「午後仕事中なのに眠くなる…対策法は?」 春の体の揺らぎ悩みを婦人科医が解決!
春になると揺らぐ体。自律神経が揺らぎ解決の重要なカギのよう! 婦人科医の松村圭子先生にこの時期気になる揺らぎ体のケアについて聞いてみました!
天候や生活の変化などによるストレスとうまく付き合って
婦人科疾患はもちろん、女性の体を総合的にケアするドクターとして厚い信頼を得ている松村圭子先生。春先は体のプチ不調を訴える患者さんが少なくないそう。
「揺らぎと密接な関係にある自律神経は、女性ホルモン、そしてストレスに大きく影響されます。ストレスを受けやすい生真面目な人は、特にこの時期揺らぎやすい傾向が。自律神経のオン・オフの切り替えを意識して、ゆったりとした気持ちで過ごすことが大切です」
Q1.春になるといつも眠くて、疲れがち。原因は?
A.さまざまな要因による、自律神経の乱れが主な原因
環境の変化や寒暖差などで体と心にストレスがかかり、自律神経が調整する体温や呼吸、血流が乱れがちになるから。自律神経を乱れさせない生活を心掛けて。
Q2.揺らがないための生活習慣のコツを知りたい!
A.良い睡眠のため、パジャマを着用して!
部屋着のままではなく、寝ている間の汗対策として吸湿性のある素材のパジャマを。寝返りも打ちやすく、結果的に質の良い睡眠がとれます。
Q3.午前中どうしてもぼーっとしてしまいます。どうすればいい?
A.朝の光を浴びて朝食を食べ、1日のスイッチをオン!
体のスイッチをオンにするために必要なのが、窓辺で朝の光を浴びて、朝食をきちんと食べること。この2ステップで、眠っていた体がしゃきんと目覚めます。
朝の太陽光はすがすがしい気持ちに
Q4.元気になれる朝食メニューを知りたい!
A.理想は「糖質+たんぱく質」。簡単でOK!
体内時計のズレをリセットする糖質に加え、たんぱく質を摂取しましょう。例えば納豆と生卵、白飯でも充分。面倒だから、と朝食を抜く習慣は今すぐやめて!
Q5.花粉症対策として、普段からしておくべきことはある?
A.免疫力を整えるため、腸内環境を改善しましょう
免疫と深い関係のある腸内環境を整えるためには、乳酸菌の日常摂取がカギ。
ヨーグルトやサプリメントで善玉菌のエサを増やし、活性化することを目指して。
a.不足しがちなヘム鉄を含有。
成城松村クリニック Fe9 ヘム&ビオ 60粒 ¥5,000
b.腸を整えるビフィズス菌100億個含有。
森下仁丹 ヘルスエイド ビフィーナEX(エクセレント) 30袋 ¥5,000
Q6.春になると花粉症がつらい。インナーケアで意識するべきことは?
A.バランスの良い食事はもちろん、サプリメントを有効活用して
食材の栄養価が低下している昨今、食事だけでは充分な栄養をとれないのが現状。抗酸化作用やヒスタミン対策などを意識して、サプリメントを取り入れて。
a.アレルギー対策に。
成城松村クリニック NB-X 120カプセル ¥6,200
b.粘膜に働きかける。
大塚製薬 ネイチャーメイド ベータカロテン 140粒 ¥980(編集部調べ)
c.免疫をサポート。
アサヒグループ食品 ディアナチュラ 亜鉛 60粒 ¥500(編集部調べ)
d.マルチに役立つビタミンC。
ドクターシーラボ メガリポ100 2.8g×30包 ¥7,800
Q7.スマホ依存の傾向が。自律神経の乱れと関係ある?
A.睡眠の質を低下させるから、大きく関係します
ブルーライトの影響に加え、SNSを常にチェックすることで精神的にストレスがかかっている可能性があります。上質な睡眠のためには、百害あって一利なし。
就寝90分前に入浴を済ませ、スマホ・PCを見ずに寝ましょう
Q8.午後、仕事中なのに眠くなります。何かいい対策はない?
A.コーヒーを飲んでから20分だけ昼寝する「パワースリープ」を!
昼休み、ランチ後にコーヒーを飲んで、20分程度のうつぶせ寝を。これが「パワースリープ」。コーヒーに含まれるカフェインの作用で、20分後には目がシャッキリ!
生体リズムの関係で午後は眠くなるのが普通。でも、これで解決!
教えてくれたのは…
婦人科医 松村圭子先生
成城松村クリニック院長。大妻女子大学非常勤講師。女性の体の悩みを多角的にサポート。『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)など著書多数。
『美的』5月号掲載
撮影/山田英博、当瀬真衣(TRIVAL/人物)、中田裕史(静物) ヘア&メイク/八角 恭(nude./モデル) スタイリスト/木川真理子 構成/藤崎 要、飯島直子・小内衣子(PRIMADONNA)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。