ヘアスタイル・髪型
2024.2.18

シースルーバング(前髪)の【作り方・切り方・スタイリング方法】

シースルーバングの切り方・スタイリング方法をご紹介します。その他、『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからおすすめのシースルーバングヘアをご紹介。どの顔型にも似合うおすすめの前髪です。

シースルーバングに切る際に【用意するもの】

kumu代表

松浦布右真さん

  • ケープ
  • ハサミ
  • スプレー水
  • コーム
  • ドライヤー

セルフでできるシースルーバングの「作り方・切り方」【3選】

【1】前髪なしからシースルーバングを作る方法

GARDEN Tokyo

津田 恵さん

\カットしたのは…鈴木尚子さん/

【before】
髪が細くて柔らかい鈴木さんのお悩みは、「前髪を作ると分かれやすくて、結局分けちゃう」。分け目が目立つのも気になっている。

【After】
薄くて透け感のある変形のシースルーバングに!
「前髪の真ん中とサイドの長さが違うので、いろんなアレンジができそうです」(鈴木さん)


Point

両端を長くしたシースルーバングなら、カジュアルすぎず大人っぽい。リバース巻きにしたりかきあげ風にしたり、2ウェイで楽しめます。

\カット方法/
STEP1:前髪は薄めに取る。
STEP2:真ん中は目の下でカット。
STEP3:両端は曲線にせず急角度でチークラインにつなげてカット(これがサイドバング)。

【2】重め前髪からシースルーバングを作る方法

kumu代表

松浦布右真さん

用意するもの
・ケープ
・ハサミ
・コーム

BEFORE
横に流すことも長さが足りずにできないし、目にかかってうっとおしくなってきた前髪。

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STEP1:前髪を分ける
軽めシースルーが好きな方は白の三角(内側)、重めワイドバングが好きな方はピンクの三角(外側)の部分で設定しましょう。前髪は取り方で質感が変わるので、重ければ重いほど横幅を広げて下さい。

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Point

今重いけど薄くしていきたいなという方は、内側の白三角以外の部分を切らずに、横のおくれ毛として伸ばすと軽く見せる事ができます。

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STEP2:3つに分けて切る
3分割して切りやすい量感で。おでこから指一本分ほど持ち上げてカットすると少し丸みで内に入り、切りやすくなります。すきバサミの場合は何度か開閉して少しずつ切って下さい。最後に微調整するので小指一本分くらい長めにしておくと安心です。

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サイドも同様に切ります。

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STEP3:地面と平行に
地面と並行にハサミを持って、眉と目の間で顔にハサミつけながら1センチほどぼかしながら切ります!このように毛先から少し上の部分で、すきバサミでぼかすと馴染みます!すける量によって変わりますが、1から2回開閉する位で大丈夫。

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白の線の間をぼかすイメージ。最後は理想の長さの所で何度かチョキチョキすると毛先が馴染んだ状態で理想の長さに切れます。

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完成
一気に長さを切るのは難しいので、1週間に一度ちょっとずつメンテナンスをしてあげると簡単かも。ぜひ試してみて下さい。

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【3】伸びてきたシースルーバングを切る方法

BEFORE
伸びてきたせいで生え癖が出てきて割れてしまう。

1
STEP1:スプレー水をON
前髪を根元から濡らす。指先を湿らせて擦るだけでもOK。

2
STEP2:サイドの髪をねじる
ドライヤーを当てながら指で擦るorコームで左右に前髪を揺らし水分を飛ばす。両側にしっかり振ることがポイント。

3
STEP3:真ん中からカットスタート
前髪を3分割にして真ん中からカット。髪を持つ指とハサミが地面と並行になるよう意識する事がポイント。

4
STEP4:両サイドもカット
両サイドの髪の毛をカット。この時に真ん中よりも外側が2から3mm長くなるくらいに少しハの字の向きに切ることを意識すると、小顔効果と失敗防止になります。

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STEP5:バランスを整える
顔にハサミを押し当てて4から5回に分けてちょっとずつガタがついてる部分をカット。押し当てる事でハサミが安定して真っ直ぐ切れます。前髪を巻く方は巻いてからこの工程をすると、切りすぎも防止できます。

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完成
気分でオイルをつけてあげると束感ができてシースルー感もUPします。生え癖を直してから切る事が大事なのでポイントを押さえて切ってみてください。

7

シースルーバングの「スタイリング方法」【5選】

【1】乾かすだけの簡単スタイリング

\How to/

  1. 前髪を水で濡らす。
  2. 前髪の根元を指で左右に揺らしながらドライヤーを上から当てる。そうするとくせが取れてキレイな仕上がりに。

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【2】アイロンを使った流しシースルーバング

\How to/

  1. 前髪を水で濡らし、手ぐしで斜めに流しながらドライヤーをかける。
  2. さらにヘアアイロンで斜めに流してくせをつければ完成。

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【3】バームを使った束感シースルーバング

\How to/

  1. 【2】の流しシースルーバングを作る。
  2. バームをかきあげるように前髪に塗布する。
  3. さらに指先でつまむように束感を作って整えれば完成。

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【4】マジックカーラーを使ったウザめのシースルーバング

tricca ginza ネイリスト

旭 美香さん

\How to/

STEP1:前髪をふたつに分けてカールをしっかりと…カーラーの幅にこだわる!
「前髪の長さが目の下まであるので、前髪全体にしっかりとカールがつくように、上下に分けてカーラーを巻きます。カーラーの大きさは、前髪を2回転できる幅のものを。上の毛は長めなので32mm幅、下は26mmと変えています」(旭さん・以下「」内同)

「上の髪は、髪を立てて上から巻きつけ、下の髪は、顔と垂直に伸ばしてから巻きつけ、根元までしっかりと巻きます」

STEP2:温風を当てて熱が冷めるまで待つ
「カーラーを巻きつけた髪にドライヤーで熱を当てて、しっかりとカールをつけます。前髪全体に熱を加えたら、そのまま熱が冷めるまでカーラーを巻いておきます」

STEP3:膨らみやすい耳後ろの内側をヘアピンで留める
「耳の後ろの髪がダメージによる乾燥で広がりやすいため、ヘアピンで留めてスッキリさせます。ヘアピンが見えないように、ハチ上の髪を上げ、内側の毛を押さえるように留めます」

STEP4:前髪にバームをなじませて毛束感を出す
「前髪のカーラーを外したら、バームをつけて毛束感を出します。バームを指全体の伸ばし、内側から手ぐしでバームを前髪全体になじませます」

「前髪全体にバームがなじんだら、髪をつまんで毛束感を出していきます」

完成!
目にかかる長めの前髪も、シースルーバングなら軽やか。

【5】印象変わる流しシースルーバング

K-two GINZAスタイリスト

谷口翠彩さん

Before(カット前)

モデル 杉山玲奈さん
さほど厚みはないけれどまとまってしまうため、片側に寄せて下ろし流しするのがいつものパターン。抜け感が出にくい。

After(カット後)

\How to/

  1. 横分けにするだけで、知性と色気のある表情に。分け目の根元をマジックカーラーで立ち上げます。
  2. コームを使いながら前髪を束にして下ろします。
  3. ヘアマスカラでうぶ毛をタイトに!

「顔型別」に似合うシースルーバングのヘアスタイル【4選】

【1】丸顔さんに似合うシースルーバングのヘアスタイル

Point

顔まわりに空間を作ってあげることで、横に余白ができて丸顔の形をカバーしてくれます。シースルーバングで顔の余白を上に作ることで丸顔もぼかされます。前髪は、シースルーバングで顔の余白を上に持って行くことで丸顔をカバーしています。

【how to “ベース&カラー”】
顔まわりともみあげ部分に短い髪の毛を作り軽く巻いて余白を作れるようにします。毛先を重さを残して下に重心をもたせることでボリュームを下に持ってきます。

カラーはダークトーンのショコラブラウン。重すぎずツヤ感のあるカラーです。

【how to “スタイリング”】
頬骨の位置はリバースに巻いて丸顔の骨格をカバー。もみあげの部分を空間ができるように巻くことで輪郭をぼかすようにしてあげます。32ミリのコテで全体に大きめなウェーブ感が出るように巻くと、下にボリュームが出てくれるので丸顔さんの巻き髪におすすめです。バームで自然な束感を作ってナチュラルな毛流れに。シースルーバングも束間が出るので◎。

担当サロン:ciel(シエル) 藤間帆乃夏さん

【2】面長さんに似合うシースルーバングのヘアスタイル

Point

前髪は、まっすぐにしてしまうのはNGなので、今回はシースルーで長めにとっているのですが、毛先に流れを出して横に向いているようにしています。小顔効果も出るのでオススメ。顔まわりの骨格に似合わせたレイヤーを入れて余白をカバーして、ひし形の黄金シルエットで小顔に。

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【how to“ベース&カラー”】
顔周りに沿うレイヤーを入れて頬骨の辺りに横幅が出るように、毛先は縦感が出ないようにくびれさせるのが面長さんには大事。

カラーは10トーンのサンドベージュでどんなファッションにも合わせやすい色にしています。

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【how to“スタイリング”】
32ミリのコテで毛先を外ハネし、中間は耳の辺りにコテを挟み、くびれシルエットにすることで面長をカバーしています。顔まわりはリバースに。バームをつけた後に、ブラシでとかすことで艶とまとまりのあるヘアに。最後にオイルとワックスをミックスして、軽く全体になじませれば完成です。

担当サロン:ciel(シエル) sanaさん

【3】下膨れさんに似合うシースルーバングのヘアスタイル

Point

前髪は、眉毛の辺りで流せるシースルーにして、こめかみに続くようにすることで顔の面積を小さく見せて小顔効果も出しています。

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【how to“ベース&カラー”】
頬の部分がちょうどよく隠れるように、全体的にレイヤーを入れて動きを出します。動きのあるメリハリヘアは大人っぽい毛流れを作ることができるため、下膨れさんの幼顔を解消するにもオススメ。
カラーは9トーンのチョコレートカラー。ほんのりラベンダーっぽいブラウンカラーが今っぽくて明るすぎず可愛い◎。

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【how to“スタイリング”】
38ミリのコテでゆるっと巻くのがポイント。毛先を外ハネにし、顔まわりと後ろの表面のみをリバースに巻いて、頬の位置がうまく隠れるようにするのが下膨れカバーには重要。バームをつけた後にブラシでとかすことで艶とまとまりのあるクアンクヘアに。

担当サロン:ciel(シエル) sanaさん

【4】四角顔さんに似合うシースルーバングのヘアスタイル

Point

前髪はシースルーバングにして顔の面積を削ります。

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【how to“ベース&カラー”】
鎖骨くらいにワンレンベースにカットして、トップはレイヤー入れてくびれ感を出します。

カラーは10トーンカラーで艶の出るミルクティーベージュに。ふんわりと柔らかい質感にみえます。

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【how to“スタイリング”】
32ミリのアイロンで外巻きと内巻きにして、四角カバーに。毛先は外巻きにしてボリュームを抑えて、トップはワンカールに巻きにすることで四角カバースタイルが完成します。スタイリング剤はバームとオイルを混ぜて、髪全体に揉みこんで束間を出して完成。

担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 鎌倉 彩さん

「レングス別」シースルーバングのヘアスタイル【4選】

【1】顔周りのシースルー感がポイントのショート

Point

髪質や骨格を問わず、どんな人にも似合わせが可能な優秀ヘアなので、初ショートにぴったりのデザインです。レイヤーが控えめなので、ボブや前髪なしへのスタイルチェンジもしやすい。また、顔のフォルムにフィットさせることで、小顔見せも叶えます。

ショートヘア

【how to“ベース&カラー”】
カットは、グラデーションベースの丸みショート。前髪は、やや長めのシースルーに。前髪のシースルー感に合わせて、サイドにも抜け感をプラス。えり足は、首に沿わせて先細にカットすると首長効果にも。

カラーは、透明感とツヤ感のあるシナモンベージュに。寒色ながら肌馴染みがよく、色落ちしてもキレイな色味をキープできます。

ショートヘア

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを軽く通すだけの簡単ヘア。オイルを内側中心になじませたら、櫛でコーミングするのが鍵。櫛を使うことで、表面の髪にもほどよくオイルがなじみ、ナチュラルでこなれ感のある束感がつくりやすくなります。

担当サロン:VioletAimée(バイオレットエメ) Ruiさん

【2】シースルーバングで抜け感を出したボブ

Point

グラデーションの丸さが引き立つデザインで、可愛さだけでなく、抜け感のある前髪と軽い質感により大人っぽい雰囲気を演出。

丸みボブ

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あごラインの平行ボブ。毛先の重さを取るグラデーションを入れることで、ナチュラルな丸みシルエットに。前髪は、目にかかる長さのシースルーにカットし、サイドは長めで流れるようにします。

カラーは、8レベルのショコラベージュをチョイス。暖かみのあるショコラとベージュの柔らかさをいいとこ取り。髪にツヤ感も与えます。

丸みボブ

【how to“スタイリング”】
頭の丸みに沿ってストレートアイロンを通します。毛先がナチュラルに内に入るようにカットしているので、内巻きにしなくてもOK。内巻きのカールが強いと幼くなりやすいのでご注意を。

軽めのスタイリングオイルを内側から表面、毛先と馴染ませ、手に余ったもので前髪の束感を整えたら完成です。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA est(ガーデンヨコハマ エスト) manaさん

【3】束感シースルーバングのミディアム

Point

前髪は、束感がつくりやすい薄めに。目の高さでラインでカットしたサイドバングは、おくれ毛と繋げることで小顔効果も。

【how to“ベース&カラー”】
カットは、鎖骨レングスのワンレングスに。顔まわりとトップにレイヤーを入れて、毛先に動きを出しやすくします。

カラーは、トレンドの兆しがある暖色系をいち早く取り入れ、9レベルのウォームブラウンに。落ち着いた印象で、ツヤ感と透明感が欲しい人におすすめのカラーリングです。

【how to“スタイリング”】
32mmのコテで、毛先を外ハネにワンカール、表面と顔周り、おくれ毛は、毛束を上に持ち上げて内巻きにするのがポイントです。前髪は、マジックカーラーでナチュラルに。シアバターor軽めのオイルをなじませますが、スタイリング剤も巻いた位置でつけるとふんわり仕上がります。

担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 田中麻由さん

【4】ラウンドシースルーバングのロング

Point

前髪は、眉下のシースルーでややラウンドにカット。顔まわりに流れがでることで小顔効果にも。おくれ毛はあご下2cmにカットします。

【how to“ベース&カラー”】
胸下10cmのグラデーションロング。動きを出しつつ、重めのベースをつくります。

カラーは、10レベルのオリーブグレージュに。グレージュの透明感を活かしながら、オリーブ系をMIXすることで落ち着いた大人っぽい印象となります。

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、32~40mmの太めのロッドで、波ウェーブになるよう中間〜毛先を平巻きで巻きます。カールの重さがアウトラインにたまるとガーリーになるので、中間からゆるっとさせるのがポイントです。前髪は、左右が“ハの字”になるようリバースに巻きます。スタイリングは、全体を8割ほどドライしてから(乾いている状態なら、カールが復活する程度に濡らします)、重めのオイルを中間から毛先にかけてなじませ、濡れ感っぽく仕上げます。手に残っているオイルを、前髪とおくれ毛につけて束感を整えたら完成です。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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