健康・ヘルスケア
2020.8.13

うつ病とメンタルの強さは関係あるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容やライフタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、うつについて。うつ病とメンタルの強さは関係あるって…ウソ? ホント? 青山すみれクリニック院長の坂本里江子医師にお答えいただきます。%e6%96%b0%e9%80%a3%e8%bc%89%e3%83%98%e3%83%83%e3%83%80%e3%83%bc-3

Q:うつ病とメンタルの強さは関係あるってホント?

「うつは甘え」、「ネガティブな人ほどうつになりやすい」皆さんも一度や二度、耳にしたことがあるのでは? メンタルが強ければ、うつとは無縁なのでしょうか。さっそく、この疑問を坂本医師にぶつけてみました! 果たして答えは……?

A:ウソ

「そもそもメンタルの“強い、弱い”は、人そのものの特性ではありません。人のメンタルは、置かれた立場や状況で変化しており、その瞬間でどうかという捉え方をしています。日々変わっていくものなのです。

心理学の専門用語で、精神的な耐性や回復力を表す“レジリエンス”という言葉があります。これは、個人の特性ではなく、向き合っている出来事が短期か長期か、その出来事をどう受け止めるか、周囲の支援があるかどうかなど、さまざまな要素によって変化すると考えられています。うつ傾向とレジリエンスの低さには相関関係があるとの研究があります。しかし、人のレジリエンスは日々変化しますから、“あの人はメンタルが強いから大丈夫”、“私はメンタルが弱いからダメだ”などと、個人単位で決めつけてしまわないことが大切です」(坂本医師・以下「」内同)

うつは遺伝する?

「うつ病は特定の遺伝子を持っていれば必ず起こるというような遺伝病ではありません。病気そのものが遺伝するのではなく、複数の遺伝子が関与して“うつ病になりやすさ”(脆弱性・ぜいじゃくせい)が遺伝すると考えられています。

しかし、まったく同じ遺伝子を持つ一卵性双生児(双子)の人でも、ひとりがうつ病にかかった場合、もうひとりがうつ病になる確率は約50%といわれています。ましてや両親や兄弟の場合は、さらにその確率が低くなることが予想されます。ですから、遺伝というよりは、環境、ストレス、性格などさまざまな要因が関係して起こる病気と考えるほうが適切です」

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青山すみれクリニック院長
坂本 里江子
精神科医 医学博士 AEAJ認定アロマセラピスト表参道で。女性のライフスタイルの変化に寄り添った治療をめざす。産後うつ病をテーマとした講演も実績多数。産業医として働く方々のメンタルヘルス向上にむけても活動中です。アロマセラピーや心理カウンセリングを中心としたサロン「アロマメンタル研究所SUZURAN」を開設。
青山すみれクリニック
アロマメンタル研究所SUZURAN

文/木土さや

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