「便秘症脱出のカギは腸もみ&腸活ごはん!」美腸協会代表が実践している胃活・腸活
日本美腸協会 代表理事の小野咲さん。胃腸のために毎日リアルに実践している事とは? 詳しくお話を伺いました。
「ひどい便秘症から脱出できたのは、腸もみと腸活ごはんのおかげです!」
小学生の頃から筋金入りの便秘症で、看護師として働いている時代もずっと悩んでいたという小野さん。変化があったのは約7年前。腸の健康を意識し始めてからだそう。
「おなかを自分でマッサージしてみたら、急に腸が動き出してびっくり。それまで腸がうまく働いていなかったことに、改めて気づかされました。それからは、腸もみマッサージを習慣にして、毎日食べるものや食べるタイミングも、まず“腸の活性化”を念頭において決めるように。今では便秘が消えただけではなく、35度台だった体温が1度上がり、冷えやむくみ、乾燥肌の悩みも払拭できました」
腸活サプリをとるのも習慣
「腸活に欠かせない食物繊維、乳酸菌などの菌類、オリゴ糖は、サプリでも補うようにしています」。
左から『ファイバープロ』『BIB IO』『ラフィノース100』/小野さん私物
就寝前の腸もみで下がり気味の腸を調整
「夜ベッドに入って、あお向けの状態で腸もみをすると、眠りも深まります。もちろん翌朝のお通じも快調。いろんな方法があるけれど、今続けているのは、おへそ周りに集まる小腸のツボ押しです」
(1)へその左右、指2本分の位置にあるツボを、息を吸いながら、人さし指、中指、薬指の3本を使って押す。
(2)へその上指1本分の位置にあるツボと、下指2本分の位置にあるツボを、(1)と同じ3本指を使って同時に押す。
突起つきクッションで寝ながら腸もみ
「日本美腸協会が監修して作ったクッションでも腸もみ。突起のある面をおなかに当ててうつぶせになり、『の』を描くように体を揺らすだけ。腸が心地よく刺激されます」/小野さん私物
朝食には必ずフルーツを!
「便秘に悩んでいた頃は朝食抜きでした。今は体内時計のリセットのためにも、朝食をとるのが習慣。ただし朝は排泄の時間帯なので、消化に負担のかからないフルーツの盛り合わせに」
間食はヨーグルト+オリゴ糖
「おやつが欲しくなっ たら、無糖・無脂肪のヨーグルトをオリゴ糖で甘くして食べます」
夕食は発酵食品とたんぱく質を必ず!
「夕食はいつも19時くらい。脂肪分の少ない良質のたんぱく質を中心に、みそ汁や納豆など発酵食品を必ず加えます。ごはんはもち麦や雑穀米。野菜や海藻類も添えて、バランス良く」
手作りの塩麹が調味に活躍
「塩麹や甘酒は、自分で麹菌から手作りしています。肉や魚の下ごしらえにも塩麹が活躍。身がやわらかく、おいしくなります」
胃が疲れているときは、どろどろ野菜スープが定番
「胃が疲れているときのレスキュースープ。切り干し大根50g、にんじん1本、玉ねぎ1個、豆乳50ml、みそ小さじ1を圧力鍋にかけ、ブレンダーで撹拌して出来上がり」
教えてくれたのは…
日本美腸協会 代表理事 小野 咲さん
おのさき/「一般社団法人日本美腸協会」代表理事。看護師として働く中で腸の大切さを痛感。自身の便秘克服も兼ねて腸の研究に没頭。美腸エステで施術をした人は1万人を超える。
『美的』7月号掲載
イラスト/すぎうらゆう 構成/つつみゆかり
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。