脳腸相関の働きで胃腸も活性化! 胃活・腸活のプロが実践している食生活を拝見!
ホリスティック美容家の岸紅子さんが胃腸のために毎日リアルに実践していることとは? 詳しくお話を伺いました。
脳と腸の両方をケアする食スタイルが美の基本です!
ホリスティック(包括的)美容家という立場上、いち早く「脳腸相関」に注目し、そのネットワークを正常に保つ食やライフスタイルを心掛けているという岸さん。
「腸内環境が悪化すると自律神経のバランスがくずれ、そこにストレスがあるとさらに悪循環。過剰な食品添加物や農薬などは腸内環境を乱しますし、まずは胃腸を健やかに保ってくれる食やとり方を選んでいいくことが大切です。また一方で、ストレスケアもしっかり行う。私自身、精神を安定させるためのメディテーションを習慣にしていますが、脳腸相関の働きで胃腸も活性化されます」
ネバネバ食品で胃の粘膜を強化
「胃のコンディションUPには、粘膜強化がポイント。海藻やきのこなど、ネバネバ系の食品をよくとるようにしています。粘液分泌を抑制させるストレスは大敵」
食前にキャベツを3口
「早食いをすると、胃酸が不足してとった栄養の吸収が阻害されがち。私は食前にざく切りしたキャべツを生のまま3口よくかんで食べて、胃酸の分泌を促しておきます。味つけは塩とごま油などごくシンプルに」
ビーツを食べて胃のコンディションをチェック
「自分の胃酸の状況を判断したいときはビーツを食べるといいと聞きました。翌朝の尿の色が赤いと胃酸不足。ビーツはポタージュ風の豆乳スープにたっぷり入れていただきます」
朝は旅館の和朝食風。ごはんは土鍋で炊きます
「朝は、土鍋ごはん、魚、納豆、みそ汁、漬け物、フルーツといった和食メニューが定番。土鍋で炊くとごはんがすごくおいしくて、家族全員、朝から幸せな気分に」
みそ汁は朝&夜
「みそ汁は、デトックス、整腸、たんぱく源、ミネラル補給、野菜を入れれば食物繊維も豊富といいことずくめ。日本人の守り刀です。朝も夜も食べています」
みそは自家製我が家の味
「毎年、福井県のマルカワみそさんからお取り寄せした麹菌で、ワークショップに参加した皆さんと“手前みそ”を作っています」
足裏マッサージで胃腸もすっきり!
「お風呂上がりはマッサージをして、胃腸を活性化。おなかを押して腸を動かしたり、足裏の胃と腸の反射区を押したり。スッキリします」
教えてくれたのは…
ホリスティック美容家 岸 紅子さん
きしべにこ/「NPO法人日本ホリスティックビューティ協会」代表理事。「ホリスティックビューティ検定」やセミナーを通し、自然治癒力を高めるセルフケアなどを伝えている。
『美的』7月号掲載
イラスト/すぎうらゆう 構成/つつみゆかり
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。