健康・ヘルスケア
2021.6.15

【生理のお悩み】生理痛と下痢や頻尿は連動して起こる!? その原因を専門家が詳しく解説

生理時に伴う下痢や頻尿の原因を専門家の泉玄太郎先生が解説! ひどい生理痛の背景にひそむ病気とは…?

【下痢・頻尿】 プロスタグランジンによる子宮のぜん動運動 が隣り合う腸や膀胱にも影響

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生理痛と下痢や頻尿は連動して起こる!

「痛みや炎症を起こすプロスタグランジンには、 さまざまな臓器を収縮させる作用 があります。生理時は、発端は子宮でも、その激しいぜん動運動が隣接する腸にも伝わって、 腸でも異常収縮が起こり 、痛みや炎症が発生します。しかも、生理前に腸の動きを低下させていた黄体ホルモンが、生理開始でさらに減少するため、よりぜん動運動が活発に。生理が来ると おなかが緩くなったり、痛みを伴う下痢になる 人が多いのはそのためです。膀胱も同様で、子宮のぜん動運動の刺激が及んで、 過活動 に。水分を多くとっていなくても、 頻尿になる ケースが増えます」

 

子宮のぜん動運動で腸や膀胱が刺激され、下痢や頻尿に!
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子宮は、骨盤内で、腸や膀胱、腟などと隣接するように存在。プロスタグランジン増加の影響で子宮が過剰に収縮すると、腸や膀胱、腟などにも同様にぜん動が起き、痛みや炎症が広がる。

Point

ひどい生理痛の背後に、子宮内膜症、子宮筋腫などの病気が潜んでいることも!
「子宮内膜が厚い程、剥がれるときの刺激が強く、プロスタグランジンの分泌が増加します。そのため子宮内膜症などの病気があると、生理痛がひどくなる傾向。年々痛みが強くなるようなら、婦人科受診をおすすめします」

 

東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科助教

泉 玄太郎先生

いずみげんたろう/医学博士。東京大学医学部卒。産婦人科医として経験を積み、米国立環境衛生科学研究所に留学。帰国後、現職に。

 

『美的』2021年6月号掲載
イラスト/田中麻里子 構成/つつみゆかり、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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