“疲れにくい”体になるプチ習慣とは? 起床〜寝る前までの「疲れない生活習慣」
運動をしようにもやる気が出ない…そんな時にはアラーム機能を使った“プチ運動”を試してみて!疲れない生活習慣で自律神経を整え、疲れにくい体を手にいれましょう。
疲れない生活習慣
アラーム機能を使い1日の“プチ運動”を管理
「外出の機会が少なくなり、肉体的な疲れは減っている人が実は多いはず。それに比べスマホやPCを見る時間の増加で、脳がオーバーワーク気味に。そんな“体と脳の疲れのアンバランス”が、自律神経を乱し、睡眠不足や疲れが取れない原因となっています。なので、 なるべく日中に筋肉を刺激し、体と脳の疲れのバランスをとることが大切。 激しい運動は必要ありませんが、軽い運動はこまめに取り入れて」(工藤先生)
自律神経を安定させるためには、生活リズムを整えることや、日中に程よい運動を行うことを意識するのが大切。
下記の症状がある人は“生活習慣”の見直しを!
- イライラすることが多い
- 姿勢が悪くなった気がする
- 些細なことも気になる
【7:00 起床】自宅で…15回
歯磨きをしながらスクワット
血流が良くなり代謝が上がるスクワットで、毎朝の歯磨き時間も有効活用。さらに、左手を使うと発想力を高める右脳が鍛えられ、仕事の効率アップにも!?
【8:00】通勤中に…約10分
テンポのいい音楽を聴きながら、駅まで大股で早歩き
【9:00 出勤】オフィスや外出先で…目安は約3階分
エスカレーター・エレベーター禁止!移動は階段で
【10:00】自宅でもオフィスでも…約1分
1.5hごとにイチロー体操でストレッチ!
長時間同じ姿勢でいると、股関節や肩胛骨の筋肉が固くなります。肩や足の大きな筋肉をほぐすイチロー体操は全身の巡りを良くし、肩こり・腰も緩和。足を開いて中腰になり、上半身を左右にひねって。猫背の解消にも効果的です。
【12:00 昼食】気づいたときに…約1分
体を活性化させる神ツボを押す
【15:00】在宅ワークの合間に…往復約40分
夕方の混む時間帯の前に、ひと駅隣のスーパーまで歩いて買い出しに!
【18:00 退社】気がついたときにいつでも
油断禁物!マスクの中でもニッコリと
マスクをつけていると口角が下がってしまい、間延びした顔になっていませんか?口角を上げるだけでも脳は楽しいと錯覚し、癒しや幸せを感じるホルモンが分泌されます。マスクをつけていても、常に微笑みをキープする努力を。
【23:00 就寝】自宅で…約10分
体の声に耳を傾ける!ボディスキャン暝想で体の疲れをチェック!
あお向けになり目を閉じ、呼吸を整えながら自分の体に意識を集中させて。ちょっとした痛みやだるさなどの不調に早めに気づけるため、疲れが蓄積される前に対処でき、慢性疲労の予防に。
【23:00 就寝】自宅で…約5分
ベッドの上でヒップトレ
日中の運動が足りないと感じたときは、寝る前に軽い運動を。あお向けになりお尻だけを上下させるイラストの動きは、下半身の引き締め効果抜群!さらにインナーマッスルも鍛えられ、続ければ姿勢も美しく。
『美的』2021年7月号掲載
イラスト/本田佳世 協力/有田智子 構成/中島麻純・島田七瀬・宍戸沙希・赤木さと子(スタッフ・オン)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
福岡県「みやま市工藤内科」院長として地域医療に携わるほか、テレビや雑誌などでも活躍中。近著に『疲れない大百科』(ワニブックス)など。