健康・ヘルスケア
2021.3.17

ピルで生理不順が改善されるってホント? 真相を医師に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

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日々の生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は生理について。第1回は悩んでいる女性も多い生理不順。これを改善するには低用量ピルの服用がいいというのは本当なのでしょうか。イシハラクリニック副院長の石原新菜先生にお伺いしました。


Q:ピルで生理不順が改善されるってホント?

生理周期は女性の体調に大きくかかわると言われています。遅れたり早く来てしまうと、外出や旅行のスケジュールも崩れてしまうし、不順だと妊娠しにくいと言われたりして心配ですよね。そんな、生理不順がピルを服用すると改善されるというウワサがありますが、本当でしょうか。イシハラクリニック副院長の石原新菜先生に聞いてみました! 果たして石原先生のお答えは……?

A:本当です!

「ピルとは経口避妊薬ですが、避妊以外にもさまざまな効果をもたらします。そのひとつが、生理不順の改善です」(石原新菜先生・以下「」内同)

ピルでの生理不順改善のメカニズム

「生理不順の原因のひとつが、女性ホルモンのバランスの不調です。ピルにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンが1錠の中にバランス良く含まれています。 そのため内服中の脳は”ホルモンが分泌されている”と勘違いし、排卵を促す指令を出さなくなります。結果、排卵がストップして避妊が可能になるのですが、この状態は、子宮がお休みしているということです。その安静中に治癒されることでホルモンバランスも整っていき、その結果、生理周期も正しく改善されます。

ちなみに、服用を中止すれば、1~2か月で通常の月経が再開し、妊娠も可能になります」

Point

・ピル服用中は排卵がストップするため、排卵痛、つまり生理痛がなくなる。
・月経量も減少するため、貧血も軽減される。
・排卵を抑制することでホルモンバランスが整い、生理周期が改善される。

低用量ピルとは?

「低用量ピルとは、排卵を起こさせなくするピルの中でも、含まれるホルモンの量が少ないタイプです。ピルには中容量ピルと低容量ピルの2種がありますが、低容量ピルが認可されるまでは中容量ピルが一般的なピルとして知られていました。どちらも避妊目的や月経に関する悩みの解消に使われるものです。

中用量ピルは成分が強いことから副作用のリスクが低容量ピルより高くなります。そのため、安全性を考えて低用量ピルが用いられることが多くなっています。含まれる黄体ホルモンの種類や量によって数タイプありますので、どれが自分に合っているのかは医師に相談してみてください」

ピルを飲むと太るってホント?

「個人差はありますが、ピルに含まれる黄体ホルモンの種類によってむくみが出ることがあります。むくむことで太ったと思う人がいるかもしれませんが、一般的に低用量ピルで太るという報告はありません」

ピルの副作用は?

「飲み始めの1か月くらいは吐き気、不正出血、めまい、乳房のハリなどの症状が出る人が多いけれど、これらは突然のピルの侵入に体が驚いて反応するから。数か月くらいから落ち着いてくるでしょう。トラブルが続くようなら、服用中のピルが体質に合っていないことが考えられるので医師に相談してください」

※商品の用法・用量をお守りください。

内科医・石原新菜先生

帝京大学医学部卒。同大学病院で研修医を経て、現クリニック副院長に着任。漢方医学、自然療法、食事療法により、さまざまな病気の治療に当たっている。そのほか、わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄で、TVやラジオ、雑誌、執筆活動と、幅広く活躍。

イシハラクリニック

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文/野邑みえ(all the way)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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