長持ちしますが、失敗したときに修正しにくいというデメリットが。
しかも前髪はスタイリングに失敗しやすい箇所。慎重に毛流れやフォルムを作りたいけれど、アイロンの熱が怖かったりアイロンを上手く扱えなかったりしてイライラしたことはありませんか?
そんな前髪下手さんにぴったりのツールが、細いマジックカーラーにクリップがついた前髪スタイリング用のアイテムです。
「毛流れを整えてから、クセをつけたいところを狙って巻き、時間をおいて外すだけ。強くクセをつけたいときは、前髪の毛流れを整えてから巻いて、上からドライヤーの温風を当てて冷めたらカーラーを外すとくっきりします。
韓国でも人気のツールで、韓国ガール風のふわっとしたかき上げバングのスタイリングもできますよ」と、SHIMAの人気美容師・原 涼香さん。
分け目の横部分を挟み上げた「ナチュラルボリュームアップ」

トップがペタンとしがちな人や、生えぎわが薄めで寂しく見えがちな人、ハチが張っていて頭が四角く見える人におすすめ。
【HOW TO】
先に表面の髪はざっくりと取り分けておきます。分け目のすぐ横の部分の毛束を取り、クリップを後ろから挟み込んで。クリップを外したら、表面の髪をなじませて完成。分け目〜トップがふんわりして、グンとバランスが良くなります。

担当サロン:SHIMA SEVEN GINZA
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。



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